今、2013年度の年間スケジュールを練っています。
2013年度は幸せコース・上級幸せコースを各3クラス、それに毎月の愛クラスと単発講座があり、いかにバランスよく配分するかがネックとなります。
むそう塾は京都にあるため、関東方面から来られる方のためには少しでも交通費が抑えられるように東京開催もしたいところです。
しかし、キッチンのある会場となるとなかなか厳しくて・・・。
ところで2013年度は可能な限り座学だけの講座も開催しようと思います。
マクロビオティックの理論と実践を車の両輪ととらえて、むそう塾ではお料理だけでなく座学の時間も併せて一日のカリキュラムに入れています。
どんなお料理であっても必ず陰陽の裏付けを説明して構成し、それを理解してくださったならどのようなお料理にも応用ができるようにお伝えしています。
そして座学ではマクロビオティックの理論を理念に終わらせるのではなく、実生活に即して考えられるよう多方面から考える試みを提案しています。
しかし人間って面白いもので、理論と美味しいお料理があると美味しいお料理に氣が行ってしまうのですね(笑)
そして理論へのウエイトが疎かになってしまう人も中にはいらっしゃいます。
だからといってそのような人に「本を読みなさい」といってもなかなか現実的に効果は出ません。
きっと頭が食い気で出来ているんだと思います(泣)
それはそれで楽しいのでしょうが、それだとむそう塾は単なるグルメ教室で終わってしまいます。
そうではなくて、人間の弱さも含めて「いかにマクロビオティックを実生活に反映させて落とし込めるか」に焦点をあてた講座を開催したいと思います。
* * *
最近ではマクロビオティックの理念を伝える教室はとても多くなりました。
しかしそれらの多くが理念を伝えるのみで、現実にはどのようにして自分に落とし込めば良いのかがフォローされていません。
この落とし込む作業は究極的にはマンツーマンでなければ不可能です。
相手と呼吸を共にしなければ最善の伝え方はできません。
ですから概略を伝えてそれでお終いになってしまうんですね。
私は多くのマクロビオティック難民を見て来ました。
マクロビオティックを知らなかった方が幸せだと思えるケースもありました。
しかし本当のマクロビオティックには不幸を幸せに変えるだけの力があります。
桜沢如一先生がマクロビオティックの考え方を本に記した背景には、恵まれない少年や少女たちであっても夢をもってほしかったからです。
今の自分は貧しくても、あるいは病気でも、健康になって人生を愉快に生ききるんだという夢をもてる方法を記したのでした。
むそう塾の原点はそのマクロビオティックの理論である「無双原理」を実生活に落とし込むことにあります。
その実践の第一歩として陰陽の視点でお料理をすることをお伝えしたのでした。
ですからこれからは、その習ったお料理をいかに自分や家族の体調を踏まえて陰陽を調節出来るか、そして今の自分を思った方向に変化させるにはどうしたら良いのかが大事な点です。
これらの点を具体化させる方法を一緒に探る作業をしたいと思うのです。
本当なら一人でするべき内容なのですが、過保護にも私が水先案内人として助け舟を出しながら一緒に考える練習をしてみたいと思います。
ひとり立ちのお手伝いですね。
なお、この講座は単発を予定しています。
さらに、むそう塾のパスポート取得者限定になる予定です。
東京と京都それぞれで開催できたら良いのですが、現段階ではまったく会場の手配をしておりませんので、具体的にはまだまだお待ちくださいね。
では、5月からをお楽しみに〜♪
(玄米ちらし寿司:中川善博)