白米餅のような玄米餅を冷凍のまま焼いてみたら

私がマクロビオティックを知った頃は、玄米餅といえば不思議な色をしてブツッと切れてしまう伸びの悪いものでした。
しかし、某会社の社長さんが会社で食べさせてくれた玄米餅は、色白で伸びるのです。
私のあまりにもビックリする様子に、お土産として少し持たせてくれました。
それを食べた夫も「美味しいねぇ」とのこと。
その社長さんはマクロビオティック関連の商品も手がけているので、ずいぶんお世話になりました。

それから月日が経って、再び色白の玄米餅に出会いました。
「あもさん」


 
 

初めてこのお餅を食べた時には、その白さから白米のお餅ではないかと疑ったほどです。
だって、玄米餅につきものの「伸びない」ということがないのです。
この玄米餅はむそう塾の中川さんが開発したのですが、中川式の玄米ご飯と同じく「白米のような」仕上がりです。
本当に間違う人がいるので、わざわざ玄米の粒をお餅にちょっとだけ入れているのだとか。
(写真のつぶつぶは玄米です)

ところで、私は京都の家の冷凍庫にも、必ずこのあもさんを切らさないように入れています。
ちょっとお腹がすいたときに焼いたり、おうどんの丼の下に忍ばせて「力うどん」(関西ではカチンうどんと言うそうな)にするのが好きです。
力うどんにすると、小麦粉だけでなく玄米も摂れるので、陰陽バランスとしても陽性さが増します。

焼く時にはお醤油をつけて、焼き海苔をグルリと巻いて食べるのが好きです。
もちろん、焼き海苔は酸処理をしていないもの。
先日も京都の家でお餅を焼いていました。
オーブントースターで焼いたのですが、このトースターはお餅も綺麗に焼けますね。
普通は解凍してから焼くのですが、実験に冷凍庫から出してすぐ焼いてみました。
でも、こんなに膨らみましたよ。
もちろん、解凍した時より時間はかかりますけどね。

 
 

ぷっくり膨らんで来ました。
右側がちょっと厚かったので、まだもう一息です。
もう少し様子を見ていたら、こんなになりました。
だから伸びる玄米餅なんです。

 
 

ちなみに、トースターは「バルミューダ」でした。
これで焼くと、しっとり焼けるような気がします。
スチームのせいかも。

 
 

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「陰陽別お出汁の取り方と味噌汁大全講座」開催のご案内

こちらの記事にもありますように、日本人はお味噌汁によって健康を保ってきました。
しかし近年では、お出汁のとり方が分からないとか、インスタントのお出汁にしてしまうとか、日本人でありながら親世代であってもお味噌汁がちゃんと作れない人が増えています。
それは本当に美味しいお味噌汁の作り方が分からないだけでなく、マクロビオティックの陰陽で考えると体調に合っていないお味噌汁だから美味しく感じないのかもしれません。

本当に体調に合っているお味噌汁は、一つひとつの細胞に染み渡る感じがするほど美味しいものです。
そういうお味噌汁を作るには、いくつかのポイントがありますので、それをぜひマスターしていただいて、あなただけでなく、次世代に伝えてあげられる一生モノのお味噌汁のすべてを学べる講座を企画しました。

むそう塾ではプロの京料理人が、正統派のお出汁の取り方からお味噌汁の具の組み合わせまで、それはそれは美味しい上に凄い内容のお味噌汁を伝授してきました。
そして、それらはすべてマクロビオティックの陰陽も考えていますので、お出汁の取り方も陰陽二つのタイプを用意して、食べる人の体調や健康面を考えてあります。

また、家庭でいただくお味噌汁のみでなく、学校やお勤め先でも温かいお味噌汁が飲めるように工夫された「モバイル味噌汁」もお教えします。
むそう塾のOBENTERS™の皆さんは、玄米ご飯のお弁当とこの「モバイル味噌汁」(通称モバ味噌)を毎朝作って、ご家族の健康を守るべく頑張っています。

今まではそれぞれに開催しておりましたお味噌汁講座を、今年は一つの講座に合体して開催することになりました。
遠くから受講される皆さんのご負担を少しでも減らすため、一日に凝縮してお伝えします。
なお、この講座はすでに下の講座を受講された人は受講されなくてもよろしいです。
「2010年版  圧力鍋料理とモバイル味噌汁講座」
「2015年版  お出汁の取り方と体調に合わせた絶品お味噌汁講座」

むそう塾のパスポートを取得された方には、「むそう塾三種の神器」として「玄米ご飯・お味噌汁・糠漬け」をしっかり確立なさって、健康の土台を築いてくださいますように。

*   *   *

【講座名】
「陰陽別お出汁の取り方と味噌汁大全講座」

【開催日】
2017年3月26日(

【会場】
「なかがわ」京都市左京区孫橋町18

【内容】
下記内容をデモ形式で行ない、モバイル味噌汁については1名ずつご希望の組み合わせで実習していただきます。
・一番出汁の取り方
・野菜出汁の取り方
・具材やお出汁とお味噌の組み合わせ方、切り方、煮方、お味噌の溶き方
・モバイル味噌汁(味噌と具の組み合わせ四季別一覧表付、モバイル容器をプレゼント)

【タイムテーブル】
11:00      開場
11:30~16:00 デモ&試食
16:00      写真撮影&解散

【定員】
10名

【受講資格】
むそう塾のパスポート取得者

【お子様】
会場が狭いため、申し訳ありませんがご同伴出来ません

【受講費】
54,000円(消費税を含む)

【受講費の支払期限】
仮受付メールが届いてから7日以内

【申し込み方法】
こちらの予約システムから 2016年1月18日(水)21:15受付開始

【締切】
定員になり次第

【キャンセル料】
・入金前:0%
・開催日の15日前〜8日前:受講費の50%
・開催日の7日前〜当日:受講費の100%
(ご返金に伴う振込手数料はいただきません)

 
 

 
 

(美味!なお味噌汁 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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「中川式玄米稲荷寿司&春夏バージョン金平牛蒡講座」のご案内

もうこの講座のご説明をする必要はないかと思われます(笑)
そのくらいこの講座を心待ちにしている人は多く、このために絶対「上級幸せコース」に行きたいっと思ってくれている塾生さんもいらっしゃるほどです。
私が「あとひき稲荷」と命名しているほど美味しい稲荷寿司です。
この稲荷寿司と巻き寿司をセットにした「助六寿司」も塾生さんの憧れです。
ぜひ作れるようになってくださいね。

【講座名】
「中川式玄米稲荷寿司と春夏バージョン金平牛蒡講座」

【開催日】
2017年2月26日(

【会場】
「なかがわ」京都市左京区孫橋町18

【内容】
・中川式玄米稲荷寿司(デモ&一部実習&試食)
・春夏バージョン金平牛蒡(デモ&試食)
・昼食(玄米ご飯・春のおかず・お味噌汁・糠漬け)
・お土産稲荷寿司(一人前)

【タイムテーブル】
11:00 開場
11:30〜12:15 昼食
12:30〜16:30 デモ&実習&試食
16:30 解散

【定員】
8名

【受講資格】
上級幸せコース在籍者

【お子様】
会場が狭いため、申し訳ありませんがご同伴出来ません

【受講費】
54,000円(消費税を含む)

【受講費の支払期限】
仮受付メールが届いてから7日以内

【申し込み方法】
こちらの予約システムから 2017年1月18日(水)21:00受付開始

【締切】
定員になり次第

【キャンセル料】
・入金前:0%
・開催日の15日前〜8日前:受講費の50%
・開催日の7日前〜当日:受講費の100%
(ご返金に伴う振込手数料はいただきません)

 
 

中川式玄米稲荷寿司 むそう塾 

 
 

(中川式玄米稲荷寿司 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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「みそ汁は、いわば肉汁。日本人のスタミナ源だよ」by小泉武夫

先日発酵学でお馴染みの小泉武夫氏の記事を書きましたが、お味噌について語った記事もありましたのでご紹介します。

発酵学の第一人者・小泉武夫さんに聞く。「みそ汁は、いわば肉汁。日本人のスタミナ源だよ」

お味噌汁の効能についてはすでに皆さんもご存知でしょうが、お若い方にはお味噌汁を飲む習慣がない人もおられるので、あえてリンクしておきます。
毎日コーヒーは飲んでもお味噌汁は飲んでいない生活を続けていると、いつしか不調が増えたり、睡眠の質が低下したり、なかなかやる気モードにならなかったり、数え上げればキリがありません。

むそう塾でもお味噌汁の大切さはずっと伝え続けていて、日本の食文化としても、マクロビオティックの観点としても、お味噌汁の重要性は確実にお伝えしておくため、力を入れて頑張っています。
3月26日(日)にはお味噌汁の講座も開催しますので、まだ受講されていない方はご予定を空けておいてくださいね。
後日募集記事をアップします。

 
 

 
 

(ある日のお味噌汁 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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マクロビオティックの盲点
塾生のきょうの100点お弁当
陰陽を感じる日々の暮らし
中川善博から娘へのお弁当
中川善博厳選!おすすめ器具と食材

 
 

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再び小泉武夫氏の「日本人よ、和食にかえれ!」

2013年の記事に小泉武夫氏の文章で「日本人よ、和食にかえれ!」というのがあります。
その後ブログをリニューアルした際にうまく移行できなかったようで、とても見苦しくなっていますので、こちらにもう一度記事を上げておきます。
今食べ物のことでお悩みの方、体調不良の方、そして、マクロビオティックでわけが分からなくなっている方、多くの人に参考になる文章だと思います。
何を食べようかなと迷ったら、この記事を思い出してくださったら嬉しいです。
きっと体が喜んでくれるはずですから。

ただし、ここで注意すべきことがあります。
それは植物が昔のようにミネラルをたっぷり含んだものが少なくなったということです。
それは土壌が昔より悪くなっているからですね。
大量の農薬の問題もあります。
私達が食材を選ぶ時には、植物性はもちろんのこと、動物性にいたるまですべて作られ方や育てられ方や産地に気をつけなければならない時代になってしまいました。
つまり「質」の問題ですね。

マクロビオティックを知っている人なら陰陽で質の問題を考えたら良いでしょう。
食材の質を落としてしまう原因を陰陽で判断するのです。
そうすると、次に打つ手が見えて来ます。
いたずらに悲観ばかりするのではなく、必ず解決策を考えながら上手に「和食」を食卓に載せましょう。

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「日本人よ、和食にかえれ!」

日本人が長年、食べ続けてきた「和食」とは、どんな食べ物なのでしょう?

和食は、八つの食材によって成り立っています。

一つ目は、根菜類。ニンジンやゴボウ、大根、イモなど、土の中に入っている根っこや茎ですね。

二つ目は、菜っ葉。白菜、ホウレンソウ、小松菜などがこれに含まれます。

三つ目は、青果。トマトやキュウリ、それからリンゴやブドウ、ナシなどのくだものもここに入ります。

四つ目は、山菜ときのこ。ワラビやゼンマイ、シイタケやシメジなどの山の幸です。

五つ目は、豆類。特に大豆は“畑の肉”と呼ばれるほどの豊富なタンパク質を摂取できるので、豆腐や納豆にして毎日の食卓にのぼるだけでなく、発酵させて、味噌や醤油の原材料として活躍します。

六つ目は、海草。ワカメやヒジキ、海苔などのことですね。

七つ目は、主食の米。それから麦。

最後の八つ目は、動物タンパク質です。日本人は昔から牛や豚などの肉を食べなかったかわりに、魚を食べてきました。だけど、食卓に必ず魚がのぼったかというと、そうではありません。魚は日本人の民族食のひとつで、肉より栄養を摂取する効率がよいというデータもあるくらいですが、海から離れた土地に住んでいた人にとっては、なければないですむ食材でした。

つまり、和食というのは最初に挙げた、七つの食材で構成されています。それらの食材に共通しているのは、植物だということです。
植物というのは、動物のように自分で移動することができませんから、生きていくための栄養を摂取するには、太陽の光を浴びて光合成するか、地に根をおろして栄養素を吸い取るしかありません。
地面の栄養素というのは、カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄、マンガン、亜鉛などのミネラルです。和食を食べてきた日本人は、つねに豊富なミネラルを摂取していたわけです。

食べ物が人間に大きな影響を与えると言いましたが、食べ物は体のつくりだけでなく、心にも大きな影響を与えるんです。というのも、和食に豊富に含まれているミネラルは、副腎髄質というところから分泌されるアドレナリンという興奮ホルモンの働きのバランスを整え、ストレスを軽減する作用があるからです。日本人の性格がおだやかで、困難な事態にも冷静に対処することができるのは、和食パワーのおかげだと私は思っています。

ところが、戦後60年間で肉や油の消費量は急速に増え、日本人のミネラルの摂取量は4分の1に落ちてしまいました。これは、“あの人は切れ者だ”とか“頭がキレる”という具合に、かつて褒め言葉だったはずの“キレる”という言葉が逆の意味に使われるようになったことと無関係ではないでしょう。

それから、ミネラルのひとつである亜鉛は、“セックス・ミネラル”ともいわれていて、精子をつくるための重要な役割を果たします。もしかしたら、女性化して“草食男子”と呼ばれている現代の若者が現れるのは、当然のことだったのかもしれません。

また、日本人の死因の上位を生活習慣病が占めているのも、肉や油にかたよった食習慣が原因になっていることも言うまでもありません。
だから私は、声を大にして主張します。
日本人よ、和食にかえれ!
和食を食べて、日本人らしさを取り戻せ! と

 
 


(菜の花のからし浸け 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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