ブログ開設4年目に向けて

2005年8月15日。
このブログの誕生日である。
初めての記事は、「大森英櫻先生に捧ぐ」—このブログを偉大なる師、故大森英櫻先生に捧ぐ—だった。
あれから丸3年、来る日も来る日もパソコンの前に座り続けた。
ブログ開設から2ヵ月後には、こんな記事を書いていた。
高校生の頃からもっと時間が欲しいと思っていた私は、こんな記事も書いている。
そのうちに自分の意思ではなく、何かに動かされていると感じる日々が多くなって来た。
思えば、「マクロビ井戸端会議」と共に始まった私のブログ生活は、最初からブログ仲間に支えられていた。
はじめの2年間は「マクロビ井戸端会議」に走り続け、翌1年間は「美風ゼミ」に走り続けた日々だった。
(「マクロビ井戸端会議」の原点と「美風ゼミ」について)
まさに、私は多くの人に支えられ、動かされていた。
そして、その動きがダイナミックに加速してきた。
私はその動きにちょこんと乗っているだけだった。
そうしたら、面白いところに辿り着いた。
*    *    *    *
こうして4年目を迎える私のブログ生活は、そろそろアウトプットとインプットのバランスをとる時期に来ているように思う。
3年間の月日と多くの人々との出会いは、マクロビオティックに対する私の考え方を整理してくれた。
そして、何よりも私を変えてくれたのは、良き師と良きマクロビオティック仲間だった。
本当に私は人との出会いに恵まれていると心から思う。
特にこの1年間は、大きく動いたものがいくつもあった。
マクロビオティックの先生や大先輩から、計り知れない財産を沢山いただいた。
これからはその財産の整理をしたい。
そのためには時間が必要だ。
*    *    *    *
さらにこれから、ブログ仲間と協力し合って、新しいことを始めたいと思っている。
ブログの文章の一文字一文字に共感していた人、“中川善博”さんと一緒に、「ほんまもんを伝え合う場」を創りたいのだ。
その「ほんまもん」はお料理であったり、日本の伝統であったり、人の心であったり、ありとあらゆることを包含する。
ベースにはマクロビオティックがあるけれど、マクロビオティックにこだわらない。
あくまでも現実重視のスタンスで臨みたい。
そして、「実学の場」として、忘れかけている日本人としての誇りや日本文化の素晴らしさを、次の世代に橋渡しできる場を創りたい。

そのために、これからは私自身も学ばなくてはいけない。
今までの活動のあり方を見直して、京都でスタートする「なかがわマクロビオティック教室」(仮称)に時間を割きたい。
不思議なご縁に感謝しつつ、私の残りの人生をかけて真剣勝負で臨みたいと思う。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 36件のコメント

岡部賢二先生の新刊本

私が初めて岡部賢二先生にお目にかかったのが、2006年8月31日。
福岡県のマクロビオティック・レストラン
9月3日には「マクロビ井戸端会議@長崎」が開催されるというのに、忙しい私は福岡まで日帰りで行って、真夜中に羽田に戻ったのでした。
「マワリテメクル小宇宙 ?暮らしに活かす陰陽五行」の本を始めて手にしてから丸2年あまり。
ずっと岡部賢二先生の次なる本を待っていたのですが、ついに、その本の発売時期が決まりました!
2008年10月中。

まだ、発売日や目次の詳細は決まっていません。
でも、今から本の発売を待っている人が沢山います。
岡部先生には男性のファンが多いのですが、先日お会いしたOtoさんもそのお一人で、岡部先生の魅力について熱く語ってくれました。
そのOtoさんと、「出版記念パーティ」をするべく、本の誕生を心待ちにしているところです。
*    *    *    *
こちらもよろしく?。
「岡部賢二先生&マクロ美風のナイトマクロビオティック」開催のお知らせ!
Otoさんの文章は下記でもご覧になれます。
アースデイとやま>?みんなのブログ>の中の
「Otoのサステナ系交流日録」
    ・「Otoの旧暦で暮らす」


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | コメントする

「なかがわ」式玄米ご飯の効果!

きょうも暑かったですね?。
私達一家はお墓参りのため、夫の運転する車で2か所のお墓をハシゴして来ました。
60キロ近く走りました?。
午前中も忙しかったのですが、こんな時だからこそ、気持ちを込めて玄米ご飯を炊きました。
もちろん「なかがわ」さん仕込みの美味しい玄米ご飯の炊き方に忠実に炊きましたよ?。
「なかがわ」さんで教わった時と、お鍋の種類もお米の量も違いますから、細心の神経で加減します。
タイマーも二つ用意して炊きます。
炊き上がったご飯におへらを入れる時、へら当たりでご飯の美味しさの見当がつきます。
ん?
きょうも美味しそうだぞ(^^)
果たして、夫いわく、「やっぱりこの柔らかさがいいね?」。
(やっぱり)。。。
今回はいつもと変えてみました。
いえ、炊き方だけでなく、炊き上がり後の入れ物を。
*     *     *     *
いつもはおひつに移すのですが、家族が一斉に食べられないと、遅くなった人はどうしても冷めたご飯になってしまいます。
それで、電気炊飯器の保温機能を利用してみました。
お墓から帰って来て夕ご飯に玄米ご飯を食べたのですが、とても美味しかったです!
やはり、温かいご飯は幸せな気持ちになりますね?。
息子は玄米ご飯は食べたがらないのですが、この「なかがわ」式の炊き方なら、黙ってモクモクと食べてくれます。
何よりも、炊き上がりのふっくらした感じが、口当たりが良くて抵抗がないようです。
「なかがわ」式の炊き方は、白米のご飯と同じ感覚で食べられるから不思議です。
そんなわけで、こんなに暑いのに、お昼も夜も玄米ご飯をパクリパクリといただきました。
こんなに美味しい玄米ご飯の炊き方を伝授してくださった「なかがわ」さん、本当にありがとうございます。
店主の中川善博さんの、「すべてを包み隠さず全部さらけ出して」教えてくださる姿勢に、心から感銘を受けております。
<中川さんのお言葉をそのまま引用させていただきます。> 中川さんのブログより
・・・つつみかくさず、出し惜しみをせず、シェアの心で「コツ」から「秘訣」まで全部お話致しましたが、うまく伝わったでしょうか?・・・

画期的な炊き方を多くの方がマスターなさって、ご家族みんなで「美味しいね」って、笑って食べていただけたら嬉しいですね。
参考記事
「夏向け玄米ご飯の美味しい炊き方教室」が終わりました 


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | コメントする

吉度日央里さんとOtoさん~そして哲学~

昨夜は吉度日央里さんのトークショーがありました。
三軒茶屋の「CAFE OHANA」で17:30からの開催だったのですが、いつ終わったのだろう?
(私は終電に乗るべく、途中で失礼したので、終了時間は不明)
OHANAに到着するや否や、かねがねお名前だけ耳にしていたOtoさんを吉度日央里さんから紹介され、一目惚れしました。
エネルギッシュな体なのに、穏やかな語り口。
でも、話し出すと彼の中にある素晴らしい目がどんどん湧き出て来るのです。
そして言葉に力が入って来る。
熱くなる。
彼のギターは慈悲の音色。
若者の熱さと悩みと、それに語りかける宇宙からのメッセージが一つになって、穏やかだけれど燃える世界を創っていました。
そして、彼のお顔は僧侶。
いい表情をしていました。
彼の語る世界は、私の目指す世界といっぱいリンクしていて、いつまでもお話ししていたいくらいでした。
(日央里さん、素敵な方をご紹介していただいて、ありがとうございます)
*    *    *    *
さてさて、吉度日央里さんですが、彼女はお話が抜群に上手くて、頭の回転のまま早口でコロコロと喋ります。
何度聞いても飽きない話し方。
うん、やっぱり彼女が某放送局に入っていれば、その道でも才能が開花したと思います。
しかし、人生は不思議なもので、彼女は活字の世界で生きています。
そのお蔭で、彼女の手がける素晴らしい本がたくさん出ているのですから、運命のイタズラに感謝です。
ところで吉度さんは、ポロっとこんな言葉を口にされていました。
「食べ物のことばっかり考えている場合じゃないよ世界は」。
本当にそうです。
マクロビオティックを始めてから、食べ物のことばかりが頭を占めている人が多いです。
もしかすると大半がこの部類になってしまうかも知れません。
しかし、しつこくいつも書きますが、マクロビオティックの哲学を知らずしてマクロビオティックというなかれです。
マクロビオティックは、あらゆることを包含する考え方(哲学)だからです。
*    *    *    *
Otoさんが「九州のムラ」のお話をしてくれました。
その「九州のムラ」の編集長“養父信夫”さんの言葉が素敵です。
「哲学って難しいことではなくて、生きて来たそのままの言葉でいい」。
なんて素晴らしい表現なんでしょう!
哲学を忘れてしまった現代。
さもしい心が蔓延している現代。
こんな時だからこそ、哲学が求められているのだと思います。
マクロビオティックの哲学は、それに応え得る最強のものだと確信します。
「九州のムラへいこう」
(写真がとっても綺麗なんだそうです)
Otoさんの文章は下記でもご覧になれます。
アースデイとやま>?みんなのブログ>の中の
「Otoのサステナ系交流日録」
    ・「Otoの旧暦で暮らす」


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 2件のコメント

桜沢如一著「魔法のメガネ」より(2)

マクロビオティックに出会ったけれど、未だに不安から解放されていない方が多くいらっしゃいますね。
むしろ、マクロビオティックに出会ってからの方が不安が増えた、なんて人も結構いらっしゃいます。
それは、マクロビオティックの核心部分である無双原理を理解されていないから。
無双原理って聞いたことない。。。
何だか難しそう。。。
宗教っぽい。。。

 

そんな言葉をよく聞きます。
でもね、「無双原理」って、とっても安心できる頼もしいヤツなんですよ。
絶対恋人にしてくださいな!
人生が楽しくなること、請け合いです!
こんな文章の行間をお読みになると、きっと心に明かりが灯るでしょう。
*    *    *    *
魔法のメガネ>192Pより
しかし、ドーしても人間は浅はかなもので、どちらかに片よる。
そこで争いとか、苦しみとか、病気とかが起こる。
しかし、どんなに人間の世の中が乱れたところで、また、どんなに病人がふえたところで、けっきょくこの世界全体の▽(陰)と△(陽)は合計して見れば変わらないのだし、それに▽(陰)きわまれば△(陽)が、△(陽)きわまれば▽(陰)ができるのだからキット、ある程度までゆくとまた元へもどるのさ。
だから、心配はいらない。
ただ、この世をたのしく、しあわせにくらすのには、この陰陽無双原理の世界観を磁石にして、中庸へ中庸へと方向をとって行けばいいのだ。
これが世界観をもっている人の徳で、無双原理の奥義(おうぎ)だ。
関連記事
桜沢如一著「魔法のメガネ」より(1)


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, 桜沢如一先生の陰と陽 | 6件のコメント