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IL GHIOTTONE(イル ギオットーネ) 京都本店
京都にはイタリアンのお店が多いのですが、今回は京都観光では知らない人がいない「八坂の塔」(法観寺)のお隣にあるお店に行ってみました。
京都が本店で、東京(丸の内)や大阪にもお店があります。
行くときは雨が降っていたので、八坂の塔の真ん前までタクシーで。
お店は八坂の塔のすぐ左にある一軒家ですから、とてもわかりやすいです。
建物や内部の様子はネットにたくさん公開されているので、そちらにおまかせ。
なお、オーナーシェフの笹島保弘さんについて知っておくのもよいと思うので、下の記事をご紹介します。
笹島保弘さんのパワーが、その経歴からもうかがえます。
やはり、自ら進んで仕事を取って行く姿勢ですよね。
いいなあ、こういう攻めの姿勢。
中川さんが教室で、よく塾生さんに話していますが、この姿勢は生まれ持った性格なのかも知れません。
記事の中で、物件探しにおける水道メーターの話が面白いです。
「今やりたいこと」を求め続けて、辿り着いた現在地
【IL GHIOTTONE(イル ギオットーネ) 京都本店】
なんだか、このコンセプトって、マクロビオティックと同じだなあと思います。
イタリアは日本と同じく細長で、周りに海があって、陰陽的に似ているのです。
ですから、結構イタリアのお料理は日本人に好まれます。

今回選んだ今月のメニューは、ランチのDコースで「葉月」。

写真はうっかりして撮り忘れているものが多いのですが、最初に出されるお水がとても美味しくて、お口の中が爽やかな香りで清浄感に包まれました。
なんかこう、これからいただくお料理に敬意を表して身を清めている感じです。
お水が美味しいというのは、お料理にとっても、人間の体にとっても源ですからすごく大事です。
では、写真を次々と。

お料理の最初に木箱が出てきました。
フタをした写真は撮り忘れましたが、中にはパンが入っています。
底の方には、パンを温かい状態でキープするしかけが隠されています。

炭とともにミネラルたっぷり!

目の前でかき氷を作って、盛り付けてくださいます。
レトロなかき氷機が懐かしい!
でも、「新しい!」と感じる世代もいるのだとか。うんうん。

右寄りに盛り付けて、余白を楽しむということなのかな?


向こうにパンの箱が見えます。

余白に海苔を散らして表現。


盛り付けA。

盛り付けB。

手の温かさが伝わりにくいように、ということでこの器なのだとか。


ここでいただいてもよいし、お土産にしてもよいのだとか。

食後のお飲み物は5種類から選べるのですが、私は和を選んでみました。

お食事は以上でおしまい!
やっぱり写し忘れがありました💦
コロナによる自粛要請のためにワインが飲めないのがとても残念。
飲み物はお料理をさらに美味しくするためのものなので、それを飲まないでひたすら食べるのは、食後感が違いました。
ワインからアルコールを抜いた飲み物を注文してみたのですが、最初は美味しく感じても、ワインのようについついお変わりして飲み進んでしまうことはありませんでした。
ふと、お酒を飲めない人って、こんな感じでお食事しているのかなあと、勉強になりました。
お料理の味付けは、アルコールを飲んでいる場合と微妙に異なるので、作る側もそのへんが難しいだろうなあと想像したところです。
ちなみに、アルコールを出さないと、お食事の時間が早まるので、作るのが忙しいそうです。
それはそうかも!
食べる側の私たちもそうだったから(笑)
お食事が終わったら雨がやんでいたので、ブラブラと歩きながら坂道を下ろうとしたら、人力車のお兄さんが坂道を駆け上がって来ました。
すごい!

イル ギオットーネさんは、この塔の左側にあります。
静かに佇む一軒家なので、すぐ見つかります。
(写真を撮っておけばよかった。)

塔に背を向けて、観光客のいない坂道をのんびり歩きます。
秋にこのお店に塾生さんたちと来れたらいいな。
その頃、コロナはどうなっているかな?
4人までという制限は解除されているかな?

(すべての写真:京料理人 中川善博によるiPhone撮影)
カテゴリー: 京都やマクロビオティックのことなど, 食べ物あれこれ
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夏にも鍋料理を! 熱いスープを飲んで汗をかこう!
先日うれしいことがありました。
どちらかというと食の細い、そんなにパワフルではない塾生さん(Sさん)が、目を輝かせて中川さんに報告してくれたのです。
私からもiMessageで詳しくお聞きしたところ、「単発煮物講座 第3回」を受講されて、自宅で毎日煮物を召し上がっておられたら、素晴らしいお通じがあってうれしかったそうです。
それまであまり食欲がなかったそうなのです。
Sさんは、「昨日のお鍋もそうですが、極上なお出汁が染み込んでいるお料理は身体の巡りをとてもよくしてくれると実感しています。なので、一度参加した講座なのですが、おでん講座に参加したいと思っています。」と書かれていて、おでん講座に申し込みをされました。
そうなんですよねぇ。本当に煮物って体によいのです。
だからむそう塾では、かつて「煮物コース」があったのです。
ところで、煮物にも陰陽があるって知ってました?
当然、夏の煮物と冬の煮物は異なりますが、夏の煮物はやはり汁を多めに仕上げます。
ミネラルがどんどん失われる季節ですから、せっせと補充するためです。
なお、Sさんが「昨日のお鍋」と書かれているのは、「自由人コース」で作った「シンお持ち帰り鍋」のことです。
もともとは「お持ち帰り鍋」として、中川さんが過去にレシピを公開したものです。(2009年12月29日に公開)
しかし、その本当のお味を知っているのは私だけで、他の人はレシピだけで作っていました。
でも、レシピだけではお味に誤差が生じるのはお決まりなので、ここらへんで正しいお味を知ってもらってもいいのではないかと思って、自由人コースで味わってもらったわけです。
さらに自由人コースのためにブラッシュアップしての登場です。
それが大好評で、Sさんはモクモクと召し上がっておられました。
食欲があってうれしいなあと眺めていたほどです。
暑い夏ですが、ポタポタと汗をかいて熱い汁を飲むと、がっつりミネラルが補給されて、新陳代謝が促進されるのがわかるような気がします。
夏こそ熱い汁を!
ぜひお試しください。
爽やかな気持ちになりますよ〜。
もちろん、体もポカポカして免疫力アップに役立ちます!
なんだか、1年中毎月お鍋を囲む日があってもいいなあ。
「お鍋コース」なんて成立するのかしら?
(シンお持ち帰り鍋 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
薄く切られた鱧をしゃぶしゃぶ泳がせていただきます。
こちらでもしゃぶしゃぶ。
お豆腐の食べ頃は、「外は熱く中は冷たく」。
中川さんの早口陰陽の説明がスッと理解できた人は、陰陽がよく理解できている人です。
うれしいことがいっぱいの一日
ここ数日、とても忙しい日々を過ごしていました。
7月10日(土):秘伝コース・鱧づくしの授業
7月11日(日):幸せコース・麺三昧の授業/夜:誕生日のお祝いパーティー
7月12日(月):鱧の骨切り特訓再受講講座の授業
7月13日(火):鱧の骨切り特訓講座の授業
こんな感じでしたので、毎日13時間以上教室にいました。
塾生さんも朝早くから夜遅くまで立ちづくめで、とても疲れたと思います。
(本当におつかれさまでした。)
そんな中、7月11日には幸せコースの皆さんから、授業に先立ってお祝いの花束をいただきました。
「あれ? どうして知っているんだろう?」と思ったのですが、どうやら桂剥き投稿のために過去記事を検索していたら、私に花束をくださったクラスの過去記事が登場したそうです。
思いがけないことに、心でウルウルしておりました。
幸せコースの皆さん、とても嬉しかったです。
ありがとうございました。
その日にいただいた花束は、今日も自宅で元気に咲いていますよ。
【幸せコースの皆さんからいただいた花束】

【中川さんからのお花】
実は、7月11日の朝、中川さんからもお花をいただきました。
年齢の数と同じ本数です。(73本)
京都で一番と言われる花市さんが、シズシズと運び入れてくださいました。
中川さんの粋なプレゼントに、「頑張らなくちゃ!」というエネルギーが湧いてきます。
今年もお花をいただけて、すごく幸せな気持ちになりました。

【誕生日パーティー】
夜は中川さんのお嬢さんご夫妻も一緒に、誕生日パーティーをしてくれました。
中川さんが色々なお料理を作ってくれて、お嬢さんご夫妻がケーキやシャンパンを用意してくれて、何度もビックリしました。
息子も7月が誕生月なので、一緒にお祝いをしてもらえて大喜びでした。
【シャンパン】


この注ぎ方が実に見事な動画をごらんください。
瓶の底にくぼみがあって、そこに親指が入っているのがお分かりと思います。
残りの4本指で瓶を支えているのですが、この瓶は結構重いのです。
でも、正統派の注ぎ方ができるこの男性は、当然のことながら栓抜きが完璧でビックリしました。
なかなかこういうことがスマートに出来る素人はいません。
本来シャンパングラスは持ち上げないのですが、小さなグラスには注ぎにくいかなと思って私は持ち上げてしまったのですが、そんな心配は御無用でした。
シャンパンのお味は辛口でスッキリしていて、香りがよく、日本料理にも合います。
とても気に入ったので、皆さんにもおすすめです。
このシャンパンは、京都の八百一本館の2階にある「前田豊三郎商店」さんで購入してくれたそうです。
お店選びがさすがだと思いました。
Franck Bonville(フランク ボンヴィル)の詳しい情報はこちらから。
なお、このブログの過去記事でも八百一さんのことを取り上げています。
「京都 八百一本館 屋上農場」 2013.8.27
お野菜だけでなく、お肉、お魚、お酒、レストランまである店舗です。
この近くにお住まいのかたは、買い物が便利ですね。
【お造り】

【天ぷら】

【ケーキ】


クリームがさっぱりしていて、舌触りも「ぬめ〜っ」としたくどさがなく、この私でも6分の1を完食しました!
Plaisirs Sucrés(プレジール・シュクレ)さんで購入してくれたそうです。

他にもお料理があったのですが、うっかりして写真を撮り忘れてしまいました💦
ごめんなさい、中川さん。
【感謝】
ありがたいことに、73歳になってもこうして周りの人たちにお祝いしていただけて、私はなんて幸せ者だろうと感謝の気持ちでいっぱいになりました。
ただ生きているだけでなく、誰かのお役に立てたらと思いながら毎日を過ごしていますが、それは歳を重ねるごとに強くなります。
中川さんという稀有な凄腕をもつ京料理人さんに出会えたこと、そして、そのお嬢さんご夫妻からも新しい感覚や情報をいただけて、とてもありがたく思っています。
また、中川さんを公私にわたってサポートしてくれるスタッフの麗可ちゃんは、陰陽のお手本でもあり、塾生さんとの連絡もまめにしてくれて、感謝あるのみです。
最後に、この日に感じたことは、「人の想いのありがたさ」でした。
多くの人が準備のために時間を割いてくださって、その「想い」を届けてくださいました。
そのことが嬉しくてたまりません。
私もまた、その「想い」に応えるため、よい仕事ができるように環境を整えて頑張ろうと気持ちを新たにしました。
改めて、皆さん、ありがとうございました。
陰陽バランスを考えた茄子料理 食べ物でクールダウンを
6月に入った途端に暑い!
といっても、湿気がないので北海道の真夏みたいで、爽やか〜♪
気温が上がると、夏野菜がグングン育ちます。
夏野菜の一つに茄子がありますが、このブログにも茄子のお料理が紹介されています。
・マクロビオティックの陰陽バランスを考えた茄子のお惣菜 2014.7.3
せっせと摂って、うまく陰陽コントロールしておきましょう。
え? 茄子は陰性だから食べない?
昔の私みたいですね(笑)
でもね、動物性を摂る人は、茄子のカリウムが陰陽バランスをとってくれるので、食べたほうがいいですね。
それから、なんといっても皮の部分に含まれるポリフェノールが、強い抗酸化作用があるので、皮をつけたままのお料理でいただきましょう。
茄子と油は相性がよいので、油焚きもおすすめです。
懐かしいお料理ですよね。
でも今は油焚きを知らない人もいるので、あえて記事にしておいたのです。

(千両茄子と万願寺唐辛子の揚げ浸し 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
暑い夏にはクールダウンしてくれる食材が、自然の恵みとして登場してくれます。
そして、カラフルな色合いのお野菜も多くて、見ているだけでも元気をもらえそうですよね。
動物性には食べすぎの弊害というのがありますが、植物性にはまず食べすぎで問題になるということがありません。
ですから安心して、お野菜や果物を摂りましょう。
人工的なクーラーで体を冷やすより、食べ物でクールダウンした方が健康的です。
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 食べ物あれこれ
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京都のおうどん屋さん「おめん」 味噌田楽の盛り付け
【おめんのうどん】
京都高島屋の隣にある「GOOD NATURE STATION」(グッド ネイチャー ステーション)。
その1階にある、「BIOマルシェ」。
そこで見つけた冷凍うどんの製造元の味を知りたくて、昨日お店に行ってみました。
銀閣寺のそばにある「名代 おめん」。
私は「三色野菜うどん 鯖寿司セット」で、息子は「おめん」のみを注文してみました。
【私】

【息子】

緑の枠で囲んだ部分を麺つゆに入れていただくのですが、薬味を入れる前に麺つゆを味見したところ、その時点でそのまま飲めそうな塩分だったので、これは味が薄くなるなあと思いました。
そのままかけうどんの汁としても、なんとか食べられそうな程度。
それで、なるべく水分を落とすようにして食べ進みました(笑)
蓋付きの入れ物には「白ごま」が入っていて、お好みでかけます。
なぜか金平牛蒡がついているのですが、その理由はわかりません。
甘いうえに、牛蒡独特の歯ざわりはなく、完全な煮物としての食感で、私好みではなかったので、申し訳ないのですが残しました。
<追記> 2021.6.3
こちらに正しい食べ方の記事があります。
後日、もう一度行って確認しました。
【京料理の甘さ】
おうどん屋さんでなぜ鯖寿司?と思ったのですが、開業された女将さんが京都出身ということだったので、味見をしてみたいと思って注文してみました。
やはりこれも甘くて、中川さんの鯖寿司で美味しさを教えられた私としては、「ああ、これが京都の甘さなんだなあ」と思ったのでした。
というのも、中川さんがよく「京都の料理の甘いところが嫌いだから、自分で料理するときにはそれを変えた」と話されていたからです。
砂糖がご馳走だった時代の名残が尾を引いているのだとか。
もともと甘い味付けがあまり好きではない私なので、京都のお店で注文するときには、そこがお店選びのネックになります。
でも、麺自体はまだ食べていない種類もあるので、今休業中の「四条 先斗町店」が営業を再開したら行ってみたいと思います。
銀閣寺本店は、入り口も窓もすべて開け放っていたので、東山の風が涼しくて、とても心地よい空間でした。
カウンター席も満席で、常連さんが多い感じでした。
【田楽の串の向き】
それから余談ですが、このお料理の串の向きに「ビビビ!」と反応した私と息子です(笑)
むそう塾では、田楽の串をこの向きで盛り付けるように教えているのですが、今は逆の向きのお店がほとんどなのです。
でも、このお店には古い仕事を知っている料理人さんがいらしたということなんでしょうね。
<参照過去記事>
・中川善博による盛り付け秘伝(生麩の田楽) 2015.1.11
・「中川善博による盛り付け秘伝(生麩の田楽)」の解答記事 2015.1.12
カテゴリー: 京都やマクロビオティックのことなど, 食べ物あれこれ
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