きのう、マクロビオティックのみならず、あらゆるメディカル方面にご活躍の先生と、某医師と数人でお食事をご一緒させていただきました。
その席で、今のマクロビオティック界の分析と、これからのマクロビオティックのあり方などが話題になりました。
さすがに某先生は先を読んでおられ、着々と次世代に備えたマクロビオティックの普及方法を考えておられます。
そして某医師は、西洋医学のみならず、積極的にマクロビオティックに関心を示されて、白熱したお話になりました。
その熱いお気持ちが、とても良く伝わって来て、寒い夜の風も暖かくさえ感じました。
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ところで 「月刊むすび」の「ついのすみか 5 」(花井陽光さんの記事)が、とても素晴らしいです。
前にもご紹介した花井陽光さんは、精力的に取材を続けて、素晴らしい記事を書かれています。
とにかく、マクロビオティックの世界に長い間身を置き、マクロビオティックの中も外も知るお立場の今だからこそ、こんな視点の記事が登場するのだなぁと、感慨深い思いで拝見させていただきました。
ここに登場する京都の「庵」さん。
すでにお店にお邪魔された方も多いでしょうね。
「松田4兄弟」で有名な京都の「松田敏彦」さんに、花井陽光さんが取材をされて書かれた記事です。
66歳になられた松田さんからは、マクロビオティック界の今昔が紡ぎだされ、複雑な思いもします。
ここに登場する松田さんのお言葉は、とても含蓄がありますので、ぜひお読みになることをお奨めします。
一冊だけでも購入できます。
こちらから、どうぞ。
若いうちは、とかく理論に走り勝ちですが、現実には経済的な裏づけがあっての人生です。
マクロビオティックに出会っても、現実の人生が充実していなければ、どこか片手落ちですよね?
何のためにマクロビオティックをやるのか?
もう一度頭を冷やして考えるきっかけにもなるでしょう。
「代を重ねるごとに組織としては構築されていきますが、中味は薄まっていきます」。
マクロビオティックは、このような流れにあるのかも知れません。
でも私は、桜沢先生の残された考え方は、これからの時代だからこそ、必要だと思っています。
細い糸でもいいから、マクロビオティックの考え方を伝え続けて行きたいと、心新たに思ったことでした。
もちろん、現実を忘れることなく。