愛に餓えていませんか?~過食で苦しむ方へ~

毎日毎日、「むそう塾」の参加者からは、色々なメールをいただきます。
嬉しいことが一番多いのですが、事後相談のような内容もあります。
中川さんは玄米ご飯の写真指導で、私は事後相談のフォローで、誠意をもってバックアップしております。
きょうは、同じような症状でお悩みの方のご参考になるかと思い、メールの一部をご紹介させていただきます。
<Tさん> 抜粋
○月○日は、どうもありがとうございました。
人前で話すのがとても苦手なのに、泣いてしまうなんて自分でもびっくりしました。
 
今まで誰にも話すことができなかったのですが、7年ほど過食嘔吐をしております。
最初は、拒食、次は過食、そして過食嘔吐と、教科書にあるような規則正しい(笑)順番で進んでおりまして。
やせたいという思いだけでの行動だったのですが、ここ1年の過食嘔吐状況は、週半ばから後半にかけて集中しておりまして。
ストレスの発散を「食」でしようとしているのではないかと、自分では判断しています。
たくさん食べてストレスを発散しようとするのですが、たくさん食べて満足することはなく、満腹感もないため、お腹だけが異常に膨れてくるのです。
過食したことに対する後悔やら情けなさやら、そういうものを打ち消すために嘔吐するために過食するという、普通の人からすると、信じられないような行動にでてしまいます。
 
嘔吐をしない日も、過食なため、ご飯をたくさん食べて、食べ過ぎたと後悔し、今日もよく噛めなかったと自分を責めて。
玄米ご飯を食べたあとに、いりゴマを、スプーンですくってばくばく口に何度も運ぶ日々・・・
まったくマクロビでもなんでもない食生活です。
食事は自分の中で楽しくもなんともないものです。
”今日は過食しないかなあ”とびくびくするそんな毎日。
 
??中略??
 
今回は”むそう塾”に参加させていただきまして、ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございました。
 
追伸:○月○日に参加したみなさんには、一度もあったことはないはずなのに、みなさんと、どこかであったことがあるような、
とても不思議な空間でした。

                 *    *    *    *
頷きながらお読みになった方がいらっしゃると思います。
そう。
多いんです、過食と嘔吐に苦しむ人が。
10年以上苦しんでいる人もゴロゴロいます。
過食に関する本もたくさん出ています。
最初は心配してくれた人も、長引くにつれて徐々に距離を置くようになったりして、人間関係も壊れてしまうことがあります。
Tさんはまだ玄米ご飯が入っているようなのですが、過食に苦しむ人の中にはご飯類を著しく嫌う人がいます。
おかずばっかり食べて、ご飯粒をまったく食べないのです。
結構こういう人が多いんですよ。
このような人に比べるとTさんの場合は、良くなるのが早いと思います。
まず、中川さんに教えていただいた玄米ご飯の炊き方を、しっかりマスターしてください。
それが過食を克服する第一歩です。
とにかく、諦めずに、来る日も来る日も「中川式玄米ご飯」を炊いてください。
そして、中川さんに写真を送ってください。
もし、どうしても限界を感じた時には、もう一度「むそう塾」にご参加ください。
必ず新しい発見があります。
それを繰り返してください。
絶対に変化が訪れます。
              *    *    *    *
ところで、Tさんの文章の中で気になったことがあります。
>玄米ご飯を食べたあとに、いりゴマを、スプーンですくってばくばく口に何度も運ぶ日々・・・
いりゴマと書かれていますが、ごま塩のことでしょうか?
それならなおはっきりと断言できるのですが、確実にミネラルが不足していますね。
何気なくしている行為に、体の声が隠されているのもです。
嘔吐をするということは、体内に必要なミネラルも外に出てしまいます。
ここには書かれていませんが、恐らく甘いものも過食の中には含まれているのではないでしょうか?
そうすると、なお一層ミネラル不足に拍車をかけます。
それから、最も重要な問題。
Tさんは愛を感じていますか?
愛で満たされていますか?
>ストレスの発散を「食」でしようとしているのではないかと、自分では判断しています。
Tさんはストレスに原因を求めていらっしゃいます。
もちろん、それは原因の一つになり得るものですが、もっと奥の原因は愛の不足だと思います。
幼い時の愛(主に両親の愛)だったり、異性の愛だったり、人ぞれぞれですが、心の奥底に潜む愛への渇望感があるように思います。
「むそう塾」の参加者は、そこに気づいて変わっていく方が多いです。
玄米ご飯をひたすら美味しく炊こうとする行為には、自ずと「感謝」が伴います。
この感謝の気持ちが育つことによって、愛への認識も変わって来ます。
これが中川さんの仰るところの「玄米が開く」ということなんですね。
どうぞ、「むそう塾」を舞台にして、大きく変身してください。
そして、必ずやご自分の手で幸せをつかみ取ってください。
中川さんと私が全力でバックアップさせていただきます。
参考記事
  これが「玄米が開く」だ!


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マクロビオティックの新しい動き

嬉しいですね?。
山村慎一郎先生が新しい講座に向けて動き始めました。
仙台の「まくろび庵」さんが企画された座学中心のマクロビオティックレッスン『スピリッツフード』は、マクロビオティックの最も大切な部分に光を当てる講座です。
今の時代にピッタリの内容で、素晴らしい講座だと思います。
相変わらず“わこうちゃん”の企画力と“13うさぎ”ちゃんのマクロビオティックに対する姿勢に、心から拍手を送りたいと思います。
私も11月5日の「むそう塾」で、桜沢如一先生の「魔法のメガネ」を教科書にしてお話をしました。
なぜなら、マクロビオティックで一番大切なことをお伝えしたかったからです。
とかく食べ物だけに関心が行ってしまう最近のマクロビオティックですが、それはマクロビオティックのほんの一部のこと。
一番大切なのは哲学の部分です。
それを語らずしてマクロビオティックはあり得ません。
また、まったく別の観点からいっても、今の混沌とした時代だからこそ、心に中心軸の出来る桜沢如一先生の説かれた哲学を再認識するべきだと思うのです。
今、まさに世はマクロビオティックの考え方を必要としている時代なのです。
*    *    *    *
考えてみると面白いです。
私が桜沢如一先生の哲学をお伝えしたいと思って、「むそう塾」を始めたこと。
まくろび庵さんが「座学中心のマクロビオティックレッスン『スピリッツフード』を始めたいと思って募集を始めたこと。
そして、きのうもご紹介しましたが、anubis22さんが「古典マクロよ再び!」としての記事を書かれ、来年から動かれること。
それぞれがそれぞれの想いで発信したことが、奇しくも同じ時期になっているのです。
みんな感じているんですよね。
このままのマクロビオティックではいけないと。
その危機感がそれぞれを動かしているんですね?。
この動きはこれから加速するでしょう。
だって、マクロビオティックは生きているんですもの。
時代に合わせて変化し、動きもダイナミックになって当然です。
間違いなく、マクロビオティックの新しい流れがスピードを増すことでしょう。


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ぜひこの記事を!

マクロビオティックを知ってしまった人に、どうしても読んでいただきたい記事です。
「古典マクロよ再び!」
anubis22さん。
私の二人目の師匠です。
マクロビオティックは今、Uターンの段階に入ったと感じています。
すでに、マクロビオティックで立ち往生している人がゴロゴロいますね。
間違いなく、精神性の時代に突入しています。
「むそう塾」の照準もそこに合わせています。


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「マクロビ井戸端会議@我や」が終了しました

2008年12月14日(日)、「マクロビ井戸端会議@我や」が開催されました。
初めての「マクロビ井戸端会議」から3年5ヵ月、前回の「マクロビ井戸端会議@我や」から約1年1ヵ月ぶりになります。
50名以上(大人38名・子供18名・乳幼児数名)の人が「我や」さんに集結(笑)
遠く大阪から駆け付けてくれた人が複数、秋田から参加してくれた好青年(なんと23歳!)も。
そして、山梨からもお馴染みのあの方が。
まるで同窓会のような、そして新入生を迎えるような、新旧入り混じった穏やかな雰囲気になりました。
中でも、anubis22さん、なかなかさん、マクロビ・パパさん、そして私の4名(第1回目マクロビ井戸端会議の参加者)が勢揃いしたことが、とても嬉しかったです。
「マクロビ井戸端会議」の生みの親、anubis22さんとなかなかさんともお久しぶりにお話をすることが出来て、本当に充実した時間となりました。
あの時乳飲み子だったお子さんがこんなに大きくなって、あの時お腹の中にいた赤ちゃんが走りまわって、いつの間にか3人目のお子さんが生まれて、懐かしさや新鮮さが入り混じった素晴らしい空間になりました。
どこを向いても笑顔・笑顔・笑顔。
二次会の「青学会館 フィリア」でも笑顔、三次会の「我や」さんでも笑顔。
最後まで沢山の笑顔に囲まれて、いっぱいお話をして、寒い外の風とは別に、心があったかくなりました。
ご一緒出来ました皆さま、ありがとうございました。
そして、お世話くださったみぃにゃんさん、ありがとうございました。
◆関連記事
・マクロビ井戸端会議
・マクロビ井戸端会議始まります
・マクロビ井戸端会議の運営方針
・マクロビ井戸端会議のコンセプト


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とろろ料理の美味しいお店

きょうは11月29・30日に山梨県で開催された、「マインド コア メソッド  ワークショップ」の「フォローアップ ミーティング」がありました。
会場は静岡市です。
少し早めの昼食をとるため、例によって勘を頼りにお店を選びます。
すると、暖簾に「とろゝ汁」の文字が。
ん?
ピーンと来るものがあって近寄ると、左手に「自然薯」についての説明書きが額に入ってかけられています。
静岡・自然薯。
それだけで大森英櫻先生のことを思い出し、引かれるように暖簾をくぐりました。
私が頼んだものは、お気軽メニューで「麦とろ御膳」です。
一つ一つのお味がしっかりしていて、とても満足できるものでした。
お豆腐もごま豆腐もお店の手づくりです。
デザートは手づくりプリンでしたが、和風に仕上げられていて、とてもしっとりといいお味でした。
私が一番嬉しかったのは、着席してから出てくるお茶がとても美味しかったこと。
お茶の産地だから美味しいのではなく、心のこもった出し方だったから嬉しかったのです。
どんなにお料理が美味しくても、お茶の入れ方がぞんざいだと悲しくなります。
お店の第一印象は入口にありますが、店内での第一印象はおしぼりとお茶ですものね。
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さてさて、お食事中に気になったのが、店内の壁に下げられている夜のメニューです。
とても興味のあるものばかりで、特に「竹泉豆腐」は国産有機大豆で天然にがりを使用したものらしい。
お店の人に聞くと、オーダーしてから作り、温かい状態で出て来るのだそうな。
「夜も来たいな?」と思い、お店を後にしました。
17時に「フォローアップ ミーティング」も終わり、参加者とお食事でもということになったので、迷わず昼間のお店を推薦。
6人で夜のメニューを色々注文しました。
「牡蠣の土手鍋・浮かしとろろ・炒りむかご・炒りぎんなん・湯葉と干し柿とむかごの白和え」をみんなでお味見し、私は最後に冷やしとろろそばをいただきました。
地酒の「竹酒」は、竹の筒に入って出てきます。
季節柄、牡蠣の土手鍋のお味噌がすご?く美味しくて、みんなで最後まで舐めるようにいただいたほどです。
お店の名前は「府中庵 待月楼」


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