「高血圧はほっとくのが一番」松本光正著

マクロビオティックを始めると、まずお塩のことで疑問に思う人が多いですね。
それは塩の重要性を真正面から取り上げるからだと思います。
巷では減塩が常識のように言われますが、ちょっと待ってください。
塩の足りない人を多く見てきましたが、それはとても哀れです。
塩はちょうど良いのが当たり前であって、多すぎても少なすぎても体調不良につながります。
「いい塩梅」という言葉がありますが言い得て妙です。

ところで、癌とともに高血圧の人が多いですね。
本当に薬が必要な人ならいざ知らず、中には薬が必要ない人までいることをご存知ですか?
むそう塾生にもご家族に血圧の高い人がおられ、薬を飲んでいたけれど玄米ご飯を食べ始めたら数値が安定したという報告が何例もあります。

高血圧で病院に行けば減塩を指示されて、普段は栄養面にまったく関心を示さない殿方たちでも、減塩に気を使っている人が沢山います。
そのために糠漬けも良くないのでは?と尻込みするのです。
これは困りますね。
正しく説明してあげましょう。
マクロビオティックを知っていても、ご家族との不和を嫌って塩分控え目でお料理する人がいますが、高血圧という状態の背景まで考えるようにしましょう。

まずは本当に高血圧なのかどうか?
そしてそれは下げる必要のある数値なのか?
私は決して西洋医学や薬を否定するものではありませんが、高血圧を一度ご自分なりに勉強されるのが良いと思います。
ちょうど良い本がありますのでご紹介します。

 
 

高血圧はほっとくのが一番 マクロビオティック

高血圧はほっとくのが一番 マクロビオティック むそう塾

 
 

書名:「高血圧はほっとくのが一番」
著者:松本光正(関東医療クリニック院長)
出版社:講談社
定価:840円(税別)
 


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「夏から秋の極上お弁当講座」開催のご案内

春に開催した「極上お弁当のすべてお持ち帰り講座」は大人気でした。
今回は季節柄、お持ち帰りは出来ないのですが、夏から秋にかけてのメニューを伝授したいと思います。
なお、9月は食中毒の発生しやすい時期です。
絶対に安全なお弁当を作るために、中川さんの座学も充実させて有意義な内容にして、お弁当投稿で頑張っている人たちの応援もしたいと思います。
持参したお弁当箱に中川さんがお料理を詰めますので、それを教室でみんなでいただきましょう。
一人分のお料理の作り方が本当に参考になる画期的講座です。

*   *   *

【講座名】
「夏から秋の極上お弁当講座(第1回・第2回・第3回・第4回)」

【開催日】
・第1回:2014年8月2日(土
・第2回:2014年8月15日(金)
・第3回:2014年8月16日(土)
・第4回:2014年8月17日(

【会場】
「なかがわ」京都市左京区孫橋町18

【内容】
◆<お弁当のおかず10品1人分の作り方をデモ>
メニューは後日発表
◆<各自が持参したお弁当箱に中川善博が盛り込む>
中川善博の料理5品と玄米ご飯を盛り込んで教室でお食事
◆<お弁当の盛り込み理論を座学で解説する>
お弁当の盛り込み理論を知って美しさと安全、氣の安定を会得する
◆<昼食>
なし
◆<教室でのお食事>
持参したお弁当箱に中川善博が盛り込んだ物を教室でいただきます

【タイムテーブル】
・11:00  開場
・11:30~16:00 デモ&試食&座学
・16:00〜17:00 お食事&質問タイム
・17:00 記念撮影・解散


【定員】
各10名

【受講資格】
幸せコース修了者および在籍者

【お子様】
会場が狭いため、申し訳ありませんがご同伴出来ません

【受講費】
54,000円(消費税込)

【受講費の支払期限】
仮受付メールが届いてから7日以内

【申し込み方法】
HPの予約システムから 6月12日(木)21:00受付開始

【締切】
定員になり次第

【キャンセル料】
・入金前:0%
・開催日の15日前~8日前:受講費の50%
・開催日の7日前~当日:受講費の100%
(ご返金に伴う振込手数料はいただきません)

【お問い合わせ】
こちらから


京都 上賀茂のトマト むそう塾

(京都 上賀茂トマト 無農薬)

 
 

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マクロビオティックの本を初めて読んでもちゃんと理解しています

むそう塾の幸せコースでは、マクロビオティックの本を3冊読んでその感想文を提出する宿題が最初にあります。
先日、マクロビオティックの本を初めて読んだという塾生さんから感想文が届きました。
どうですか?
初めて読んでもマクロビオティックの奥義をきちんとつかんでいます。
素晴らしいですね。
まずはマクロビオティックの入門は出来ました。
これから「総論部分→各論部分→落し込み」と進めればOKです。
ちょっと感想文の内容を抜粋してご紹介しましょう。

<Haさんの感想文より>(抜粋)

「絶対の陽、絶対の陰はあり得ない」という言葉は、大袈裟な表現になりますが、雷に打たれたような感覚を私に与え、これは陰性、これは陽性、と勝手に決めつけていたことに気付きました。
比較対象によって、陰性にも陽性にもなり得るのは、言われてみれば当たり前のことですが、目から鱗でした。

正反対のものは固定することなく、永遠に変化を続け、バランス(調和)をとっていて、そしてそれが最も平和である。
もちろん永遠に平和であることを望んでいますが、バランスが崩れる事もあるでしょう。
ですが、バランスが崩れたとしても、そうなった原因を考え、中庸に近付けるように方法を考えれば良いのだと思うと、最強の武器を手に入れたような気持ちです。
食べ物、健康だけでなく、生活、夫婦関係、家族関係、社会との関係、様々な場面で活用したいです。

 
 

魔法のメガネ 桜沢如一 マクロビオティック むそう塾

 
 

(魔法のメガネ:桜沢如一著 初めての人はリメイク版から読むことをお勧めします。)

 
 

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幸せコースの宿題より マクロビオティックとは何ぞや?(Kaさんの感想文)

幸せコースの宿題である「課題図書を読んで感想文を提出」する締切日が近づいて来ました。
・土曜クラス:6月14日(土)24時迄
・日曜クラス:6月15日(日)24時迄
ギリギリではなく、余裕をもって提出してください。

なお、すでに提出されたKaさんの感想文が、なかなかポイントを良く押さえてまとめられていました。
彼女なりの把握の仕方を抜粋してご紹介します。

<Kaさんの感想文より>(抜粋)

人はみんな、本当は生きていくための判断力=本能を持っている、それが曇ってしまって いるのだとわかりました。

本当は身近な所から幾らでも学ぶことが出来るのに、普段全く気づかない、または全く別 の行動をしているということは、自分が陰陽(自然の摂理)に気づいておらず頭でばかりこねくり回しているのだなと感じました。

特に地球が陰 陽 陰 陽と順番になっている所を読んだ時、「陰陽って何にでも当てはまるんだ!」となんだか感動しました。

男と女は人間的には平等だけれども、役割としては違っていて当たり前。 バラにはバラの、桜には桜の、小菊には小菊の与えられた良さがあり、違っているから不平等ではないということにハッとし、安心もしました。

マクロビオティックとはなんぞや? 今の私は、 【ただの食事法ではなく、陰と陽を正しく理解すれば、実はとんでもなく人生楽しくなるような気がする、そんな考え方。】 という感じです。

良く理解されています。
あとはこれをいかに自分の頭から体に落とし込んで、常に瞬時に反応出来るようにするかです。
それでこそ生きたマクロビオティックと言えるのです。
良い感想文を提出してくださいました。
お疲れさまでした。

 
 

胡麻豆腐 マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(胡麻豆腐 料理:中川善博)

 
 

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横浜 崎陽軒の「シウマイ弁当」&「おべんとう魚」

先日お弁当Tweetでシュウマイを見かけました。
私にとってシュウマイといえば、すぐ横浜の崎陽軒を想い出します。
横浜に住んでいた頃は特別なものとは思っていなかったのですが、横浜を離れると懐かしい横浜の味の一つになっていました。
当時は横浜駅東口に崎陽軒のレストランがあって、そこの冷麺がとっても美味しかったのですが、今は東口が再開発されてどうなったのでしょうかね。
その崎陽軒ですが、なぜか関西では不人気で撤退した過去があるのだそうです。
朝日新聞デジタルから引用させていただきます。

崎陽軒シウマイ弁当の愛され戦略 ハマっ子と歩み60年 – 朝日新聞デジタル

 横浜名物・崎陽軒(きようけん、横浜市西区)のシウマイ弁当が今年、発売から60年を迎えた。日本中にその名を知られる、駅弁のブランドだ。だが1908年創業の老舗は、「全国区」を目指さず「地元集中」を進める。

 5月19日午後8時、JR横浜駅改札そばの崎陽軒売店。スーツ姿の男性が次々と770円のシウマイ弁当を買っていく。横浜市旭区の会社員土屋浩介さん(39)は一人暮らし。普段の夕食は500円前後のコンビニ弁当が多いが「プロジェクトのメドがついたので、ご褒美にちょっとグレードを上げようと思って」。

 弁当の売りは5個入りシウマイ。「冷めてもおいしい」と評判の秘密は、かむとジュワッとうまみが広がる干しホタテの貝柱。ぎゅっと詰まった豚肉との相性も良く、くせになる味だ。

 崎陽軒の店舗戦略は、横浜を中心にした「地元重視」。直営店は、横浜駅だけで八つ。現在、153ある直営店は神奈川県(98店)のほかは、東京都(41店)、千葉(8店)、埼玉(4店)、静岡(2店)のみ。特に横浜市内には65店舗が集中する。横浜から遠い他県のスーパーでの販売は縮小し、更なる横浜集中を進める。新たに市内の店舗を年2店のペースで増やし、市内の直営店の売上高は2013年度で約72億円。3年前から約3億円増えた。野並直文社長(65)は「横浜周辺でしか買えない、ということを大事にしたい」と話す。

■関西進出に失敗し地元回帰

 元々、崎陽軒は関西への展開も進めていた。

 シウマイ弁当が発売されたのは54年。横浜駅を中心に駅弁として販売し、「冷めてもおいしい」と人気が出た。同社は販路を広げ、71年、関西にも直営店を置くようになった。しかし、横浜のようなブランドの浸透がままならず、07年には大丸京都店、大阪阪急サン広場地下通りの店舗を閉鎖、直営店は関西地区から撤退した。

 崎陽軒は100周年の08年、「ナショナルブランドは目指さない。真に優れたローカルブランドを目指す」と宣言。ローカル(地域)で勝ってこそ国際的なブランドになる、という思いを込めた。シウマイは、横浜中華街から職人を呼び寄せ生まれた、いかにも横浜名物の一品。その「横浜ブランド」を最大限にいかす戦略だ。

で「シウマイ入刀」

 駅売りが発祥のシウマイ弁当。さらに「横浜ブランド」のイメージを高めることで、競合するほかの駅弁に差をつけようと、地元に愛される取り組みにも力を入れる。

 横浜駅東口にほど近い崎陽軒本店の宴会場。年間約100組が挙式をするが、人気はウエディングケーキ代わりの「ジャンボシウマイ」。カップルがシウマイをカットすると、中から、大量の小さなシウマイが出てくる仕組みだ。10日に結婚式を挙げた名古屋市の会社員根岸潤一さん(30)は神奈川県出身。「横浜は思い出の場所。横浜と言えば崎陽軒なので挙式はここに決めました。シウマイカットもみんなに喜んでもらえると思って」と話す。

 03年から始めたシウマイ工場の見学も人気だ。毎月1日に3カ月先まで予約ができるが、予約開始の午前8時から電話をして、つながるのが2時間後ということも。毎回満員で、年間約1万2千人が訪れる。

 崎陽軒の売上高は年間約210億円。うちシウマイとシウマイ弁当が4割ずつと、8割超をロングセラーに頼る、ほぼ「単品商売」。効率はいいが、原材料の確保の問題や安全面で何かあった場合などは、一気に経営に直結するリスクとも背中合わせとなる。実際、07年にはシウマイ関連商品の原材料表示に誤表示が見つかり、一時的に工場の稼働がストップ。その年の経常利益は半減した。

 崎陽軒がいま、力を入れるのは、中華菓子。「中華料理の中でも日本人にあまり浸透していない」(同社)と着目。日本人の口に合うよう、油の代わりにバターを使い、季節限定であんに白桃を練り込んだ月餅(げっぺい)などを開発した。売り上げはまだシウマイ関連商品の20分の1にも満たないが、野並社長は「シウマイはホームラン商品。ヒットは無理でもまず何とかバント程度まで育てたい」と意気込む。(佐野憲太郎)

     ◇

〈シウマイ弁当〉 弁当に入れているシウマイは、中華街で出されていたシューマイに着目し、1928年から販売。シウマイ弁当は54年4月、シウマイ4個に蒲鉾(かまぼこ)、福神漬け、焼き魚、卵焼き、ご飯を付け、1折り100円で発売。発売と同時に話題を呼び、シウマイと並ぶ崎陽軒の人気商品になった。現在はシウマイ5個の他、鶏の空揚げやタケノコ煮、卵焼きなどが入って、770円。

*   *   *

ということで、今は関西であの「シウマイ弁当」は入手できないようなので、先日中川さんへの誕生日プレゼント(笑)として、崎陽軒の「シウマイ弁当」を買って行きました。
メチャクチャに美味しいものを追究されている中川さんには、話の種にと思ってのことです。
(いつか中川式焼売なんて登場しないだろうかなんて思いながら^^)

崎陽軒 シウマイ弁当

 
 

このお弁当を買う時に、今までにない商品が所狭しと並べられていてビックリしました。
「豆腐シウマイ」とか「おべんとう魚」とか「魚サンドイッチ」などが前面に出ていて、時代の流れを感じました。
つい、皮の向きを見てしまうのは、お弁当Tweetのせいでしょうか(笑)
「おべんとう魚」は羽田空港でも人気なんだとか。
開発秘話もごらんください。
シウマイなし弁当大ヒットの崎陽軒 営業の反対凄まじかった

何はともあれ、お魚に焦点が当てられるのは良いことではないかと思います。
マクロビオティックをしていても、たまには白米と塩鮭で日本人としての喜びに浸るのも良いと私は思っています。
これだけ多くの日本人が愛する白米、そして鮭。
その理由を理論でねじ伏せて、体調が悪いことにも気づかないマクロビオティック愛好家をよく見かけます。
四方を海に囲まれた土地に住む私たちにピッタリの動物性食品は、お肉よりお魚です。
動物性を摂る場合は、種類や量・質に気をつけて、きちんと毒消しをしましょう。
詳しくは講座でご説明したいと思います。


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