マクロビオティックの視点から玄米と雑穀料理に思うこと

マクロビオティックでは穀物の摂取を大切に考えています。
多くの人は玄米ご飯をマクロビオティックの主食としていますが、体調によっては玄米である必要はなく、分づき米でも構いません。
もっというなら、白米を楽しむこともあって良いのです。
大事なことは、食べる人の体調に合わせるということです。
その結果、玄米ご飯の方が体調の良い人が多いという結論です。
一物全体の原則に洗脳されていると、何が何でも玄米を食べなくちゃとなってしまい、そのことが体調不良につながるケースもあります。

基準はいつも「美味しく感じること」、「食事中が幸せであること」、「食事中も食後にも重さがないこと」です。
これらの感覚はとても大切で、そのことに鈍感になっていると、いつしか体調に危険信号が灯ります。
玄米を食べて美味しく感じない場合、多くは炊き方が悪いために起こります。
もし玄米が美味しく炊けていたなら、物凄く体が欲している人が実に多いと思われる現代の食生活です。
なぜなら、体には不要なものがいっぱい溜まっている人が多いので、それを排出する力のある玄米を体は求めているはずだからです。

ところで、玄米ご飯を主食にしながら雑穀でおかずを作るとどうなるか?
その場合は主食の延長がおかずになるので重く感じます。
成分的にいうと炭水化物が多くなるんですね。
ですから、この場合は主食の量を少し減らさないと美味しく感じません。
マクロビオティックのお店では、雑穀のおかずをデンとメインディッシュにしているところがありますが、おかずはやはり主食と系統の違うものの方が合います。
ですから、穀物はやはり主食系でいただいた方がバランスを取りやすいですね。

実際に食べ比べてみて、自分の体で感じてみて、納得して答えを出すのが良いので、私の記事を鵜呑みにしないで試してみてくださいね。
それまでの食生活に穀物が少なかった人は、猛烈に炭水化物を欲することもあるので一概には決めつけられない側面があるからです。
マクロビオティックにでも出会わない限り、多くの現代人は穀物の摂取が少ないように思いますから。

ところで、マクロビオティックに出会ってから、冷奴というものをまったく食べなくなった私ですが、同時に湯豆腐も食べませんでした。
お豆腐が体を冷やす現実を知ってしまうと、どうしても手が伸びなかったのです。
そんな私が先日お蕎麦屋さんで湯豆腐をいただきました。
お蕎麦屋さんで、ただお豆腐だけがお鍋に入っているのですが、京都はお豆腐が美味しいところだからでしょうか、結構美味しくいただきました。
お豆腐を絶対召し上がらなかったマクロビオティックの先輩がご覧になったら、何とおっしゃるでしょうか。

湯豆腐をいただいた結果、ゆるゆるしました〜(^^)
お食事にはそんな緩める効果も必要ですね。
ただ、誤解してほしくないのは、気持ちを緩めるのであって、体を緩めるのではないことです。
ここはちょっと難しいところですが、先述の「食べていて重く感じる」お食事は気持ちが緩みません。
バランスが悪くて楽しさがないからです。
美味しくないものを食べた時の不満感も気持ちが緩みませんね。同じです。

きょうは雑談的記事でした(^^)

 
 

湯豆腐 松葉 京都

 
 

(湯豆腐 京都駅構内 松葉)

 
 
カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, 食べ物あれこれ, マクロ美風の体験的マクロビオティック パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です