肚が据わっている人がほんまもん 信じられるものがありますか?

仕事のできる人を見ていると、決断力があって判断が早いですね。
判断をするのは瞬時であって、ダラダラとそのことに時間をつかいません。
つまり悩む時間がほとんどないのです。

なぜ悩まないか?

それは、失敗しても自分で責任を取る覚悟が出来ているからです。

反対に、なぜ悩むかを考えればお分かりのように、「失敗したらどうしよう」とか、「裏切られたらどうしよう」とか、責任とは無関係のところでウロウロしています。
そして、そのことに時間がどんどん奪われています。

いざとなったら責任を取る覚悟。
肚のすわった人が少ない時代になりました。
政治家もしかりです。

*   *   *

肚というのは人間の重心ですから、肚が据わっている人は安定していますが、腹が据わっていない人は姿勢も心も不安定です。
特に腹が立ったり、不安に思っている時には重心が上に上がっていますから、一層心身ともに不安定になってしまいます。

マクロビオティックの考え方では、それを陰陽で説明しますが、肚が据わっているのは重心が下にあって陽性の状態、肚が据わっていない時には重心が上にあって陰性の状態と判断します。

もしあなたが今陰性な状態なら、信じられるものを見つけましょう。
人でもいいし、行動でもいいから、信じるに値する確かなものに気持ちを注いでみましょう。
そうすると、不思議なことに重心が下がってきます。
(でも、ニセ宗教には飛びつかないでください。)

冒頭の仕事ができる人というのは、案外自分を信じているのかもしれません。

 
 

 
 

(さくらんぼ:紅手まり)

自然食品店から届いた今年最後のさくらんぼ。
市販のものより味が濃厚で素晴らしい出来上がりだった。
さくらんぼは果物でも陽性な部類なのだが、この品種は絶妙な陰陽バランスだった。

 
 

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