食べ物あれこれ」カテゴリーアーカイブ

長友佑都選手の食事革命「白い砂糖を断つ」

Tarzanの記事で「長友佑都 食事革命 ベストパフォーマンスを作る栄養学」というのがあって、その中に「白い砂糖を断つ。」というのがあります。
管理栄養士の石川三知さんが指導されているそうですが、石川三知さんといえば、フィギュアスケーターの高橋大輔選手や荒川静香選手、スピードスケートの岡崎朋美選手など、アスリートの栄養面をサポートしてきた人です。

その石川三知さんが長友佑都さんのそれまでの食事記録を見て、開口一番「このままじゃダメです」と言ったそうです。
まず最初は白砂糖を断つことから始めたそうですが、マクロビオティック的にも納得が行きますし、効果が一番出やすいので良い方法だと思います。
次はぜひ主食を玄米にしてほしいなあと思うのですが、炊き方が難しいからなかなか現実には難しいのかもしれません。
それでも、こうして白砂糖の危険性を一般的に知ってくれるようになると、それはそれでいいので、この連載を続けて波紋を広げてほしいなあと思います。

そういえば、野球の工藤公康監督は20代の頃、毎晩飲み歩いて不摂生もしていて肝臓が腫れて、肋骨の間からはみ出てしまうほど悪化していたそうです。
そのままでは死ぬとお医者さんに言われたそうですが、それを救ったのは管理栄養士でもある奥様のお料理だったようです。
その結果工藤監督は47歳まで野球選手として現役を続けることが出来たわけですが、その食事内容は管理栄養士で有名な幕内秀夫さんの提唱する「粗食」が中心です。
もちろん、主食は玄米です。

体が資本のアスリートたちが、こうして食の改善に取り組んで、目に見える効果を出して、精神面まで覚醒した感じになってくれると、やっと食べ物の重要性が多くの人に理解してもらえるようになると思います。
管理栄養士の皆さん、頑張ってください!
そして、全国のお母さんや奥様も食の大切さに気づきましょう。
まだ独身の方は、ぜひ食生活の見直しをしましょう。

<長友佑都の食事革命>
vol.1 30歳へ向けての決意表明
vol.2 革命前夜、食生活の歴史
vol.3    食を武器にするということ
vol. 4   白い砂糖を断つ。


長友佑都 白い砂糖を断つ

 
 

(長友佑都 写真はTarzanの記事から)

 
 

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鱧寿司物語

マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生作品のお弁当

 
 

(鱧寿司と小巻 料理:むそう塾生  麗可さん マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

このお寿司は先日のお弁当投稿で100点をもらいましたが、この裏では感動的なことがありました。
3連続講座のあった8月9日(火)。
授業中にむそう塾生のユーキさんからスタッフの麗可さんにiMessageがありました。
内容は11日の夜に病気療養中のお父様に鱧寿司を食べさせたいとのことだったのですが、10日も11日も授業があります。
大阪から京都に通う麗可さんが、10日の夜に鱧の購入から始まって鱧をおろしてお寿司を作ることを11日の朝までにしなければなりません。
果たして可能なのか?

結果として麗可さんは、それを決行しました。
そのうえ、出汁巻き玉子も焼いたのですから凄いことです。
お子さんもいらっしゃるようなので、胡瓜巻きにはわさびを入れない配慮もされました。
・盛り合わせ2折
・鱧寿司1本
・鱧巻き3本(うまきの鰻が鱧に置き換わったもの)

麗可さんはこれらを作ってからいつもどおり京都まで来てくれました。
11日のお弁当講座では、ユーキさんも洗い物のお手伝いに来てくれて、授業後大急ぎでお寿司を持ってご実家へ。

その後のユーキさんから麗可さんへのメールが何とも感動的だったのです。
【昨日は鱧のお料理をたくさんありがとうございました。家族全員大喜びでした!!父は棒寿司を5切れも食べました!!数ヶ月前から、声量がかなり落ちていて、滑舌も悪く聞き取れないことが多くあったのですが、驚いたことに、気付いたら元気な声でしっかり喋っていて、鱧パワーのおかげだと思いました。みんな集合できたので、とてもうれしそうな姿が見れてよかったです( ;  ; )麗可ちゃんのおかげです。ありがとうございました。】

ね、素晴らしいでしょう?
前日の10日には抗癌剤を打ったばかりということでだったので、さぞかし体調がおつらかったと思うのですが、前に麗可さんの鱧を鱧うどんにして「美味しい!」と涙を流して召し上がってくれていたそうなので、その美味しさが蘇って来たのでしょう。
ユーキさんからの報告を聞いて麗可さんはどれほど嬉しかったことか。
寝不足して作った疲れが吹き飛んだに違いありません。

中川さん仕込みの鱧寿司や鱧巻きの美味しさは、こうして床に伏しておられるご病気のかたに、一時的であっても活力を与えたことが素晴らしいと思います。
ユーキさんもお父様のそばで美味しいお料理を作ってあげたいと、どれほど思われていることか・・・。
そして、出来ることなら奇跡がおきることを願っておられることでしょう。
私も祈っております。

それにしても麗可さんは頑張りましたね。
さすが「鱧のおじさん」(笑)と中川さんから呼ばれているだけあって、男性のような潔い行動力でした。
女性にしておくのがもったいない(^^)

 
 

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申年の梅干し

梅干し マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(申年の梅干し)

きょうは授業があるので、このまま出掛けてみよう。

 
 
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京料理人が作る賀茂茄子のピザ・グラタン

マクロビオティックでは乳製品の摂取を控えた方が良いと説明され、その理由も一般的に知られるようになって来ました。
むそう塾でも乳製品を使ったお料理はたま〜にしかお伝えしません。
それは香りづけであったり、コクを出すためであったり、あえて陰陽バランスを取るために採用するのみです。

しかし、乳製品といっても、バターやチーズは発酵食品なので、牛乳をゴクゴク飲むのとはわけが違います。
少量をたま〜に摂って体調を上向きにしたり、ご家族のお楽しみ料理を作ってあげたり、良質の乳製品は見直しも必要かと思います。
ただし、質と量はいつも脱線しないように気をつけましょう。

 
 

賀茂茄子のピザ 京料理人 中川善博

 
 

(賀茂茄子のピザ 料理:京料理人  中川善博)

*   *   *

先日「2013年 夏の特別料理講座 涼麺と賀茂茄子のピザ再開催」の講座がありましたが、その時に口頭でお伝えした賀茂茄子のグラタンは次のような感じで仕上がります。
とてもさっぱりしていて食べやすいので、賀茂茄子のあるうちに召し上がってみてください。

 
 

賀茂茄子のグラタン 京料理人 中川善博

 
 

(賀茂茄子のグラタン 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

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きょうはもう立秋です。
実際には気温が高くて猛暑の連日ですが、陰性タイプの人は体の芯を冷やし過ぎないようにして、こんなふうにさっぱりしているんだけど陰性すぎないお料理をいただくようにしましょう。

そういえば、賀茂茄子のピザではこんな先輩もいました。
「マクロビオティックで泣く時 本物の自由人になるために」
なりたい自分になるために、マクロビオティックの陰陽を上手に生活に取り込んでみましょう。
その第一歩は食生活の見直しからです。
「なりたい自分になるためにマクロビオティックの食べ方を」

 
 


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マクロビオティックの考え方と甘いもの耐性

私ね、いつも思うんです。
本当に人ってそれぞれだから、これっていう健康法はないよなぁって。
甘いものを食べて煙草を吸って、お食事に無頓着でも100歳まで生きる人もいるし、お食事をはじめとしてあらゆることに気をつけていても早くに亡くなる人もいるし。。。
これは持って生まれた寿命といってしまえば身もふたもないけれど、最大公約数的な健康法はあると思うのです。
しかし、その健康法に夢中になるのもいかがかなと思います。

というのは、人間って気にすれば気にするほどそのことに氣が集注してしまって、その集注したところに別の変化を生み出すからです。
野口整体で「愉気」というのがありますけど、あれはまさしく愉しい氣を集注させてその部分を良い方向に導くわけですが、じゃ、心配の氣を集注したらどうなるか?
ここですね。
健康法というのは、下手をすると心配を注入することになりかねないので、健康に無頓着な方が良かったりするわけです。
氣を集注するなら必ず愉快な氣を!

*   *   *

ところで人それぞれですから当然甘いもの耐性が強い人と弱い人がいます。
私はかなり甘いもの耐性が弱いです。
ですから、フルコースの最後に出てくる甘いものは限りなく不要です。
でも、たま〜に体に悪い甘いものを食べる時があります。
そんな時には直後に必ずミネラル補給をして体を応援してあげます。
自分の弱点を知っているから。

今は甘いものが過剰に出回っていますから、マクロビオティックを知っている人なら敬遠してしまうような甘いお菓子を平気で食べている人が圧倒的多数です。
そういう人たちのうち、甘いもの耐性の弱い人は体調が思わしくない日が来ることになったりしますので、そういう時にはその甘いものを止めてみましょう。
それでかなり体調が上向くことが多いです。

世の中にはストレス耐性の強い人と弱い人がいますが、それと同じように甘いもの耐性も個人差が著しいです。
まずは自分の体の特徴を知って、過保護にならない程度にさりげなくフォローしておくことが過集注にならない健康法かと思います。
しかし甘いものの摂取には誰しも甘くなってしまう傾向があります。
それほど甘いものは魅惑的なんですね。

今年の「マクロビオティックの陰陽実験と個人別食べ方講座」を受講されたかたは、甘いものの力に身震いされたかと思います。
体の中ではあれと同じことが起きているのです。
そんなことを思い出すと甘いものへの認識は変わりますよね。
あれから新人さんも増えたので、また開催してあげたほうが良い講座ですね。
「最新のマクロビオティック食べ方講座 上級編」も開催してあげたいな。
関連記事:「最新のマクロビオティック食べ方講座 上級編」を終えて

*   *   *

あ、そうそう。
先日の愛クラスに来られた新人さんで、毎日お食事の直前に250ccの野菜ジュースを飲んでいるという人がいました。
「癌患者には生ジュース」がお約束だと思っていたそうですが、癌にも陰陽があるし、飲む人の体質にも陰陽があるので、判で押したように生ジュースが良いとは言い切れません。
そのように指導している癌患者さんに人気のクリニックも知っていますが、マクロビオティックの陰陽で考えるとゾーッとする指導法も含まれています。

さらに午前11時までにお水を2リットル飲むようにヨガの先生から言われたとか。
いやもう勘弁して下さいと言いたいです。
この記事の最初に書いたように、人の体は個人差が大きいのです。
画一的な指導法はむしろ危険ですらあります。

親とお子さんが同じものを口にして良いのかどうか、男女の体質や体調を観察して、それぞれ口にするものが違って良いのが当たり前であることを知ってほしいです。
そんな「食べ分け」でも健康になることが出来るんですよ。

 
 

中川式玄米ご飯と中川式鉄火味噌 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(息子の炊いた玄米ご飯に鉄火味噌をかけたマクロ美風のある日の昼食)

毎日玄米ご飯にごま塩をかけて食べていると、甘いものが止められないどころか増える人がいます。
私は鉄火味噌が好きなので、時々こうして鉄火味噌をかけてシンプルなお食事にすることがあります。
でも、鉄火味噌をかけ過ぎると甘いものが欲しくなりますのでご注意くださいね。
陰陽ですねぇ。

結論としていえることは、玄米ご飯を食べると甘いものへの欲求が減りますので、主食を玄米ご飯にしておくと、甘いもののコントロールが容易にできるようになります。
玄米(白米も)に含まれる炭水化物の糖質があるからですね。
玄米に含まれる糖質はお菓子に使われる砂糖類と違って、繊維質も一緒に摂っているので体への負荷が異なりますからご安心ください。
すべて陰陽バランスの問題なので、甘いものが止められないからといって、あなたの意志の弱さのせいにはしないでくださいね。

 
 

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