湯戻しした車麸と水戻ししたあらめ、切り昆布、拍子木人参を胡麻油で炒めて昆布出しで焚く。甘味は無し。醤油のみの味付け。

甘いキャベツと香りの強い京芹、歯ざわりの良い水菜を金胡麻で和える。京人参の赤が冴える。

泉州キャベツをたっぷり使ったお好み焼き。 生地１にキャベツ９くらいの割合でキャベツの甘味を楽しむ。 山芋、鰹と昆布の出しで溶いた生地はあくまでもふうわり。

京阪神の粉もん文化を影で支えているのが泉州のキャベツ。切り口を舐めてみると薬臭さや苦みは無く、果実に近いほどの甘味がある。これが冬玉とよばれる旬のキャベツである。 皿は最近、脱広島焼きを目指して急成長のオタフクソースのノベルティ。

淡い色に仕上げた本ちりめんさんしょ。 薄い目の色とは裏腹に深いコクとさわやかな山椒の香りで食がすすむ。