先日京都に出かける前に、家の中をせっせとお掃除をしていました。
忙しいとつい後回しになってしまうこともあるお掃除ですが、元々の私は物凄い掃除魔でした。
一人暮らしが好きだったのは、部屋を汚す人が自分しかいないという快適さが気に入っていたのかも知れません。
しかし、ヒョンなことから結婚し、子供が生まれると事情は一変しました。
部屋をきれいに維持しようとすると、子供を必要以上に叱るか子供の行動を制限することになります。
私はそのどちらもしたくありませんでした。
その結果、部屋の中は私の気に入ったとおりの状態に維持出来ませんでしたが、子供の精神面を考えたら汚れなんてちっぽけなものだと思えました。
夫も「ホコリじゃ死なないから大丈夫さ〜」なんて他人のようなことを言っていました。
(ムムム・・・、それがいいような悪いような、複雑な思いでしたが・・・。)
* * * *
さてさて、お掃除って何故するんでしょうね?
モッチロン、清潔にするためという第一目的はありますよね。
でも、ちょっと精神的に考えてみると、お掃除をするとスッキリしませんか?
気持ちいいですよね。
散らかった部屋にはない心地よさ。
それがお掃除の効用だと思います。
だから、気持ちをスッキリさせるためにお掃除をするとも言えますね。
よく、12月になると大掃除をして新年を迎えますが、あれは掃き清めることによって「氣」を整え、「氣」の流れを良くするための準備段階なんですね。
ですから、お掃除は「掃き・取り除く」ものなんです。
決して掃除機にウィーンと吸いとって、溜めておくことではないのです。
* * * *
マクロビオティックの創始者「桜澤如一先生」は、お掃除に関する文章をあちらこちらで書かれています。
桜沢先生が説くお掃除とは、次のようなものです。
お掃除とは秩序をつけることである。
そして、秩序とは宇宙の秩序を模倣し、再現することにほかならない。
つまり、秩序をつけるためにお掃除をするんですね〜。
秩序をつけるということは、「物事の順序が整う」ことでもあります。
解りやすく言うと、部屋の中がグチャグチャしている人と言うのは、頭の中もグチャグチャしていると推測できますね。
頭の中がグチャグチャしていては、良い氣は流れません。
だからこそ、良い気を流すためにお掃除をするのです。
新年を良い氣で迎えるためにも、大掃除をして氣の流れを良くして初詣に行くんですね。
日本人って何と精神性の高い国民なんでしょう。
* * * *
というわけで、お掃除をするとスッキリするというのは、「氣」の流れが整うからなんですね。
「気持ちいい」とは、ピッタリの表現だと思います。
私の掃除魔は、そんな気持ちを小さい頃から感じていたのかも知れません。
そうそう、私の悪い癖があります。
試験の前になると、なぜかお掃除をしたくなるのです。
本来ならお掃除をする時間を省略して、試験勉強に振り向けるべきなのでしょうが、そんな時に限って念入りにお掃除をしたくなります。
心理学的にいうと、一種の逃避でしょうかね(笑)
そんなつもりは毛頭ないはずなんですが。。。
ま、いずれにせよ、お掃除好きなことに変わりはないのですが、最近はイマイチお掃除の時間が気の済むように取れません。
ブログなんか書いていないで、お掃除をした方が気持ちいいに決まっているのですが、このブログっていうのもまた楽しいんですよね〜。
ああ、楽しいことがいっぱいあって、満腹。
少し腹八分目にせねば。