「開墾のはじめは豚とひとつ鍋」 北海道の十勝と曽祖父とお菓子

北海道の十勝には、「ひとつ鍋」というお菓子があります。
これは北海道開拓に当たった依田勉三という人が、「開墾のはじめは豚とひとつ鍋」という言葉を残したところから来ています。
中に求肥が入っていて、私の大好きなお菓子でした。
もう、50年近く食べていませんが・・・。

私の母方の曽祖父・曾祖母は、鹿児島から大勢の人を連れて十勝入りして、開墾の果てに十勝の地に骨を埋めました。
まだまだ士農工商が身についた時代ですから、曽祖父自身は鍬を振るうより指揮する立場にあったそうです。

曽祖父は鉱脈探しをしていたそうですが、膨大なお金がかかるので、その資金は鹿児島の実家から送られていたようです。
十勝でも海沿いの離れた所に住んでいたため、私は写真でしか見ていないのですが、胸まで伸びた白いお髭が堂々としていて素敵でした。

その曽祖父の写真を、小学生の私はずっと筆箱に忍ばせて御守りのようにしていました。
ですから、特別な想いがあるのかもしれません。

母は5歳の時に実母を亡くし、その後尋常高等小学校(今の中学校)を卒業するまで、曽祖父母に育てられました。
ですから、武家教育の片鱗とともに女性としての嗜みも古いものでした。
嫁入り道具の中にお琴があって、母の鏡台の引き出しからお琴の爪を見つけて遊んで怒られたのをよく憶えています。

母はよく曽祖父や曾祖母の話をしてくれたので、鹿児島は九州で一番最初に旅行先に選びました。
兄も私と同じで、曽祖父のことが大好きで、鹿児島の曽祖父の実家を訪ねたそうです。
今も立派で長〜い塀に囲まれた中に、当主が住まわれていたそうです。

こうして、自分のルーツを辿れるのはありがたいものです。
精神的な支えにもなって、自分も頑張ろうというエネルギーが湧いてきます。

兄と私はどうやら曽祖父の性格によく似ているようで、新しいことに強く興味を持つようです。
何歳になっても夢をもって、新しいことに挑戦できるなら、そんなに嬉しいことはないのですが、そのためには健康を確保しなくてはなりません。

鹿児島には美味しい黒豚があるので、それを使って健康のために活躍してもらいましょうか。
中川さんは、京都は牛肉文化だと話していましたので、それで豚肉はそんなに使いたくなかったのかもしれません。
でも、私にはこんな想いがいっぱいこもった豚肉なのです。

長生きだった曽祖父(96歳没)と曾祖母(94歳没)も食べたであろう豚肉料理を、中川さんの腕でさらに美味しくしてもらうことを、とても楽しみにしています。

 
 


(十勝日誌 画像は六花亭のサイトからお借りしました。)

 
 

「ひとつ鍋」単体より、私は「十勝日誌」であれこれ入っている方が好きです。
十勝にはお菓子の材料がいっぱいあるので、案外お菓子王国なんですよ。

 
 

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湯豆腐が食べたくなった私と新しい講座

昨日の授業で、お豆腐を使いました。
お馴染みの「揚出し豆腐」ですが、かつては私の大好きな食べ物でした。

でも、マクロビオティックを知ってから、お豆腐の陰性さを意識して、とんと食べなくなってしまいました。
夏でも冷奴は食べない私で、それは今も続いています。
我慢しているのではなく、食べたいと思わないのです。

ところが昨日、教室でお豆腐を見ていると、ふっと懐かしい昔を想い出しました。
お蕎麦屋さんで、中川さんと二人で湯豆腐をいただいたことを。
私がお豆腐をいただくなんて、例外中の例外のことなのでよく憶えています。
日本酒を1号だけ注文して、あれこれむそう塾のことを語り合いながら、お鍋の湯気を見つめていました。

それが昔のことのようになった今、あれこれ忙しくてほっこりする時間がないなぁと思ったのです。
冬は空気も乾燥しているので、お鍋は最高ですが、シンプルな湯豆腐もいいですね。

そういえば、京都は言わずと知れたお豆腐料理の多い地域です。
お豆腐だけでなく、お揚げもよく使います。
むそう塾は、そんな京都にありながら、お豆腐料理をあんまり教えていなかったなぁと思いました。

ふと、みんなでお鍋を囲みたいと思いました。
ふわふわと漂う湯気を見つめたいと思いました。
だから、湯豆腐の講座をしようかな。

「そんなの知っている!」というお料理ばかりですが、だからこそ、中川さんから教わりたいと思う私です。
そんなことを中川さんに話したら、こんな案が出てきました。

【おなじみ料理講座 第1回】
・湯豆腐
・豚汁
・もつ煮込
・大学芋
・豚丼
・なめらかココア  ← 作り方が画期的

寒いうちに開催したいけど、平日しか空いていません(泣)
平日でも受講してくださる人はいらっしゃるのかな?
※ 現在は2月18日(金)が候補日で、Twitter上で話が進んでいます。

 
 

残念ながら、湯豆腐の写真はないので、揚出し豆腐の写真を載せておきましょう。

(揚出し豆腐 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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【新】中川式鉄火味噌が出来上がりました

昨日は京都も雪が積もりました。
本格的な冬の到来です。

ニュースではオミクロン株のことで大騒ぎですが、むそう塾とともに前々から免疫力を大事にしている私たちとしては、いつもどおり淡々と暮らすだけですね。
何十年も、何年もかけて、本物の健康を作って来た私たちは、今こそ本領を発揮すべきときです。
迷うことなく、今までどおりの食生活と環境を整えて、背筋を伸ばしていましょう。

 
 

今年最初の鉄火味噌が出来上がりました。
中川さんと麗可さんの「合作  中川式鉄火味噌」です。
塾長が牛蒡や人参を桂剥きして刻んでいます。
この桂剥きの難しさは、幸せコースに来られた皆さんなら誰しもご理解していただけるでしょう。

オミクロンにも負けないように、お守りとして常備されておくことをおすすめします。

販売方法は今年から「お宝さんDIRECT」として取り扱います。
糠漬けや珈琲豆と一緒にお送りすることができます。
事前にご連絡いただければ、教室でお渡しすることもできます。

*   *   *

【注文できる人】
①むそう塾の幸せコース在籍以上
②現在コースに通っていなくてもOK
③2022年度幸せコース申込者
④むそう塾が特別に許可した人

【注文先】
中川善博
メールアドレス:order.musojuku@gmail.com
<メールの記載事項>
・お名前
・塾生番号
・郵便番号
・住所
・電話番号
・個数

【代金の支払方法】
1)代金の支払時期:品物を受け取ってから
2)鉄火味噌代金:22gで5,000円(消費税込)
3)送料の支払先:受領時にヤマト運輸へ
4)代金の支払先:PayPay銀行のジョブズ口座へ

 
 

(塾長によって桂剥きされていく牛蒡)

 
 

(中川式鉄火味噌 料理:京料理人 中川善博&スタッフ麗可 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

(中川式鉄火味噌 料理:京料理人 中川善博&スタッフ麗可 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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【ご案内】
これから開催予定の講座案内 最新版
中川式糠床宅配のご注文方法
中川式糠漬け(じゃい安Direct)のご注文方法
中川式鉄火味噌のご注文方法
シリットecontrol 鍋のご注文方法
むそう塾が教えている陰陽料理名一覧
【サイト内の記事】
マクロビオティックの盲点
塾生のきょうの100点お弁当
中川善博から娘へのお弁当
中川善博厳選!おすすめ器具と食材

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マフラーやハンドバッグを選ぶ時あなたはどんなふうにしていますか?

今、ある塾生さんと変身作戦を進めています。
イメージを変えるのに一番大きいのはヘアスタイル。
ということで、あれこれネットから似合いそうなヘアスタイルをご紹介しました。
あとは担当美容師さんの腕とセンス次第。

次は服装。
まずはコートから。
今はコートの季節ではありますが、もうすぐ春になるので、ここはマフラーをお顔に合う色に変えてもらうことで進行中。
マフラーは一番選びやすい商品なのですが、毛玉になりやすい素材は避けた方がいいですね。
襟元で結ぶと毛玉になりやすいので、コートの襟型と相談して決めます。
少し明るめの色で、元気そうに見える色をおすすめしています。

私は過去に真っ赤なコートを着ていたことがあるのですが、赤のコートはテンションが上って最高です。
でも、そんな時のマフラーは黒にしていました。

他にも真っ赤でロングのコートを一目惚れで買ったことがあります。
これは真冬用ではないので、マフラーではおかしいのですが、襟元が大きく開いているので、お洋服と合わないときにはスカーフが欲しくなります。
さんざんデパートやらネット販売を探しましたが見つかりません。
そこで思いついたのが「帯揚げ」です。
帯揚げなら色は豊富ですし、スカーフ代わりに使えます。

ということで検索すると、なんと!
着物の生地を創っているところで、後継ぎさんが洋服にも使えそうなシルク生地の製品を販売しているサイトを見つけました。
ここで赤と黒のグラデーションに染め上げた帯揚げもどきのスカーフを購入してピッタリ!

あとは、レディースにこだわらないで、メンズの商品も見てみます。
この前塾生さんが褒めてくださったマフラーは、実はメンズ売り場で見つけたものでした。
オレンジ色に模様が入っていて、それが素敵だなと思ったのです。
今の時代のメンズはなかなかカラフルですよ(^o^)

あ、そうそう。赤のハンドバッグも楽しくなります。
赤を選ぶ時は、ちょっと小さめの方が可愛いですね。
赤のハンドバッグに負けないオーラを持っている人は、赤の大きめでも大丈夫。

ところで、ハンドバックはピンからキリまであって、一番迷うところかもしれません。
でも、私は使い勝手を最優先しています。
決してブランドで買うことはしません。
素材とデザインで決めます。
しかし、なぜかエルメスって使用済みのものでも高価な値段で取り引きされるんですよね。
使ってみた感じでは、エルメスより使い良いブランドもあるのですが。

そのバッグに何を入れたいのか?
それがはっきりしていたら、バッグ選びで悩むことはありません。
私は先に「こんなデザインで、こんなサイズのバッグがほしい」と決まっていて、それに合うものを探します。
どうしてもない場合は作ってもらうことも考えます。

昔、横浜に住んでいた時、伊勢佐木町にお気に入りのハンドバッグ屋さんがありました。
そこの商品は皮の状態がとてもよいのと、デザインが素敵なものが多かったのでよく通っていました。
ある時、ニシキヘビの小さな小さなバッグを購入したのですが、とても使い勝手がよくて、みんなにも素敵だと褒められました。
(実は、このバッグを持っているときは、本当によくお金が入って来ました。)

これよりもう少し大きくて、パープルのバッグが欲しかったのですが、横浜のあちこちのお店に行ってもなかなかありません。
そこで、例のお店に希望のデザインを伝えたところ、「うちで作りましょうか?」と言われて、工場から皮を運ばせて見せてくれました。
どうせ作るならと、好みの色に染めてもらいました。
これもかなり評判のよいバッグになりました。

仕事が変わって、A4サイズの書類が入るバッグが必要になったとき、東京のデパートでピッタリのバッグを見つけたのですが、1色だけでは洋服が変わった時困ります。
それで、同じデザインで色違いを希望したところ、「ご希望の色で作りましょう」と言ってくれました。
こうして同じデザインのバッグが、色違いで4個出来上がりました。

現在は、仕事の内容に合うデザインのものをメインにして、同じデザインで6個持っています。
お洋服の色に合わせて持ち替えています。

あ、バッグだけでなく、寝具も希望どおりの物がない場合は、デパートでも受注してくれますよ。
シーツでも布団カバーでも受けてくれます。
その代わり少し期間がかかるのと、ちょっと割高になりますが、それは当然のことですね。

物を買うときには、あくまでも「こんなのがほしい」というのを決めましょう。
それが決まらないという人は、常々こだわりが少ないのだと思います。
そういう人はこだわり派の人に相談するとよいです。
たくさんの情報を持っていて、教えてくれるでしょうから。

模倣でもよいから、最初はこだわり派のお勧め品を使ってみて、そこから自分なりの使い勝手を構築していけばよいのです。
決して安売りに騙されてはいけません。

これは服装に限らず、台所用品や食器でも同じです。
実際に使ってみて、デパートなどで手にとってみて、目や手で確認するようにしましょう。
いきなりネットだけで決めようとすると、リスクを伴います。
でも、見る目が育ってきたら、ネットでも買えるようになります。

私は買う目的がなくてもデパートをウロウロするのが好きです。
新しい発見があったり、新商品に触れたり、気がついたら相当な歩数を歩いていたりします。
あ、これって健康のためにはよいかも(笑)
太陽の光は浴びられないけど。

 
 

 
 

これはザックリ織ったタイシルクです。
お安いのですが色が気に入って買いました。
季節の変わり目のちょっと肌寒いとき、バッグに忍ばせておくと重宝します。
地味なコートのときには、こんな鮮やかな色でお顔周りを華やかにすると元気が出ますよ。
ブルーは陰性な色なのですが、光沢は陽性の輝きをもたらしてくれます。

 
 

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「濃いえのき」が美味しかったよ 鹿児島阿久根産

同じ食材でも
生で食べる
茹でて食べる
焼いて食べる
揚げてたべる
何かに浸けて時間が経ってから食べる
調味料を加えて漬けてから食べる
乾燥してから食べる

などの方法があって、それぞれに陰陽が異なります。
どれが良いというよりも、自分の体調に合わせて一番ピッタリくるものを選べばよいのです。
つまり、目的に応じて食材をチョイスすればいいわけです。

一般的にきのこは暗くてジメジメしたところで育つため、陰性に分類されますが、その陰性さゆえに解毒作用があります。
主に動物性や脂(油)の毒消しをしてくれるので、肝臓にとってはお助け食品です。

きのこは干すことによって生にはない「うまみ」を増します。
今は乾燥機が使われますが、太陽の熱で乾燥させられたら最高ですよね。
人間だって日光浴をしたら健康になれるように、乾物全体に陽性のエネルギーが宿ります。

お料理でよく使われる干し椎茸ですが、生を調理したら嫌いでも干し椎茸なら食べられるという人がいるのは、椎茸の陰陽と旨味が変わるからですね。

ところで、自然食品店経由で「濃いえのき」というのが手に入りました。
乾燥品でそのままお料理に使えます。
私は今夜パスタに使ってみましたが、お手軽でとても美味しかったです。
お味噌汁やスープ、炊き込みごはん、ピザ、リゾット、サラダのトッピングにもよいと袋に書いてありましたよ。

 
 

【濃いえのき】
農事組合法人三笠えのき茸生産組合

 
 

 
 

 
 

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