原稿執筆中

只今ある月刊誌に載せる原稿を執筆中です。
「なかがわ」さんのこと、「むそう塾」のこと、マクロビオティックのことを書いています。
書きたいことは山ほどあるのですが、文字数制限があるため、いかに捨てるかがポイントですね。
でも、通常より多くのページ数をいただいて感謝しております。
皆さんの前には9月頃お目にかかれるかな?
明日はまた京都入りなので、今日中に原稿を送らねば。
頑張ります!
ああ、書くって楽しいね?♪


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 26件のコメント

「ウナギの無双原理」

先日街を歩いていたら、「丑の日に鰻」の文字が目に入りました。
このウナギ。
マクロビオティックの世界では何かと話題が多いですね。
動物性云々。
陰陽云々。
ウナギもどき云々。
実は桜沢如一先生の本に、「ウナギの無双原理」というのがあります。
今、私の手元にあるのは、昭和16年に書かれた本で、「無双原理講究所」時代に京都の伏見にある印刷所で刷られた古い本です。
もう一冊、新版の「うなぎの無双原理」も手元にあります。
こちらは日本CI協会が1941年に発行したものです。
                 *    *    *    *
私はどちらかと言えば、古いほうの「ウナギの無双原理」が味わいがあって好きです。
この古いほうの「ウナギの無双原理」は、サブタイトルが面白いんですよ。
「食物による新立身出世法」
「ウナギのぼり立身出世法の秘密はこれ」
うふっ。
何だか今風のノウハウ本に通じるサブタイトルだと思いませんか?
桜沢先生がこの本の原稿を書かれていた頃、どんな思いが胸を去来していたのでしょうね。
野心的な思いもあったでしょうか。
何だか聖人君子でない桜沢如一先生の一面に惹かれる私です。
                 *    *    *    *
あ、そうそう。
今年はウナギの値段が高いのだとか。。。
でもね、桜沢先生の研究された「ウナギ」は養殖ウナギではないのですよ・・・・。
ということは、当然お値段がとっても「お・タ・カ・イ」の。
東京でも天然物のウナギを食べさせてくれるお店がありますが、1万円に近いか、それ以上のお値段です。
以前、マクロビオティックの先生と、ウナギのお話で盛り上がって、某地の某お店のウナギが本物でいいらしいとの情報を得て、ウナギツアー(大袈裟ですが^^;)を組んで行く話にまで発展したことがあります。
つまり「ウナギによる立身出世」は、天然物が前提のお話なんですね。
ですから、丑の日に養殖物のウナギを食べて云々というのは、マクロビオティック的ではないのですよ?。
(動物性の問題ではなくてね)
ま、丑の日云々はご愛敬ということで。
はい。


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玄米ご飯と糠漬けの共通点

中川さんのブログで美味しそうな糠漬け(どぼづけ)が載っています。
こんなふうに漬かるはずの糠床の姉妹が、全国にお嫁に行きました。
上手に管理されている人、ダメにしてしまった人、中川さんに泣きついている人、それぞれの後日談があります。
面白いことに、この後日談って結構玄米ご飯を炊くのと似ているんですよ。
つまり、糠床も玄米ご飯と同じように、人の心を映す合わせ鏡だということですね。
氣を注ぎ、手をかけてあげると、きちんと応えてくれます。
なぜそうなるのか、この現象はどういうことなのか、今何をするべきか。
そんなことを判断する力も、玄米炊きの時と同じです。
*    *    *    *
私は1週間のうち半分以上を京都で過ごしていますから、自宅を出る時には糠床に「お留守番をよろしくね」とお願いします。
本当に心からのお願いです。
ですから、朝晩かき混ぜることが出来なくても、なんとか維持出来ている糠床の健気さに感謝の日々です。
夕べも今朝も、容器のフタを開けたら、ほわっとカサが増えて盛り上がっている糠床を見て、つくづく玄米ご飯の炊き上がりと同じだなあと思いました。
手を入れると、フワンと柔らかくて、まるで自分(糠床)からジャンプしているような錯覚にとらわれます。
その表情も玄米ご飯の炊きあがりと一緒です。
ふっくらとした玄米ご飯。
ふんわり盛り上がった糠床。
どちらも最高の幸せです。
ああ日本人で良かった。
そんな気持ちにさせてくれます。
そして、心の安定を感じます。
*    *    *    *
怖いもので、玄米投稿のお写真を中川さんと同じように毎日毎日拝見していると、私なりに中川さんと似たような判断が出来るようになって来ました。
もちろん、中川さんのレベルではありませんが。
今では玄米投稿を始める前から、「この人はこういう玄米ご飯を炊くだろうな」と想像できるようになりました。
同じように、「この人は糠床をダメにするだろうな」とか、「糠床を酸っぱくするだろうな」と言った予測も当たるようになって来ました。
玄米ご飯にも糠床にも、その人の人となりが反映されるので、当然なんですがね。
中川さんもよくおっしゃっています。
「その人の作るお料理が美味しいかどうか、外見からでも想像できる」と。
美味しいお料理を作るには、まず心の整理から。
これが鉄則ですね。
参照記事
糠床はお元気ですか?
お嫁に行った糠床たちへ – 管理上の注意点 –


カテゴリー: 中川式糠漬け, マクロビオティックが楽しい♪ | 12件のコメント

なぜ掃除をするのか?

先日京都に出かける前に、家の中をせっせとお掃除をしていました。
忙しいとつい後回しになってしまうこともあるお掃除ですが、元々の私は物凄い掃除魔でした。
一人暮らしが好きだったのは、部屋を汚す人が自分しかいないという快適さが気に入っていたのかも知れません。

しかし、ヒョンなことから結婚し、子供が生まれると事情は一変しました。
部屋をきれいに維持しようとすると、子供を必要以上に叱るか子供の行動を制限することになります。
私はそのどちらもしたくありませんでした。
その結果、部屋の中は私の気に入ったとおりの状態に維持出来ませんでしたが、子供の精神面を考えたら汚れなんてちっぽけなものだと思えました。

夫も「ホコリじゃ死なないから大丈夫さ〜」なんて他人のようなことを言っていました。
(ムムム・・・、それがいいような悪いような、複雑な思いでしたが・・・。)

*    *    *   *

さてさて、お掃除って何故するんでしょうね?
モッチロン、清潔にするためという第一目的はありますよね。
でも、ちょっと精神的に考えてみると、お掃除をするとスッキリしませんか?
気持ちいいですよね。
散らかった部屋にはない心地よさ。
それがお掃除の効用だと思います。
だから、気持ちをスッキリさせるためにお掃除をするとも言えますね。

よく、12月になると大掃除をして新年を迎えますが、あれは掃き清めることによって「氣」を整え、「氣」の流れを良くするための準備段階なんですね。
ですから、お掃除は「き・取りく」ものなんです。
決して掃除機にウィーンと吸いとって、溜めておくことではないのです。

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マクロビオティックの創始者「桜澤如一先生」は、お掃除に関する文章をあちらこちらで書かれています。
桜沢先生が説くお掃除とは、次のようなものです。

お掃除とは秩序をつけることである。
そして、秩序とは宇宙の秩序を模倣し、再現することにほかならない。

つまり、秩序をつけるためにお掃除をするんですね〜。
秩序をつけるということは、「物事の順序が整う」ことでもあります。
解りやすく言うと、部屋の中がグチャグチャしている人と言うのは、頭の中もグチャグチャしていると推測できますね。
頭の中がグチャグチャしていては、良い氣は流れません。
だからこそ、良い気を流すためにお掃除をするのです。

新年を良い氣で迎えるためにも、大掃除をして氣の流れを良くして初詣に行くんですね。
日本人って何と精神性の高い国民なんでしょう。

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というわけで、お掃除をするとスッキリするというのは、「氣」の流れが整うからなんですね。
「気持ちいい」とは、ピッタリの表現だと思います。

私の掃除魔は、そんな気持ちを小さい頃から感じていたのかも知れません。
そうそう、私の悪い癖があります。
試験の前になると、なぜかお掃除をしたくなるのです。
本来ならお掃除をする時間を省略して、試験勉強に振り向けるべきなのでしょうが、そんな時に限って念入りにお掃除をしたくなります。
心理学的にいうと、一種の逃避でしょうかね(笑)
そんなつもりは毛頭ないはずなんですが。。。

ま、いずれにせよ、お掃除好きなことに変わりはないのですが、最近はイマイチお掃除の時間が気の済むように取れません。
ブログなんか書いていないで、お掃除をした方が気持ちいいに決まっているのですが、このブログっていうのもまた楽しいんですよね〜。
ああ、楽しいことがいっぱいあって、満腹。
少し腹八分目にせねば。

 


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「むそう塾 幸せコース@秋期」開講中止のお知らせ

ただいま京都からの帰りです。
新幹線の中でこの記事を書いています。
先日「むそう塾 幸せコース@秋期」開講の予告をさせていただきました。
中川さんと途中まで打ち合わせをしておりましたが、急に私の側に困難な事情が発生しましたので、急遽予定を変更して、開講を見合わせることになりました。
実は北海道に住む母に乳癌が見つかり、手術をすることになりました。
96歳という高齢なので、手術はしない方が良いと私は思うのですが、本人に痛みがあってその痛みを取り除きたいと母が言うのだそうです。
(姉からの話のため間接的な表現です。)
私のところに届いた情報だけでは、本当に乳癌かどうか怪しいのですが、母の希望を聞いてあげたいという兄からの連絡もあって、手術に同意することにしました。
そのために、今後私は北海道に通うことが多くなると思います。
母は高齢ゆえ、どんなことがあるか分かりません。
どのような場合にも対応できるように、これ以上責任ある予定を入れない方が賢明だと判断しました。
秋の開講を心待ちにしてくださった皆様には、大変申し訳ないのですが、このような事情が発生しましたので、何卒私のわがままをお許しくださいますよう、心からお願い申し上げます。


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