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腸を調えて新型コロナウイルスに負けないようにしましょう

新型コロナウイルスだけでなく、感染症に対して右往左往するのではなく、いつもどおり体調を万全にしておくことをおすすめします。
具体的には、いつも以上に陰性な食べ物や、甘いものの過剰摂取をしないようにしましょう。

普段から陰陽バランスの取れた食事をしておくのは勿論ですが、いざという時には甘いものを断つだけでも違います。
疲れたり、ストレスが溜まると、つい甘いものに手を出す人が多いのですが、お酒と同じで、それは一時的なごまかしにすぎません。

健康に心配のない時には、たまに甘いものでリラックスするのも良いのですが、今のように身近で感染された人がいる場合には、しばらく食べ物の見直しをしましょう。
最終的には潜在的体力のある人が軽く済みます。

あなたには潜在的体力がありますか?
普段から発酵食品を摂って、腸の状態をベストにしておくことは勿論ですが、睡眠不足や冷えは免疫力を低下させますので、注意しましょう。

*   *   *

地に足がついた生活をしていれば、新型コロナウイルスに対してそんなに大騒ぎをしなくても済むはずです。

一般的に肺は呼吸器系と言われますが、発生学の途上では肺は消化器系です。
出来上がってから呼吸の役割をしているのです。

陰陽五行では、肺は消化器系に分類されるのはこのためです。
ですから、やはり消化器系をきちんと調えておくことが、肺のためにも重要なことなのです。

何も打つ手がなくてオロオロするのではなく、常々腸の健康を意識した食生活をしていれば、いつもどおりで少し陽性を増やす程度で乗り越えられると思います。
こんなときに、陰陽を知っていると便利ですね。

 
 


(京都市左京区にて)

 
 

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柿渋の効果は?

柿渋を常備しておくとよいかもしれません。
ただし、本物の柿渋であること。
賞味期限のあるようなものは購入しないように。

 
 

過去記事から。

ノロウイルス、インフルエンザに柿渋が効果的? 2016.12.13

「よろず“医者いらず”」柿渋の効能と歯医者さん 2014.7.4

 
 


(柿渋)

 
 

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松飾りや小正月のこと 糖尿病の人はぜひ小豆を食べましょう

講座に関する記事ばかりが続いてしまいました。
今日は1月15日。
小正月の今日まで松飾りをしている地方は主に関西圏で、関東圏は1月7日までというのが多いようです。
でも、全国各地には1月20日までというところもあるそうですね。

ちなみに、私の育った北海道の実家では、1月15日まで松飾りをしていました。
しかし、自分の家と隣の家で風習が異なることもあって、全部同じというわけではありませんでしたから、お雑煮の中身はビックリするほど違っていました。
北海道開拓によって、あちこちの県から移住して来たためなのでしょう。

では、なぜ関東では1月7日で松の内が終わるかというと、どうやら江戸時代に徳川幕府が「正月飾りは1月7日までとする」というお触れを出したからだそうですよ。
武家社会ではいつまでもお正月気分に浸っていられなかったのかな?

 
 

【小豆の力】

なにはともあれ、今日は15日。
ということで、小豆を召し上がって体を労ってあげましょう。
小豆は水分の排出力が強いので、甘いものの摂りすぎでむくんでいるような人には絶対食べてほしいです。

今は糖尿病の人も多いのですが、マクロビオティック仕様の小豆南瓜で、お父様の糖尿病を治してしまった人もいますよ。
私はマクロビオティックを知るまで、そんなに小豆を日常的に食べていなかったのですが、小豆の産地で生まれ育ったので、小さいときから母がよく小豆料理を作ってくれました。

そして、母への感謝とともに、せっせと小豆入り玄米ご飯を食べていた時期があります。
玄米ご飯に陰性さが増して、陽性になっていた体にはとても美味しく、1年位食べ続けていました。

あ、そうそう。
もし小豆を単独で茹でる場合は、ぜひ茹で汁を飲みましょう。
この茹で汁こそ、小豆の効能がしっかり入っているので、ザーッと捨てないようにしましょう。
市販でオーガニックの「小豆茶」というのも売っていて、美容にうるさい芸能人も飲んでいるとか。
自然食品店でも売っていると思いますが、やはり小豆そのものを汁ごと使えるお料理をしましょう。

下の写真は、満足コースの2月の授業で小豆を茹でたときの煮汁です。
やさしい甘味があって、とても美味しいんですよ。

 
 


(小豆の煮汁 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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本当は怖い頻尿の話【後編】 Dr.堀江重郎の健康羅針盤 尿から考えるアンチエイジングより

実は、尿や便に関することはとても大事なことなのですが、ここでは尿に関することを勉強しましょう。
そして、尿のメカニズムを知って、健康をご自分で維持できるようになりましょう。
本当は怖い頻尿の話【前編】と併せてお読みいただくと解りやすいです。

 
 

<引用はじめ>

<Dr.堀江重郎の健康羅針盤 尿から考えるアンチエイジング>

本当は怖い頻尿の話【後編】2015.11.3

何気なく尿意を感じて何気なく終わる排尿ですが、「正常」な排尿は、
<1>尿が十分にたまる
<2>尿がスムーズに出る
という二つの要素から成り立っています(当たり前ですよね)。

「楽しくない排尿」
では、尿意を急に感じたり、人より回数が多かったり、夜中にトイレに起きてしまったり、排尿に時間がかかる……言わば「正常でない」排尿はどうでしょうか。
<1>尿が十分にたまらないうちに尿意がある(尿が近い、間に合わない気がする)
<2>尿の出方が悪い(尿が細い、おなかに力を入れないと出ない、残尿感がある)
ということになります。専門的には「排尿障害」と呼びます。排尿が楽しくない状況です。

動脈硬化、ストレス、気温の変化で感じやすくなる尿意
まずは、尿が十分にたまらないうちに尿意がある、ということについて考えてみましょう。尿のたまり具合は、膀胱(ぼうこう)のやわらかさと、尿意を感じる神経に影響されます。尿意は基本的には、膀胱の中の圧力を感受しています。膀胱は筋肉の袋ですので、軟らかいと、尿が十分(おおむね150ccくらい)たまるまで、中の圧力は高くならず、尿意は感じません。一方、膀胱が硬くなってくると、ちょっと尿がたまっただけで圧力が高くなり、尿意を感じてしまいます。

最近の私たちの研究で、この膀胱の硬さは、膀胱の血液の流れと関係があることが分かりました。心臓も脳も、血液の流れが悪くなると心筋梗塞(こうそく)、脳梗塞といった重大な病気になります。膀胱も、動脈硬化によって血液の流れが悪くなると、尿が近くなるのです。また、糖尿病で血液の流れと、神経の伝導が悪くなると、神経が過敏になって尿意を感じやすくなります。

さらに、尿意を感じやすくする要因があります。それは、ストレスです。学生時代「あと5分で試験が終わるのに、問題がたくさん残っている……」という時、泣きたい気持ちと同時に、強烈な尿意を感じた記憶はないでしょうか? 人間は強いストレスを感じると、交感神経という自律神経が働きます。この交感神経は、尿意を感じさせると同時に、膀胱の尿の出口と尿管を締めてしまいます。排尿には大変マイナスに作用する神経です。最近トイレで起きるようになった、という方は身近なストレスがないかを考える必要があります。

交感神経は、興奮したり、怒ったり、心配したり、という大きな感情の動きだけでなく、車の運転や人混みを歩くこと、スマートフォンやパソコンを見ること、そしてなんと寒いところにいることでも活性化します。気温の変化にも敏感に応答するのです。だから、秋が深まってきて、肌寒くなった夜にトイレに行く回数が増えたとしたら、それは交感神経のせいかもしれません。夜間頻尿の方は、布団を厚くして、部屋の温度を保っておくことでも治療効果があります。

交感神経を抑え、一酸化窒素を増やそう
次に、尿の出方が悪い、ということを考えてみましょう。ここで関係するのも、まずは、先ほどの交感神経です。先ほど、交感神経は尿の出口を締める作用があると言いました。駅や会社のトイレで、「隣の人は早く終わったのに、なんだか緊張すればするほど尿が出ない」ということがありませんか? また、前立腺の肥大で交感神経が発達したり、血圧の上昇で交感神経の勢いが強くなったりすることでも、尿がスムーズに出にくくなります。このため、男性で「尿が出にくい」「時間がかかる」「尿の間隔が近い(頻尿)」という方には、交感神経の尿の出口を締める働きをストップする、「α1阻害薬」というお薬が処方されます。

逆に、尿の出口を緩める作用があるのが一酸化窒素(NO)という物質です。NOは、血管や神経でアルギニンというアミノ酸から作られるガス(気体)で、全身の平滑筋を緩める重要な作用があります。体内のNOが減ってしまうと、「緩み」のない体となってしまいます。

実は、生活習慣病と呼ばれる高血圧、糖尿病、動脈硬化症、さらにはうつ病、そして排尿障害では、すべてこのNOが減ることが分かっています。NOが減る原因は、大きく二つあります。活性酸素による酸化と、糖化です。いわゆる“老化”ですね。活性酸素は、カロリー過多の食事、喫煙、紫外線、放射線により増えます。糖化は、高血糖、高果糖、揚げ物など「茶色い」食べ物の過剰で起きてきます。

交感神経を抑えて、NOを増やすのに有効なのが運動です。最近の報告では、15分の早歩き程度、つまり汗ばみ心拍が上がる程度の運動でも、効果があると言われています。ストレッチや、ゆっくり入浴することも交感神経を抑えてくれます。

最近トイレが近い人のためのアンチエイジング3カ条
<1>食欲の秋、ですが腹7分目に。野菜と果物をたくさん取って、揚げ物のような茶色い食べ物、パンやごはんのような白い食べ物は控えめに。
<2>運動の秋、週1回の運動だけでなく、毎日15分の早歩き。ストレッチ。汗をかくこと
<3>芸術の秋、心を豊かにしてストレスを減らす。そしてスマホ、パソコンは就寝前には見ないで、ゆっくり入浴。
勉学の秋、おしっこのメカニズムも深いです。

<引用おわり>

 
 
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本当は怖い頻尿の話【前編】 Dr.堀江重郎の健康羅針盤 「おしっこの回数」と寿命の関係より

むそう塾ではお料理を教えることをメインにしていますが、マクロビオティックの考え方のもとに、自分で自分の健康を管理できるようにするため、お食事や排泄を丁寧にチェックすることをお教えしています。
なぜなら、それが自分でできる健康管理の土台になるからです。
たまたま目にした記事で、尿に関することがとても解りやすくまとめられていましたので、ぜひ多くの人にも共有していただけたらと思います。

 
 

<引用はじめ>

<Dr.堀江重郎の健康羅針盤 「おしっこの回数」と寿命の関係>

本当は怖い頻尿の話【前編】2015.11.2

さわやかな秋となりました。食欲の秋、運動の秋。勉学の秋でもありますね。というわけで今回は、肌寒くなってきた秋らしい話題として「おしっこの回数」について考えてみます。たかが尿の回数、と侮ってはいけません。寿命や健康に大きく関わっているのです。

夜中に3回トイレに行くと…
朝晩は冷えるこのごろ、「どうもおしっこが近くて」とか、「就寝中にトイレに起きるようになった」という方が外来に多く来られます。

そもそも日本人は就寝中(夜中)に何回トイレに行くのでしょう? 統計を見ると50歳以上の方の過半数は、夜中に1回はトイレに行きます。だから、夜中1回というのは、中年以上では「標準的」と言えますね。私たち泌尿器科医は、夜中に3回以上トイレに起きるのを「夜間頻尿」と呼んでいます。頻尿とは、トイレの回数が頻回であることの医学用語です。

夜中1、2回起きるだけでも眠りが中断されて、翌日ぼんやりしてしまいます。3回ともなると、大変つらい。では、この夜間頻尿の方はどのくらいいるのか--というと、70代の男性で30%くらい、女性では15%くらいでしょうか。多くの人が悩まされているのです。

高齢者の夜間頻尿は寿命に関係する
「おしっこの回数が多いのは不便だけれど、老眼と同じで体に悪いわけではないでしょう」と思われた方もいるかもしれませんね。ところが、夜中のトイレの回数は高齢者の方では寿命に関係するのです!

北欧での有名な研究で、高齢者の集団を4年間追跡したところ、夜間頻尿の方はそうでない方よりも、なんと2倍多く亡くなっていた、という衝撃的な結果があります。つまり、夜中にトイレに行く回数が少ないほうが、長生きするということになります。

また、高齢の方が夜中に何度も起きてトイレに行くようになると、転倒して骨折する危険性が高くなることが知られています。高齢者の骨折は、肺炎など重篤な状態に陥りやすいです。だから、夜間頻尿の方は治療をするメリットが十分にあります。「年のせい」と言わずに、「転ばぬ先のつえ」と考えてぜひ泌尿器科医にご相談ください。

夜間頻尿は病気のサイン
一方、若い方ではというと、「睡眠時無呼吸症候群」との関連が注目されています。眠っている間に呼吸が止まる病気です。いびきが大きく、30代なのに必ず夜中にトイレに行く、という方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。さらに、夜間頻尿は他の重大な病気のサインであることも。夜中のトイレは、日中よりも尿量が少ないのが普通です。しかし糖尿病、心臓病、腎臓病があると、夜中の尿の回数のみならず、尿量が多くなってきます。

<引用おわり>

本当は怖い頻尿の話【後編】

 
 
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