三人って嬉しいものだね

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息子の彼女が遊びに来てくれたので、私も入って3人でお食事をして来ました。
夫は仕事の打ち合わせがあったので欠席です。
まずはカンパーイ!
こうしてお食事をする人が増えるだけで嬉しいのだから、結婚して家族が増えたらどんなに嬉しいことだろうかと思いました。
彼女は年齢が息子より8歳年上であることをとても気にしていました。
ご縁ってどうなるのか分からないので、これからの展開が楽しみです。

もう1軒お酒を飲みに行きました。
彼女はお酒がめっぽう強いそうなので、「ハートランド」を奨めておきました(^^)
飲み過ぎて体を冷やさないようにね。

 
 

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マクロビオティック料理の出発点は到着点でもあった。

むそう塾のコース制を始めてから丸5年。
最初は私にも見えなかったことが最近は納得できることが多くなりました。
そして、そのことを実感される塾生さんも多くなって来ました。
その結果が「幸せ再受講コース」として新しい講座の誕生になったのです。
むそう塾は玄米炊飯から始まるマクロビオティック料理教室です。
玄米炊飯が一定レベルに達するとやっとお料理を習うことが出来るのですが、まずはここで「なぜお料理を習う前に玄米炊飯なの?」と思われることでしょう。

次にお料理を習う幸せコースでは、最初に包丁砥ぎを習い、同時に切り方や刻み方や桂剥きを習うのですが、これが最後の最後まで影響することをイヤというほど実感されている塾生さんは多いことでしょう。
たとえば玄米ご飯を炊く時に力が抜けない人は、包丁砥ぎでも力が抜けません。
そして切ったり剥いたり、出汁巻き玉子を巻く時ですら力が抜けません。
幸せコース、上級幸せコースと進むにつれて、愛クラスや幸せコースの基本の重要性に遅まきながら気づくのです。

現代人に力の抜けない人が多いのは、世の中が複雑になっていてストレスが多いことに加え、陽性寄りの食べ物を多く食べているせいだと思っています。
ハイスピードで物事が進み(陽性)、多くの場面で競争(陽性)が導入された結果、人々の心は疲れ始めているのです。

そんな時、中川式の玄米炊飯で我を取り戻し、自分を見つめ、桂剥きで心のありようを知り、出汁巻き玉子で自分のスピードを知って、盛り付けで自分の感性を確認するようになると、改めたいところが浮き彫りになって来るわけです。
それでもう一度受講して、修正したくなるのだと思います。

幸せコースの1期生であっても、今なおむそう塾で学びたいとおっしゃってくださる塾生さんがたくさんおられますし、皆さんが基本をしっかり身につけたいと口にされます。
それは基本をしっかり会得することによって、精神的に心地よさや安心感が生まれるのだと思います。
どんなことでもそうですが、基本ができている人は強いです。
まさにお料理の基本は人生の基本でもあり、気がついてみればそれは出発点と到着点であったわけです。

下の写真は先日の幸せコースの授業中のひとコマです。
「桂剥きをしてください」のひと声で、スッと皆さんが剥き始める姿を見ると、「ああ、成長したなあ」と涙がこぼれそうになります。
鼻の奥がツーンとして目頭が熱くなります。
何事もなかったかのように、難しい桂剥きをスルスル剥いていくむそう塾生ってかなりレベルが高いです。
しかも三徳包丁で。

幸せはバランスの良いところにやって来ます。
反対にバランスの崩壊は不幸せを招きます。
もしバランスの悪さを実感したなら、一刻も早く立て直しましょう。
それが幸せに生きる方法です。
マクロビオティックではそれを陰陽という二つの視点でバランスを取ります。
その方法をお料理をとおして習えるのがむそう塾の講座の数々です。
どうぞご活用ください。

 
 

桂剥き マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

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美味!「中川式なめろう丼」 玄米と鯵バージョン

中川式なめろう丼

(中川式なめろう丼 玄米と鯵バージョン 料理:中川善博)

3日間連続のお魚授業はさすがに体が悲鳴をあげます。
初日ですでにヒーヒー言いながら、クールダウンに大わらわ(笑)
中川さんだけではなく、この私もです(^^;)
美味しいのだけれど食べられる量に限界があるのは陽性の強さゆえですね。
すでに二日目には「違った食べ方」をお願いしていた私に中川さんが作ってくださったのは「なめろう的丼」でした。

なめろうと言ってもそこは中川さんのことですから、包丁で叩きつける料理方法はとりません。
お味噌も使いません。
写真のように小さく切って最期はお醤油をまわしかけます。
たったそれだけなのに、とても美味しくて一気にいただいてしまいました。
もう中川さんのブログでバラされてしまいましたが(;´Д`)

今回使用した鯵は、京都・錦の「藤庄」さんで当日の朝仕入れていますので、鮮度は抜群です。
玄米の上に載せられた大葉や焼き海苔の香りもさることながら、さらっとした春炊きの玄米だからこそ出せる美味しさなのだと感じました。
これがもっちりした玄米ご飯では絶対にお魚と合いません。
ここでも玄米の炊き方が問われることを噛み締めながらの「中川式なめろう丼」でした。

もともと「なめろう」は、とれたての魚を船上で漁師さんがササッと食べたものでしたから、鮮度が命のお料理です。
ですから、鮮度の良いお魚が手に入ったときのみお試しください。

 
 

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新スタッフ体制のお知らせ

このたびスタッフのメンバーを変更することになりましたのでお知らせします。
今までお手伝いいただいたnicoさんは、講座担当を離れて月々の定期掃除を担当します。
これはnicoさんの抜群の掃除力を活かすためです。
今後は原則として麗可さんが一人で各講座のスタッフを務め、麗可さんが講座を受講する時には子象さんがスタッフとして入ることになりました。
1年近くスッタフさんのご協力を得ながら運営してみて感じたことや改良点をここ数日話し合いながら、講座を受講してくださる皆さんにより良い方向になるよう変更してみました。

子象さんは言わずと知れた「鉄火味噌の人」です。
言い換えれば努力の人でしょうか。
おそらくむそう塾生で一番練習量の多い人でしょう。
一方麗可さんは、むそう塾の草分け的存在で、むそう塾と一緒に成長して来た人です。
出汁巻きでは塾生トップの実力をキープしています。
二人とも「より上」を目指して日々努力していますので、そんな「頑張る氣」をスタッフさんから間接的に受けていただけたら嬉しいです。

なお、新体制下でのスタッフさんのお仕事は、お皿を洗うだけではなく、中川さんの右腕(いや、まだ左腕、いや、まだ左の小指)となれるような実力をつけることも目指しています。
そこには当然厳しさも伴いますが、スタッフさんの地位を格上げする形で取り組みたいと思っています。
塾生さんの忌憚のないご感想が二人を育てることにもなりますので、お気づきの点がありましたら私までお知らせいただけるとありがたいです。
では、新スタッフ体制をよろしくお願いいたします。

※子象さんは3月28日の包丁研ぎ講座、3月31日のお弁当講座からスタートします。

 
 

子象 マクロビオティック むそう塾

(子象さん)

 
 

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ある卵巣がん患者の選択 人生は長さより質 

いつも有益な情報をお届けくださるてんこさんから、感動のメールが届きました。
読んでいた私も途中から涙が溢れてしまいました。
先日「患者力」という本をご紹介しましたが、自らを高める生き方を選択されたこの患者さんは、まさに今変わろうとされていますね。
出来ることなら奇跡が起きて欲しい気持ちでいっぱいです。

 
 

<てんこさんからのメール>

美風さん、こんにちは。

今日診察した患者さんは、自ら病院通院を卒業されていきました。
その姿がとても清々しくて紹介させていただきたいと思いメールをおくらせていただきます。

50代の卵巣がんの患者さんで、診断が付いたときにはお腹に細胞が散らばった状態でした。
手術、抗がん剤での治療を受けられましたが再発し、昨年の秋頃まで再び抗がん剤の投与を受けました。
しかし半年しないうちに再々発の兆候があり、薬を変更しての抗がん剤治療が勧められました。(この時お話してくれたのは私とは別な医師です)

私はこの方とは再発されてからのおつきあいです。
入院中の回診時などに、抗がん剤を受ける以外に出来る事はないでしょうか?と聞かれていたので、甘い物を減らすように・冷えないようになどすぐに出来そうな事のアドバイスをしたことがありました。
その後ご自分でも調べられたらしく、再々発の告知後玄米菜食を始められたそうです。
今日の診察時、食事を変えたら体が軽くなって体調がいいと笑っていました。
岩盤浴で汗をかく、なども試され手応えがあったようです。(化学療法の副作用であるしびれが軽減したと喜んでいらっしゃいました)
今まで定期通院中は受診日が近づくと検査結果が氣になってとても気分が沈んでいたけれど、通院をやめて、病院に掛からず自分で頑張って行こうと決めたら、とても元気が出てきたと明るい表情をされていました。
これからはお食事の工夫をして、免疫を上げる生活をして、自分をもっと高めて生きて行きたいと。

ご家族は、応援するけれども本当にこれで良いのかと迷われていました。
ご主人と二人だけでお話できたのですが、ご家族の不安は良く理解できました。
でも、食事療法では治らないかもしれないけど、抗がん剤でも完治が望める方ではないのです。
どちらが命が長らえるか分からないけど、ご本人が進みたい道を応援するのが私たちに出来る事だと思っていますとお伝えしました。

その方は不安をあおるだけだから、と検査も望まず次回の予約もせず、何かあったら相談にきますと帰って行かれました。
とても潔かったです。
今、自分の人生を十分に生きているという充実感がひしひしと伝わってきました。
たとえ抗がん剤を使った方が数字の上で命を長らえる事ができても、この充実感には代え難いのだということがよく分かりました。
そして、『自分を高めたい』という言葉に心から感動しました。

その方の人生を充実させるために私ができることなんて、きっとありません。
でも、先生とお話しして自分を出せてよかったとおっしゃっていました。
その人その人の持てる力を引き出すお手伝い、それが出来たら私の仕事は大成功なのだと改めて思いました。

人は死ぬまで変われる、成長できるということ。
命は単純な長さでその価値が決まる訳ではないこと。
このことを決して忘れたくないと思います。

誰かが自分の持てる力に気がつくお手伝いが出来るよう、辛抱強く待てる陽性さんになれるよう、これからも頑張ります。

 
 

菜の花の芥子浸け マクロビオティック料理

(菜の花の芥子浸け 料理:中川善博)

 
 

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