納豆・ヨーグルト・糠漬け

計画停電のため、納豆とヨーグルトが近くのデパ地下でも品切れしていた。
納豆売り場の前で主婦たちが口を揃えて不満を言っていた。
私は北海道の出身だから、十勝産の大豆で母が納豆を作ってくれる姿を覚えている。
そのときに電気は不要だった。
ヨーグルトはマクロビオティックをしているので買う必要がない。
納豆もヨーグルトも醗酵食品として摂るのであれば、糠漬けで間に合うから問題ない。
糠漬けに電気はいらないから、計画停電でも困らない。
そもそもこれからは計画停電は回避されるかも知れないけれど、この機会に糠漬けを始めることをお勧めしたい。
なんたって糠漬けにはビタミンや乳酸菌がたっぷり含まれている。
こちらの写真の最後をごらんいただきたい。
中川式糠漬けを上手にコントロールして、沖縄で青パパイヤの糠漬けを漬けて持参してくれた。
前日からホテル入りしていたのに、授業に持って来てくれた糠漬けはとっても美味しかった!
この正真正銘の糠漬け美人さんは、中川式糠漬けで体調がグンと良くなった。
腸の状態が激変して、幸せコースが始まった時とは別人の体力を備えていた。
ちゃんとした病名もあったのに。。。
こんな凄い力をもつ乳酸菌。
その乳酸菌が抜群に元気な中川式糠漬け。
大事に伝えていきたい。


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陽性化傾向

昨日の幸せコースで塾生さんのお話を聞いていて感じたことがあります。
色んな人がなんとな?く陽性化しつつあるのです。
その現象に人間の本能って凄いなぁと感心したのでした。
世はまさに放射能の話題でもちっきりです。
つまり、放射能(極陰性)の恐怖を知って不安(陰性)にさらされていると、知らず知らずのうちに人間は陽性を求めているようなのです。
私のところに届いている情報で次のようなものがあります。
・普通ならそろそろ圧力のかかった玄米ご飯より、サラッとした圧力の玄米ご飯が好まれる時期なのに、逆に圧力のかかった玄米ご飯を欲しがる人が多いこと。
・何となく動物性のおかずを欲しがる人が増えていること。
・玉子を食べたいなぁと思うことが多くなったこと。
・あまりお味噌汁を飲まなかった人がお味噌汁を欲しがるようになったこと。
・家族が離れる状態を嫌がる人が増えたこと。
・玄米ご飯を食べなかった人が玄米ご飯を食べたいと言い出したこと。
たったこれだけ?と思われるかも知れませんが、これらは立派に陽性化現象です。
マクロビオティックの陰陽を知っていてこの行動がとられているのではなく、マクロビオティックをまったく知らない子供や、陰陽のことを知らないご主人たちがこれらの行動をとるところが凄いなぁと思うのです。
環境の陰性がグンと増えたとき、人間の本能で陽性を求めようとする現象が起きることに感動します。
戦争で焼け野原になった東京や、原爆を落とされた広島や長崎、敗戦して復興に立ち向かった当時の日本人は、間違いなく陽性でした。
厳密にいうと栄養失調や結核患者が多くて、体は陰性の人が多かったけれど、精神は今回の震災前の日本人よりずっと陽性でした。
ろくに食べ物がなくても(いや、ないからこそ)陽性だったのです。
反対に震災前の飽食の時には、多くの人が陰性な精神で平和ボケしていたのです。
そんな時にこの大地震と放射能問題が降りかかって来て、やっと私たちは陰性化に杭を打たれた形になったのですが、まだまだ個人差はあります。
当然のことながら、日本人のすべてが同じ気持ちになるわけではありませんが、私のまわりで無意識に上に書いたような変化が複数で起きていることをマクロビオティック的に考えたとき、人間の本能って凄いなぁと感心するのです。
今回の震災で亡くなられた方の死を無駄にしないためにも、そして今なお被災されて困難な生活を余儀なくされておられる方に思いを馳せても、これから私たちは何をしなければならないのかが見えて来ます。
きょうは選挙のところも多いでしょう。
原発選挙になることは間違いありませんが、おびただしい情報に流されず、今こそマクロビオティックの視点に立って大局的判断をしたいものです。
陰性な状態では判断力に不安定さが伴います。
「少し陽性ぐらいがちょうど良い。」
このバランスを忘れずにみんなで震災を乗り越えましょう。


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持てるものは命だけ「家事アドバイス講座(10)」

Ho(3−3)さん
お写真をありがとうございます。
分譲マンションの賃貸部分ということで、共用部分は普通のアパートよりお気に召すでしょうね。
あなたが今のお部屋を気に入っている理由が分かりました。
一度分譲マンションに住むと、なかなか一般のアパートには住めなくなるものです。
ですから、ご自分のお部屋の氣を調えることをして、そこで気持ち良く暮らせるようにしましょう。
そのためには、まずあなたの氣を高めなくてはなりません。
これが一番難題なのですが、あなたのメールに良いことが書かれていました。

>人が持てるもの、それは、命だけなんだと、思いました。
はい、まさにそうなんです。
同じむそう塾生のakeminnさんが書かれていますよね。
「直視」という記事の中でも、その他の記事でも「生きているだけで丸儲け」と。
私達は生きているだけで奇跡なんです。
有難いのです。(有ることが稀の意味)
でも、平和な毎日が続くと生きているのが当たり前と思ってしまいます。
今回の震災では被災者はもちろんですが、離れたところに住む私達も改めて生きることの本当の意味を教えられたと思います。
人間はいざとなったら何も持てないのです。
命に勝る物はないから。

だから、あなたの文章にその言葉が書かれていて、とても嬉しかったです。
問題はそれをどのくらい自分のものに出来るかです。
実行出来るか否か。
そして、その気持ちを維持し続けられるかどうかです。
*   *   *
私はこの家事アドバイスで、このことをお伝えしたかったのです。
物を買うことをお勧めするのではなく、最後に残るものは命だけなんだよ、だから物に執着したり買い過ぎるのはおかしいんだよ、ということをお伝えしたかったのです。
片付かないと嘆く前に、命の重要さを知っているのか?
いざとなったら命さえも守れないことを知っているのか?
だからこそ、氣で生きることが大切で、物たちはその演出であることを知ってほしかったのです。
ちょうど家事アドバイス講座を始める2週間前に今回の地震がありました。
私はとっさに思いました。
ああ、なんというタイミングなんだろうと。
まだ不安におののく生活を強いられている人には、家事アドバイスなんて呑気なことをと思われるでしょうが、家事アドバイスの究極の目的は被災者の今のお気持ちと変わりありません。
ですから、Hoさんが「人が持てるものは命だけなんだ」と書いてくださったことがとても嬉しかったのです。
Hoさんをはじめ、みんなでこのことを共有して家事アドバイス講座を充実した内容にしたいと思っています。

 


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必読!「第2期 むそう塾 幸せコース修了式」のご案内

桜が綺麗に咲いて、いよいよ春が本格的になって来ました。
東日本大震災のことを思うと、桜の花が物悲しく見えます。
人間より長生きしてくれる桜は、きっとこのつらい出来事を覚えていて、後世に伝えてくれることでしょう。
さて、今年も幸せコースの修了式が近づいて来ました。
すでに何回もお知らせしてありますが、これが最後のご案内になりますので、お時間に間違いのないようよろしくお願いいたします。
<第2期 むそう塾 幸せコース修了式>
◆開催日 
2011年4月30日(土)
◆場所 
ホテルグランヴィア京都 (5階 古今の間
◆内容
・記念撮影
・お食事(吉兆のお料理)
・修了証書授与
・記念写真プレゼント
・交流会

◆プログラム

11:15       開場

11:30       集合

11:45       記念撮影

12:00?14:00 お食事
14:15?14:30 修了証書授与&記念写真プレゼント

14:30?18:00 交流会
◆お子様
当日お子様をお連れ出来るのは乳児に限ります。
ベビーベッドをご用意しますので、希望者はコメント欄でお申し込み下さい。

◆注意事項
この集まりにはもう一つの目的があります。
それは「むそう塾」がお伝えしたかったことでもあるのですが、日本の伝統と文化を知る実践編として、吉兆さんのお料理を味わって課外授業とすることです。
吉兆さんのお料理については、こちらの「食事の心得」の記事が参考になりますので、事前にお読み下さるとお勉強になります。
◆時間厳守
当日は先に全員で記念撮影をしてからお食事になります。
お食事を定刻にスタートさせるため、記念撮影は時間どおりに進めます。
したがって、11:30の集合時間は厳守してください。
ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 


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アトピーがひどくなる季節

桜の花が咲き競って浮き浮きした気持ちになる季節ですが、そうは言っていられない人もいます。
花粉症の人はまだまだ油断できません。
私などは杉だけでなく、ヒノキにも反応し、セイタカアワダチソウにも反応していました。
かれこれ40年くらい前から花粉症だったのです。
もちろん、その頃は花粉症なんて言葉はありませんでしたから、単なるアレルギーとして扱われていました。
そして、その頃はアトピーもひどかったです。
どんなに服装のお洒落をしても、お肌が綺麗でないと悲しくなります。
もちろん、マクロビオティックを始めてからは、花粉症にもアトピーにもサヨナラしていますけれど。

今の季節、アトピーの悪化に悩む人は、きっと全国にたくさんいらっしゃると思います。
春は体に溜まった不要なものを外に出す時期なので、アトピーも悪化することが多くなります。
こんな時にはそれを押さえようとせずに、外に出す手助けをするのが一番なのですが、なかなかそれを理解してくださる人が少ないです。
皮膚に出ないように押さえることを優先させたいんですね。
そりゃあそうだと思います。
ひどい肌になると、他人の視線を強く感じますからね。
なんとかしたいと思うのは無理もありません。

*   *   *

ここで薬に頼るか、マクロビオティック一本で行くかは個人の自由ですが、アトピーの人は往々にして腸からの吸収がうまく行っていない人が多いです。
玄米ご飯の炊き方が完璧で、醗酵食品も摂っていて、マクロビオティック的に見ると申し分ないような食事であっても、食べ方に問題のある人が結構います。
いわゆる「良く噛む」ですね。
一口80回は当たり前、100回~200回は噛んでみましょう。
そうするとお通じに変化が出ることを自覚出来るはずです。
たった1日でもいいから、200回噛むとどうなるのかを実験なさってみることをお奨めします。
一口30~50回は、健康な人が噛む回数ですから、アトピーの人は最低100回は噛みたいものです。
お薬だと思って。

食べ物に私たちが最後にしてあげられること。
それが「よく噛む行為」なのです。
飲み込む直前まで私たちの愛情を注ぎましょう。
体に送り込む物のすべてに対して責任を取る生き方は、アトピーだけでなく、普通の人にも多いに参考にしてほしいです。

アトピーは体からのメッセージです。
きちんと向き合って嫌わないようにしましょう。
ただ、そうはいっても痒くて痒くてたまらない時には、お薬を併用しても良いと私は思っています。
なぜなら、一掻き1週間といわれるように、一度引っ掻くとそこの肌が元に戻るまで1週間を要するから、なかなか良くならないのです。

そうこうしているうちに精神的に落ち込んで、寝不足が続いてかなり問題になることもあります。
お仕事に支障を来たす人もいるでしょう。
そんな時には痒み止めだけでも塗ると落ち着く場合があります。
ただし痒み止めの飲み薬は眠くなるものがあるので要注意です。
できれば飲んでほしくありません。

上手に西洋医学も取り入れながら、東洋医学のテーブルで生きてみる。
東洋医学も取り入れながら薬なしのテーブルで生きてみる。
そんな感じでいいんじゃないかなって思います。


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