マクロビオティックの陰陽を活かした家事アドバイス講座(25)椅子

<Ki(78-3)さん>
ついに椅子が届きましたね! おめでとう!
こころも身体も休まる場ができたな、という印象です。
良かったです。 この感覚を味わって欲しかったのです。
テーブルについては、オーダーせずにそこそこで妥協しましょう。
椅子の脚は切ることをお勧めしませんが、テーブルについては荷重のかかり方が違うので、どうしてもない場合はカットしてもらうことも検討しましょう。
そうすれば、もう少し選択肢が増えると思います。
椅子よりもテーブルを選ぶのは楽です。

<Sa(83-1)さん>
気に入った椅子が見つかって良かったですね。
ただし、あなたが便利だと思われている部分が私には懸念事項です。
下の写真で、椅子の背もたれ部分をくるんでいるベルトが、座ると引っ張られてマジックテープの部分が外れやすくなります。特に上の2つが現にもう外れていますね。
これは木枠の背もたれカーブと椅子の背当てクッションのカーブが別角度のためです。
それから、座面のクッション裏にはマジックテープがついていますか?
ついていなければ、座るたびに座面のクッション(お座布団部分)が前にずれて座りにくくなります。
もしこの椅子を注文なさるときには、該当ベルトの長さを長めに作ってもらい、座面裏にもすべり止めをつけてもらいましょう。

椅子

 
 

椅子2

 
 

なお、上の問題を根本的に解決するには、下の写真のようにクッション部分を作り変えると良いのですが、そこまでのわがままは聞いてもらえないと思います。
①背もたれのクッションは紫の角度に沿わせ、座布団部分の上に載るようにする。
(つまり、背もたれクッションが短くなる。)
②座布団部分のクッションはオレンジ線のように、背もたれクッションの下に入り込むようにする。

椅子3

 
 

【チェアの素材について】
布地と革地での違いは好みが大きな要因ですが、強度や豪華さの問題もあります。
私が一番好きなのは革のすべりの良さです。
車のシートでもそれは実感できますよね。

【テーブルについて】
テーブルの天板下の寸法については問題ありません。

 
 

カテゴリー: マクロ美風の家事アドバイス講座 | 4件のコメント

誰かが喜んでくれるために使う時間は陽性だから疲れないのです

昨日で2014年度のすべてのコース授業が終わりました。
今年からは各クラスが一同に集まるホテルでの修了式は廃止しましたが、修了された方々は全員で60名です。
各コースでの内訳は次のとおり。
【満足コース】15名
【じっくりコース】16名
【上級幸せコース】15名
【幸せコース】14名
満席でスタートした各コースですが、途中で脱落した人が3名出たのは今年初めてのことでした。
とても残念です。

5月2日(土)から2015年度の各コースが始まります。
【秘伝コース】14名
【満足コース】6名
【上級幸せコース】14名
【幸せコース】8名
総人数は昨年度より少ない42名ですが、グッと中身を濃くして少数精鋭で行きたいと思います。
コース受講の皆さんは、1年間の体調管理とスケジュール管理をしっかりして、毎月最高のコンディションで受講出来るようにコントロールしてくださいね。
そのコントロールこそが陰陽の勉強に他なりません。

私は皆さんが初期の目的を達成して、京都まで通って良かったという実感と実力を手にしてほしいと願っています。
そのためにむそう塾は可能なことを何でもします。
一般的なマクロビオティック料理教室では扱わない動物性も食材として登場しますが、すべては陰陽バランスを考慮しての作り方なので、安心して陰陽を学んでください。
プロとはこういう料理の仕方をするのか!
プロが大切にするのはこういう姿勢なのか!
マクロビオティックの陰陽ってそんなふうに考えるのか!
そんなあれこれがギッシリ詰まった目からウロコのカリキュラムが目白押しです。

ありがたいことにご主人様たちがむそう塾のことをご理解してくださるケースが多くて、男性の好みを知り尽くしたプロならではのお味と、一貫してほんまもんを伝えるむそう塾の姿勢が評価されたのだと思っています。
中川さんも私も24時間のうち、ほんのちょっとだけ眠って、あとは全部むそう塾のために時間を投入しています。
こんな気狂いみたいな日々は正直言ってハードですが、たった一つの喜びがあるから出来るのです。
そのたった一つの喜びとは、皆さんの「教えてもらって良かった\(^o^)/」「美味しかった!\(^o^)/ 元気になって良かった\(^o^)/」という笑顔です。

どんなにハードでもそれをつらいと思わないのは、私達の仕事の結果を喜んでくれる人がいるということに尽きます。
誰かが喜んでくれるために費やす時間は、自分にとっても喜びであり、その時間は陽性の良い氣を発するので、働く時間が長くても体が疲れません。
ですから、仕事を楽しんで出来るかどうかはとても重要なことだと身をもって感じています。
私や中川さんが働く時間が、どこかのご家庭の幸せのためにつながっているという手応え。
そんな機会をいただけることに心から感謝しています。

 
 

本法寺境内にて

 
 

(京都  本法寺境内にて 2015.4.24撮影)

 
 

カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾 | 4件のコメント

むそう塾満足コースレベルの刻み 塾生の刻みをご覧あれ

むそう塾の幸せコースでは、桂むきが最初に教わる包丁仕事です。
剥いたら刻みに入りますが、その刻みがなかなかの手強さです。
昨日の満足コースの授業では、こんなに気持よく包丁を進めている姿があって嬉しくなりました。
桂むきではむそう塾ナンバーワンの舞さんの手です。
このしなやかな指は財産ですね

 
 

桂むき マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(むそう塾生 舞さんの手)

 
 

次はこの桂むきした大根を刻んでいるところです。
このスピードがとても大切です。
[youtube width=”880″ height=”600″]


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 2件のコメント

お風呂の入り方で本当の自分の体質と体調が判ります

昨夜Twitterでひょんなことからお風呂のことが話題になりました。
マクロビオティックでは体質の陰陽判断をするとき、入浴の仕方を参考にしますが、これを正しく知っておくと子育てや体質・体調判断のときに便利です。
昨夜の話題はお母さんがお子さんとお風呂に入る時、お子さんが湯船の中で遊ぶので長湯になって、お母さんの手の指がシワシワになってしまうと言うものでした。
それを読んだ私は、そのお母さん(塾生)は陰性タイプの人なので、そんなに長湯するとよけい体力がなくなってしまうから、お子さんと一緒に長い間湯船に浸かってしまわない方がよいと思ったのでした。

こんな光景をちょっと思い浮かべてください。
湯船で遊ぶお孫さんに対して、お爺ちゃんやお婆ちゃんは「首までしっかり浸からないと冷えるよ」といって、無理に肩までお湯の中に入れようとする光景。
すぐ湯船から上がりたがる子供に対して、「数をいくつまで数えてから!」と言って、「1・2・3・・・」と数えさせる光景。

子供は大人より陽性ですから、大抵の場合はお湯の中に肩までじっくりつかりたがりません。
そこで湯船にオモチャを持ち込んだり、数を数えさせたりするわけですが、これは子供にとってはえらく迷惑なことなのです。
少々肩が冷えていても、子供は平気なんですね。
一般的に陰性な人は長風呂ですし、陽性な人はサッと上がるかシャワーだけということが多いです。
陰性な人はお風呂で温まりたい欲求があるのに対して、陽性な人はお風呂で体の芯があったかくなるのを嫌うのです。
熱めのお湯で短時間という人は、見かけに陰性さがあっても芯に陽性さのある人ですね。

ですから、お爺ちゃんお婆ちゃん世代とお孫さんが一緒にお風呂に入るのは、双方とも疲れます。
お年寄りは体力が低下しているので体を温めたくなりますが、子供はエネルギーに溢れているので体が温まることをむしろ嫌うのです。
そんな時には子供を出たり入ったりさせながら入浴させると、双方ともにご機嫌よくなれます。

ただし、これらは体質的な判断であって、その時の体調によってお風呂の入り方には変化が出てきます。
「きょうは疲れたから、ちょっとぬるめのお湯につかってゆったりしようかな」なんていう時には、一時的な陰性状態になっています。
また「きょうは冷えているから、熱めのお風呂に入ろう」と思う時にも、一時的に陰性になっています。
また、無意識にある部位をお湯につかるようにしようとする時は、その部位が弱っています。

それから、陽性のように思えるのに案外熱いお風呂が好きだったりする人は、その人の芯に陰性さを抱えている場合です。
一方、陰性のように思えるのにぬるめで長湯が好きだったりする人は、その人の芯に陽性さを抱えている場合です。
陽性な人はぬるめのお湯、陰性の人は熱めのお湯が好きなのですが、それに当てはまらない場合は一時的に体調が変化していると考えましょう。
これは体からの重要なサインであり、「今の体調」を知るチャンスでもあります。

たとえば排毒したい場合は、ぬるめのお湯に長く浸かると効果的ですが、その後は体がだるくなりますので、しっかりミネラルを補いましょうね。
朝、出勤前に入浴という方は、熱めのお湯に短時間つかるかシャワーだけの方が良いです。
とても具合が悪い時にはお風呂に入るのも避けたくなりますよね。
そんな時には体が知っているのです。お風呂につかると体力を消耗するので、体が勝手に拒否しているんですね。
体って偉いでしょう?

かつて「マクロビオティックで入浴を考えてみよう」という記事を書きましたが、過去記事を読まない人も多いのでリンクしておきます。
コメントを読みながら「無双原理十二の定理」まで考えられる内容です。

 
 

京筍の炊いたん 京料理人中川善博

 
 

(京筍の炊いたん 料理:京料理人 中川善博)

 
 

カテゴリー: マクロビオティックの陰陽で考えてみよう | 6件のコメント

整理整頓をマクロビオティックの陰陽で考えてみましょう

家事アドバイス講座を始めて23日目を迎えました。
その間に進んだ人、相変わらずの人、考え込んでいる人、それぞれです。
当初の目的はなんだったのか? それは【1】として私のところに届いています。
それを2か月間で達成しようと思うと、相当な決意で取り組まなければなりません。
ですから私は最初に「私も全力疾走します」と明言しました。
文字どおり昼も夜も全力疾走しています。グッと氣を集中して取り組んでいます。

マクロビオティックでいうところの陽性の状態とは、氣が集中出来てそれが持続できることを指しますが、それが可能になるとグンと処理能力がアップします。
そうすると身の回りのことが良い方向に変化するようになって、日々の暮らしに充実感が満ちてきます。
その感覚を味わってもらいたくて、たったそれだけのためにこの講座に時間を割いています。

最初は勢い良くスタートした人も、ちょっとここらへんで息切れしている人もいます。
でも、講座終了まであと38日しかありません。
この間にどこまで到達することを目標にされているでしょうか?
のんびりしていると、ただ物を捨ててお終いになってしまいます。
私が伝えたいのは、身の周りを整えながら新しい判断基準を確実に身につけて、安定した氣とともに生きる喜びを味わってもらうことです。
物という物質を扱いながら精神面を強くする作業でもあります。

精神面の変化が起きるまでは少し時間が必要です。それで2か月間と設定しました。
5月31日までに片付ければ良いのではなく、5月31日までに精神面の変化を感じられるような38日間を送ってください。

*   *   *

ところで、整理と整頓の違いを書いておきます。
小さい時から聞き慣れた整理整頓という言葉ですが、この解釈は実は人それぞれなのです。
著名人でも好き好きに解釈していますので、ここは一つマクロビオティックの陰陽にしたがって解釈を試みましょう。
どちらにもある文字は「整」ですね。これには「束ねる」(陽性)と「分ける」(陰性)の意味があります。
次に「理」ですが、これには「筋道」とか「ことわり」の意味があって、マクロビオティック的に解釈するなら、「秩序」というのが適切ですね。
最後に「頓」ですが、これは「急に」とか「すぐ」という意味があります。(陽性)

これらの文字の意味から考えて、私は次のように解釈するのがマクロビオティック的だと思います。
【整理】捨てたり分けたりしながら、宇宙の秩序に合わせていくこと。
【整頓】捨てたり分けたりした物が、すぐ取り出せる段階まで整理されていること。

ということで、「整理」にはある程度処分的行動(陰性)が含まれますが、その判断基準は宇宙の秩序に沿うことが必要なのです。
単に気分的であったり、過去の想い出に左右されたり感情で決定しないことです。
「整頓」になると「すぐ取り出せる」(陽性)までのレベルが要求されます。

もし今、物を捨てただけという人は、まだ陰性な範疇だと考えましょう。
その残った物が、①どこに②どれだけあるかが把握できて、③すぐ取り出せるようになって初めて陽性なお片づけの終了です。
常にその状態になっていれば、考え方も行動も素早く対応出来ると思いませんか?
私はこの講座でそこまで誘導するつもりでいるのですが、なかなか笛吹けど踊らずというところでしょうか(笑)

 
 

京都タワー

 
 

(京都タワー)

 
 

カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, マクロ美風の家事アドバイス講座, マクロビオティックの陰陽で考えてみよう | 2件のコメント