「心を閉じる色」と「心を開く色」

陰陽五行と色のお話の記事が時間の関係上途中で終わっていたので、その続きを書こうと思っていたのですが、きょうも時間がないので、ワンポイントだけ。
陰陽五行では色の配当があって、この色のもつ意味はとても重要になります。
皆さんがよくご存知の「木火土金水」の色は、次のように配当されます。
木=青(緑)=春
火=赤=夏
土=黄=季節の変わり目
金=白=秋
水=黒(青)=冬

木火土金水そのものの説明は別に譲るとして、ここでは「心を閉じる色」と「心を開く色」があることを知ってもらいたいと思います。
陰陽五行の色と心の関係を想像してみましょう。
そのことを意識してお召し物を選ぶと、最初は落ち着かなく感じる人もおられるでしょうが、3回同じ服装をすれば大抵の人は慣れてきます。

お洋服を選ぶときにはデザインも重要なポイントになりますが、このデザインにも陰陽があります。
陰陽や陰陽五行を考えて着る物を選ぶこと、今までされていましたか?
せっかくマクロビオティックを知ったのなら、ぜひそこをしっかり押さえてください。
色の波長があなたの体調や精神状態にも影響するので、より生きやすく、より楽しくを可能にしてくれます。

過去記事にも色について書いているどうってことない記事がありました(笑)
色の陰陽
内容はアホらしい昔話なのですが、そこには色と人の反応が書かれていて、色の陰陽と心の開閉を考えると少し参考になります。
あなたはどんな色を目にしたとき心が開きますか?
そして、どんな色を目にした時心が閉じますか?

今のあなたは何色が着たいですか?
その着たい色はあなたの心の表れでもあります。
「慣れ=落ち着く」から「冒険=発展」に移行してみませんか?
ちょうど季節は春です。
あなたも躍動してみましょう。

<参考記事>
「マクロ美風の陰陽落とし込み講座」色彩の陰陽と波動を考える

 
 

教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, マクロビオティックの陰陽で考えてみよう | 4件のコメント

勘違いマクロビオティックから笑顔の唐揚げへ

むそう塾では一般のお料理教室と違って、習ったお料理を自宅で復習して、それを写真や動画に撮ってメールを送り、指導した本人(中川善博)から再指導を受けることができます。
再々指導もありますし、何度投稿しても指導を受けられるシステムになっています。
これは他では見受けられないシステムですが、これはひとえに、やる気のある人を応援するためなのです。
せっかくのシステムを活かせない人もいますが、先輩たちはこのシステムを上手に利用して上達して行きました。
その分かれ目は「本人のやる気」です。

毎月そのシステムをしっかり活かして、練習に励む上級幸せコースの菜花さんは、今月も嬉しいメールを送ってくれました。
唐揚げの美味しさに心を奪われがちな1月の授業ですが、その陰にはひっそりと「キャベツの上級切り」があります。
バリバリのキャベツの千切りではなく、しなやかにシルクのようなキャベツを添えることが授業の中身でした。
これが難しいので、菜花さんは動画投稿を何度も何度もして中川さんから指導を受けていました。
他の方にも参考になることがありますので、記事にさせていただきます。

 
 

<菜花さんからのメール>

中川さん

こんばんは。
唐揚げの復習を致しました。
ご指導を宜しくお願い致します。

月曜日に復習した時は、前回の投稿で頂いたご指導(油温を上げて揚げ時間を短くする)を改善できませんでした。
油量と油温に問題があったと思います。

今日は、中川さんのデモの時のお鍋の様子を頭にイメージして、油温を何度も確認してから揚げ始めました。
揚げ時間も、中川さんにご指導頂いた通りにしてみました。
月曜日よりはうまくいったと思います。

何度か投稿をさせて頂いて、中川さんのお手本から自分がどの方向にブレやすいのかを学ばせて頂いています。
そして、中川さんにご指導を頂くことで、その点を意識することができるので、自分の課題をいつも把握することができます。
投稿って大切だなぁと改めて思いました。

家族みんなの大好物になりました。
おご馳走ではありますが、唐揚げもそのほかの揚げものも、日常のお料理のひとつになり、お料理の世界が広がりました。
むそう塾に通う前は、鶏肉始め動物性の食材をこんなに口にすることになるとは考えてもいませんでした。
今日、揚げたてを摘まみ食いして『美味しい~』と独りごちた自分に、ずいぶんいろんなことが変わったなぁ…としみじみ思うと同時に、マクロビオティックだからあれもこれも口にしないと思い込んでいた頃より、美味しいものを食べる楽しみや喜びが増えて、笑顔が増えた気がします。
以前、主人に唐揚げもどきを作って、『唐揚げ風なら食べなくていいなぁ~』と言われたことをふと思い出しました。
いまは、その気持ちがわかるような気がします。

以前は、揚げものをする時は『よいしょ』と重い腰を上げるような気持ちでしたが、いまは、『今日は揚げものにしよっ♪』という気持ちでお料理できるのが嬉しいです。
とはいえ、まだまだたくさんの課題があるので、上手くいったことも、課題が残ったことも、いろいろな経験を積みながら、揚げものの経験値を上げていきたいと思います。

菜花

*   *   *

中川さんのブログに書かれた菜花さんのコメントも転載しておきます。

中川さん

温かいお言葉が、心にしみます。
ありがとうございます。

『マクロビオティック=油を使わない』と思い込んでいて、家に油がなかった頃があり、揚げものの経験値が低い私なので、唐揚げの合格を頂けるなんて、夢のようです。
そして、とても嬉しいです。

キャベツの千切りは、超下手くそな動画を何度もみて下さり、ありがとうございます。
最初は、恥ずかしくて躊躇しましたが、『下手くそだからみてもらうんだ!』と、勇気を出して中川さんに送らせて頂きました。
あの時、思い切ってよかったです。

幸せコースの時は、頂いた投稿期間もコメント欄も有意義に使うことができないままでした。
せっかくみて頂ける機会を下さっていたのに…と、猛省しています。
だからこそ、いま頑張ります。
必死についていきたいと思いますので、宜しくお願い致します。

*   *   *

<マクロ美風より>

菜花さん、おはようございます。
素晴らしい内容の文章が嬉しかったです。
あなたのひたむきに練習する姿は、クラスメイトだけでなく私の心をも打ちます。
誰しもお料理が上手になりたいからむそう塾に通う決心をされたと思うのですが、勘違いをされている人が多いですね。
「プロに習ったらそれだけで上手に出来る!」という勘違いです。
お料理を上手にするのは他ならぬ自分なんですけどね(笑)

お料理はスポーツや踊りや音楽と同じで、自分で練習しなければ会得することができません。
それを学校の勉強のように、ひたすら頭で覚えようとされて必死にメモを取る人が後を断ちません。
ここが大きな間違いですね。
スポーツや踊りや音楽をメモで会得しようとする人はいないのと同じように、お料理は感覚で会得するものだから作らなければお話にならないのです。

そのことを充分に理解されたあなたは、うまくむそう塾のシステムを利用してくださいました。
そして愛クラスを受講された頃のあなたとは別人になってくれました。
私は何が一番嬉しいかというと、あなたがご一家の幸せの中心になる役目をしっかり果たしていることです。
あなたのその決心は3人の人生を幸せに導いているのです。
いや、ご主人様とあなたのご両親も入れると最低7人に影響します。
お料理の力って大きいですね。

ところで、キャベツの上級切りは苦戦されていましたね(笑)
「キャベツの向きがちが〜う」と私は画面に向かって言っておりましたよ(^_-)
何をするにも「安定」というのは大事なポイントなので、これから他の場面でも安定を意識してみてくださいね。
あなたの粘り強さは財産ですから、これからも大いに自信を持ってあらゆることに前向きに取り組んでください。

美味しいお料理を作ることは、ご主人様とお嬢様の笑顔のためにもなりますが、あなた自身が成長できる舞台でもあります。
この舞台の上で、あなたの素晴らしい人生を展開して行ってください。
心から応援しています。

 
 

中川式玄米ちらし寿司 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(中川式玄米ちらし寿司 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

菜花ちゃん、今月はちらし寿司の授業ですよ。
お雛祭りに間に合いますね。

『唐揚げ風なら食べなくていいなぁ~』には笑えました。
同じく思う人はとても多いはず。
正直なご主人様に拍手!

 
 

カテゴリー: 塾生さんのメールから心に響いたこと | 12件のコメント

子育ては何十年も経ってから答えが出てきますね

先日中川さんから嬉しいお話を聞かせてもらいました。
いま子育て真っ最中の方々にも参考になるお話です。

中川さんの息子さんは保育士さんをされていて、保育園は今インフルエンザでお休みする保育士さんがいて大変なんだそうです。
早番遅番のある保育園なのですが、そのどちらも保育士さん不足になってしまって、中川さんのご長男さんが早番も遅番もこなさなくてはいけない状態なのだとか。
そんなハードでインフルエンザだらけの中、息子さんは風邪も引かずにお仕事をこなされているそうです。

先日、シャワーを浴びて出てきた息子さんがポツリと言ってくれた言葉が嬉しかったと中川さんが話してくれました。
その内容は、「次々とインフルエンザで休む同僚や子どもたちの中で、自分は休まずに働ける丈夫な体に育ててもらってありがとうございます。」という内容だったとか。
その言葉を聞いて中川さんは、「ああ、やっと子育てが終わったんだなぁ」と思ったそうです。

小学校低学年と乳児の子供を残して亡くなった妻は、さぞかし無念だったろう、自分の手で子供を育てたかったろうと思い、中川さんが自分の手で立派に育ててやろうと奥様に無言で約束したそうです。
その約束がやっと果たせたように思えてホッとされたのでしょう。
それは本当に嬉しいと思います。

それで私がどんな子育てをしたのか質問してみました。
その答えが納得できたので記事を書こうと思ったのです。
色々ポイントはありますが、お食事面についてのお話に内容をしぼります。
中川さんはお料理屋さんをしながら2人のお子さんを育てていたわけですが、お食事は白米とお店で使った食材の端しきれを使うことが多かったけれど、質の良い物しかお店では使わなかったので、それが良かったのではないかということでした。

途中で奥様の病気(スキルス胃がん)を治そうと食養料理を作り、玄米を息子さんにも食べさせ続けたところ、ある日息子さんが土下座をして「お願いですから白いご飯を食べさせてください」と懇願された話は前にうかがいました。
それがトラウマになって未だに息子さんは玄米ご飯を召し上がらないのですが、添加物や質にこだわりぬいたお料理を作っておられた中川さんのお料理が、結果としてはマクロビオティックの視点と同じだったことになります。

添加物や養殖物は避ける。
不自然な生育方法や加工された食材は避ける。
体が求める物を食べる。
ざっくりとこんな感じだったようですが、それで息子さんが丈夫に育ってくれました。
私も息子を育てるにあたって、いっぱい気をつけて来たことがありますが、その息子がそろそろ結果を教えてくれる年齢になって来ました。

子育てはすぐに結果を出ないことが多くて、不安になることもありますが、間違いないと信じて貫き通せる核を持っていると不安がグンと減ります。
その一つの支えになるのがマクロビオティックの考え方でもあります。
私の息子は昨年の10月から自分で玄米ご飯を炊くようになりました。
私が不在中に小豆玄米ご飯とプレーンな玄米ご飯を気分で炊き分けているようです。
今日はプレーンな玄米ご飯を炊いたとメールがあったのですが、体調を反映している選択で面白いなと思いました。

子育て中の皆様、神経質にならずに、何十年もかけて子育てをするおつもりで取り組みましょう。

 
 

中川式鰤大根 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(中川式鰤大根 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

カテゴリー: 子育て・野口整体・アトピー, からだ | 10件のコメント

むそう塾の試作会より マルチ料理人中川善博 

昨日は今月の秘伝コースで教えるお料理の試作会でした。
今月の秘伝コースは「煮物椀」と「おはぎ」ということですが、このお料理の格の何たる面白さ(笑)
一方は格調高く、一方はカジュアルなお料理ですが、そんな組み合わせがむそう塾の特長かと思います。
来月なんて焼きそばとお好み焼きを作るんですよ(゚д゚)!
あれだけ粉物を否定していた私が、こういうメニューを採用するなんて考えられません(笑)
でも、関西圏の文化を尊重しての決断でした。

それもこれも、マルチ料理人中川善博の力あってのお料理ばかりです。
中川さんの場合は単に作れるというのではなく、「すっごく美味しい!」レベルまで考え尽くされているのが凄いところです。
それだけ徹底的にお味を研究し尽くした結果なのですが、その分野の広さには誰しも驚かされます。
そのおかげでむそう塾では外部講師にお願いすることなく、統一した技法や知識を伝授出来るのが最大の利点です。

よく考えれば、主婦は家庭で和食も中華も洋食も作らなければならないのですから、1人の料理人から一貫した技術を習った方が確実に統一が取れて良いと思います。
さらにむそう塾はマクロビオティック京料理教室として、マクロビオティックの考え方や陰陽を随所で説明することになるので、腕は良くてもマクロビオティックを知らない外部講師では困ることになるのです。
ですから、マルチ料理人の中川さんの存在は、皆さんが思っている以上に財産なのです。

ということで、以前は中川さんが1人でしていた試作ですが、それを試食するのが大変なわけです。
お腹がすいていない状態でも延々とお料理を食べるわけですから、ある種拷問に等しい時だってあることでしょう。
それでもっと太ってしまったら体調に影響が出ると思って、大切なむそう塾の財産を守るために、食べる係を私とスタッフの麗可ちゃんが分担することにしたのでした。

高度な料理技術をいかに素人でも出来るようにアレンジするか。
ここが中川さんが一番悩むところです。
いつも思うのは、「だから、最低包丁砥ぎと桂剥きと刻みは出来るようになっておくれ」ということです。
包丁がちゃんと砥げて、桂むきがちゃんと出来て、刻みが速く正確に出来たら、出来るお料理の幅がグンと広がります。
でも、そこで足踏みしていると、その先に行けないか、仕上がりが良くありません。

そんなこんなで、今回も限られた時間の中で教えきれるかどうかという検討がされながらの試作会でした。
では、昨日の試作会から何枚か写真をご紹介しましょう。

まずはおはぎです。
つぶあん
おはぎ マクロビオティック京料理教室 むそう塾1

 
 

きな粉
おはぎ マクロビオティック京料理教室 むそう塾3

 
 

胡麻
おはぎ マクロビオティック京料理教室 むそう塾2

 
 

青海苔
おはぎ マクロビオティック京料理教室 むそう塾5

 
 

次はこんなことをしました。
吉野産の蕨です。
蕨 マクロビオティック京料理教室 むそう塾1

 
 

美しいですねぇ。
ちゃんと、灰も入っています。
蕨 マクロビオティック京料理教室 むそう塾2

 
 

くるんと丸まっていて、春の息吹がギュッと濃縮されていますね。
蕨 マクロビオティック京料理教室 むそう塾3

 
 

まずは灰を振りかけて、このあと灰汁抜きをします。
蕨 マクロビオティック京料理教室 むそう塾4

 
 

灰汁抜きが終わったらこんな感じになりました。
蕨 マクロビオティック京料理教室 むそう塾5

 
 

これを形を整えてお料理に使います。
蕨 マクロビオティック京料理教室 むそう塾6

 
 

煮物椀に鎮座しました。
蕨 マクロビオティック京料理教室 むそう塾7

 
 

この形を見て、( ゚д゚)ハッ!としませんか?
そうそう。おせちの「蕨烏賊」です。
おせち かぎ蕨 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

次は煮物椀です。
煮物椀は京料理人中川善博の腕が鳴るお料理でもありますが、その美味しいことといったら言葉では尽くせません。
一流料亭以上の味を伝えると言った中川さんの言葉が豪語ではなかったと納得されることでしょう。
やはりお料理は実際に召し上がってもらわないと、その素晴らしさは伝わりませんね。
どんな言葉も、どんな写真も、どんな動画も、お料理の前では無力です。

煮物椀も何種類か試作しましたが、一番材料が揃いやすいものを授業で作ってもらうことにしました。
こちらは材料と料理名に「えーっ!」と驚くものですが、口頭でお伝えします。
(秘伝さんレベルだと口頭でも作れてしまうから。)
(写真はあえて横から撮っています。)
煮物椀1 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

こちらは同じ真丈でも、盛り付けがちょっと違います。
(これも斜め横から撮っています。)
煮物椀2 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

こんなふうに試作会では皆さんにお伝えするお料理を、もっと簡単にもっと美味しくする視点から食材の手配のことまで考えながら推敲していきます。
たとえばおはぎでは、甘さをどこで決めるか、何回も糖度を変えて試作しました。
マクロビオティック京料理教室としては、甘いお料理を教えるときには相当神経を使います。
私は塩味のおはぎをマクロビオティックの指導校で習いましたが、とても悲しかったので、世間一般のおはぎを伝えたいと思いました。
しかし糖度と材料は吟味しています。
ということで、こんなおはぎを秘伝さんではお伝えします。

おはぎ マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(おはぎ 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

<秘伝コースの方へ>
時間と材料の関係上、蕨は授業では使いませんので、この記事をご参考になさってください。
疑問点は授業中にご質問ください。
写真の蕨は錦の「川政」さんで事前に頼んで購入しましたが、1箱単位での注文となりました。
そんなに皆さんはいらないし、食材の手配に困るだろうと思って、授業では省くことになりました。

 
 

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陰陽五行と色のお話

昨日は幸せコースで陰陽五行のお話をしました。
一般的には陰陽五行ってなに?という人も多いでしょうが、自然体で生きることを大事にする人達も増えてきた今では、各分野で陰陽五行を取り入れた考え方が広がって、特に健康に関するビジネスではその動きが目立ちます。
それらのサイトをよく見ると、陰陽五行の理解力に相当の差があるので、実力の程を確かめてからでないとポーズで終わってしまいます。

そもそも陰陽五行思想は天地開闢から森羅万象のあり方を、1気(混沌)・2気(陰陽)・5気(木火土金水)と気を中心に考えて行くもので、日本には古くから伝えられていたため、日本人には実はお馴染みの考え方なのです。
しかし、明治維新とともにその考え方は葬り去られ、細々と今に伝えられて来たのでした。
ですから、もともと日本人は陰陽五行思想とともに生きてきたのであって、今急に騒ぐような特別なものではありません。
ただ学校教育で教えられなかっただけです。

でも、陰陽を知って、さらに陰陽五行を知ると、ものの見方や考え方がより具体的になってとても面白くなりますし、健康的な生き方や暮らし方に何歩も近づけます。
そこで私は、陰陽五行が初めての人には、ファッションから見直してもらうようにしています。
つまり「色の陰陽五行」ですね。

最近は電車に乗ると、ビジネスマンたちが黒のスーツを着用している割合がとても高くて驚きます。
その彼らの中で働くためでしょうか、女性も黒とか紺とかを通勤服に選ばれている割合も高くて驚きます。
私はちょっと待って!と言いたいです。
ま、周りに合わせてとか、あまり浮かないためにとか、先輩のことも考えてとか、通勤服選びは難しいのですが、せめて休日は色を楽しむファッションにしてほしいです。
なぜなら、人は色の波動も受けるからです。

お料理をしていると色彩のセンスが問われます。
まさかお弁当箱を真っ黒なお料理で仕上げる人はいませんよね。
見た目を考えるだけでなく、色から連想することが人間にはいっぱいあって、それがまた健康にも人づきあいにもつながって行くので、お料理もファッションも実は同じ土台にあるわけです。

私は過去に彼氏ができないと悩んでいる人の買い物につき合ったことがありましたが、「それでは彼氏ができないでしょうね」という色ばかり選んでいました。
もちろんアドバイスをして、冒険色を着てもらって、その後めでたく彼氏が出来て結婚しました。
私が選んだ色は「心を開く色」でした。
彼女が選んでいたのは「心を閉じる色」でした。
色の持つ波動はかなり大きいので、マクロビオティックを知らない人でもこの色の陰陽五行は身につけた方が良いと思います。

つい声をかけたくなる色。
つい食べたくなる色。
つい手を伸ばしてしまう色。
つい眺めてしまう色。
それをキャッチ出来る感性、それを慈しむ心、それらのオーラがあなたからにじみ出てくるのです。
そして、あなた自身と周りの人にもそれが波動となって広がって行くのです。

だから、色は大事です。

 
 

教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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