最後の最後に桂剥きが変わりました(塾生さんの体験)

6月から1か月間続いていた2017年度幸せコースの桂剥き投稿は、今夜の21時で火曜クラスの受付が締め切られます。
これで全クラスの桂剥き投稿が終わりとなります。

ところで、火曜クラスの“ゆり”さんは、今夜遅くまでお仕事だそうで、午前中に最終の桂剥き投稿がありました。
桂剥き投稿2017 Kiさん(99-3)最終投稿
その投稿文でいいなと思う文章がありましたので、ご紹介させていただきます。

<ゆりさんの投稿文> 抜粋

本日迄の1ヶ月間、ご指導頂きありがとうございました。
桂剥きどころか、刻みさえ出来なかった私が、
刻んでいる時の音が好きだなあと、思える様になりました。

桂剥きは、お料理の技法の一つでありながら、
私の思考の癖や、物事に対する姿勢等が
鏡に映した様に目の前に映し出されて、
私を知る、大変貴重な時間でした。

脱力が出来ない中で、
脱力とは、信頼なのかな、と思いました。

大根も包丁も、私を信頼してくれているのに、
私は大根と包丁を信頼出来ているのかな、と考えられた事も大きな出来事でした。

もっと、大根の事も、包丁の事も、私の事も、知って行きたいです。

*   *   *

<マクロ美風より>

ゆりさんはガチガチに硬くて、物凄く力が入ってしまう剥き方をされていました。
ザックリ言うなら、桂剥き投稿ではそういう人がほとんどで、桂剥きや包丁とぎの指導の大半は「力を抜きましょう」に尽きます。
つまり脱力ですね。

前日のゆりさんの動画を見ていて、これを超える剥きにはならないのかなぁ?” frameborder=”0″ allow=”accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture” allowfullscreen>

惜しいなぁと思っていましたら、一晩で問題点を克服した剥きの動画が送られて来ました。
これは凄いことです。

ゆっくりではありますが、丁寧に丁寧に剥いているのが伝わって来ます。
きっと大根と包丁を信頼して剥いてくださっていたのでしょう。
なんだかゆりさんを抱きしめたくなりました。
やはり最後まで諦めてはいけませんね。
ゆりさんは最終日に成長されました。

 
 

 
 

(マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生作品の大根のケン)

 
 

*   *   *

なお、土曜クラスで桂剥き美人のまな板をゲットされた“ぽん”さんは、過去4年分の桂剥き投稿記事を読破されてから桂剥きに挑んだそうです。
子育てでお忙しい日々なのに、これは凄い努力です。
ここまで過去記事を読み込んでくださっていると、中川さんのアドバイスがすぐ理解できたことと思います。
あとは、ご自分の体をそれに同期させるだけですからね。

(ぽんさんの記事:2.5人の子供を育てながら休まずに頑張った桂剥き投稿

今年も頑張り屋さんが登場して、桂剥き投稿のドラマを見せてくれました。
この他にも頑張ってくださった皆さんが沢山おられます。
包丁が正しく砥げていると、びっくりするほど剥きやすくなりますから、ぜひ包丁とぎを克服してくださいね。

 
 

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カテゴリー: マクロビオティックの指導現場からシリーズ, こころ・想い | 6件のコメント

ブログのコメント蘭への記入方法についてのお願い

最近はFacebookやTwitter、それにInstagramなど、色々なSNSがあって、それぞれの仕組みを把握するのもままならない時代になりました。
実は私もそれらの一部分しか使っていない状態なのですが、このブログにコメントをいただく方々の中には、時々私とのやり取りがズレたコメントになってしまう人がおられます。
そこで、今日は、このブログにコメントをいただく場合のお願いを書かせていただきます。

このブログのコメント蘭は、コメントをつけてくださる方が3回、お返事をする私が2回コメントを書き込めるように構成されています。
したがって、3回目はコメントをくださる人のコメントで終わるのが本来の構成なのです。

たとえば、こちらの記事のコメント欄のように。(コメントは抜粋)

 

ひなさんとマクロ美風のコメントの付き方をご覧になっていただくとお分かりのように、少しずつ右側にズレて行きますね。
このようにするには、2回目以降のコメントをされるとき、最初に「返信」という緑のボタンをクリックしてからご記入していただければ良いのです。

3回目のコメントに対しては、私がもうお返事を書く蘭がありませんので、そこでその記事に対するコメントはおしまいということになります。

そうでないと、同じ人からのコメントの関連性が錯綜してしまうため、後で読まれる方が??状態になるからです。

それをしないで、毎回最初のコメントと同じように書き込んでしまうと、コメントを書き込んだ人自身がエンドレス状態になってしまうのです。
そのような人が最近はチラホラ増えて来ました。

ブログの良いところは、一覧性があることと、書庫としての機能があることなので、それを崩さないためにも、ぜひ「返信」をポチッとしてからのコメントをお願いします。

気軽にコメントをして、サクッと終わるのがブログの良いところなので、そういう良い面を味わってくださいね。

 
 

 
 

(京都 上賀茂産 朝取り無農薬トマト)

 
 

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都会の生活に疲れた人々が辿り着く「ある村」の記事に想う

都会の生活に疲れた人々が辿り着く「ある村」という記事がありました。
私はこのこの試みを否定するつもりはありませんが、何事も理想どおりには運ばないことが多いものです。

「都会の生きづらさ」が田舎に行けばすべて解消されるわけではないからです。
物理的には田舎の方が景色を見ただけでも開放感や自然から得られる利点はたくさんあるのですが、こと人間関係になるとそんなに簡単なものではありません。

都会では雑踏に紛れ込めた人が、田舎ではむき出しになります。
場合によっては過干渉されることもあります。
景色や自然の環境に憧れて移住しても、人間関係に疲れて都会に舞い戻る人も少なくありません。

住む土地はその人への影響力は大きいのですが、最終的には「その人そのもの」がどこまで柔軟性のある人間になれるかだと思うのです。
そうでないと、住む所を変えただけでは「逃げ」になってしまうからです。

都会の空気が合わなくて地方暮らしの方が合う人もいますが、どんな生き方がしたいか明確なビジョンを持っていないと、都会との落差でまた田舎から「逃げ」になってしまう人もいます。

私は今、埼玉に住んで忙しい東京の空気を感じ、京都にも部屋を借りて、悠久の時の流れの片鱗を感じながら暮らしています。
北海道の田舎に育った者として、都会の良さと田舎の良さのどちらも好きですが、最後は「目が輝く自分でいられる人になる」ことが大事だと思っています。

住む場所は二の次っていう感じですね。

 
 

 
 

(カレーうどん 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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香りのよい「中川式鉄火味噌」が出来上がりました

マクロビオティック京料理教室むそう塾ならではの、香りのよい自慢の鉄火味噌が出来上がりました。

湿気の多い時季の鉄火味噌づくりは、かなり難易度が高く、技術に技術を重ねて行くような根気のいる作業になります。

むそう塾では、包丁とぎや刻みの徹底した指導が行われていますので、限りなく粒子を細かくして、部屋の湿度調整も最適にして仕上げています。

鉄火味噌の極陽性を上手に使って、あなたの体調不良の改善にお役立てください。
なお、体調によって食べ方をアドバイスしたいので、ご注文メールはマクロ美風までお送りください。

*   *   *

【注文できる人】
①むそう塾のパスポート取得者
②愛クラス受講者でむそう塾が許可した人

注文先】
・マクロ美風宛にメールを送る(住所・電話番号・個数を忘れずに)
ご連絡:マクロ美風が受信後、麗可さんからTwitterのDMが届く

一瓶の内容量】
22g

送料】
原則として無料(1個の場合は別途送料あり)

代金】
DMに記載

 
 

 
 

(中川式鉄火味噌 料理:麗可 マクロ むそう塾)

 
 

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2.5人の子供を育てながら休まずに頑張った桂剥き投稿

毎年桂剥き投稿にはドラマがあります。
心打つことが多くて、投稿文を読みながら涙することもあります。
今年も“ぽん”さんの最終投稿文に泣けました。
投稿文をご紹介します。

<ぽんさんの最終投稿文>

中川さん、こんにちは。
107−2 ◯◯◯です。

初めて日中に包丁を持った練習をして、
服も気分もいつもと違って新鮮でした。
縦線が目立ちでシートはブツブツと切れていますが、
薄く剥こうとする中で少しずつですが長く剥けるようになってきました。
集中して集中して剥くつもりが
一瞬の緩みで悪い癖が出て命取りになってしまう桂剝きは、
精神力が問われるものだと心底よくわかりました。

この期に及んで逆パイロンを作ってしまっていて
原因もわかるのですが、
頑固で直せない自分がもどかしいです。
でも桂剝きが楽しくなってきました。
砥ぎも固定観念を取り払うのが非常に難しく、
残り数日というところでようやく感覚を掴みはじめたような気がしますが、
包丁砥ぎ自体は何故か大好きです。

この1ヶ月、家族の生活にだけは影響を与えるまいと
家事はいつも以上にきちんとこなすし、皆が寝入ってから練習をしていましたが、
上手くいかない苛立ちや焦りで家族に辛く当たってしまっていました。
子育てはかなり温存気味で色んな事を我慢させてしまったと思います。
夫は本当にそっとそっとしておいてくれました。
今日下の娘は私の日中の練習のため一時保育に行ってくれました。
この1ヶ月間の家族の協力を決して忘れず
美味しい料理ができるようになるために、
一生懸命むそう塾について行こうと思います。

中川さんと美風さんには色んな思いがあり過ぎて言葉にできないのですが、
1ヶ月間本当にありがとうございました。
最後のウール玉を盛った時には色々と込み上げてきて涙が出ました。
1ヶ月間ずっとご指導いただいて、ようやくスタート地点に立てた気持ちです。
盛りだくさんの課題を一つ一つ乗り越えて行けるよう、練習を続けたいと思います。
明日はボロボロの包丁を持って京都に伺います。

ご指導よろしくお願い致します。

107−2 桂剝き投稿27

*   *   *

ぽんちゃん、桂剥き投稿お疲れさまでした。
ついに、ついに、終わってしまいましたね。
中川さんがブログの記事に書かれているように、二人の小さなお子さんを育てながら、なおかつ妊娠中のあなたは、時間的にかなり厳しい環境のように思いました。
でも、一日も休まず、見事な投稿をされましたね。

玄米投稿の時に感じたのですが、あなたには問題解決能力があるので、うまくご自分の時間管理をされて、この投稿期間を乗り越えられるかもしれないと思っていました。
結果は、まさにそのとおりになってお見事としか言いようがありません。

課題は解っているのに、それを克服できない悔しさが桂剥きにはあったと思いますが、そういうレベルのものだからこそ、これから何年かかっても挑戦する楽しみもあります。
満足コースの人たちが、一生懸命桂剥きに向き合っているお気持ちを、あなたならお分かりになることでしょう。

最後に、Twitterのアイコンを拝借しておきます。
大根を抱えている姿がなんとも可愛らしいです。
一家揃って心を一つにして乗り越えた1か月間でしたね。
ご主人様やお子さん達に、私からもお礼を言わせてください。
ありがとうございました。

明日、笑顔でお会いしましょう!

 
 

 
 

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