インフルエンザにもかからないよ!

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4期幸せコースAクラスに在籍中のKa(8−15)さんからメールがありました。
5ヵ月になった息子さんの写真を添えて。
巷ではインフルエンザやノロウイルスが流行していますが、お写真の坊やも上ふたりのお兄ちゃんもお元気だそうです。
お兄ちゃんたちの通う幼稚園ではインフルエンザが大流行したというのに。

まだお若いママですが、笑顔を一番と考えて上手にお子さんとご主人の間をくぐり抜けて(笑)います。
彼女はお子さんを産んだ月にも幸せコースを休まず受講出来るほど、うま〜く周りの環境が流れています。
彼女自身に気負いがなく、適度に脱力出来ていて見ていても安心です。
きっとご先祖様にいっぱい護られているんだなぁと思います。
たくましく、明るく、希望の持てるお写真をありがとう♪

 


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すべてを帳消しにする食べ過ぎ

先に花粉症の記事を書きました。
この記事より前に過去の記事を読んでくださった方は、花粉症を食べ物で改善しようと取り組んで下さるのですが、その人達は3つのグループに分かれます。
1.タイトに実行する人。
2.ゆるやかに実行する人。
3.制限食の種類を守る人。

この1〜3での違いは次のようになります。
1.量も種類も守る。
2.量も種類もアバウト。
3.種類は守るが量は守れない。
この中では1の人が最も効果が出ます。
でもそれは楽しくない面を伴うので、多くの場合は2,3の方に崩れて行きます。
ここでの種類とは質をも含みます。

ですからむそう塾では、そこを崩すことなく楽しく体調をキープ出来るようにアドバイスをしているのですが、究極的なところ「なんのためにマクロビオティックをするのか?」というところに行き着きます。
自分の人生をどうしたいのか?
自分はどう生きたいのか?
その質が「食の質」をも決める傾向にあります。

マクロビオティックのとても重要な点に「質」の問題があります。
「質」を吟味して「量」を少なめに。
これでOKです。
しかし人間はこの「量」がなかなか厚い壁なんですね〜。(つくづく)

私がアドバイスをして来た人達でも、体調が悪くなることがあったとすれば、それはまず「食べ過ぎ」を考えた方が良いです。
人間は本能の一つとして「食欲」が組み込まれているため、無意識に食べていると食べ過ぎてしまうのです。
でもその食べる行為を律するとかなり人生が変わります。
つまり「足るを知る」状態になるからですね。

どんなにマクロビオティックの制限食を実行したところで、食べ過ぎてはなんにもなりません。
気休め程度の変化はありますけどね。
ちゃんと改善しようと思ったら、どんな病気であっても食べ過ぎはご法度です。
胃下垂なんて食べ過ぎの典型例ですね(笑)
それも陰性の食べ物が多いのです。

花粉症をきっかけとして、あなたの食を見直してみませんか?
ポイントは「質」と「量」です。

 

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(京都駅にて)

 


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マクロ美風の体験的マクロビオティック 花粉症

毎年この季節になると花粉症の話が出ます。
先日もデパートでコートを見ていたら、店員さんがグスングスンとしていました。
花粉症でごめんなさいと謝りながらのお仕事はさぞかし辛かろうとお察ししました。
私も過去には重度の花粉症患者だったので、よ〜くそのつらさが分かります。
私の場合はまだ花粉症なんて病名が一般的に知られていない頃から症状が出ていました。
風邪かな〜、なんだろうと思いながらテイッシュを抱えていました。

ところがマクロビオティックに出会って、食べ物を変えたらあら不思議!
花粉症の症状が著しく改善されるではありませんか!
次の年はちょっとだけ反応したものの、マスクも眼鏡もなしで平気になりました。
その次の年はもう花粉症患者であったことを忘れるようになりました。
で、今は、花粉が飛んでいるなぁというのは分かりますが、反応はしなくなりました。

食べ物で体質が変わるというより、食べ物で体の状態が変わるというのは間違いないと確信したのは、夫も同じような経緯をたどったからです。
夫は私よりひどい花粉症で、ある病院に注射を打ちに行っていた人なのです。
人づてに聞いたその病院は、花粉のシーズン前に1回、シーズン中に1回注射を打つと、花粉には無反応になるので多くの人が遠くからも来て、早朝から受付の列が出来るほどでした。

私がどれだけ止めて欲しいと言っても聞く耳を持たず、夫は花粉の季節になるとその列に並んでいたのでした。
しかし、噂で「その注射を受けた女性は生理が止まったり、骨が歪んで体育の授業に支障のある子もいるらしい」と聞くにつけて、不安になって来たようでした。
そんなおり、私がマクロビオティックを知って、夫も一緒に玄米を食べ始め、甘いものや乳製品にサヨナラしたところ、なんと!あのひどい夫の花粉症が軽くなったのでした。
その年は過去最高の飛散量だといわれていたのに。

夫は真面目にマクロビオティックの制限食をしたわけではなく、時々おつき合いのお食事も入っていたのですが、それでもその程度まで改善されたのでした。
しかし、喉元過ぎればなんとやら(笑)
もう良くなったと勝手に判断して、甘いものや水分を昔のように摂るようになると、また花粉の影響を受けるようになりました。

ここで判ったこと。
やはり花粉症は甘いものと水分の影響が大きいなぁということでした。
一方私の方は未だに花粉症の季節でも平気に過ごしています。
花粉が悪いのではなく、人間の体の方に、特に食事の仕方に問題があるのに、それに触れないままの花粉症対策って可笑しくなってしまいます。

件のデパートの店員さんにマクロビオティックのお話をしてあげたら、「早速ネットで調べてみます!」っておっしゃっていたけれど、残念ながら今年の花粉症にはあまり即効ではないのよね。
でも、5月頃には違いが出てくるかもね。
ひのきの花粉には間に合うことでしょう。

花粉症の記事は過去にも何回も書きましたが、マクロビオティックがアレルギー症状には有効なことは多くの例をみても分かります。
私たちの体は食べたものでいかようにも変化します。
良い方向にも悪い方向にも。
ですから、日々のお食事を「自分の命を紡ぐ」つもりで、丁寧にいただきたいものです。
人生を味わい、お食事を味わい、人間を味わいながら。

 

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(京都駅にて)

 


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春 躍動感

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京都駅で見かけた春。
躍動感に心踊る。

 


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夏目漱石 草枕

私は中学生の時、気に入った文章を紙に書いて部屋中に貼り付けていました。
壁にはもうそのスペースがなくて、天井にまで貼って文字だらけの部屋に寝起きしていました。
活字が好きだったので、その環境がとても落ち着いていたのです。
先日ふと夏目漱石の草枕の冒頭を思い出しました。

 

山路やまみちを登りながら、こう考えた。
 に働けばかどが立つ。じょうさおさせば流される。意地をとおせば窮屈きゅうくつだ。とかくに人の世は住みにくい。
 住みにくさがこうじると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいとさとった時、詩が生れて、が出来る。
 人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣りょうどなりにちらちらするただの人である。ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。
 越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容くつろげて、つかの命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命がくだる。あらゆる芸術の士は人の世を長閑のどかにし、人の心を豊かにするがゆえたっとい。
この文章に初めて出会った中学生当時は、よく解らないままこの文章を諳んじて、人生に夢を託していました。
芸術への夢でもありました。
でも現実はそんな生易しいものではありません。
今ではこの場面にピッタリの経験をいくつもして、お腹の底から納得できる自分です。

 

に働けばかどが立つ。じょうさおさせば流される。意地をとおせば窮屈きゅうくつだ。とかくに人の世は住みにくい。」
特にこの部分は本当に納得です。
今でも日々この場面が出てきます。
私の人生は一口で言うと「情に棹さして流された」ことの連続でした。
意地を通し切るほどの強さもなく、智に働く人の角に苦しみながら解決策を探ったこともありました。

でも今こうしてマクロビオティックの陰陽で人生をみてみると、この草枕の文章も違った意味で納得できるのでとても面白いです。
漱石の世界の一部を覗いただけでも、マクロビオティックと相通じるところがあって感心します。
普遍性ですかね。

 

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(京都駅にて)

 


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