通信教育でマクロビオティックを学ぶかたが多くなって来ました。
マクロビオティックの哲学は解らなくても、資格欲しさに学ぶ人もいます。
ところが、これは大きな問題を内包しています。
マクロビオティックの実践にはお料理が伴っているのに、そのお料理の味が分かりません。
レシピどおりにお料理をしたつもりでも、そのレシピがその人に合っていないこともあります。
はたまた、レシピどおりに作れないこともあります。
「むそう塾」の「幸せコース」で、大勢の人のお料理を見ていると、笑えるくらい皆さんが癖をもっています。
いちいちここに書き出すと、それだけでシリーズになるくらい沢山あります。
そのくらい作る人の心や感性や育ち方や知識が反映してしまうのがお料理なんです。
調味料の量り方にも個性が出て、分量にわずかな差が生じることは日常茶飯事です。
ですから、正確なお料理を目指そうと思えば、通信教育では壁があることになります。
ましてや本ではなお一層その傾向が強くなります。
しかし、地方にお住まいの方、子育て中の方のように、多くの方はこの通信教育に助けられてマクロビオティックを身につけていかれると思います。
また、マクロビオティック指導校に通われていても、通信教育を受けられている人もいます。
このブログをご覧くださっている方にも、そのような方が多いでしょう。
そのような方々に申し上げます。
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マクロビオティックは大きく分けて二つの流れがあります。
特徴的に表現するなら、「陽マクロビオティック」と「陰マクロビオティック」です。
今、通信教育の主流をなしているのは、「陰マクロビオティック」の方が多いです。
この通信教育では、次のようなことが起き得ることを注意してください。
陰性タイプの人が「陰マクロビオティック」を実践すると、体調があまりよくありません。
反対に陽タイプの人が「陰マクロビオティック」を実践すると、体調がよくなることがあります。
このことをよ?く踏まえておかないと、マクロビオティックの良さを享受できません。
この享受できないどころか、体調が悪くなって来ているのに、気づいていない人がとても多いのです。
「むそう塾」にはそんな人が次から次へと現れます。
そのうちのお一人を、次の記事でご紹介します。
マクロビオティック通信教育受講生からのメールへつづく