私ね、いつも思うんです。
人間って細かいことにとらわれすぎている人と、全然細かいことを気にしない人の両極端が多いなって。
むそう塾で多くの塾生さんを見ていると、実に私が勉強になります。
学ばせてもらっています、というのが正直なところです。
人間には能力の差や、器用さ不器用さ、そして性格の違いなどがありますが、それらはマイナス要因ではなく、単なる個性にすぎないと思うのです。
問題はその個性を自分がどのくらい知っていて、それを意識した生き方をしているかどうかというところにあります。
みんな自分は「まとも」だと思って生きているのですが、第三者から見たら必ず気になるところがあるものです。
自分がよりよく生きるためには、その第三者の視点を反映した生き方が必要ですね。
しかし、我の強い人はなかなかそれが出来なくて、自分の気の済むように生きてしまって対人関係がうまくいかない人が多いですね。
でも、ほんのちょっとだけ意識してそれを直そうとするだけで、自分自身がすごく生きやすくなることが多いです。
それはなぜだと思いますか?
それを難しい言葉で説明する人もいるでしょうが、私はマクロビオティックの陰陽で考えます。
自分が何かを直そうとすると、その時自分の陰陽に変化が起きます。
そうすると、自分のまわりにもその波動は伝わりますし、当然のことながら自分にもその結果が返って来ます。
大人より子供はその変化を敏感に感じ取りますので、結果は子供の変化として自分で確認することができたりします。
ですから、不満を並べ立てる暇があったら、まずは自分の陰陽を変えてみることが先だと思うわけです。
陰陽というのは絶対的なものではなく相対的なものなので、対人関係はまさに陰陽を縦横無尽に駆使することによって快適になるのです。
もし今、あなたが対人関係にお悩みなら、ぜひマクロビオティックの考え方を知って、陰陽の視点を加えてみてください。
マクロビオティックとは玄米ご飯を食べる食事法だとか、お肉やお魚や乳製品を避ける食べ方だと思っておられる方には目からウロコかもしれません。
誤解を恐れずに極端な言い方をすれば、私たちは何を食べてもいいのです。
それは人間の体は正しい方向に修正されるようにできているからです。
でも、あまり度がすぎると修正しきれなくなるだけの話です。
そのことを知っていれば、食べ物だけで何とかしようとしたり、マクロビオティックを盲信することもなくなるかと思います。
何を考えるか? 何を実行するか? これが大事ですね。
(マクロビオティックの陰陽がわかる本 日本CI協会)
過去に何度もご紹介しましたが、「マクロビオティックの陰陽がわかる本」には食べ方のことは一切出てきません。
この本は「陰陽はやさしくておもしろい!」「陰陽を人生に活かさないなんてもったいない!」という気持ちを伝えたい想いで制作された本だからです。
この本がきっかけで、あなたの人生に軸ができ、土台ができることを願ってやみません。