京料理人が教える「芥子酢味噌のかけ方」(動画付き)

蛸と九条葱の芥子酢味噌和え マクロビオティック むそう塾

 
 

(蛸と九条葱の芥子酢味噌和え 料理:中川善博)

美味しそうな芥子酢味噌和えですねぇ。
事実とっても美味しくて、酢味噌和えが嫌いだと言っていた人も「美味しい!」って笑顔で召し上がっていたほどです。
それはきっと芥子酢味噌(ぬた)の仕上がりが別格なのと、この蛸が京都・錦の藤庄さんにお願いしておいた高品質のものだったからでしょう。
そして何より、目で見た時の芥子酢味噌の妖しいまでの色っぽさ効果もあるかも知れません。
中川さんのお料理には、よくこの色っぽさが見え隠れします。
では、そんなふうに色っぽく芥子酢味噌をかけるテクニックをご紹介しましょう。
真似して美味しさを感じさせる盛付けをしましょう。

 
 

[youtube width=”550″ height=”344″]


カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 料理人 中川善博の陰陽料理 | 2件のコメント

京料理人が教えるすりこ木の使い方(動画付き)(からし酢味噌の場合)

すりこ木の使い方 むそう塾 マクロビオティック料理教室

 
 

(すりこ木の使い方 からし酢味噌の場合 料理:中川善博)

すりこ木の使い方が苦手な人が多いですね。
からし酢味噌を美味しく作るには、スピードをもってすりこ木を使えなければなりません。
この使い方が出来るようになって、料亭の美味しい和え物を作れるようになってください。

[youtube width=”550″ height=”344″]


カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾 | 4件のコメント

京料理人が教える万願寺唐辛子の芯の抜き方(写真付き)

お弁当講座で大人気だった「万願寺唐辛子の肉詰め」は、作り方は簡単なのですが、お箸の持ち方がきちんと出来ていない人は苦戦しているようです。
中川さんのところに助けてメールが届いているようですよ。
お箸の持ち方が中川式で正しく出来ると、たとえば水菜の茎1本でも、胡麻1粒でも、スッと挟めます。
そういえば何年も前に、あるお蕎麦屋さんで最近の弟子入り希望者はお箸が持てないという話を聞いたことがあります。
ですから、天ぷらを揚げても最後はトングで挟むのだとか。
天ぷらにトングって・・・。

むそう塾では何年も前から「お箸の正しい持ち方講座」を開催して来ました。
それはあまりにもお箸を正しく持てない人が多くて、お料理を伝えるのに支障が出るからです。
特に出汁巻き玉子は正しくお箸を持てることが絶対条件になります。
中川さんが「正しく」という持ち方は、一般的な「正しい」の上を行く持ち方で、それは箸先まで確実にセンサーが働く方法です。
一般的な正しい持ち方が「美しい」という範囲なら、中川さんの指導する持ち方は「速く、確実に、強い、美しい箸使い」となって、お料理や盛付けがスピードアップして、綺麗に仕上がる持ち方になります。
戦場さながらの厨房で鍛え抜いた箸使いは、まるで指がお箸の先まで延長したかのような錯覚を覚えるほどです。

そんな箸使いをカリキュラムを変更してでも、幸せコースと上級幸せコースに入れてあげた方が良いかなと最近思い始めています。
せっかくむそう塾に通ってくださったのに、お箸がちゃんと使えないなんて、あまりにも悲しすぎるから。
テレビの料理番組をたま〜に見ていると、お箸がちゃんと持てていない料理人さんがいますね。
あれはまずい。
日本人として必ずお箸はきちんと持てるようになってほしいと強く思います。
むそう塾生には左利きなのにお箸も包丁も右で綺麗に正しく使えるように直した頑張り屋さんもいます。
練習次第でちゃんと出来るようになりますから、あなたも頑張って挑戦してみてください。

あなたはこんなふうに綺麗に中の芯(綿と種)を抜き取れますか?
万願寺唐辛子の肉詰め1

 
 

①最初はこんなふうにお箸1本で芯の周りの綿部分を切り離します。
万願寺唐辛子の肉詰め4

 
 

②次はこんなふうに芯をお箸でつまんで、
万願寺唐辛子の肉詰め5

 
 

③スイッと引き出します。
万願寺唐辛子の肉詰め3

 
 

(万願寺唐辛子の芯の抜き方 料理:中川善博)

上の写真の②の時が問題です。
中川式で正しく箸先までセンサーが働いていると、箸先に力を加えられますから、そのまま引き出せます。
しかし、箸先に力が入れられないとお箸がすべって芯をつまんだまま引き出せません。
②が中川式の持ち方です。
すでにお箸の持ち方を習った人は、確実に持てているかどうかの実験台にもなります。
一人でも多くの人がこの写真を参考にして、美味しい「万願寺唐辛子の肉詰め」が出来ますように。

 
 

カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 料理人 中川善博の陰陽料理 | 4件のコメント

お弁当の力(玄米が嫌いだと言っていたのに食べてくれた!)

よくあることなのですが、マクロビオティック料理を習い始めるとどんな病気もこれで治せてしまうような錯覚に陥るのです。
しかしそれはマクロビオティックを知った者の奢りで、どうしても手遅れだったり、食べ物だけではどうしようもない病気があるのです。
ですから間違っても思い上がった考えはしないで、地道にコツコツと体調を改善して今より動きやすくなる自分を目指すのが賢明です。
しかし実際には病気が陰陽を踏まえたお料理で改善される場合があるのも現実で、多くのマクロビオティック指導者もそれを経験しています。
これは本人にマクロビオティック料理で改善したい意志がある場合であって、外野が押し付けても良くなるよりストレスが増えるだけです。

でも、マクロビオティックを過信していると、その押し付けをしてしまうんですねぇ。
まだ玄米ご飯も美味しく炊けないうちにそれをすると、相手は拷問のような感じになります。
長い間の食習慣を変えることは、そう簡単なことではなく、人によっては「死んでもいいから好きな物を食べさせてくれ」と言い出すこともあります。
私はそれもアリだと思っています。
自分が食べたい物を食べて死ぬんだったら、それもその人の人生ですから。
自分の人生を外野からあーだこーだと言われたくないでしょうしね。
でも、それだったら、周りに迷惑をかけないように生きなくちゃいけませんが。

前置きが長くなりましたが、病気を患っているお母様のために、玄米ご飯を食べてもらおうとした過去があり、その時には気持ちよく受け入れてもらうことが出来なくて親子関係が冷えてしまった塾生さんが、今度は中川さんに習ったおかずを詰めてお弁当を届けたそうです。
そうするととても喜んで召し上がってくれたのだとか。
そんなものです。
お弁当にはたくさんの氣が入っているので、その氣が悪い方には働かず、良い方向に物事を引っ張ってくれるんですね。
事実、誰かに心をこめたお弁当をいただいて嬉しくない人はいないと思います。
お弁当の持つ力ですね。
では、Nさんがくださったメールをご紹介しましょう。

***

美風さん、こんにちは。
毎日お暑うございます。

先ほど美風さんのブログを拝読いたしました。
いくつになっても現役で、元気で働けるって本当に素晴らしいことだなぁと
私も自分が元気になってきたことで強く感じることが出来ました。

文面の、中川善博のお料理は冷えかけていた人間関係を復活させるだけの力を持っています。「美味しい」ということはこんなにも人の心を解きほぐすのかと思えてきっと感動されることでしょう。という一文にまさに今の自分だと思って、美風さんにメールをお送りしたくなりました。

数日前、納戸の掃除をしていた時に同じ型のわっぱ弁当2つが出てきました。自分で買った記憶がなく結婚当時母がくれたものだとすぐ思いだしました。
翌日お弁当作りも不器用ながら少しずつ時間に余裕ができてきたので、少し多めに作って、夫の分とそのわっぱ弁当に玄米ご飯とおかずを盛り込んで配達してみました。。

すると、どうでしょう。数か月前はあんなに玄米は嫌だといっていた母が、よっぽど嬉しかったのか、ご飯があまくて美味しかった(もしかして玄米と思ってない)。それにあの細い麺と椎茸がとっても美味しかった。また食べたいといって笑顔で空になったお弁当箱を見せてくれたのです。先日のにゅう麺の時も嬉しかったですが、今回もまるで氷が解けていくように私の心に柔らかい風が流れるのを感じました。その後は自分に無理のない範囲で届けています。

お弁当の感想は、不思議なことにいつもお弁当講座のお料理が出てきます。昨日も水玉南京はお人形さんみたいな形で可愛くて美味しかったとか、ずいきは懐かしかったとか嬉しそうに話してくれます。美風さんの仰ることはまさに本当で、もしかしたらこのまま冷えきってしまいそうだった母と私の関係を中川さんのお料理が好転させて下さっていると昨日こそ思ったのでした。残念なことに病気の進行は抑えきれていませんが、お弁当を通して一時でも笑顔になってくれたらその日の潤いが増す気がしています。

とてもタイムリーな記事だったので、美風さんに近況報告をさせて頂きました。むそう塾生になって本当に良かったと毎日思っています。ありがとうございます。

N

 
 

<マクロ美風より>

Nさん、良かったですね〜。
一時離れる(陰性)ことをしたのも効果があったかも知れません。
愛情をこめたお弁当を届けて(陽性)もらって、心の底からほぐれたのだと思います。
でも、まだまだ油断は禁物です。
相手のテリトリーは侵さずに、そっと控えめに差し出しましょう。
すべては陰陽であることを忘れずにね。
離れていても氣はかけている。
これは子育てでも同じですが、人間関係の原点だと私は思っています。
夫婦でも親子でも兄弟でも同僚でもすべてに通じると思います。
これからもお母様が喜んでくださるお料理ができることを心から願っています。

お母様が喜んでくださった「椎茸ビーフン」の写真をUPしておきます。
復習の参考にしてくださいね。

 
 

椎茸ビーフン むそう塾 マクロビオティック

 
 

(椎茸ビーフン 料理:中川善博)

 
 

カテゴリー: マクロビオティックの指導現場からシリーズ, マクロビオティック京料理教室 むそう塾 | コメントする

ふわっふわっのハンバーグ♪

ハンバーグ 中川善博 マクロビオティック

 
 

(ハンバーグ 料理:中川善博)

お弁当講座で使わなかったお肉は、夜にはこうしてハンバーグに変身しました。
もちろん「万願寺唐辛子の肉詰め」同様、ふうわりとした食感がそのままのハンバーグです。
その分を見越しての仕込み方をお弁当講座では伝授していますので、たまにはこんなお肉料理もお楽しみください。
中川ワールドの特長は何といっても時間の有効活用にあるでしょうか。
お忙しい方にピッタリのメニューですが、それは手抜きではなく仕込み方にあると言っても過言ではありません。
プロの技術って凄いですね。

 
 

カテゴリー: 食べ物あれこれ | 4件のコメント