息子は小さい時から車が大好きで、オモチャはいつも車でした。
三輪車に始まって、自転車、バイク、乗用車と乗り回し、また今はバイクに関心を示しています。
どれもそのまま乗るというより、かなり自分で手を加えて自分好みに変えてしまいます。
その手を加えるところが楽しいのだそうです。
今も一台のバイクに関心があって、寝ても覚めてもバイクのことを話しています。
ふと、昔読んだ本田宗一郎氏の伝記を思い出しましたが、息子は次元の違うところで興味を持っているだけです。
そんな息子が小学生の時に、私が本田宗一郎氏の話をして本を買い与えたことがありました。
気に入ってかなり読んでいました。
私自身が本田宗一郎氏の考え方が好きだったので、影響させたかったのかもしれません。
しかし、私が一番息子に影響してほしかったのは、本田宗一郎氏の人生哲学です。
果たして息子はいつ、それを感じてくれるでしょうか。
今こうして、むそう塾をしていると、ふと本田宗一郎氏の信念を思い出します。
それは、「自分と同じ性格の人とは組まない」というものです。
これはまさにマクロビオティック的で、陰陽のバランスからいっても理想的ですね。
また本田氏の結婚相手選びも陰陽的です。
あえて育ち方や資質の異なる女性を候補に選び、奥様からも学ぼうとされていたこと。
そして格の違いがあっても親の許しが得られるほど、生き方に説得力があったこと。
そんな陰陽の生き方を本田氏に感じるのです。
今、むそう塾では桂剥き月間です。
この桂剥き投稿は如実にその人の生き方を反映します。
24人が30日間をどのように過ごされてもご自由なのですが、たった1ヵ月間に人生の縮図を見る思いがします。
のんびり陰性な人、超頑固な人、理解から逃げてしまう人など、実に様々な人間模様があります。
桂剥き投稿は、桂剥きが出来るようになるのは第一の目標ですが、「客観的に自分を知る」ことも目標の一つです。
桂剥きを手段として自分のことを知った人は、なりたい自分になっている人の近くで長く過ごすことをしましょう。
そうすると、その人の波動や考えていることや息づかいまでを学ぶことができます。
こうして人は一歩ずつ変わっていけるんですね。
これが人間関係における陰陽の最大の活かし方です。
人生は長いようですが案外足早に過ぎ去って行きます。
効率よく生きるためにも、自分と陰陽バランスの取れた人間関係の中に身をおきましょう。
そうそう、本田氏はこんなことも語っておられましたよ。
「金を稼ぐより時間を稼げ」と。
深い言葉ですね。
うっかりすると誤解されそうですが、桂剥き投稿を通じてこの言葉の真意が理解できたら素敵ですね。
(京都から帰ると、マンションの入り口からくちなしの香りが漂ってきた。もうすぐ散りそうで熟女を過ぎた感じだが、妙に妖艶さだけが目立っていた。)