日本人アスリートとニッポンのお米

このような記事がありました。
「日本人アスリートとニッポンのお米」
玄米のことにも触れていますね。

うんうんと頷きながら読んでいました。
私も某アスリートに食事指導をしたことがありますが、それはそれは真剣に食事と向き合ってくれて、とっても気持ちの良いものでした。
彼らには成績がかかっていますから、生半可な気持ちではありません。
それだけにこちらも気合が入ります。
彼らには一般的に今認識されているようなマクロビオティックでは限界があります。
個人差と体の使い方をよく考えれば、自ずと答えが出てきます。
それは新マクロビオティックと呼んで区別するのが良いかも知れません。
しかし、食べる人の陰陽に合わせて、食べ物の陰陽をはかるのがマクロビオティックの基本なので、あえて「新」なんて文字をつけて紛らわしいことをするのは良くないと思います。
あくまでも陰陽の幅で調整のきく問題です。
杓子定規のマクロビオティックで体調不良の人からの質問が後を断ちません。
そのようなメールが届くたびに、最近のマクロビオティックの伝え方のお粗末さを感じます。
むそう塾はいつまでも「ほんまもんのマクロビオティック」をお伝えし続けたいと思います。
 


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賀茂茄子のピザ

昨日の朝、中川さんのところで初めてのお料理をいただきました。
どうぞ〜と言って出てきたのはこれ。


 
 

第一印象は「わ〜カワイイ!」
中川さんにしては珍しいお料理だなぁと思いました。
冷めないうちにどうぞと言われたので、玄米ご飯や糠漬けを口に入れる前にパクッ。
ん!
初めての感触。
何だかソフトでジューシーで、絶妙のバランスで、一口入れるごとに美味しさが口の中に広がります。


 
 

おそらくもう1個は中川さんの分として残しておくべきだったのでしょうが、あまりの美味しさに2個とも続けていただいちゃいました。


 
 

「賀茂茄子のピザ」の一気食いなんて生まれて初めての経験でした。
生地になっている賀茂茄子が得も言われぬ美味しさで、童心になって一気食いしてしまいました。
で、食べ終わってから気づいたこと。
それは中川さんは散々ピザの商品開発をされた経験がおありだったということ。
きのうのラタトゥイユもそうですが、フランス料理がベースにあるイタリア料理のコックさんと一緒に商品開発をされたからこそ、あの目からウロコのラタトゥイユが生まれたのでしょう。
マクロビオティックをするようになってからチーズにはとんとご縁のなくなった私ですが、こんなふうにしていただくと陰陽のバランスも取れていて、美味しいものだなぁと感心しました。
それにしても美味しかった!

 
 


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目からウロコの二品


上:京都ラタトゥイユ
下:賀茂茄子と万願寺唐辛子の揚げ浸し
先日ある人にこの揚げ浸しを召し上がっていただきました。
もちろん、中川さんのお料理で。
マクロビオティックのお店にも行かれて、マクロビオティックのこともお詳しい方ですが、玄米ご飯の美味しさと揚げ浸しの美味しさに目からウロコが落ちたそうなんです。
彼が後日メールに書いて下さった言葉が面白いです。
PS。
あの日いただいた揚げびたしがあまりにおいしく、
我が家の屋上菜園で採れた茄子で何度も挑戦しています。
今年は万願寺を植え損なったことを、心の底から後悔しつつ。
うんうん。
分かるなぁ、彼の気持ち。
だって本当に美味しいんだもん。
 


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ビタミンカラー


見ているだけで元気になれそうです。
ビタミンカラーって本当ですね。
 


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プレッシャー

6月から7月にかけて、むそう塾では恒例の桂剥き投稿がありました。
お料理の基本中の基本である庖丁の使い方を確実に身につけるために、むそう塾では桂剥きを徹底的にフォローして技術の向上のために、教える側と教わる側が二人三脚で頑張っています。
これはプロである中川善博さんだからこそ出来る指導で、写真や動画を駆使して行なうアドバイスは、一つひとつに唸ってしまうほどの秘伝がビッシリです。
マンツーマンでここまで指導するお料理教室は、きっと日本中のどこを探してもないことでしょう。
おそらくプロになろうとしている人は、喉から手が出るほど教えて欲しい技術だと思います。
あの熱かった桂剥き月間も終わって、今月のむそう塾は麺類や夏野菜を美味しくいただくメニューが花ざかりです。
皆さんの手元をみていると、1ヵ月間頑張った人、1ヵ月間逃げていた人の差が歴然としています。
庖丁を正しく持てる人は、見ていても安心ですし立ち姿も綺麗です。
当然のことながら材料の切り口が庖丁の使い方で表情が違います。
そしてそれはお味にも影響します。
ですからむそう塾では、美味しいお料理を作るための前段階として、庖丁の正しい持ち方や切り方をお教えしているのです。
さて、この桂剥き投稿で、写真や動画を撮ると緊張するという人がいました。
ま、慣れていないから当然かもしれませんが、人間はプレッシャーにも強くなれた方が「より上」を目指すことができます。
オリンピック選手などはプレッシャーとの闘いであり、その「より上」も気が遠くなるほどの僅差だったりします。
お料理ではそんなプレッシャーは無縁だと思われるでしょうが、ところがどっこい案外プレッシャーで上手に出来なかったという場面があるのです。
たとえば中川さんに出来を見てもらおうと思って作ると、いつものように出来なかった、炊けなかった、切れなかったということはよくあります。
*   *   *
しかし、これは中川さんからお聞きした話なのですが、「一流の料理人はプレッシャーに強くなければ務まりません」ということでした。
たとえば有名なお客さんが来られる、絶対失敗の許されない人にお出ししなければならないというのは当たり前だからです。
一流のお店であればあるほどそれは日常的なことになりますが、時には相当緊張する場面もあることでしょう。
それでも期待どおりの味を提供するためには、いかにうまくプレッシャーに負けない自分でいられるかが勝負です。
単純に美味しいものを作れる技術があれば良いのではなく、精神面での強さを併せ持っていなければ一流にはなれないということです。
こんなことがありました。
明日が愛クラスの開催日という日の午後に、中川さんのお母様が亡くなりました。
早めに京都入りした私とこれから打ち合わせという時間に病院から呼ばれた中川さんは 、お母様の死に直面しました。
翌日の愛クラスのために遠くから来られる方は、もう出発されている人もいます。
愛クラスは変更することなく、一睡もしないで中川さんは翌日の朝からお料理の仕込みをしてくれました。
お父様が早くに亡くなった中川さんにとって、お母様の死は大きな悲しみだったことでしょう。
それでも気丈にいつも以上に氣のこもった見事な玄米ご飯を炊きあげてくれました。
その時に中川さんの精神力の強さを垣間見た気がしました。
中川さんは昭和天皇に供するお料理も作られたことがあるそうです。
腕の良い料理人たちに声がかけられ、お店を代表して天皇陛下の召し上がるお料理を作るわけですから、当然のことながら失敗は許されません。
それだけの腕と精神力を備えているからこそ選ばれたのだと思いますが、この精神力は一夜にして出来上がるものではありません。
日々の暮らし方や生き方が精神を育てます。
いざという時にプレッシャーに弱い人は、意識して強くする必要性があります。
そのための特効薬はありませんが、少しでも成功体験を多くもつことは確実にプレッシャーを減らしてくれます。
「出来た!」という手応えは自信につながり、弱気なときの励みになります。
たかが桂剥きと思われるかも知れませんが、その桂剥きからは実に多くのことが学べます。
むそう塾は人間塾と位置づけてご指導していますので、お料理から自分を変えていくことが可能です。
その結果プロ仕様のとびきり美味しいお料理が作れるようになるのですから、こんな凄い塾ってないなぁと自画自賛してしまいます。
中川さんの手元を見ていると、毎回発見があったり、奥深さを感じたり出来て楽しいです。
中川さんのお料理からは「格」や「品」というものが漂って来ます。
これが私の惚れ抜いている中川ワールドです。
きょうは上級幸せコースDクラスの授業があります。
塾生さんの喜ぶ顔や表情をカメラに収めて、笑顔と感動をお伝え出来る一日にします。
笑顔と感動の連続は、間違いなくプレッシャーを遠ざけるからです。 
 


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