10月25日の玄米炊飯講座のこと いつも原点を大切に

10月25日(日)は玄米炊飯講座(愛クラス)の開催日ですが、面白いことにお申込者は3名です。
福島の事故から2か月ほどして、愛クラスへのお申込み状況に異変が起きました。
それはマスコミから流される情報が原因だと思うのですが、玄米を体に悪いものととらえるか良いものととらえるかの違いですね。
結論は無農薬の玄米を入手して玄米を食べた方が良いのですが、うわべだけの考え方をしていると、玄米は放射能汚染の影響が大きいから食べない方が良いと思ってしまうんでしょうね。
もったいないことだと思います。

さまざまなことでいっぱい汚染されている時代だからこそ、玄米の排出力を活かして体をお掃除した方が良いのですが、ここでまた玄米のキレート作用は体に悪いという情報が気になって白米にする人がいるのでしょう。
情報というものは必ず良い面と悪い面があるので、どちらか一方を信じてしまうと本当のところに行きつけないままになってしまいますね。

とまあ、玄米に関してはこんな現実なのですが、むそう塾でお教えしている玄米ご飯は毎日健康のために貢献してくれています。
玄米ご飯と白米ご飯を一定期間食べ比べてみれば、その結果ははっきりしているので、むそう塾生は体験的に玄米ご飯の方が体調が良いと実感して、いつも最高の炊き上がりをキープするようにお弁当投稿なども通じて頑張っています。

しかし、むそう塾は玄米一辺倒なのではありません。
玄米より白米の方がその人の体調や環境に合うと判断すれば白米の方をおすすめしています。
何が何でも玄米だとこだわっているわけではないのですが、お料理の基本が玄米ご飯の炊き方にいっぱい含まれているので、今のところは最初にそれをお教えしているだけです。

むそう塾が教えている玄米ご飯の炊き方だと、腸に病気を抱えてお薬を飲んでいる人でも体調が良くなってくれる現実があります。
これはむそう塾を始めた頃からそういう人がいて、毎年そういう人が増えるので、やはり腸にいいんだなあと思っている次第です。
先日も新人さんから、一生飲み続けるはずのステロイドの量が減ったという報告がありました。
玄米ご飯を食べるようになって1か月目でその報告を受け、2か月目の今月もさらにその報告がありました。
嬉しかったです。
きっともっと減ってくれると信じています。

たかが主食ですが、体全体の健康を左右する力を持っているのが主食でもあります。
むそう塾ではこの主食をしっかりさせて、その上に美味しいお料理が作れるようなカリキュラムにしています。
美味しいお料理の登竜門がこの愛クラスになります。
10月25日の愛クラスは人数が少ないことを活かして、実際に玄米ご飯を炊きたい再受講希望者も受け入れることにします。

お鍋を持ってきて、炊き方の勘違いがないかどうかを中川さんに確かめてもらうことはとても重要なことです。
かつて「炊こう会」なんてしていましたが、それと同じ要領です。
新米になると炊き方が変化します。
お米の出来上がりは毎年変化するので当然のことですね。
その年のそのお米にピッタリの炊き方を、そして食べる人の体調にピッタリの炊き方を伝授します。
炊き上がりがイマイチの人は再受講なさってくださいね。
みんなで美味しい玄米ご飯dayにしましょう。

 
 

中川式玄米ご飯の炊き方教室 むそう塾 京都

 
 

(中川式玄米ご飯 料理:京料理人  中川善博)

ところで、玄米ご飯を食べないマクロビオティック指導者が時々おられます。
それはその人にはもう玄米ご飯が合わなくなっていて、玄米ご飯が入らないからです。
白米や麺類ばかり食べて、それが心地よく感じるんですね。
あるいは辛うじて玄米ご飯を食べているのですが、大量のお酒を飲んだり、大量の果物を摂る指導者もいました。

つまり玄米の炊き方が陽性なために陰性のものを体が欲するんですね。
あるいはおかずが塩辛くて、塩抜きをしなければ体調が悪くなってしまった指導者もおられます。
どの場合も偏りが招いた結果なので、むそう塾では玄米ご飯を白米のように食べられる炊き上がりにしています。
おかずは一般のマクロビオティック料理教室とは隔世の感がする美味しさと中庸さです。

 
 
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