桜沢如一著「魔法のメガネ」より

桜沢如一先生の「魔法のメガネ」は、多くの人にぜひ読んでいただきたい本です。
サブタイトルに「物の見方、考え方」と書いてあります。
ここには学校では習わなかった視点が書かれてあり、この競争社会で疲れた時に読むと、きっと新たな希望が湧いてくることでしょう。
もしかしたら180度価値観が変わるかもしれません。
最初に桜沢先生はこう書いています。
「この本は、純真な少年少女たちの読みものとして書かれましたが、むしろ、おとなを喜ばすでしょう。」
ご多分にもれず、私はこの見方、考え方の虜になりました。
今までずっと学校や社会に逆らって生きて来たと思える自分が、やっとこの考え方で肯定されたように感じました。
それは私が20代の時に、野口整体の創始者である野口晴哉先生の本を全部読破した時とまったく同じ世界でした。
自分が生まれ育った北海道と同じく、私を心から解き放ってくれ、さらに包み込んでくれる世界がそこにはありました。
この本は私の背骨であり心臓です。

マクロビオティックをしている人には絶対読んでいただきたい本ですが、実は舞台設定が古いので今のお若い方にはちょっと受け入れてもらいにくいのが現実です。
しかし、中身は陰陽を理解する上で最高に勉強になる本です。
その中で131ページに次のような記述があります。
そう、お料理だって、無双原理を知らなくては、りっぱなお料理はできない。これを知らない人のお料理は、いかに美しく、おいしくできたところで、人の生命に害をあたえるようなことがないとも言えない。しかし、長いあいだ、ミッチリお料理をけいこしたりっぱな料理方は、いつのまにか、この無双原理を体得してしまう。
 お料理にかぎらず、お花でも、細工でも、絵でも、剣術でも、柔道でも、お医者でも、上達して、「その技、神に入る」というのは、つまり無双原理に達していることを意味するさ。 』
私は中川善博さんに出会って、この桜沢先生の文章を改めて納得したものです。
「その技(ぎ)、神(しん)に入(い)る」には、そこに集中して突き詰めていく陽性さが必要ですが、中川さんにはそれを可能にする陽性さがありました。
その良い陽性さに私は惹かれたのでした。
そしてそれを反映したのがむそう塾の「愛クラス」であり、「幸せコース」や「上級幸せコース」であり、各単発講座です。 
なお、むそう塾のむそうは無双原理からいただきました。 
 


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「第65回 むそう塾 愛クラス」のご案内

玄米は白米以上に消化吸収されにくいものですが、体にとってはとても良い作用をする面があり、それが健康に大きく寄与してくれます。
その消化吸収されにくい面を大幅に改善した炊き方は、中川式玄米ご飯の炊き方として何年もの間、多くの皆様にビックリされたり、感謝されたりしています。

この愛クラスで使用するお鍋は、シリット社のeコントロール3.0Lと、同じくeコントロールの中のVision(ビジョン)2.5L鍋です。
Vision(ビジョン)のお鍋は一般的に日本に流通していないのですが、少量の玄米ご飯を炊くには誠に優れているので、愛クラスでは8月からVision(ビジョン)の2.5L鍋も使用しています。
2.5Lは単身者や少人数家族のかたに適したお鍋です。
また、同じ量を炊くならeコントロールの3.0LよりVision(ビジョン)の2.5Lの方が美味しく炊けます。
マクロビオティック料理はまずい。
玄米ご飯は体に良さそうだけど炊き方が大変そうだ。
寝起きが悪い。
生理不順や不妊で悩んでいる。
すでに玄米ご飯を食べているけれど夫や子供が食べてくれない。
マクロビオティックを続けていたら体調が悪くなった。
甘いものが食べたくて困っている。
ダイエットしたい。
健康診断の結果を改善したい。
アトピーを改善したい。
そんな人達はむそう塾の愛クラスで、玄米を炊くことからスタートされることをお勧めします。 

むそう塾では玄米ご飯を炊く技術を確実にマスターしていただくために、メールと写真のやりとりで玄米炊飯の添削をしています。
プロの京料理人が、あなたの体質や体調に合わせたオーダーメイドの玄米ご飯の炊き方を伝授しますので、美味しさはもちろんのこと、不調を改善するためにピッタリの玄米ご飯が炊き上がります。
「愛クラス」はむそう塾のパスポート取得者でも受講できますので、何度でも受講して最新の炊き方にバージョンアップしておいてください。

再受講されたかたは必ず新しい発見があって、ご飯の炊き上がりがより美味しくなっています。
そろそろ新米も収穫され、お鍋も変わると炊き上がりも変わって来ます。
昨年は新米が収穫されてから急にご飯が美味しく炊けなくなったという声が多くなりました。
それは昨年度のお米が平均的に硬くて小粒な出来上がりが多かったためでした。
今年はどんなお米が収穫されるでしょうか?
むそう塾ではいつも「その年・そのお米」にふさわしい炊き方を伝授しています。

なお、この愛クラスは個人がご家庭で美味しい玄米ご飯を炊くことを目的としていますので、残念ながら商業目的やお料理教室関係者のご参加はご遠慮いただいております。
ご協力のほどをよろしくお願い申しあげます。

【講座名】
「第65回 むそう塾 愛クラス」
「むそう塾」についてはこちらの記事をご覧下さい。
【開催日】
2012年10月28日(
【会場】
「なかがわ」京都市左京区孫橋町18
【内容】
・2台の鍋で炊飯デモ&試食
「シコマチック eコントロール3.0L」
「シコマチックeコントロールVision(ビジョン)2.5L」
・火加減の調節体験(1名ずつ)
・玄米とお塩の診断(1名ずつ)
・玄米ご飯の写真の撮り方指導(1名ずつ)
・昼食(福ZEN:玄米ご飯・おばんざい・お味噌汁・お漬物・三年番茶)
【特典】
・ブログによる「玄米投稿」の写真指導

(パスポート取得者の投稿期間:11月7日までのうち3回まで)
「むそう塾 パスポート」取得可(一定レベルに達することが必要)
【懇親会】
・希望者のみ(なるべく参加した方が良い)
・費用:喫茶店のメニュー料金による
・会場:京都ホテルオークラ(カフェレックコート)
【タイムテーブル】

11:00 開場
11:30?12:15 お食事&撮影指導
12:15?14:30 自己紹介&マクロ美風のワンポイントアドバイス
14:30?17:30 玄米炊飯デモ&試食/火加減調節体験/お米・お塩の診断
17:30 記念撮影・解散
18:00?20:00 マクロ美風との懇親会
【定員】 
10名
【受講資格】
・飲食店/お料理教室関係者を除く一般の方
・パスポート取得者の再受講もOK
【持ち物】
・デジカメ
・炊飯に使用している玄米とお塩を少々(診断用)
【お子様】
会場が狭いため、申し訳ありませんがご同伴出来ません
【受講費】 
26,250円(消費税を含む)
【受講費の支払期限】 
仮受付メールが届いてから7日以内
【申し込み方法】 
9月13日(木)21:00にアップされる記事中のお申し込みフォームから
【締切】 
定員になり次第
【キャンセル料】
・入金前:0%
・開催日の15日前?8日前:受講費の50%
・開催日の7日前?当日:受講費の100%
(ご返金に伴う振込手数料はいただきません)
【お問い合わせ】 
こちらから
【企画・責任】 
中川善博およびマクロ美風
【受付手続き】
1 申し込みフォームから申し込む(携帯からでも申し込み可)
2 申し込みフォームから送信すると直ちに自動返信メールが届く(受信お知らせメール)
3 マクロ美風から仮受付メールが届く(定員に達した場合はその旨のメール)
4 受講費を振り込む(仮受付メールから7日以内)
5 入金を確認してマクロ美風から受付完了メールが届く
【受付手続き2の自動返信メールが届かない場合の原因と対処】
1 メールアドレスの入力間違い→申し込みしなおす
2 携帯電話でパソコンからの受信拒否設定をしている→設定を解除して申し込みしなおす
3 セキュリティソフトの関係で迷惑メール扱いになってしまうことがある→迷惑メールフォルダを見る
4 パソコンのセキュリティ設定が高い→セキュリティ設定を少し下げる。
以上

  


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第122次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します!

最近は他のお料理教室や講演会場で、むそう塾のことを知る人がいらっしゃるようです。
「玄米ご飯が美味しく炊けるようになるところがある」と。
面白いものですね。
石の上にも3年という言葉がありますが、誠意と魂を込めてご指導した結果、3年間の間に多くの方が玄米ご飯を美味しく炊けるようになって、体調の改善がみられたり、精神的な変化があったりして嬉しい手応えを感じています。
今回のFuさんはすでに他の指導校で学ばれておりましたが、たまたまむそう塾生と知り合って愛クラスに来られました。
一目見たとき、その指導校の特徴がよく出た体型をされているなぁと感じましたが、なかなか隠れたエネルギーもお持ちでした。
それは愛クラスのときによ?く伝わって来ました。
きっと独自の食生活をされていたのでしょう。
そのエネルギーが今後どのように変化されるでしょうか?
では、パスポート取得者を発表させていただきます。

<むそう塾 パスポート取得者>

Fuさん(63−1)

<寸評> 中川善博より

優しく炊けるようになりました。
穏やかにふっくらした玄米ごはんを食べ続けて下さい。
100日食べ続ければ体調も心持ちも変わるでしょう。
ブレないように主食の大切さを守ってください。
お疲れさまでした。
*   *   *
(1)絶対美味しい玄米ご飯の炊き方をマスターしていただきたい。

(2)その玄米ご飯を炊く行為を通じて、自分を見つめ気づきを得て、幸せに繋げてほしい。
(3)まわりの人と一緒に幸せになろうとする意識を持ってほしい。
これが「むそう塾」の願いなので、この(1)?(3)をおおむね理解され、なおかつ実践出来ていると思われる方に、パスポートを発行させていただきました。
これからは、ご自身と向き合いながら、日々の心の持ち方を大切にして、中川さんに言われたことを思い出しながら、人間性をより高めて幸せな日々をお過ごし下さることを願っております。
パスポートを手にされても気を緩めないように、引き続き真剣に玄米と向き合ってください。
パスポートは出発点であり、到達点ではありません。
従ってこれは、第三者に教える力を認めたものではありません。
「中川式玄米ご飯の炊き方」は、中川善博本人のみが口伝の形でお伝えしております。
なぜなら、「中川式玄米ご飯の炊き方」はオーダーメイドの炊き方だからです。
パスポートを取得されましたFuさんは、これで玄米投稿の目的は達成されましたので、お写真を中川さんに送らなくても結構です。
パスポートの発行は、この記事をもって公表するとともに、個人宛へのメールでお知らせいたします。
このメールにはパスポートナンバーが記載されていますので、もし、届かなかった場合はご連絡ください。


過去のパスポート発表記事集 1
過去のパスポート発表記事集 2

 

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Canon EOS 5D


いつもと違うカメラで撮ってみた。
何だか落ち着く感じがする。
逆光と連写とズームと視野率100%の課題をクリアしてくれるカメラは数多くない。
中川さんのCanon EOS 5Dをお借りした。
 


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好きなことに没頭する

マクロビオティックの創始者である桜沢如一先生は、「遊ばざる者食うべからず」と本に書いています。

最初この文章を目にしたとき、「あれ?」 と思ったものです。
もちろん「働かざる者食うべからず」を踏まえての言葉ですが、桜沢先生の本を次から次と読んでいると、この「遊ばざる者食うべからず」の言わんとしていることが良く理解できます。それが実に人生を楽しく過ごすキーワードだと思えるので、むそう塾ではパスポートを取得された時にお送りするメールに、この言葉の一部を入れてあります。
趣味を職業にしてしまうと楽しみが減ってしまうと言う人がいますし、好きなことでも職業にしたらつらいと言う人もいます。
もちろんそれほど職業というのは厳しいことを物語っているのですが、私は今まで好きなことしかして来なかった気がします。
お金のために働くというのではなく、興味があるから働かせてもらった感じです。
ですから、その仕事に興味が薄れたら働く熱意が冷めます。
こうなると仕事はつらく感じますよね。
私は仕事と興味をオーバーラップさせて働いていたので、桜沢先生の「遊ばざる者」の真意を知って凄く嬉しかったのです。
もちろんマクロビオティックを知った今となっては、遊びの心で人生を楽しんでいます。
いつも愉しい気持ちで時間が過ぎて行くのは、最高の贅沢だなぁと感じます。
そしてこの感覚は何も桜沢先生だけでなく、色んな人が色んな言葉で表現していますね。
たとえば落語の世界でも。
次に引用させていただきますので、「努力」や「没頭」と遊びの関連を想像してみるのも良いですね。

(京都 鴨川)

立川志らくの落語的了見
<第2回 努力>

ほとんど報われない
AKB48の総選挙で上位に入った子が、「努力は必ず報われる」とスピーチして感動を呼んだ、という話を聞いた。果たして本当に努力すれば報いがあるのだろうか。
結論から言えば、ほとんどないのではないか。しかし、ないとわかっていたら誰も努力しなくなり社会は退廃してしまう。だから教育の上では努力を推奨する。
だいたいその努力を推奨する教師を見ればそれが嘘(うそ)だとすぐわかる。心底子どもに勉学を教えたいと思っている教師なんか、数えるぐらいしかいない。そんな先生がたくさんいたら、学校はもう少しまともな空間になっているはずである。
 立川談志は、努力に関してズバッと言い切った。「努力とは馬鹿に与えた夢」だと。落語は努力をしても駄目な奴は駄目だと言っている。努力をして成功するのは映画の世界のお話。努力して出世するならばみな出世してしまう。
成功に必要なのは努力じゃなく没頭
では成功者はどうしているのか。
もちろん、努力はしている。ただ芸術・芸能の世界の人間は、努力を努力だと思っていない。努力をしたって自己満足以外の何物でもないことを優れた芸術家は知っている。だから、好きなことに没頭するのみ。
それが結果的に努力をしたことになるのだが、当人は楽しんでいただけだから、世間のいう「努力」はしていないことになる。
私は誰よりも落語、そして演劇の稽古(けいこ)に時間をかける。世間はそんな私の姿をみて、志らくは努力家だ、と口をそろえるが、私の感覚は、遊んでいるに近い。
好きなことをやっている限り、それは努力とは呼ばない。人生、遊んで生きていこうと思ったら努力という文字を頭から抹消すべきである。



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