昨日ご紹介したmarikoさんの記事に書かれている中川さんの文章が、とても素晴らしいのです。
勉強になります。
携帯で苦労してスクロールされる方のために、ここに転載させていただきます。
1コメントとしてスクロールの海に埋もれてしまうのが、あまりにも勿体なくて。。。
* * * *
<松茸ご飯に木の芽を飾った場合の話>(中川善博さんのコメントより)
–前略–
まりこさんのお庭にある山椒の木は和食には無くてはならない香りを届けてくれます。
しかし「木の芽」と呼ばれるくらいですから芽なのですね。
そこからも判るように陰性です。
ですから強い香りを持っています。
使うのは立春を過ぎてから。
これを守れない料理人や料理屋はほんまもんではありません。
本当の木の芽は青菜の葉の部分のように柔かいはかない葉に繊維の立たない軸からなる、少し巻き込むようなRがついた小さな新芽の事を指します。
まりこさんがお弁当に載せられたものは正確には木の芽では無く「葉山椒」と呼びます。
使う季節はすこし木の芽より後になります。
それから夏に向けて「花山椒」が出て、ご存知「実山椒」が出ます。
私なら。
今回のお弁当に何かを載せるならば美山山椒の佃煮か山椒昆布を少し載せたでしょう。
青物は不要です。
墨絵や書にはカラフルさは野暮でしょう?
そういう事です。
–後略–













