


ブログ内を検索する
-
最近の投稿
- 味覚障害の夫でもご飯の味がわかるように炊き方を変えてみた
- 「中川式小豆絹玄米ごはん」の美味しさを塾生さんのコメントから
- 「冬休み キッズクラス」をプレゼントしたお母さん
- 2026年度のコース受付にあたって感謝を申し上げます
- 2026年度各コースの受講ご希望者状況(2025.12.3現在)
- これから開催予定の講座案内(2025.12.2現在)
- 「2026年度(第1期)自由人(びと)コース7」受付開始のご案内
- 「2026年度(第2期)自由人(びと)コース6」受付開始のご案内
- 「2026年度(第3期)自由人(びと)コース4」受付開始のご案内
- 「2026年度(第4期)自由人(びと)コース3」申込開始のご案内
- 「2026年度(第6期)自由人(びと)コース2」受付開始のご案内
- 「2026年度(第7期)自由人(びと)コース1」受付開始のご案内
- 「2026年度(第12期)秘伝コース」受付開始のご案内
- 「2026年度(第18期)幸せコース」受付開始のご案内
- 鉄火味噌が出来上がりました 節多め 筍入り
- 年越し蕎麦(晦日そば)セットを限定販売します
- 化学肥料、農薬不使用栽培玄米餅の「京あもさん」が販売開始!
- 「偽善医療」藤井聡・木村盛世著
- 商売のコツはモノを売るな癖を売れ コーヒーの成功例
- 育てられ方は一生を支配する 恐ろしいほどに
- 「デキル女性」は受講上手 復習上手
- 夫の病院通いは間隔が空きました 富士山に励まされた日
- 再開催ご希望講座一覧(2025.11.21現在)
- 陰陽京料理人中川善博が焼いたフランスパンの食感に感動!
- マクロビオティックの陰陽を改めて 驚きのビーフシチュー
- 「塾長蕎麦」をお宝さんDIRECTで全国の塾生さんへ!
- 「第9回 小豆絹玄米ごはんの炊き方教室(少量炊き含む)」開催のご案内
- 「第8回 小豆絹玄米ごはんの炊き方教室(少量炊き含む)」開催のご案内
- 丸八製茶場の「献上加賀棒茶」と「加賀ほうじ茶」が美味しかった
- 「スポット受講」ご希望者一覧 2025年11月8日現在
最近のコメント
- マクロビオティックの陰陽を改めて 驚きのビーフシチュー に マクロ美風 より
- マクロビオティックの陰陽を改めて 驚きのビーフシチュー に おはる より
- 2026年度各コースの受講ご希望者状況(2025.12.3現在) に マクロ美風 より
- 2026年度各コースの受講ご希望者状況(2025.12.3現在) に 佐藤美奈 より
- 2026年度各コースの受講ご希望者状況(2025.12.3現在) に マクロ美風 より
- 2026年度各コースの受講ご希望者状況(2025.12.3現在) に 佐藤美奈 より
- 人は人に元気をもらうんだなぁと実感 夫のケース に マクロ美風 より
- 人は人に元気をもらうんだなぁと実感 夫のケース に てんこ より
- 夫がディサービスを希望 新宿Bicerin(ビチェリン)で休憩 に マクロ美風 より
- 夫がディサービスを希望 新宿Bicerin(ビチェリン)で休憩 に おはる より
- 夫がディサービスを希望 新宿Bicerin(ビチェリン)で休憩 に マクロ美風 より
- 夫がディサービスを希望 新宿Bicerin(ビチェリン)で休憩 に かのん より
- 「マクロ美風の陰陽五行説講座」第2期を終えて に マクロ美風 より
- 「マクロ美風の陰陽五行説講座」第2期を終えて に メロン より
- 「マクロ美風の陰陽五行説講座」第2期を終えて に マクロ美風 より
- 「マクロ美風の陰陽五行説講座」第2期を終えて に おはる より
- 「瞬速料理5品 夏バージョン」の開催について に マクロ美風 より
- 「瞬速料理5品 夏バージョン」の開催について に おはる より
- 再開催ご希望講座一覧(2025.11.21現在) に マクロ美風 より
- 再開催ご希望講座一覧(2025.11.21現在) に ここ より
- 私を支えて栄養補給してくれる仲間たち に マクロ美風 より
- 私を支えて栄養補給してくれる仲間たち に NANA より
- 介護生活の現実は両者の精神面の理解が大切だと実感 に マクロ美風 より
- 介護生活の現実は両者の精神面の理解が大切だと実感 に NANA より
- 京都・瓢亭さんでの課外授業を終えて に マクロ美風 より
- 京都・瓢亭さんでの課外授業を終えて に おはる より
- 再開催ご希望講座一覧(2025.11.21現在) に マクロ美風 より
- 再開催ご希望講座一覧(2025.11.21現在) に 好 より
- 夫の病気と私のスケジュールは陰陽そのもの に マクロ美風 より
- 夫の病気と私のスケジュールは陰陽そのもの に 牧野はるみ より
カレンダー
アーカイブ
月別アーカイブ
- 2025年12月
- 2025年11月
- 2025年10月
- 2025年9月
- 2025年8月
- 2025年7月
- 2025年6月
- 2025年5月
- 2025年4月
- 2025年3月
- 2025年2月
- 2025年1月
- 2024年12月
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年4月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年8月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2015年4月
- 2015年3月
- 2015年2月
- 2015年1月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年8月
- 2014年7月
- 2014年6月
- 2014年5月
- 2014年4月
- 2014年3月
- 2014年2月
- 2014年1月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年10月
- 2013年9月
- 2013年8月
- 2013年7月
- 2013年6月
- 2013年5月
- 2013年4月
- 2013年3月
- 2013年2月
- 2013年1月
- 2012年12月
- 2012年11月
- 2012年10月
- 2012年9月
- 2012年8月
- 2012年7月
- 2012年6月
- 2012年5月
- 2012年4月
- 2012年3月
- 2012年2月
- 2012年1月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月
- 2011年9月
- 2011年8月
- 2011年7月
- 2011年6月
- 2011年5月
- 2011年4月
- 2011年3月
- 2011年2月
- 2011年1月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年10月
- 2010年9月
- 2010年8月
- 2010年7月
- 2010年6月
- 2010年5月
- 2010年4月
- 2010年3月
- 2010年2月
- 2010年1月
- 2009年12月
- 2009年11月
- 2009年10月
- 2009年9月
- 2009年8月
- 2009年7月
- 2009年6月
- 2009年5月
- 2009年4月
- 2009年3月
- 2009年2月
- 2009年1月
- 2008年12月
- 2008年11月
- 2008年10月
- 2008年9月
- 2008年8月
- 2008年7月
- 2008年6月
- 2008年5月
- 2008年4月
- 2008年3月
- 2008年2月
- 2008年1月
- 2007年12月
- 2007年11月
- 2007年10月
- 2007年9月
- 2007年8月
- 2007年7月
- 2007年6月
- 2007年5月
- 2007年4月
- 2007年3月
- 2007年2月
- 2007年1月
- 2006年12月
- 2006年11月
- 2006年10月
- 2006年9月
- 2006年8月
- 2006年7月
- 2006年6月
- 2006年5月
- 2006年4月
- 2006年3月
- 2006年2月
- 2006年1月
- 2005年12月
- 2005年11月
- 2005年10月
- 2005年9月
- 2005年8月
カテゴリー
- 講座のご案内・連絡事項 (1,218)
- 健康情報 (2)
- 新しいむそう塾 2022年 (28)
- 料理は呼吸と同じ (24)
- うれしかったこと (198)
- 玄米の炊き方講座 (216)
- お弁当の想い出 (6)
- 京料理人 中川善博の動画 (83)
- 京都やマクロビオティックのことなど (207)
- 塾生さんのメールから心に響いたこと (82)
- マクロビオティックの指導現場からシリーズ (430)
- むそう塾スタイル (51)
- マクロビオティック京料理教室 むそう塾 (1,197)
- 食べたもののようになる (107)
- 料理人 中川善博の陰陽料理 (175)
- 中川式糠漬け (269)
- 中川式出汁巻き玉子 (24)
- 中川式鉄火味噌の体験談 (25)
- 幸せコース感想文 (36)
- マクロビオティックが楽しい♪ (3,575)
- 子育て・野口整体・アトピー (308)
- 男子厨房に立つ (17)
- 新型コロナウイルス (133)
- からだ (561)
- こころ・想い (532)
- 食べ物あれこれ (338)
- マクロ美風の陰陽落としこみ講座 (17)
- マクロ美風の家事アドバイス講座 (379)
- 陰陽ひとり立ち講座 (93)
- マクロビオティックの陰陽で考えてみよう (114)
- 体験談 (134)
- むそう塾の雰囲気(塾生の体験談を含む) (70)
- マクロ美風の体験的マクロビオティック (78)
- マクロビオティックと歯科治療 (24)
- 桜沢如一先生の陰と陽 (9)
- 本の紹介 (119)
- その他 (206)
- 「おしゃべり陰陽cafe 」 (11)
- マクロビオティックわの会 (9)
- 大森英櫻・磯貝昌寛 (8)
- むそう塾 パスポート発表 (204)
- プロが個人指導するマクロビオティック陰陽弁当 #musobento (90)
- ワーママさんの応援 (4)
- 中川善博の入院日記 (12)
- HP記事更新のお知らせ (9)
- 夫の病気関連 (7)
macro88のtweet
-
投稿者「マクロ美風」のアーカイブ
マクロビオティックの陰陽を活かした家事アドバイス講座(60) Ka(86-4)さん
<Ka(86-4)さん>
最終日の投稿メールのうち、朝お送りくださったものについてのお返事です。
【食器棚について】
あなたが気に入った食器棚は次のとおりですが、下記にいくつかご質問があります。
旭川家具 アーリータイムスα(アルファ) ETERNO(エテルノ) 引き戸食器棚 120BD チェリー


昔はこのデザインのように、引き戸タイプの食器棚が多かったのですが、最近は開き戸タイプのものが多くなっています。
開き戸は両方の扉を開いた時に、大きな食器の出し入れもスムーズに出来る良い面があります。
しかし、地震のときに扉が開いてしまって、中の食器が飛び出して割れてしまう二次災害があります。
最近はそのことも踏まえて、地震対策を施した開き戸の食器棚も多くなりました。
そのことをご存知の上でこの食器棚に決められたのですね?
一応確認をしておきます。
私はもう30年ほど開き戸タイプの食器棚を使っていますが、この方が引き戸タイプより使いやすいです。
ただ、家具というのは好みの問題がありますので、人それぞれで押し付けはできません。
地震対策のこともそれぞれの人が納得出来る選択でよいので、このことも押し付けるつもりはありません。
ご主人様と相談されて、どのタイプにされるかをお決めになったら良いと思います。
それから、あなたのシステムキッチンの収納はすべて引き出しタイプになっているので、食器棚はあえて「棚」タイプのものを選ばれたのでしょうか?
他の方にもご紹介したように、食器は引き出しの方が収納量が多くなります。
キッチンは収納量と機能性を優先して考えた方が使いやすいですよ。
もしこの引き戸タイプに決定されるのならということで、ご質問にお答えしますね。
【保温ジャーの置き場所】
写真で炊飯器を置いてある場所(実際には保温ジャーを置く)を左側(A)に移動してはどうかとのことですが、私はむしろ保温ジャーをキッチンカウンターの上に置かれた方が良いように思います。
理由は食器棚のオープン部分を限りなく作業台としても使いたいからです。
食器棚は動線として最高の場所にあるので、そこを使用頻度の少ないジャーを置くのは勿体ないと思います。
百歩譲って、そこにジャーを置かれるとしても、この食器棚は下の図面ではキッチンの端に来るので、右側(B)にジャーを置かれた方が動線的によいです。
しかし、左側(A)にジャーを移すと、動線として使いやすい場所を塞いでしまうのでおすすめではありません。
キッチンでは1歩でも2歩でも減らすようにするのが、美味しいお料理に近づくためには必要なのです。(=動線を減らす)

【米びつの置き場所】
上の黒い写真の⑥⑦の間の板を取って、そこに米びつをとのことですが、使う頻度の少ない米びつなので、むしろキッチンカウンター下収納に収めてはいかがでしょうか。
あまり囲い込まない方が気持ちが良いと思いませんか?
お米も生きていますのでね。
【糠床の置き場所】
キッチンカウンター下にオープンの部分を作って、米びつと糠床を置いてはいかがでしょうか。
糠床を置く台は、オープンな収納部分にすれば不要になりますね。
【カウンター下収納について】
2000㎜全部を収納にしても大丈夫です。
そして一部は上の文章にもあるように、オープン部分を設けて米びつ・糠床・通勤カバンを置くスペースにしましょう。
【奥様の机について】
ご主人様の机に合わせようとすると、どうしても奥行きが少ないですね。
あなたは今はノート型パソコンだそうですが、将来的にはデスクトップに移行する可能性があります。
というより、移行された方が体のためにも良いです。
電磁波の関係でもね。
私は散々ノート型パソコンを使って、デスクトップとの違いを確認した関係上、あなたにはデスクトップをおすすめします。
そのためには700㎜の奥行きがほしいところです。
ということで、可能であれば、この際思い切ってご主人様の机も一緒に揃えて、高さと奥行きを合わせるととても綺麗になります。
焦ることはないので、ご主人様とよくご相談なさってください。
机の材質もデザインも椅子も、お二人でバランスを取りながらお決めになるのが一番良いと思います。
【奥様の机の脚について】
面白いものですねぇ、人の好みって。
私はクッキーテーブルの脚の付け根がむしろ個性があっていいなあと思うのですが、あなたはそれが好みではないとおっしゃる(笑)
実際に商品を見て触っているし、使う人の好みなので、それで良いのですが、私の方で気づいたことを書いておきますね。

クッキーテーブルの脚の付け根

バンビテーブルの脚の付け根

よく見ていただきたいのがバンビテーブルの脚の付け根の部分です。
このテーブルには「幕板」(下図参照)がついているため、その分天板下と膝上の空間が少なくなるので、脚を組めなくなる可能性が出てきます。
下の図と写真を参考にしてください。


幕板がない場合はこのように脚が組めます。

こういう点も考えた結果、私はクッキーテーブルの方に軍配をあげます。
【ゴミ箱について】
この色というわけではありませんが、こんな形のゴミ箱が一番使い良いのです。
私は床や壁の色との関係上、「ウオルナット」を中の仕切りなしで使っていますが快適です。
MOKUMEキャスター付きダスト ウォルナット(45Lタイプ)
W=44.5cm D=22.5cm H=60.5cm

下の「シナ」タイプは色のバランスがイマイチですが、これに似た形のものを選ばれてはいかがでしょうか。
MOKUMEキャスター付きダスト シナ(45Lタイプ)

奥行きが浅いので、2個並べて1つは仕切りなしで、もう一つは分別して使う方法もあります。
この場合でも同じ色にした方が統一感があってよいです。
キャスターはなくても良いですが、キャスターがあれば片手で動かせますので、お掃除の時に楽です。
なお、この後にもう1通最後の投稿メールがありますが、それは別記事にさせていただきます。

(京都御苑にて 中川善博撮影 2017.3.22)
▽▲ 過去の「マクロビオティックの陰陽を活かした家事アドバイス講座」は、こちらからご覧ください。▽▲
+ – + – + – + – + – + – +
【ご案内】
・これから開催予定の講座案内 最新版
・中川式糠床受付方法のご連絡(2017年度の場合)
・中川式糠漬け(じゃい安)のご注文方法
・中川式鉄火味噌のご注文方法
【サイト内の記事】
・マクロビオティックの盲点
・塾生のきょうの100点お弁当
・陰陽を感じる日々の暮らし
・中川善博から娘へのお弁当
・中川善博厳選!おすすめ器具と食材
カテゴリー: マクロ美風の家事アドバイス講座
2件のコメント
マクロビオティックの陰陽を活かした家事アドバイス講座(59) Na(69-4)さん
<Na(69-4)さん>
最終日のあなたからのメールで嬉しかったことです。
>片付けしていくうちに、見えなかったことが見えるようになり、感じなかったことを感じるようになってまいりました。
>その中で大きな変化はやはり病気を本当に受け入れることができたことでした。
>美風さんの目線で洗い直していただきましたことはこれからの私の生活を一変させてくださいました。
>感謝しかありません。
病気のことをちゃんと受けとめられるようになって、本当に良かったです。
病名はもらっていますが、そのことを忘れるような生き方が出来ることを知ってほしかったのです。
あなたがお料理を通して活き活きと生きる姿を、これからもずっと楽しみに眺めさせてください。
1か月間よく頑張りました。
* * *
最後のアドバイスです。
【押入れの整理】
キッチンにある押入れ(正しくは物入れだと思いますが)の整理は、箱から出してするのが一番いいです。
一目瞭然になることが大事なので。
その上で、食器は食器棚に、保存食料は前後にスライド出来るワゴンを買って整理しましょう。
今は通販でもちょうどよいサイズのものがたくさんあります。
それでも食器棚に入り切らない場合は、器の量が多すぎです。
【処分を迷うもの】
未使用の粗品類、プレゼントされて使用せず置いているもの(食器類、本)、過去の写真(アルバムにしておらず箱に入っている)の処分に迷いが生じているそうですね。
答えは、写真だけを残して後は処分しましょう。
ちなみに私は学校の卒業写真も残っていませんが、これは真似なくてもいいです。
人によっては後悔する人がいるので。
写真以外の物は、自分の意志で買い求めたものではないため、そこには氣の存在がありません。
そのような物に空間を占領されて狭くなるのは、絶対避けましょう。
浄水器(シンクに固定しあるものでなく卓上型)も迷われているそうですが、シンクにビルトインタイプのものがあるので、それだけで充分です。
と言いたいところですが、もしかして震災があったときにお水を浄水することを考えておられますか?
そんなことはないことを祈りますが、ご家族様が捨てたがらない意向をお持ちなら、そのお気持ちを尊重してあげてください。
ただし、カートリッジの試用期間を確認してくださいね。
そうでないなら、浄水器も処分しましょう。
>バック、お財布、家、体、色々な事に影響され、影響しながら生きている事を感じました。
>そして美風さんが何に対しても平等に“優しく丁寧”ということを感じられ、自分もそうありたいという思いが芽生えました。
バッグやお財布の件は、あなたに機能的なことの快適さを味わってほしいと思ったのです。
バッグやお財布は身の回りで日常的に使うものですが、今回集中的に取り組んだキッチンは、とても動線の悪い使い方をされていました。
しかし、キッチンも立派に身の回りなのです。
家の構造上どうしようもない面はありましたが、物を大幅に減らせば、画期的なレイアウトが実現できるはずでした。
残念ながら時間切れになってしまいましたが、方向性は示してありますので、ぜひそこまで行ってほしいです。
そして、形あるものすべてに共通することですが、丁寧に扱うことです。
丁寧に扱った方が気持ちがよいことを感じてほしいのです。
それは物にも人にも共通のことなので、これからの人生を丁寧に生きましょうね。
そのためにはやはり氣のこもった物で周りを調えて、その空間に良い氣を感じられるようにすることです。
そういう視点で今ある物を見直してください。
処分の決心がつくものがたくさんあると思いますよ。
これからも迷った時には、どうぞメールをください。
活を入れてあげます(笑)

(京都御苑にて 中川善博撮影 2017.3.22)
▽▲ 過去の「マクロビオティックの陰陽を活かした家事アドバイス講座」は、こちらからご覧ください。▽▲
+ – + – + – + – + – + – +
【ご案内】
・これから開催予定の講座案内 最新版
・中川式糠床受付方法のご連絡(2017年度の場合)
・中川式糠漬け(じゃい安)のご注文方法
・中川式鉄火味噌のご注文方法
【サイト内の記事】
・マクロビオティックの盲点
・塾生のきょうの100点お弁当
・陰陽を感じる日々の暮らし
・中川善博から娘へのお弁当
・中川善博厳選!おすすめ器具と食材
カテゴリー: マクロ美風の家事アドバイス講座
2件のコメント
マクロビオティックの陰陽を活かした家事アドバイス講座(58) Sa(21-9)さん
<Sa(21-9)さん>
最終日にいただいたメールがとても嬉しかったです。
>今回受講させていただけ、これまでは整理出来なかったところまで出来ました。
>「ひとまず取っておこう」と残しているものが多々あり、物事を後回しにする性格を再認識しました。
>時間も空間も 無駄遣いすることはもうやめます。
>今回整理出来た事で頭の中の引っ掛かりがなくなり、頭にも気持ちにも少しゆとりが出来たように思います。
>何かを吸収できるスペースがようやく出来るかなと嬉しい気持ちです。
>どんどん片付いていく様子に、夫も心地良さを感じていたようで、
>好きなようにして下さいと嬉しい言葉もくれました。
>お陰様でどっと澱が出たような爽快感があります。
>病みつきになりそうですが、もう溜めずに
>清々しい氣を循環させていけるようになります!
どっと澱が出たような爽快感って、とてもよくわかります。
そのためにこの家事アドバイス講座を開催したのですから、あなたは最後の目標まで到達しましたね。
この爽快感をいつもキープすることが当たり前の日常になると、もっと物事の流れが良くなって来ますよ。
ところで、天然木のカウンターを見つけたと書かれてありました。
お値段は張るようですが、寸法が合えば嬉しいですよね。
最終決定に不安があるようでしたら、メールでご相談ください。
素晴らしい頑張りの1か月間でした。
お疲れまでした。
下の写真は、中川さんが京都御所で写したものを送ってくれたので、あなたにもお届けします(^^)

(京都御所にて 2017.3.22 中川善博撮影)
▽▲ 過去の「マクロビオティックの陰陽を活かした家事アドバイス講座」は、こちらからご覧ください。▽▲
+ – + – + – + – + – + – +
【ご案内】
・これから開催予定の講座案内 最新版
・中川式糠床受付方法のご連絡(2017年度の場合)
・中川式糠漬け(じゃい安)のご注文方法
・中川式鉄火味噌のご注文方法
【サイト内の記事】
・マクロビオティックの盲点
・塾生のきょうの100点お弁当
・陰陽を感じる日々の暮らし
・中川善博から娘へのお弁当
・中川善博厳選!おすすめ器具と食材
カテゴリー: マクロ美風の家事アドバイス講座
4件のコメント
再び「菜食はなぜ老けるか 動物性食品の取り入れ方」
かつて、下の写真がついた記事がかなりシェアされたことがありました。
マクロビオティックの人も要注意!「菜食はなぜ老けるか」 2015.3.20
ちょうど2年前ですね。

2年前であっても記事の波に埋もれてしまって、最近の人には読んでもらえないことがよくあります。
しかし、体調不良を通り越して、確実に病気の症状が現れているのに、本人は「排毒」だと言って、その不調を改善しようとせず、ただ「排毒」(と思っている)が終わるのを待っている人がいます。
昨日もそういう人がむそう塾に現れました。
昨日の人の場合は、生理のストップ、しびれやこわばりや皮膚の異常があったので、すでに排毒なんてものを通り越しています。
それでも本人は「排毒」だと思っているから厄介です。
そういう人が昨年も来られました。
まだお若いのに「これでいいのだ」と思って突き進んでしまうのです。
そんな人達のために、もう一つ大事な記事をご紹介しておきます。
マクロビオティックにおける動物性食品の取り入れ方 2011.7.14
2011年にすでに私のブログでも掲載しているのですが、ブログの移転があって、読みにくくなっているので、改めて全文を載せておきます。
とても長い記事ですが、マクロビオティックを提唱した桜沢如一(G.O)と、マクロビオティックを広めた久司道夫氏やその他の弟子たちの動物性に対する温度差がわかって、とても参考になる記事です。
この記事にはマクロビオティックの考え方でとても重要なことが書かれています。
排他的でないこと。
それなのに、それを忘れている人のなんと多いことか。
肝に銘じておきたい言葉です。
>マクロビオティックの教えの中核には非排他性、即ち他人を受け入れるという考えがある。他人の意志決定に寛容になれることが大切であり、我々の多くが日常肉を食する親戚や同僚を持つという点を考えた場合、この点は特に重要である。
* * *
以下、日本CI協会の記事からリンクします。
How to Include Animal Foods (動物性食品の取り入れ方)
カール・フェレー

マクロビオティックを実践している若者・ジョーは首に違和感を覚えていた。数年間、熱心にマクロビオティックを実践していたが、彼の病状は悪化の一途を辿っていた。ジョーは久司道夫氏のアドバイスを受けるため、テキサスからボストンに飛んだ。道夫氏のアドバイスにもかかわらず、病状の好転は見られなかった。ジョーはさらにヘルマン相原氏にもアドバイスを求めたが、結果は同じだった。結局、ジョーは全身を動かさないと頭を回せない身体になってしまっていた。彼の首は完全に凝り固まってしまっていた。
救いを求め彼は医者を渡り歩いたが無駄に終わった。結局、一人の医者がノースカロライナの専門医を紹介してくれた。この専門医がジョーを診断した結果、彼は非常に稀な骨障害を抱えていることが分かり、彼に解決策を示してくれた。鶏である。専門医の説明によれば、ジョーの骨は悪化し続けており、鶏のある成分(それは鶏にしかないそうである)が彼の病状を治療可能だそうだ。
ジョーは私の友人で、病気の兆候が現れる前の1975年に彼と出会い、共にマクロビオティックをスタートした仲でした。彼はとても社交的で面白く、毎日がパーティのような生活を送っていました。GOMF(George Ohsawa Macrobiotic Foundation)で働くため、私は1978年にカリフォルニアへ引っ越してきました。ジョーに最後に会ったのは、1983年にテキサスへ彼を訪ねたときでした。彼は完全に治癒しており、初めて会った頃の彼に戻っていました。一体どのようにして治癒したのかを聞くと、先に書いたように説明してくれた後、次のように言っていました。「良くなるためにマクロビオティックを諦めて鶏を食べなくちゃいけなかったんだ」
「冗談だろ!」と私は出し抜けに言い、続けて「身体が求めるものを食べるのがマクロビオティック食じゃないか」。ジョーは理解できなかったようだ。マクロビオティックでは鶏は敬遠すべきものだという考えに凝り固まっていたのだ。鶏は食べないものだという「マクロビオティック」の食箋に従っていた時よりも、身体がそれを求めていることを受け入れ、鶏を食べたジョーの話を聞いた時、彼が本当にマクロビオティックを実践しているのだと感じることができた。
BACKGROUND-背景-
現実的に考えてみると、マクロビオティック食に動物性食品を導入している人もいればしていない人もいる。動物性食品を健康に寄与する形で摂るこることは可能だと考えている人もいれば、魚介類以外の動物性食品を摂るのは避けるべきだと考えている人もいる。マクロビオティックの実践をする際の敷居を低く設定している人もいれば、高く設定している人もいるのである。
魚介類以外の動物性食品を制限・禁止するという厳格な規定がある一方、それを摂っても良いという程度の寛容な規定もある。今日、動物性食品を食べることの危険性は以前にもまして大きい。只、より深刻な危険とは、マクロビオティックの理念を病気治しのための食事に限定してしまうことにある。この記事では、魚介類以外の動物性食品をマクロビオティックの理念や実践に導入する際の賛否両論を検討する。尚、これ以後、「動物性食品」とは、魚介類以外の動物性商品全般を指すことにする。
マクロビオティックを実践する際、動物性食品の位置づけに関する混乱は、マクロビオティックの著書に既に見ることができる。1960年に出版された「ゼン・マクロビオティック」は、George Ohsawa(桜沢如一、以下GO)が食箋について書いた最も詳細な著書である。彼はその中で、健康になるための10の食箋を提唱しており、その中の5つはベジタリアン食で残りの5つは動物性食品を含んだ食箋だった。彼が列挙した後者のマクロビオティック食には、鶏、七面鳥、卵、そしてバターや牛乳などの乳製品が含まれていた。
その一方で、健康的な生活には動物性食品を摂る必要がないことGOは書いている。動物性食品が人間の霊的な成長を阻害すると考えていたからだ。動物性食品を全く摂らなくてもよくなるまで自分自身を啓発することをGOは奨励していた。GOが動物性食品をマクロビオティック食に摂り入れた理由は、人々が与えられた食箋を厳格に守り続けることがマクロビオティック食であるという誤った考えを持たないようにすると共に、動物性食品を食べたいという希望を持っているためにマクロビオティックの理念を敬遠してしまうのを避けるためだったように思える。彼は可能な限り包容力のあるものとしてマクロビオティックを望んでいた。排他性を心底毛嫌いしていた。
ヘルマン・コルネリア相原夫妻が著した1970年代の書物では、動物性食品を時々食べても良いとする嗜好品の部類に入れている。事実、コルネリア夫人は何年もの間、感謝祭の日に七面鳥などの動物性食品を料理していたし、そうした料理レシピを『カレンダー料理本(“Calendar Cookbook”)』に掲載していた。GO夫妻も相原夫妻も、動物性食品の適切な摂り方に関するガイドラインを示しており、例えば、ごく少量をときどき摂取すること、オーガニックの飼料で生育され、放し飼いされている動物であることなどが示されていた。さらに両夫妻は、健康体であるためには、動物性食品は必要ないということも指摘していた。
マクロビオティックにおいて動物性食品を完全に禁止する方向に舵を切ったのは、道夫・アベリン久司夫妻により著された1980年代の書物に端を発する。『標準的なマクロビオティック食事法(“Standard Macrobiotic Diet”)』で道夫氏は、魚介類以外の動物性食品を「日常的に避けるべき食べ物」の部類に入れている。アベリン夫人は、週に2・3回ならば少量の魚介類を摂っても良いというスタンスから、1985年までに自著『マクロビオティック食完全ガイド(“Complete Guide to Macrobiotic Cooking”)』の中で、「肉、家禽、卵、乳製品の摂取は厳禁である」と述べている。
こうした厳格な規定に固守するというマクロビオティックの教えこそ、GOが避けようと試みてきたことだった。今日、マクロビオティックを指導する講師やそれを実践する者の多くは、アベリン夫人の食箋に従い、肉、家禽、卵、乳製品の摂取を厳禁としている。さらに言えば、人々の多くは、そうした食べ物はマクロビオティック食ではないと信じ、また指導している。マクロビオティックの実践者がGOや相原夫妻の書物を目にした際に混乱が生じるのである。我々は次の質問が投げかけられている。「マクロビオティックで動物性食品を摂っても良いのでしょうか?」
マクロビオティックとは大きく、偉大な生命という意味であり、それは動物性食品を摂る者も摂らない者も抱合するのに十分たる包容力がある。マクロビティックの原理によれば、反対のもの、あるいは対立するものは全て、同時に相補的でもある。健康的にマクロビオティックを実践できるのであれば動物性食品を摂っても良いと考える人も、それを摂るのは厳禁であると考える人、その両人を統合可能な考えがマクロビオティックである。個人的には両人の考えを尊重する。ただ、そこには問題もあるという点も指摘しておきたい。
PLOBLEMS WITH INCLUDING ANIMAL FOODS
-動物性食品を取り入れることの弊害-
動物性食品を摂っても構わないとすることの問題は、そのような記述が誤解の源泉だからであろう。この号の『マクロビオティック・トゥデイ( “Macrobiotics Today”)』の編集者への手紙で、読者はまさにこの点に関する懸念を述べている。マクロビティックの食事とは主に植物性食品を中心にしたものである。オーガニック飼料で生育された放し飼いの動物、あるいはその動物を元にした製品を時々、少量食べたからといって、それは変わらない。またこの事は、GO、相原夫妻、あるいはマクロビオティックの原理を勉強している者みなが皆、残虐非道な農場経営手法を容認している訳ではない。
動物性食品を避ける人が言うには、ごく少量であれば動物性食品を食べても良いと伝えてしまうと、それを聞いた人は、いつでも、好きなだけ食べても良いと勘違いしてしまうそうだ。これは明らかに誤りである。GOや相原夫妻は共に、特に当時の食品の質を考えた場合、動物性食品を食べることの危険性を指摘している。今日、品質はさらに悪くなっている。動物性食品に対する無知と、それを過度に摂取することに対する彼らによる警鐘は今日にも当てはまるのである。
マクロビオティックの世界には指摘しておくべき神話がある。マクロビオティックの実践者の中には、動物性食品を摂らない自分たちの方が高い精神性を持ち、判断力も高く、その他の点でも優れていると考えている者がいる。マクロビオティックを実践する菜食主義者は、動物性食品の量や質に関わらず、それを食べる人だと知りながらその人と席を共にしようとは考えてない。
動物性食品を食べる・食べないにせよ、その選択の裏にある考えも同様に重要なのである。マクロビオティックの教えの中核には非排他性、即ち他人を受け入れるという考えがある。他人の意志決定に寛容になれることが大切であり、我々の多くが日常肉を食する親戚や同僚を持つという点を考えた場合、この点は特に重要である。
動物性食品を制限することに関する別の議論は、マクロビオティックを実践しようとする人の大部分が、何らかの病を治療する目的でそれを始めるということにある。そのような状態にある人が病を克服するためには、必ずと言っていい程、動物性食品を避ける必要がある。そうした話をしていくと、各人に応じた適切な動物性食品の摂取を伝えるよりも、皆に動物性食品を避けるよう推奨したほうが話として簡単になったのである。動物性食品を制限する理由は多数あるが、それにより誤解が生まれ、様々な意味でマクロビオティックを制限することになったのである。個人的にその最たる例は、マクロビオティックの原理を学ぶことをせず、ただ盲目的に基本食を守るという欲求に駆られるという点ではないかと思う。
PROBLMES WITH EXCLUDING ANIMAL FOODS
-動物性食品を除外することの弊害-
動物性食品を厳しく制限することの弊害の一つは、健康の維持・増進を図るために動物性食品を必要とする人を過度に怖がらせ、それを食べるよう薦めるアドバイスに耳を貸さなくすることにある。友人のジョーは彼の症状を改善するために、動物性食品(彼の場合は鶏肉)を必要としていた。動物性食品のせいで彼はマクロビオティックをやめてしまった。しっかりとマクロビオティックを理解していなかったために、彼はそれを全て放り投げてしまったのである。こうした限定的な物の見方のためにマクロビオティックをやめなくてはならなくなった人が一体何人いるのだろうか?
魚介類以外の動物性食品を食べる必要があるとアドバイスを受けた経験を持つ人を何人も私は知っている。私自身、数年前に同じようなジレンマに直面したことがあり、わずかの間だけ動物性食品を食生活に摂り入れ、体調が改善した。私は、何をどのくらい食べるかを決定する際にマクロビオティックの原理を活用したが、心配されるほど難しくはなかった。
動物性食品を制限することで発生する別の問題とは、マクロビオティックを実践する指導者の多くがそれを自らの食生活に摂り入れていることにある。何年も前に、私は、乳製品を厳しく制限する理由をいくつも挙げレクチャーを開催していたマクロビオティック講師の素晴らしレクチャーを聞いた。大変な感動を覚えたため、講演後、感謝の気持ちを伝えるため、彼の控え室を訪れてみると、なんと彼は、牛乳入りの冷たいシリアルを食べているところだった。私はショックを覚え、彼が講演で謳ったことと実際の行動が違うのは何故なのかと考えてみた。
数年後、マクロビオティックの指導者たちが集まる会合に参加した際、その答えが明らかになった。過去2ヵ月の間、魚介類を除いた卵や動物性食品を食べていないかを聞かれ、6人中一人がYESと答えた。私は混乱した。彼らは自分たちの主張を正当化するために、動物性食品を摂っても良い理由を、自分たち講師はマクロビオティックの原理、例えば、食材の品質、食べる量、適切な調理法などを知っているからだと主張した。マクロビオティックの原理を知っている者であれば動物性食品を食べても良く、知らない者はたべてはいけないのだ、と私は考えるようになった。このことを初めから教えてくれないのはなぜか?単に動物性食品を絶対摂ってはいけないと教えるのではなく、健康に資する形でそれを導入する方法を説明してくれないのはなぜなのか?
マクロビオティックの哲理には、生命のあらゆる領域で活用可能である普遍的な原理が内包されている。ところが、食養との関連が強くなったため、その哲理が疎かにされてきたのである。マクロビオティックは非常に限定的になり、「規模、範囲、能力が非常に大きいこと」と辞書が定義するようなマクロなものではなくなってしまった。マクロビオティックが食事面に限定されてしまったのみならず、その食事そのものも限定的なものとなってしまったのである。
How to Include Animal Foods
-動物性食品の取り入れ方-
このセクションでは、マクロビオティックの原理を使った動物性食品の取り入れ方のアイデアをいくつか提案していこうと思う。但し、以下の提案は、誰もが自分の食生活に動物性食品を摂り入れるべきだと述べているのではなく、また、注意深く熟考せずにそれを取り入れてもよいと述べているわけでもない。
Condition:健康状態
基本的に動物性食品は酸を形成し、植物性食品よりも身体に負荷がかかる。このため、すでに病気を抱えている人は動物性食品を摂取する前に、注意や相談といった正規の医療サービス提供者からのアドバイスを受ける。
全く健康な人ならば、動物性食品を摂る前にその特質や効能を徹底的に学ぶことが助けとなる。
Constitution:体質
ある人たちは、自分たちが積極的に動物性食品を摂っており、ほかの人達はそうではないと見出すが、私たちはみな一人ひとり違う人間である。私たち人間も含め、全く同じものなど存在しない。例えば、血液型がO型だという人たちの多くは、動物性食品を摂った方が身体の調子が良いと話すが、A型の人たちは、植物性食品を摂り、動物性食品を全く摂らない方が良いのだそうだ。
Purpose:目的
動物性食品を摂るかとらないかで、暮らしの中で無双原理やその哲学を使う目的に、直接影響を与えてしまう。心の成長のためにマクロビオティックを実践している者は、植物性食品を多く摂り、動物性食品を減らすことが有効であるといった桜沢や相原の教えを見出してきた。不調を癒すことに関心のある者は、各人特有の健康状態のためにはっきりこれ、と必要な食品がない限りは、前述した教えが同じく当てはまることに気づくだろう。
Attraction:効果
私は、フレンチメドウキャンプでのあるセッションを思い出す。ヘルマンがキャンプの女性参加者たちを楽しませているあいだ、コーネリアが男性参加者たちに話していた。ある男性参加者がコーネリアに、女が男に期待することとは何かと訊ねると、彼女はぐるりと彼らを見回しこう言った。「あなたたちみんな陰性すぎよ!」彼女は我々に、(適切ならば)動物性も含めたより陽性な食品を摂るよう薦めるのだった。彼女が考えるに、我々は女性の陰性さを引きつける陽性さが十分ではなかった。我々は「陽は陰を、陰は陽を引きつける」原則にではなく、コーネリアの助言には同意しかねる。
Quality:質
いずれの食品を摂るときにも、最も重要なことはその品質である。私見だが、選んだ食品の質は、動物性食品の場合は悪化する。化学物質や農薬、防腐剤、添加物等々といったものの入らない食品を選ぶことが重要だ。基本的には、人工的に手が加えられていなければ、それだけ良いということであろう。この原則は大量消費向け商業ベースの食品店からほとんどの動物性食品を排除してしまう。飼育場を自由に駆け回り、オーガニックな作物や飼料だけを食べている動物(やその加工食品)を選ぶのがいいだろう。可能ならばその飼育場を訪れるのだ。野生の獲物の肉は通常、飼育されているものより質は良いものである。
Quantity:量
GOは「量は質を悪化させてしまう」といったが、これは言い得て妙なことである。私の経験では、ごく少量の動物性食品であればそれはとても役に立つ〜たとえばコーンブレッドに入れる卵一つとか。いつものように、各人の健康状態や目的に応じた必要量を摂ることだ。もし健康状態のために動物性食品の摂取が必要で、それが少量なものならば、方法の一つとしては、自然飼育された食肉を扱う肉屋から骨を買いスープストックを作ることだ。このやり方なら、食肉そのものの過剰な脂を摂らずに骨のミネラルを摂取できる。
Yin/Yang:陰陽
陰陽の分類上、動物性食品がより陽性だと考えられている一方で、動物性食品は陽性の性質と陰性の性質、両方を合わせ持っている。肉についている脂肪は陰性であり、その脂肪こそが陰陽バランスを取る際に厄介なものなのである。GOが提唱する食養法ではその人の食事療法に動物性食品が含まれている場合、穀物を控え、サラダや果物、デザートなどをより多く摂るよう助言している。
Change:変化
全ては変化する。マクロビオティックは柔軟性や、適応力をもつことを説いている。釣り合いをとるために、素材に備わっている陰陽を料理法を変えることで調整するのだ。下準備や陰性食品を組み合わせることで陽性食品のバランスをとるといったことだ。マクロビオティックの料理本にはそのための多くのアイデアが載っている。初めあるものは終わりがある。もし我々が動物性食品を食べ始めたならば、それらを食べることを止める時もまた来るだろうし、後に再び食べ始めるほうへと引き寄せられることもあるだろう。
Front/Back:表裏
表あるものはまた裏もあり表大なればまた裏も大なり。効のあるものは害をなすこともあるということ、効能が大きければそのぶん害もまた大きく潜んでいるのだということを、GOは我々に教えてくれた。その理論を理解せずに、ただ闇雲に杓子定規な規則のあと追いをすることこそが最も危険なことだ。適切な理解や予防措置といったことなしに動物性食品を食べることは間違いなくその危険行為に当たる。
CONSEQUENCES
-結論-
マクロビオティック哲学のもっとも重要な概念の一つが、我々が飲み食いしたものが、その結果を引き起こすというものだ。GOは経験はまた偉大な教師であると教えてくれた。彼の助言はつまり「やって、それをよく見ろ」ということだ。我々が飲食に何を選ぼうとも、最も重要なことはその結果を見極めるということなのだ。もし我々がさらなる不調を感じたなら、摂ると自分で決めた(不快さや病気を引き起こす)食べ物を飲み食いする、その欲求を控えることだ。
我々の考え方や指導にも結果はついて回る。この財団が入る建物の大家は、我々の活動が気に入っているといってくれていた。我々が沢山の人たちの健康維持やその回復を助けていることを、自分は知っているんだと話してくれた。しかしながら、彼は、厳格なマクロビオティックダイエットを続けながら30年やそこら生きるくらいなら肉やピザを楽しみながら10年ちょっと生きるほうがましだと、言い続けてもいた。彼はドアの向うへ歩きながら振り返りこういった。「もちろん、10年かそれよりもっとか、病院から君の助けを求めているかもしれないけどね」
あの時、私は絶好の機会を逃してしまった。私はマクロビオティックを治療目的のダイエットへと焦点を絞りすぎてしまったのだ。そして大家はドアの向うに歩き去っていった。彼が寄せたマクロビオティックへの関心は失われてしまったのだ。彼が肉やピザを食べながらでもマクロビオティックの原理を使えることを私は説明出来たはずだったのに、結局それをしなかった。そのドアを閉じる代わりに、その瞬間を捕らえ彼の考え方の方向転換をはかることで別の扉を開けることが出来たはずなのに。
動物性食品を摂ることを選ぼうとそうでなかろうと、我々は動物性食品に対して感謝の念を捧げることはできるし、また我々は食べ方に頓着しない人々を受け入れることはできる。マクロビオティックは頑固な決まり事のセットではなく、人生の全てに当てはまる順応した哲学なのだ。マクロビオティックにおける全ての経験は価値があり必要とされるものである。我々が他者を受け入れる努力をより多く払うことは我々の自由や喜びもまたさらに深みを増すのだ。

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
「Macrobiotic and Animal Foods(マクロビオティックと動物性食品)」は日本CI協会・編集部が和訳したものです。
GOMFの連絡先は下記となります。
gomf@earthlink.net
英語版を読みたい方は下記のウェブサイトをご参照ください。
http://ohsawamacrobiotics.com/joomla/index.php
「第106回愛クラス(玄米の炊き方秘伝)」を終えて
昨日は「第106回愛クラス(玄米の炊き方秘伝)」を開催しました。
再受講者3名、新人さん3名のご参加でした。
内訳は、千葉1名・東京1名・神奈川1名・山梨1名・愛知2名でした。
全員が炊く方法に変えてから、確実に実力がつくのがわかりますね。
今回の再受講者は少量炊きに挑戦されていました。
200ccなんて少量に挑戦される人もいて、すごかったです。
それでもサードジェネレーションを限りなく取り入れた炊き方だと、ふっくら炊き上がるのが驚きでした。
52点だそうですよ(゚д゚)!
他のマクロビオティック教室で習われていた方もおられましたが、残念なことに玄米ご飯は論外でした。
また、その教室で同級生だった人が、むそう塾に通って元気になって出産している様子に刺激を受けたご様子でした。
早く生理が復活して、女性としての健康体に戻って欲しいです。
マクロビオティックに出会ってから健康になれた人、反対に不健康になってしまった人、どちらも時の経過とともに体がちゃんとサインを送ってくれていますから、その信号を見逃さないようにして、間違ったマクロビオティックで人生を台なしにしないでほしいです。
2009年に愛クラスを受講されていながらも、それまでのマクロビオティックを貫いてしまわれた結果、著しい体調不良で戻って来られたかたもいました。
玄米の炊き方だけをむそう塾に習いに来られて、その他のおかずや暮らし方は我流を貫き通した結果でした。
陰陽バランスの大切さを痛感されたのではないでしょうか。
順調に行っていたら、第2期幸せコースに通えていたのに。
また、7年ぶりに愛クラスを再受講されたかたは、当時と炊き方や保温の仕方が変わっていてビックリされていました。
そうなんです。
むそう塾は日々微妙に進化していますから、時々バージョンアップが必要ですね。

eコントロール圧力鍋を使って、愛クラスで圧力鍋の正しい扱い方を説明をしているところ。
私は今でもこの鍋を使っていますが、とても優れた良い圧力鍋です。
むそう塾生なら圧力鍋を2台、3台と持っている人も多く、お料理のレパートリーが多い人ほど圧力鍋の使い方が上手です。
圧力鍋はとても寿命が長いので、大事に正しく使いましょう。
+ – + – + – + – + – + – +
【ご案内】
・これから開催予定の講座案内 最新版
・中川式鉄火味噌のご注文方法
【サイト内の記事】
・マクロビオティックの盲点
・塾生のきょうの100点お弁当
・陰陽を感じる日々の暮らし
・中川善博から娘へのお弁当
・中川善博厳選!おすすめ器具と食材











