「マクロビオティックのメール相談」を受けていて、共有したいことがありましたので記事にさせていただきます。
相談者(Y)さんは、拒食&過食を繰り返していたのですが、本でマクロビオティックを知り体調を改善するべく頑張っておられます。
図書館から数冊の本を借りてきて頑張っておられるのですが、流派の異なる著者であるため、情報が整理しにくい状態になっていました。
相談内容からすると、Yさんは陽性なタイプなので、昔のマクロビオティックのやり方ではYさんには合わないと判断できます。
まことに困ったことなのですが、本を頼りにマクロビオティックを始めると、ご自分の体調に合わない食べ方をしてしまう場合があります。
これが実に多くて、そういう人のためにこのブログを始めた経緯があります。
Yさんは玄米を一日2回80gずつ召し上がっておられるそうですが、これでは少なすぎますね。
むそう塾生のお弁当投稿を見てもわかりますが、1食につき200gは召し上がってほしいです。
そうしないと、甘いものへの欲求が強くなるからです。
さらに、主食が少ないと、結果として陰陽バランスが取りにくくなります。
過食というのは陽性な状態ですから、もともと陽性なYさんは無理して玄米ご飯を召し上がらなくても、白米でも分づき米でもよいので、主食を玄米より陰性にすることもおすすめです。
どなたにも玄米をおすすめするというより、体調の陰陽に合わせて主食もコントロールするのがマクロビオティックの考え方です。
でも、本を見ると、まずは玄米とごま塩が必須になっていて、そこからスタートしてしまうと、陽性な人はさらに陽性になってしまう危険があります。
ですから、むそう塾では体調と相談しながら、玄米や白米、あるいは小豆玄米ごはんや炊き込みごはん、麺類やパンなどを自在に採用して、いつもベストの主食を選んでもらっています。
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なお、かかとのガサガサを治したいとの訴えがありました。
かかとのガサガサの原因は次のとおりですから、ここを改めると改善されます。
①動物性の摂りすぎ
②油・脂の摂りすぎ
③小麦製品の摂りすぎ
④毒消しがきちんと出来ていない
なお、私のブログ内にはかかとに関する記事がたくさんあります。
ブログ内検索で「かかと」と入力してみてください。
私の体験をはじめとして多くの人の体験が載っています。
皮膚の状態は今の食べ物だけではなく、過去の食べ物の反映ですから、皮膚が変わるまで時間が必要です。
一番よいのは毒消しをしっかりすることなので、私のブログから毒消しの記事を読み込んで、ぜひ過食の総精算をしてあげましょう。
「絹玄米ごはんの炊き方講座」をご希望ですが、その日まで少しでも改善されていますように。
(教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)