マクロ美風の元気の秘密

私はよく「どうしてそんなに元気なんですか?」と聞かれることが多いのですが、決して私は著しく体力があるわけではありません。
もともとは重度のアトピーで喋り方もゆっくりだし、睡眠時間も長いタイプだったのです。
マクロビオティックでいうなら完全に陰性タイプでした。
しかし、野口整体に出会ってから健康に関する知識が一変し、以来ずっと薬なしの生活を40年近く続けているうちに今のような私になったのです。
もちろん途中からマクロビオティックが加わって、私の生き方は確実に土台が出来上がりました。

ひと言で私の元気質問にお答えするなら、「自分を知っている」ということでしょうか。
私は胃が弱いのです。
胃が弱い自分を知っているから、それに逆らわないように生きているのです。
ただそれだけなんですよ。
胃が弱いということは、精神的にもナーバスになりやすいのです。
マクロビオティックを知ってみると、私の過去の陰性と体調はピッタリ符号するのでとても納得しました。

自分の体の弱点を知って、それを意識した生活をしていると驚くほど心身が楽になります。
もちろん食べ物もそれに合わせていただきます。
一病息災と似ていますね。
たとえば胃の弱い私はカフェインがアウトです。
空腹時にコーヒーや緑茶を飲もうものなら、10分以内に胃が反応してきます。
間食はほとんどしませんし、食事の量も多くはありません。
一日の食事回数は朝食抜きの2回がちょうどいいです。
でもそれは我慢しているのではなく、心地よいからそうしているのです。

そうです。
心地よいから、楽しいからするのであって、嫌なことはしないのが私の元気の秘密かもしれません。
ということは、元気を支配するのは精神面のような気がしますね。
ストレスを抱え込まないような判断の連続にしておくと、いつも爽快な気持ちでいられます。
この力は強力です。
あとは食べ物の陰陽をよく考えていただくことです。


(鉄火味噌を作る途中)

鉄火味噌は陰性の人には驚くほどの効果があります。
陽性の人は見向きもしない食べ物ですが(笑)
昨日の講座では調子に乗ってたくさんご飯にかけていただきました。
美味しかったのですが、後で右のこめかみ付近がズキンズキンと痛くなって、あらら?でした。
私の陰性度が小さくなっている証拠ですね。
あわててみかんを3個食べたら、スーッと痛みは消えました。
これぞまさしく陰陽なんですよね。
改めて陰陽って凄いなぁと惚れ直しました。

 


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砥ぎの神様が降臨!

きのうの放課後、「南瓜を切って包丁を・・・」と不安そうに中川さんに包丁を見せるminmiちゃん。
「どうした? 欠けたか?」
「おーー! 素晴らしい!!!」
え? 何が素晴らしいの? とみんなが寄って来ました。
中川さん曰く今までで一番上手な砥ぎ方なのだそうです。
それもダントツで!

中川さんの言葉にビックリするminmiちゃん。

照れてます。

記念に包丁と一緒に一枚撮りました。

彼女は新潟から毎月京都まで通ってくれています。
授業の日は新幹線で、帰りは夜行バスで往復しています。
お料理もせっせと復習していて、なかなかの頑張り屋さんです。

中川さんのお褒めの言葉の後、ちょっとminmiちゃんと話をしました。
するとお爺ちゃんの代まで金物屋さんだったとか。
小さい時にお爺ちゃんが包丁を砥ぐ音を聞いていたのでしょう。
この影響は大きいです。
無意識下における環境の影響力って凄い潜在力になるんですよね。
新潟県の燕市・三条市は言わずと知れた刃物の街。
minmiちゃんはその土地柄も影響しているのでしょうか。

中川さんの話によると、minmiちゃんの砥ぎはただ上手というだけでなく、お金をもらえる砥ぎなのだそうです。
「俺の代わりに包丁砥いでおいて」と言えるそうで、そのまま中川さんでも桂剥きを始められる仕上がりだったそうです。
京都の有次さんで見せたらきっとビックリされるだろうとも。
素人にここまで砥げるように導いた中川さんも素晴らしいと思いました。
もしかしたら、きっとお爺ちゃんが砥ぎの神様をそっと差し向けてくださったのかも知れません。

それにしても、里芋はそんなに上手に剥けなかったのが不思議・・・(笑)

 

 


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糠漬けと乳酸菌

これは糠漬けです。
と言っても鮮やかな緑色の糠漬けしか思い浮かばない人には、「え?」と思われるかもしれませんね。
中川式糠漬けはこうして、秋になっても冬になっても糠床の状態をコントロールして、その時の旬を美味しく漬け上げます。
最初は越冬出来なかった塾生さんも、越冬出来る人が増えて来ました。
あの寒い北海道でも上手に越冬させている塾生さんがいらっしゃいます。
偉いなって思います。

この糠漬けには乳酸菌がいっぱいいます。
今の時代は食べ物の種類が豊富になって昔より食生活が豊かだと錯覚していますが、本当は食べ物の「質」は落ちたように思います。
体が本当に喜ぶ食べ物は、昔の方が多かったに違いありません。
失われつつある味を今に伝えることもむそう塾の大事な目的ですから、 多くの塾生さんに中川さんの育てた糠床をお渡しして、その後もフォローし続けています。
最初は(あるいは何回)失敗しても、中川さんの熱心な指導で自分なりの判断ができるようになって来て、寒い季節でも上手に乳酸菌を取り入れている塾生さんが増えたことは実に嬉しいことです。

健康は腸から。
これは私がマクロビオティックを知ってから一貫して意識していることです。
腸の状態は人ぞれぞれ異なりますが、免疫力をつけるためには腸の改善なくして実現は難しいです。
日々のお食事がその鍵を握っていることは言うまでもありません。
糠漬けは日本人にふさわしい乳酸菌を届けてくれます。
米糠とお塩とお野菜。
あとは自然の力が醸してくれます。

いかに自然と一緒に呼吸できるか?
これは乳酸菌に限らず、生き方と健康そのものの一番重要なポイントだと思います。
人間の体は精巧にできているので、ちょっと不都合がおきるとちゃんと外に発信してくれます。
それをキャッチして対応すれば大きな間違いはないのですが、キャッチできなかったり、キャッチしても無視したり、ついつい自分のやりたいことを優先してしまったりすると、どこかで「ノー!」とストップがかかってしまうのです。

一番の問題はストレスです。
ストレスは諸悪の根源なので、少しでもストレスを減らすように工夫しましょう。
物事に対処する視点を変えるだけでもストレスは減ります。
そのためにはマクロビオティックの考え方は実に有益です。
きっと人生に地殻変動を起こす人もいるでしょう。
私もその一人です。
こんな複雑で混沌とした時代だからこそ、二つの視点から物事を明快に分析して考えられるマクロビオティックの考え方を知ることは大いなる財産だと思います。

あ、乳酸菌の話から脱線しました。
マクロビオティックのことになると、ついつい熱くなってしまうマクロ美風でした(汗)

 


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第131次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します

「食べたものが体をつくる」。
このことは本当に日々実感します。
マクロビオティックの陰陽を踏まえたお料理で、食材の変化をつぶさに観察していると、陰性の恐ろしさを感じることがあります。
きょうの幸せコースの煮物でもそれを目の当たりにすることでしょう。
それを知らないでお食事をしている人が大半ですが、マクロビオティックはありがたいことに、陰陽という二つの視点で体に及ぼす食べ物の影響を教えてくれます。
最近は昔より流産や不妊が多いですね。
これは母体の質や構造と、胎児の問題もありますが、食べ物の影響が一番大きいのではないかと密かに思っています。
愛クラスでそんなことに気づくきっかけになって、赤ちゃんを望むご家庭にめでたく赤ちゃんが舞い降りてくださいますように。

<第131次 むそう塾 パスポート取得者>
Na(65−2)さん

<寸評>
◆中川善博より
身体に優しい、本当に美味い玄米ごはんが炊けるようになりましたね。 素晴らしいです。
投稿の途中から急にあなたの勢いが出てきたのを感じました。 おそらく炊いて食べているご飯がどんどん良くなって来て、それを消化吸収してこられたからだと思います。
このご飯が炊けている限りは大丈夫。という強い信念をもってブレずに生きてください。
わからなくなったらいつでも私はあなたのそばに居ます。お尋ねください。
おめでとうございます。

◆マクロ美風より
「あ、陽性が足りない!」
それがあなたに感じた第一印象でした。
でもあなたは親からはしっかり陽性をもらって来ていますので、最近の食生活や環境に陰性が多かっただけです。
これからはその足りない陽性を補うお食事を心がけ、もっと主食をしっかりといただきましょう。
そうしているうちにきっと赤ちゃんを授かるように思います。
引き続き玄米ご飯をパスポートレベルで炊いて、冷やさない暮らし方をしてくださいね。
おめでとうございます。

 

<パスポートの説明>
(1)絶対美味しい玄米ご飯の炊き方をマスターしていただきたい。
(2)その玄米ご飯を炊く行為を通じて、自分を見つめ気づきを得て、幸せに繋げてほしい。
(3)まわりの人と一緒に幸せになろうとする意識を持ってほしい。
これが「むそう塾」の願いなので、この(1)~(3)をおおむね理解され、なおかつ実践出来ていると思われる方に、パスポートを発行させていただきました。これからは、ご自身と向き合いながら、日々の心の持ち方を大切にして、中川さんに言われたことを思い出しながら、人間性をより高めて幸せな日々をお過ごし下さることを願っております。
パスポートを手にされても気を緩めないように、引き続き真剣に玄米と向き合ってください。パスポートは出発点であり、到達点ではありません。

◆関連記事
過去のパスポート発表記事集 2
過去のパスポート発表記事集 1

 


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自律神経免疫療法のひとつの結果

このブログで何度も登場してくださった「ぢゅん」さんですが、最新のぢゅんさん情報をお届けしたいと思います。
それは体調に関することなのですが、ぢゅんさんらしい選択と頑張りの結果、長い間患っていたリウマチに大きな改善がみられたとのことです。
まずは下記の文章をお読みください。

◆以下ぢゅんさんの記事より抜粋
小川先生と初めて会った日に言われたこと、それは「リウマチは治るよ!」だった。
免疫疾患で不治の病とされてきたリウマチを、小川先生たちのチームは感染症であると言い続け、薬を使わず体を強くする方法で治すことを試みてきた。
あれから7年。
わたしの今回の血液検査を見てリウマチだと判断する医師はたぶん、いないでしょう。
(抜粋おわり)

私の親友はリウマチで亡くなりました。
いや、正確にはステロイドの副作用で亡くなったのでした。
上手に薬とつき合う生き方もありますが、できれば薬なしの生活をしたいのは誰しも共通の願いだと思います。
ぢゅんさんは薬の怖さを身をもって体験し、新しい方法を求めて頑張りました。
その結果ここまでの成果を出されたのです。
ぢゅんさんの記事の全文はこちらから。

 
 

(かつてぢゅんさんに会いに行った札幌のホテルから撮影)

 
 

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