子どもが玄米ごはんを食べてくれない → その理由は?

マクロビオティックをしている人からよく聞くのが、「子どもが玄米ごはんを食べてくれない」というもの。
まだマクロビオティックを知ったばかりの頃の私なら、それは子どもが大人より陽性だから、白米より陽性な玄米を嫌うのだと考えました。
でも、今の私なら違います。

結論からいうと、子どもが玄米ごはんを食べてくれないのは、はっきり言ってその玄米ごはんが不味いからです。

むそう塾でずっと、お子さんと玄米ごはんの炊き上がりの関係を観察していると、「子どもは美味しいものには手を出す、不味いものには手を出さない。」という関係がはっきりしているからです。
たとえむそう塾で美味しい玄米ごはんの炊き方を習ったとしても、お母さんの炊き方がブレていると、子どもさんは食べてくれなくなります。

大人は知識で「玄米は体に良いから食べよう」と思うのですが、子どもはそんなことお構いなしで、「美味しいか不味いか」の二者択一なのです。
体に危険だと本能的に感じる場合、まずい場合、そんな時には子どもは食べようとしません。

ですから、もし子どもさんに玄米ごはんを食べてもらいたいと思ったら、ただひたすら「美味しいごはん」を炊くしかないわけです。
栄養の話や健康の話をして、子どもを納得させて食べてもらおうと思っても無駄骨に終わるだけです。
そんな暇があったら、少しでも美味しい玄米ごはんを炊くことに時間を費やしましょう。

それでも無理強いすると、子どもは玄米嫌いになって、大人になっても食べようとはしなくなる例がたくさんあります。
トラウマになってしまうんですね。
そんなことのないよう、お子さんが喜んで手を出してくれる玄米ごはんを炊き上げましょう。

 
 

(福ZENのおかずたち 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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コメント

  1. より:

    美風さん、まさにその通りでした。
    昨日、日曜に頂いて帰った中川さんの玄米ご飯と私の炊いた玄米ご飯を息子と食べ比べたところ、息子が中川さんの玄米ご飯を一口食べて「この玄米美味しい!」と言ったのです。
    私、玄米ご飯は美味しく炊けているつもりだったので衝撃でした。
    確かに食べ比べると差は歴然でした。
    愛クラスの投稿を復習して、早急に修正します!

    • マクロ美風 より:

      香さん、こんにちは。

      やっぱり〜(笑)
      小さいお子さんは大人より消化力が弱いので、絶対54点レベルを目指してください。
      そうでないと子どもさんが可哀想だし、胃腸を傷めてしまう危険性があります。

      帰り際に話したおにぎりのこと。
      中川式玄米ごはんは、おにぎりにしてもポロポロなんてしません。
      ふわっとやわらかく握れますよ。
      あ、そうそう、幸せコースで「おむすびの握り方」もお教えしますので、お楽しみにね♪

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