体の声には不思議な声もある チョコレートの場合

【体の声】

マクロビオティックではよく「体の声をきく」という言い方をします。
私もまだマクロビオティックを始めたばかりの頃は、この「体の声」というのがピンと来ませんでした。

その後むそう塾を始めるようになっても、西洋的な考え方一辺倒で来た人は、特にこの曖昧な表現が苦手のようでした。

でも、だんだん陰陽の考え方に慣れてくると、その曖昧な表現の言わんとするところが解るようになって来るので、面白いなあと思っています。

たとえばあなたが、「お味噌汁を飲みたい」と感じたら、それが「体の声」なのです。
白いごはんを食べたかったら、それも「体の声」。
お肉を食べたかったら、それも「体の声」。
アイスを食べたかったら、それも「体の声」。
チョコレートを食べたかったら、それも「体の声」。

というわけで、「食べたい」と感じたものを食べるのが「体の声」に従った食べ方となりますが、実はその後が大事なのです。
「食べたい」と感じても、食べた後体の調子が快適でない場合は、「そんなに合っていない」ことになります。

 
 

【チョコレートを食べたいと思ったとき】

たとえば、塩辛いものを食べた後に、お水をほしくなることがありますよね。
これはまさに「体の声」です。
では、甘いものを食べた後に塩味のものが食べたくなった場合はどうなのか?
これも「体の声」です。

しかし、たとえば朝起きたときとか、空腹時にチョコレートが食べたいと思ったときは、表面的には「体の声」であるように思えても、実はマグネシウム不足であることがあります。

チョコレートはカカオの実から作られていて、マグネシウムが豊富なわけです。
だから体は、マグネシウムを求めた結果がチョコレートだったというわけね。

でも、甘いものを食べると、それを体内で燃焼する時にミネラルを消費するのです。
ということは、ここでは甘くないものでミネラルを補えばよいのであって、チョコレートを食べるのは陰陽を知っている者の選択ではありません。

私は食事指導で、甘いものを食べるときはそれに見合ったミネラルも摂るようにアドバイスしています。
甘いもので失われる体内のミネラルを、一緒に補っておくのです。

こんなふうに、「体の声」というのは目安にもなりますが、時々「不思議な声」もありますので、盲目的に従わないように注意が必要です。

 
 


(小松菜の胡麻和え 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

マグネシウムは胡麻にも多く含まれます。
粒よりすり胡麻の方が吸収しやすいです。

 
 

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出汁巻き玉子の投稿動画について 巻きすの部分も含めること

2021年度の「出汁巻き玉子の投稿」が始まっております。
投稿の仕方については、授業でも説明しましたし、以前の記事にも書きましたが、投稿された動画を見ていると正しく認識されていないものがあります。

投稿では、巻きすの扱い方が正しくできているかも確認したいので、巻きすで巻いているところも動画に入るように撮影してください。

巻きすの特徴と扱い方は、他のお料理でも問われる重要な内容なので、正しく覚えていただくためです。

下の写真で、中川さんの右手中指が、きちんと左側の巻きすを踏まえての位置であることをご理解できれば正解です。
ダブダブに巻いているわけではありません。

 
 

 
 

次に、スタッフの麗可ちゃんが出汁巻きを巻いている動画をご紹介しましょう。
たまたま巻きすがちょうどいい位置に来なかった場合は、動画にあるように玉子の位置をずらしてから巻きます。
ご参考になさってください。

 
 

 
 

なお、巻きすが上手に使えるようになると、下の記事のように色々な形の出汁巻き玉子を楽しめるようになりますよ。
料理人中川善博による出汁巻き玉子の盛付け例 2014.11.25
続 料理人中川善博による出汁巻き玉子の盛付け例 2014.11.26

 
 

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ふと思う幸せ

ふと思った

埼玉に行っても

京都に来ても

自分のベッドがある

なんて幸せなことだろう

 
 

 
 

見慣れている埼玉のマンションの入口

お掃除してくれる管理人さんに感謝

(黒タイルに模様はなく、近所の建物が反射している)

 
 

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「会って、話すこと。」を陰陽で考えると?

【会って、話すこと。】

この本を手にしたら、きっとあなたは一気読みすることだろう。

漫画のような手触り、読みやすさ。

内容は濃すぎるほど濃い。

何歳の人が読んでも胸に響く言葉がある。

 
 

【陰陽で考えると?】

私は「会って話す」ことを大事にしている。

体温を感じたいから。

 
 

陰陽でいうなら、オンラインより会う方が陽性だ。

オンラインで伝わる内容は陰性な部分だから、私はもっと陽性な部分を伝えたい。

人と会うと、細胞全体で感じるものがある。

仮に無言であっても、相手の目を直視しただけて伝わるものがある。

これが陽性というものだ。

 
 

電子書籍と紙の本の場合、電子書籍が陰性で、紙の本が陽性。

電子書籍もよいが、この本は紙の本で読むと、もっと五感で感じられる。

 
 

会って、話すこと。 田中泰延著)

 
 

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教室の大掃除と美味しいお料理 八海山の“あまさけ”

昨日は教室の大掃除の日でした。
自発的にお掃除を手伝ってくれる人たちが、朝から集まってくれて、あちこちを大掃除してくれました。
お掃除隊の皆さん、ありがとうございました。

途中でお食事タイムになるのですが、これが何になるかは当日まで分かりません。
中川さんがあれこれ作ってくれます。
まずはグビグビ!
(たくやさんのところから美味しいお刺身も届きました。)

 
 

塾生さんが大きな穴子を差し入れしてくれたので、中川さんが鱧のように骨切りして焼いてくれました。
美味しかったー♪

 
 

里芋と烏賊って、どうしてこんなに合うのでしょうか?
有無を言わせぬ美味しさですね。
煮汁は一滴残さずゴクゴク飲み干します。

 
 

もちろん、糠漬けは必須です。

 
 

最後は、ホットのバナナパウンドケーキと珈琲。

 
 

【あまさけ】

 
途中で中川さんが面白いものを持って来ました。
何やら、八海山の甘酒なんだとか。
あの美味しい日本酒の八海山です。

「あまさけ」

ヤクルトより大きいけど、ちょっとヤクルトのような感じでした。
私はもうちょっと甘さ控えめでもいいかな、と思っていたら、そういうタイプもあるようです。
「すっきりあまさけ」

甘酒は「飲む点滴」といって、体力の落ちた人には救いになる飲み物です。
発酵の力が腸内環境を助けてくれるからですね。
折しも今は、コロナで免疫力のことが連日取り上げられています。
日頃からこういう発酵の力を借りておくのもよいかと思います。

 
 

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