楽しみな4月29日

昨日「第14回むそう塾」が終わりました。
ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。

 

後は3月29日に開催予定の「第15回むそう塾」があります。
それが過ぎると「なかがわ」さんはリニューアルに入ります。
「むそう塾」も「なかがわ」さんもお休みになりますが、私は京都入りが続くでしょう。
いっぱい打ち合わせや買い物があるためです。

 

先日も貴重な打ち合わせをしました。
某会社の方との打ち合わせで、思わぬ方向へ話が発展して行きました。
本当にご縁って不思議なものです。
スタートのお話は別の会社にも投げてあったのですが、反応がまったく違いました。
東京と大阪という商慣習の異なるところ相手の話とはいえ、ビジネスの基本を改めて感じたものです。

 

さてさて、かねてからお知らせしておりますように、4月29日は「むそう記念日」です。
今年は「なかがわ」さんのリニューアルオープンと合わせて、記念になることを企画していました。
ところがところが、先日の打ち合わせから発展したお話の結果、画期的な内容を盛り込むことができました。
詳細は諸般の事情からしばらくの間伏せておかなければなりません。
公表出来ないことがとっても残念なのですが、間違いなく「あっ!」という内容です。

 

4月29日はゴールデンウィークのスタートでもあります。
どうぞ、京都で一日を楽しむ計画をあなたのスケジュールに入れてくださると嬉しいです。
時間は11:30?17:00を予定しています。
新装「なかがわ」さんで、今までとは違ったメニューをいただく楽しみ。
そして、新しい学びと発見。
感動をご一緒に味わいましょう。

 

*    *    *    *

 

今、東京に向かう新幹線の中です。
左手に富士山がくっきり見えます。
頂上付近に髪飾りのようにちょっとだけ柔らかな雲が遊んでいます。
もう、春の雲です。
何回見ても富士山は飽きませんね。
見るたびに心に何かを感じさせてくれます。
「むそう塾」もそんな心の富士山になれたらいいなと思いました。

 

帰宅したら、主婦の仕事がいっぱい待っています。
その合間を縫って、パスポートの発表を行います。
そろそろ「幸せコース」のお振り込みのご案内もしなければなりません。
確定申告なんてしている時間がとれません(泣)
う?、大変。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 8件のコメント

マクロビオティックの限界

誰でもそうでしょうが、マクロビオティックを初めて知った時には、「マクロビオティックバンザイ!」のようになるものです。
私もそうでした。
しかし、段々年月とともに「?」という部分が出て来て、「マクロビオティック命」みたいにはならなくなりました。
それはマクロビオティック熱が醒めたというのではなく、冷静にマクロビオティックを見ることが出来るようになったということです。
最初のころは、何でもマクロビオティック料理で治そうとし、理論の勉強が進めば陰陽論ですべてを解決しようとし、いわゆる「マクロビオティックの塀の中」で処理する癖がついてしまいます。
確かに陰陽論は納得出来るし素晴らしいものですが、その用い方に誤りがあるとむしろ弊害もあるわけで、それだったら陰陽論なんか知らずに、勘で判断した方が適切なこともあるわけです。
私はマクロビオティックを知る前に野口整体を知っていたので、その考え方が核にありました。
それにマクロビオティックを這わせるように取り入れて行ったので、大きく偏ることなく最初から楽しいマクロビオティック生活を続けることが出来ました。
一度も止めようとか、つらいとか思ったことはありません。
しかし、ここ何年か、長い間マクロビオティックを続けて来られた方の偏りを目にすることが多く、また、恩師達の最後に思いを馳せると、マクロビオティックの限界を感じるのです。
それは、マクロビオティックが間違っているというのではなく、マクロビオティックの伝え方、伝わり方が正しくなかったり、変化に合わせて調節しなければいけないのに調節しきれていなかったりということです。
あまり偏ってしまうと、戻そうと思っても簡単には戻せません。
あるいは、桜沢先生の本に書いてあったからそのとおりにしたのに、体調がよくならないベテランマクロビアンやマクロビオティック指導者もいます。
これはかなり真剣に再考すべき問題だと思うのです。
私は長い間マクロビオティックをされていらっしゃる方とお目にかかる機会がありますが、その方々がみんな幸せな最後を送っていらっしゃったかと言うと、そうではない方々が結構います。
詳しくお話をお聞きしてみると、やはり「マクロビオティックの塀の中」でウロウロしてしまい、マクロビオティックと心中してしまった人が多い事実にぶつかります。
ですから、桜沢先生の本を読んでも、今に合わせた取り入れ方をしないと、マクロビオティックを始めてからかえって体調が悪くなったという人も出て来ます。
細かくここで述べることはとても無理なので、私と直接お話が出来る人には、いつもいつも口を酸っぱくしてお伝えしています。
その一つとして、マクロビオティックで最も大切にしている玄米ご飯について、今の時代に合わせた炊き方を「むそう塾」でお伝えしているわけです。
その他にお出汁のこと、調味料のこと、加熱方法のこと、陰性体質・陽性体質の判断のこと、精神性のこと、いっぱいお伝えしたいことがあります。
これらのことで、いつも頭に置いていることは、「マクロビオティックの塀の中から塀の外へ」という視点です。
一般社会で一般的なお食事をされている方とマクロビオティックの融合が念頭にあります。
「マクロビオティックを拡める」という感じではなく、人間として本来のあるべき姿に戻ってみないか?
それって結構心地良いよ。
と言ったフィーリングでしょうか。
そんな視点で開催している「むそう塾」ですが、今日もこれから第14回目の「むそう塾」を開催します。
初めての方、リピーターの方、パスポートを取得されてもさらなるステージアップのために参加してくださる方。
そんな方々が今日も遠くから駆けつけてくださいます。
今日の私の話のテーマは「愛と幸せ」です。
想いを込めてお話をさせていただきますので、きっと涙が滲んで来ると思います。
そう、ある情景を思い浮かべると決まって涙がこぼれて来るのです。
それは、「愛の原点」に触れた情景です。
きょうは、皆さんの「愛の原点」を発見していただこうと思います。
あ、もう時間です。
では。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 25件のコメント

自分で選んだことでしょ?

今、京都のホテルにいます。
土曜日に愛知県の岡崎に行って来たばかりなので、大忙しで家事をして出かけて来ました。
息子のおかず、夫のおかずと付箋をつけながら冷蔵庫に入れて来ました。
夕方自宅を出るときに、息子が家にいて、玄関まで見送ってくれました。
そのとき、「あ?、大変だなぁ、これから毎週こんなことになるんだよね?」と、チラッと息子の同情を引こうとして口にしてみたら、意外な言葉が・・・。
「自分で選んだことでしょ?」
「大変なこと分かって選んだんでしょ?」
と切り返されました。
おー、それって、私がかつて息子に言って来た言葉ではないか!
息子が弱音を吐いたとき、「自分で選んだのだから、自分の責任でやり通しなさい」と言っていたのでした。
その時は「だって」とか、「つらいんだよ?」とか言うだけで、一向に効き目はないように感じていました。
でも、こうして今日、息子の口から出て来た言葉は、まさに私が彼に言い続けた言葉でした。
糠に釘だと思っていたことも、こうして年月を経て効果を実感することもあるんですね。
何だか少し嬉しくなりました。
演技してみて良かった。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, 子育て・野口整体・アトピー | 4件のコメント

野口晴哉先生の言葉より

マクロビオティックと野口整体は、とても相通ずるところがあります。
野口晴哉先生の言葉をもう一つご紹介しましょう。
<月刊 全生 3月号より>
語録 ?健康であるために?
 健康であることが大切であることは誰にも分かっていることでありますが、
如何にしてこれを得又保つかというと、誰にもよく分からないのであります。
それは、或る人に効いた薬で悪くなったり、或る人に適う健康法が或る人には適
わなかったり、同じ食物を食べて暮らしていて、或る人が痩せ、或る一人は
肥え、或る一人は病むということが沢山あり過ぎるからであります。新鮮な空
気の中で労働している農夫が短命で、腐敗した空気の中で心労している政治家
に長命の人がいたり、又そのことが短命の理由になったりしているので、如何
に健康であるべきかということがどうしても掴まらないのであります。
 その為、生水を沢山飲むことが非衛生であったり、健康法であったり、同じ
重さの荷物がチップ次第で重かったり軽かったり、断食が健康法になり、絶食
が死の道になり、栄養が欠乏して衰え、充実し過ぎて又病むようなことは珍し
いことではなく、その中に健康生活の原理を掴まえ出すことは、知識の増える
ほど難しくなってくるのであります。
 しかし、猫はマタタビを食し、犬は道草を食い、ライオンは土に臥し、鳥は
温泉を求め、それぞれ自分に適った健康法を行なっているのであります。鳥は
腐肉を食し、蚯蚓(みみず)は人間につけば病菌となる細菌を食べて生活しているの
であります。
 こういうことから考えれば、人間も又自分に適う生活を見付け出し、それを
行なうということが健康法と言える筈です。それ故、健康生活の第一歩は、個
性の自覚ということにあると言えましょう。或る人は肉を旨しと言い、或る人
は甘さを好み又辛さを好む。好むことをなして丈夫になり又病むことは珍しく
ない。嫌いなことで丈夫になることもあれば、弱くなることもある。問題は個
性を自覚したら、如何にこのことを活用するかということになる。体癖の追求
と体癖素質の修正を取り上げるのはこの為であります。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 6件のコメント

野口晴哉先生の文章より

私が野口整体に出会ったのは20代の時。
それから、かれこれ40年近くも野口晴哉先生の言葉が私を魅了させてくれます。
今月の整体協会の月刊誌「全生」にも良い文章がありました。
マクロビオティックにも通じる奥深い文章なので、ご紹介させていただきます。
<月刊 全生 3月号より>
 過剰な知識、過度な感情、過敏な神経、複雑な生
活、乱れた性生活、どれも分散による平衡要求には
相違ないが、体を正常に保つには厄介なるものであ
る。
 しかし、これらが綜合されて個人があるのだから、
これらを無視する訳にもゆかない。個人はその数だ
けの個性がある。そして個性は個々に感受性方向を
異にし、潜在活動力を異にし、疲労部分や活動様式
を異にしている。
 
 それ故、個性を見ないで組み立てた体操や、健康
法は個人のものとはいえない。百人に適うものは一
人に敵わないということを知るベ可きである。
                         晴 哉


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, 子育て・野口整体・アトピー | コメントする