マクロビオティックのこれから

きのう、マクロビオティックのみならず、あらゆるメディカル方面にご活躍の先生と、某医師と数人でお食事をご一緒させていただきました。
その席で、今のマクロビオティック界の分析と、これからのマクロビオティックのあり方などが話題になりました。
さすがに某先生は先を読んでおられ、着々と次世代に備えたマクロビオティックの普及方法を考えておられます。
そして某医師は、西洋医学のみならず、積極的にマクロビオティックに関心を示されて、白熱したお話になりました。
その熱いお気持ちが、とても良く伝わって来て、寒い夜の風も暖かくさえ感じました。

 

*    *    *    *
ところで 「月刊むすび」「ついのすみか 5 」(花井陽光さんの記事)が、とても素晴らしいです。
前にもご紹介した花井陽光さんは、精力的に取材を続けて、素晴らしい記事を書かれています。
とにかく、マクロビオティックの世界に長い間身を置き、マクロビオティックの中も外も知るお立場の今だからこそ、こんな視点の記事が登場するのだなぁと、感慨深い思いで拝見させていただきました。
ここに登場する京都の「庵」さん。
すでにお店にお邪魔された方も多いでしょうね。
「松田4兄弟」で有名な京都の「松田敏彦」さんに、花井陽光さんが取材をされて書かれた記事です。
66歳になられた松田さんからは、マクロビオティック界の今昔が紡ぎだされ、複雑な思いもします。
ここに登場する松田さんのお言葉は、とても含蓄がありますので、ぜひお読みになることをお奨めします。
一冊だけでも購入できます。
こちらから、どうぞ。
若いうちは、とかく理論に走り勝ちですが、現実には経済的な裏づけがあっての人生です。
マクロビオティックに出会っても、現実の人生が充実していなければ、どこか片手落ちですよね?
何のためにマクロビオティックをやるのか?
もう一度頭を冷やして考えるきっかけにもなるでしょう。
「代を重ねるごとに組織としては構築されていきますが、中味は薄まっていきます」。
マクロビオティックは、このような流れにあるのかも知れません。
でも私は、桜沢先生の残された考え方は、これからの時代だからこそ、必要だと思っています。
細い糸でもいいから、マクロビオティックの考え方を伝え続けて行きたいと、心新たに思ったことでした。
もちろん、現実を忘れることなく。


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バレンタインデーの後で

あれは、私がマクロビオティックを始めてから6年くらい経った、2月15日の出来事でした。
その日の朝、とても海苔を食べたいと思いました。
それまで、そんな感覚はあまりありませんでした。
朝はそのままやり過ごして、お昼ご飯の用意をしていたら、無性に沢庵が食べたくて、二切れ舐めながらお料理をすることに。
もちろん、お料理の味見をする時には、少量のお水で口を洗ってからですが。
で、お昼ご飯のおかずは、ひたすら海苔・海苔・海苔・・・。
全型の大きい焼き海苔を4枚食べました。
今までの人生で最高の枚数!


そこで考えました。
なぜ、あんなに海苔を食べたかったのだろう?
              *    *    *    *
前日の2月14日の夜。
夫が貰ったチョコレートを、家族3人で頂いたのです。
それが原因だと気づきました。
私は1円玉位の大きさのものを3個、夫は4個、息子は4個。
「チョコレートを食べるなんて何年ぶりだろう?」と言って手を出した私です。
翌日の朝、私の体は確実に反応しました。
ミネラルが欲しい!と。
ちなみに、夫も息子も何も感じていません。
鈍いのか、ミネラルの在庫があったのか、理由は解りませんが。
砂糖が体の中でエネルギーとして代謝するためには、大量のミネラルを消費しますね。
そのミネラルが、私の体には不足していたということになります。
その答えとして、大きな海苔を4枚食べたら、ピタリと体が変わりました。
沢庵に手が伸びたのも、その現われだったわけです。
              *    *    *    *
12月の忘年会、クリスマス、お正月、新年会、バレンタイン。
体を乱す行事が続きますね。
そろそろ、体に溜め込んだ悪い毒素を外に出す季節です。
酸味のあるもの、苦味のあるものを、上手に取り込んで体をいたわってあげましょうね。


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「マクロビオティックの向こう側」

まくろび庵の「Slow Macrobiotic School」という記事を読んでくれたgissyさんが、わこうちゃんに刺激を受けて、ブログを新しく作ってくれました!
やることが早い!
新ブログ:「マクロビオティックの向こう側」
別ブログ:「温泉とマクロビオティックでアトピーは治るのか?」
(ちょっとお休みモード)
ぜひぜひ、男のマクロビオティックを展開してください!


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おまえに

                               フランク永井
そばにいてくれる だけでいい
だまっていても いいんだよ
ぼくのほころび 縫えるのは
おなじ心の 傷をもつ
おまえのほかに 誰もない
そばにいてくれる だけでいい
続き
こちらから曲の一部分が聞けます。
               *    *    *    *
私が横浜に住んでいた頃、ある男性がお店の専属バンドにしきりにリクエストしていた曲だ。
「いい曲だね?」と私。
こんな言葉を耳元でささやかれたら、大抵の女性はトロけてしまうだろう。
その「おまえ」が私だったとは。。。
なかなかの文学青年だった。
でも、何かが足りない。
やっぱり、“男気”が。。。
これって、重大な要素。
マクロビオティック的視点
マクロビオティックでは、男性は陽性に分類される。
陽性の少ないタイプには、こんな彼もいる。
しかし、陽性食を続けると、この男性も性格が変わったのに。。。
文学好き。
間接的な表現。
陰性ですね?。


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とろみ

いつも家を留守にすることが多い私。
自宅にいると、ついつい台所に立つ時間が長くなる。
家族には不自由な思いをさせているので、罪滅ぼしの気持ちが無意識に働くのだろうか?
昨夜は根菜類をコトコトことこと煮込んだ。
コトコト煮込む音って、郷愁を誘う。
幼かった頃、母が薪ストーブの上に乗せた鍋の中で、同じような音がしていたから。
この音は子供に伝えておきたいなって思う。
最後に葛でとろみをつける。
滋養豊かな汁物の出来上がり!
黙って食べる息子。
(実は、君の嫌いな物が入ってるんだよ)
単品で出したら絶対に箸をつけない物なのに。
とろみに誤魔化されたのだろう。
とろみって偉大だなぁ。
まるで触媒みたい。
私もとろみのある人間になりたいものだ。


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