むそう塾では「復習投稿」というのがあります。
任意なので投稿したい人だけ投稿するのですが、この投稿文に書かれている内容にウルッとしたり、安堵したりすることが多いです。
昨日、秘伝コースの“おたに”さんから届いた投稿メールがとても素晴らしくて、中川さんと授業前に喜び合いました。
おたにさんのご許可を得て、投稿文とお子さんの写真を掲載させていただきます。
<おたにさんからのメール>
中川さん
こんにちは。おたにです。
ぼたもち、桜餅、海老しんじょうの復習をしました。
お宝さんDIRECTのおかげで材料を揃えることができ、復習ができました。
本当にいつもありがとうございます。
ぼたもちは、夫も息子も習う前から楽しみにしてくれていました。
もうすでに何度か作ったのですが、夫は
「いくらでも食べられる、美味しい」と喜んで沢山食べてくれました。
息子は、大好きすぎて食べられないと泣いてしまうほどなのですが、
こしあんときな粉がお気に入りで作れば作るだけ食べてくれて
とっても作りがいがあります。
桜餅もとても美味しくて、好評です。
息子は桜の葉も気に入ったようで、剥がさずにそのまま
丸ごと食べていて、なかなか通だなあと思いました。
最初は道明寺がピンクすぎたり、粉が固まってしまったり失敗しましたが
何度か作るうちに慣れて美味しく作れるようになりました。
海老しんじょうはとても難しくて最初は色々と失敗してしまいました。
でも、夫は「料亭のようだねー。」と喜んでくれて、息子も「美味しい!」と
気に入ってくれて嬉しかったです。
まだまだ改善できそうな部分がありますので、もっと上手に作れるようになりたいです。
お吸い物が苦手でしたが、今回復習をしていて正しく作ればちゃんと美味しく
できることが分かったので作ることへのハードルがだいぶ下がりました。
以前は、秘伝コースの難しいお料理を時間をかけて作っても、息子がなかなか
興味を示さなかったり、食べてくれないこともあって、正直なところ
自分のやっていることは自己満足なのでないかと後ろめたい気持ちがありました。
でも最近は、毎月新しく習うお料理を「美味しい!」と喜んでくれて、
今まで食べなかったものも、久々に作ったら食べてくれることも増えました。
息子が成長して、食べられるものが増えたことも嬉しいですし、
私も前よりも食べる人を思ってお料理ができるようになったのかなと思います。
新しいお料理を習うたびに、家族で楽しむことができて嬉しいです。
頑張ってきてよかったなと思います。ここまでご指導いただきありがとうございます。
長文、失礼しました。
ご指導お願いいたします。
Na
* * *
いかがですか?
心の内が丁寧に書かれていて、素敵な投稿文ですよね。
秘伝コースの今月のメニューは、どれも難易度の高いものばかりでしたから、復習されるのも大変だったと思います。
でも、Ryokoさんの素晴らしい投稿に続いて、おたにさんも心温まる投稿をしてくれました。
塾生さんがおせちを乗り越えると、腕も精神面も変化することを毎年感じているのですが、今年もやはりそうでした。
お料理の腕が上がって、精神的にも満たされた気持ちになれるのは、本当に素晴らしいことだと思います。
お料理はただ食べるものを作っているのではなく、自分の今の心のありようを具現化していることに他ならないことを強く感じます。
慈しみや感謝の気持ちを、お料理を通して確認できる生き方って素敵だなと思います。
おたにさんは本当に成長されました。
コロナが始まった頃に、その成長ぶりをしっかり感じたのですが、それから丸2年経って、さらに成長されているのを確認できます。
しかし、自己満足では?と思った時期もあったそうですが、それはきっとお子さんが幼かったのと、お料理の再現力がイマイチだったのだと思います。
当時より腕も上がってきて、なめらかなお料理ができるようになってきたから、お子さんも喜んでくれるようになったのでしょう。
また、お吸い物が苦手だったということですが、Ryokoさんも同じようなことを投稿に書かれていました。
それは単に日常的にお味噌汁の回数が多くて、お吸い物の登場回数が少ないこと、美味しいお吸い物が作れなかったことに起因すると思います。
慣れの問題でもありますね。
この投稿文で嬉しかったのは、「私も前よりも食べる人を思ってお料理ができるようになったのかなと思います。」というところです。
お仕事に、子育てにと忙しい日常生活ですから、以前はお食事の用意をするだけで精一杯だったと思います。
でも、だんだん腕が上がってきて、お料理に心を込められるようになったのでしょう。
この差は大きいです。
最後に、息子さんが嬉しそうに召し上がっているお写真を添付してくれました。
うれしいですねぇ。
お子さんの笑顔は私にとっても、すごく嬉しいです。
よかったなあという思いが財産になります。
ありがとう、おたにさん。