66本の薔薇

薔薇 マクロ美風

 
 

(7月11日の夜、ホテルに届いていた薔薇 嬉しかった)

この世に生を受けて66年。

「人生が自分に求めてきているもの」を少し理解できたような気がする。

今、人生が愉しい。

マクロビオティックに出会えてほんとうに良かった。

 
 

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あけねーさんの写真から 

あけねーさん 石巻市 

(撮影:あけねーさん)

むそう塾生のあけねーさんが撮影した写真がなんとも素敵なので、お借りして来ました。
観る人によって色々な想いが胸をよぎることでしょう。

先日たまたま私の息子とお婆ちゃんの話をしたところ、ちょうどこの位の年齢のたった2時間ほどのことを鮮明に憶えていて、その時にもらったお菓子もはっきり記憶していました。
きっとあけねーさんの息子さんも、お爺ちゃんに手を引かれて行ったこの埠頭の景色とともに、お爺ちゃんの存在をしっかり心に焼き付けたことでしょう。
あけねーさんはお爺ちゃんにも息子さんにも幸せを運んでいますね。

台風がくれた風と雲と愛に感謝!
素敵なお写真をありがとうございます。

 
 

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マクロビオティックの陰陽判断が出来ています

6月20日、コップで指を切ってしまったKさんからメールがあったので、その時に大急ぎで子象ちゃんから鉄火味噌を送ってもらいました。
職場では陰性になるようなお菓子やお茶をおつき合いでいただく日々だというので、この際にきっぱりとお断りしましょうとアドバイスしました。
大学を卒業して今年の春に就職したばかりのKさんにとって、職場でそれらの陰性食品を断るのは勇気がいったことと思います。
でも、傷のためにもきちんと食事を整えてほしいとお伝えし、Kさんもそれを守ってくれました。

そして今日、その後の経過をお知らせくださいました。
傷が癒えてとっても良かったです!
さらに陰陽的にしっかりとした観察もしていて、素晴らしいなあと思いました。
若干24歳でこんなに深い判断が出来てお見事です!
あなたのような人に是非マクロビオティックを深めてもらって、誰かのためになる生き方をしてほしいなと思いました。
今後のKさんの成長を楽しみにしています。

 
 

<Kさんからのメール>

美風さま

こんばんは。
塾生番号78-3のKです。先日は鉄火味噌とアドバイスをありがとうございました。今日は、その後について報告させていただきたいと思い、メールいたしました。

傷をとめていたホッチキスも無事にとることができ、痛みもほとんどなくなりました。抗生物質は、はじめの一回以外は飲まずに過ごしましたが、化膿することなく、完治しそうです。子象さんの鉄火味噌のおかげです。

鉄火味噌が届いた日、さっそく玄米ごはんにたっぷりかけていただきました。少量でよいと美風さんは書かれていますが、食べはじめたら鉄火味噌への渇望がすごくて、貴重なお薬ですのに、一瓶ちかく食べてしまいました。。。それだけ陰性に偏っていたということなのですね(汗)

それ以降、陽性な食事(鉄火味噌や濃いめの味噌汁、玄米ごはんを中心に、ほたてやお肉など動物性も取り入れてました)にしていったところ、鉄火味噌への欲求はだんだん落ち着いて、少量でも満足できるようになりました。身体っておもしろいなぁ、と改めて感じています。

職場でのお茶やコーヒー、お菓子をとらなかったことも、よかったなぁと思います。お茶は断っても淹れられることが多く、陰でこっそり流したりなど、少し申し訳ないなと思いながらも、飲まない方が調子がよかったです。水分でお腹がちゃぷちゃぷしないことが心地よかったです。

今回の怪我があって、いろいろなことに気づくことができました。私はずっと、断ることが苦手だったんです。せっかくすすめられたものを断るのは、角がたつなぁ、と思ったり、嫌われるのが怖かったり。でもそれはかえって、自分を大切にしないことだし、流されて望まないことをするのは、自分の人生をひとまかせにしていることと同じだなと感じました。

今回、コーヒーを断るとき、すこし勇気がいりましたが、美風さんと陰性断ちの約束をしたことや、子象さんの鉄火味噌がついていてくれることが、おおきな力になりました。むそう塾の明るくてあたたかなエネルギーに触れられることが、すごくうれしいです。

もうひとまかせにせず、からだの声を聞いて、自分が判断すること。意志をつよく持って実践していきます。

長々と失礼しましたm(__)mいつもありがとうございます!これからもよろしくお願いいたします!

K

中川式鉄火味噌 むそう塾 マクロビオティック
(中川式鉄火味噌 料理:子象さん)

 
 

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第185次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します

<185次 むそう塾 パスポート取得者>
Hi(82−1)さん

<寸評>

◆中川善博より
難しい米を選択されてずいぶん手間取りましたが、良い学びになったと思います。
余程のご縁、義理が無い限りこの米を食べ続ける理由は見当たりません。
これからじっくり自分の主食を探されることをおすすめします。
もっと美味しいお米は必ずあります。
おめでとうございます。

◆マクロ美風より
ご縁というのは不思議なものです。
あなたの周りには美味しい玄米ご飯を炊ける仲間が何人かいて、その人達があなたを京都へと導いてくれました。
その氣はとても澄んでいて、あなたの表情のように爽やかです。
マクロビオティックはまったく知らないあなたですが、美味しいものはお好きですよね?
それを「体が喜ぶ美味しいもの」に置き換えてみましょう。
これからはこの玄米ご飯を召し上がって、甘いものを一時期グンと減らしてみてください。
すると、朝の目覚めや体のだるさのようなものが変化して来ます。
生理も楽になります。
そんなふうに食べるものと体の関係に注目してみてください。
何かあったらお気軽にメールをくださいね。
おめでとうございます。

 
 

パスポート用薔薇

 


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偏りのマクロビオティックから脱却して微調整しましょう

「マクロビオティックで泣く時 本物の自由人になるために」の記事に寄せられたコメントにお返事を書いていたら、とても長くなってしまいました。
多くの人にご理解いただきたい内容でもあるので、改めて記事にさせていただきます。
Niさん、コメントをありがとうございました。

<Niさんのコメント>

美風さん、こんにちは。
昨日は本当に有難うございました。

賀茂茄子ピザを口にした途端、心の底から感動してその気持ちがどうにも抑えきれませんでした。楽しい試食の時に、皆さんにご心配をおかけして申し訳ない気持ちです。私にとってもあのように涙したのは初めてでした。それほどアツアツ賀茂茄子ピザは美味しかったです。

私は病気がきっかけで大好きだった乳製品を全く口にしなくなり、それがごく当たり前のように生活してきました。マクロビオティック指導校に通っていた時も、実行していることが間違っていないと信じていたので、どんどんその道に突き進んでいきました。しかし月日が経つにつれ、ほんとにこれでいいのかな?と何度も疑問を抱くようになり、何かに導かれるようにむそう塾生となりました。

美風さんは私と接する度に「のーちゃんとご主人が健康で元気になる事がまず一番よ!」と何度も言われました。でもその時の私は、真の意味がわからずにいました。何故なら私はマクロビオティックで元気になったと信じていたからです。お弁当投稿の時は、中川さんから「あなたは今まで世間の人よりスピーディーで活力ある生き方をしてこられたのですか?」とご指摘を受けたこともありました。頭では分かっていても、恐れからどうしても乳製品を口にすることが出来ませんでした。そして昨日、その答えのすべてが賀茂茄子のピザに繋がっていたと思います。

中川さんのお料理、陰陽で考え抜かれた賀茂茄子のピザは、まさに私の心を解き放ってくれる絶妙なお味でした。食べてもいいんだっ!もう我慢しなくていいんだ!って。こういう気持ちを封印していた自分にも驚きでした。今まで本当に長い道のりでしたが、もう後ろは振り返りません。前だけを向いて真の自由で楽しいマクロビオテイック生活をスタートさせます。

美風さん、中川さん、本当に有難うございました。そしてこの場をお借りして、ご一緒した塾生の皆様、昨日はとても楽しかったです。お見苦しいところをお見せして本当にごめんなさい。またいつか皆さんとお会いしたいです。そして麗可さん、昨日も大変お世話になりました。ハグハグのお気持ち、感じていました。ありがとうございます。長々と失礼いたしました。

<マクロ美風からのお返事>

Niさん、おはようございます。

私はあなたを抱きしめて一緒に泣きたい気持ちでした。
「よく頑張ったね」と。
あの涙はストイックに実行したことがあるからこそ流せる涙なのです。
決して恥ずかしくも遠慮すべきものでもありません。
堂々と泣いてよいのです。

マクロビオティックに真剣に向き合ったら、誰しも最初は排除一辺倒になってしまうと思いますよ。
そして「ストイック=きちんとマクロビオティックを実践している」と思い込んでしまうのです。
ここが大問題です。
桜沢先生の本にも登場するように、たった1枚の食箋を何年も守って、成長が偏ってしまったお子さんの例があります。
体調が悪い場合はそれを改善するために陰陽的に偏った食事を取っても良いのですが、体調が改善されたら中庸でいられるように陰陽をコントロールする必要があります。
それなのにそれまでと同じお食事内容では偏りが出てしまうのは当然ですね。
そのことに気づかないまま、排除のマクロビオティックをしていると、いつしかあれ?という体調になって来ます。
陰陽が反対方向に動いてしまうからですね。

この偏りマクロビオティックは、マクロビオティック料理で病気を克服した経験をお持ちの人ほど強くこだわります。
成功体験が尾を引くんですね。
そういうマクロビオティック指導者も多いですよ。
でもね、マクロビオティックとは常に細かな調整をして中庸を保つことなんですよね。
「一定」であるためには何もしないことではなく、何かをした結果が「一定」であることを見逃しているマクロビオティックを知ったつもりになっている人が後を断ちません。
本当にマクロビオティックを知っていたら、変化を恐れないはずだし、むしろ変化は必要だと認識しているはずです。
ここですね。
ここをどれだけ深く認識出来ているかどうかです。

本文にも書きましたが、ここでもう一度繰り返しておきます。
「何を食べても大丈夫」な体になることが本来のマクロビオティックの考え方です。
このレベルになってこそ、パワー溢れる人になれるのです。
まだ排除しなければ体が悲鳴を上げるようでは、本物のパワーが備わっているとは言えません。
中川さんから発せられた言葉は、Niさんのパワーを考えてのことだったのだと思います。
声の勢い、姿勢、目の輝きなど、いわゆる望診をしていると、まだあなたはパワーに弱々しさがあります。
ということは、これからどんどん変化出来る伸び代があるということですね。
陰陽の理をはかりながら、心地良いマクロビオティックで人生を何倍にも愉しみましょう。
応援しています!

万願寺唐辛子とちりめんじゃこの炊いたん

 
 

(万願寺唐辛子とちりめんじゃこの炊いたん)

<マクロ美風の述懐>
マクロビオティックを知ったばかりの頃の私なら、上の写真のような食材の組み合わせ料理は口にしませんでした。
何しろ「じゃこ一匹口にしない」マクロビオティックをすることが正しい食事(正食)だと思っていたからです。
年月が経ち、今ではこのような食材も認められる人(笑)になりました。

ストイックにマクロビオティックを実践したおかげで、体と精神面の陰陽をしっかり把握することが出来て勉強になったことは確かです。
これは後に私の財産になっているので、マクロビオティックの理解に奥行きが出たと感じています。
何事にも無駄ってないものですね。
あえて無駄というものがこの世にあるとするならば、それは「何もしないこと」ではないかと思います。
何かに没頭することは、脈打って生きていれば当然ですね。
だって、血が流れているんですもの。
感動の血が。

 
 

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