過食で悩むパスポート取得者より

パスポート取得者からの相談メールがありました。
お返事を書いていて、この例は他の人にも当てはまるなぁと思ったので記事にさせていただきます。
Oさんがパスポートを取得されたのは、まだ愛クラスという名前がない頃で、中川さんのお店もリニューアル前の状態でした。
あれから月日が経ち、幸せとは反対方向に行ってしまった塾生さんのために、あえてこの記事を書きました。
「パスポートは到達点ではなく出発点」。
このことを日々肝に銘じて玄米炊飯と人生に向き合っていますか?
どんな時にも謙虚に、丁寧に、まずは相手の気持ちを大切に。
こんな当たり前のことが出来ていないと、月日と共に玄米ご飯の炊き上がりも怪しくなってきます。
似たような環境にある方は、どうぞご参考になさってください。


<Oさんからのメール>


以前にむそう塾でフィスラーによる玄米炊きの指導を受け、パスポートも頂きました。
しかし、次第に上手く炊けなくなり、鍋の状態も悪くなり、家族が玄米を不味いと言って食べなくなり、今は私も玄米を食べられていません。
体の状態が悪いのが自分でわかります。
過食が止まらず、甘いものの摂取量がすごいです。
美風さんの言われる”自殺行為”を毎日してます。
でも止められないんです。
意思の弱い自分が情けないです。


愛クラスを受講したいですが、夫は玄米に好印象がないのでなかなか理解を得られません。
私の努力も足りないのだと思います。
小さな子供2人を預けるのも気が引けます。


毎日中川さんや美風さん、むそう塾生の方のブログを熟読してはどうすればいいのかと悩んでいます。
愛クラスに参加するのが最善の策というのはわかっています。
答えはわかっているのですが、すぐに家族の了承を得て参加するのは難しいのです。
今普通にごはんが食べられないくらいにひどくて、(お菓子ばかり食べるのでごはんを食べれません。バカです。)
どうしたらいいいのかわからないんです。


一度しかむそう塾に参加してないのに、あつかましいのは承知してます。
何か一言ご助言頂けたらと思いメール差し上げました。


よろしくお願い致します。

       *  *  *  *
<マクロ美風からの返事>

Oさま


おはようございます。


事情はよく分かりました。
Oさんは玄米ご飯が食べられるようになったら、過食も治まるとお考えでしょうが、私はそれだけの問題ではないと思います。
だって玄米ご飯を食べていない人だって、過食になっていない人がほとんど大半ですよね?


むそう塾では中川式玄米ご飯で過食が治まってくれる人が後を絶ちません。
しかし、それは玄米ご飯がきちんと炊けるようになってのお話です。
フィスラーだから炊けないのではなく、Oさんの精神的な影響で炊けないのだと思います。
ですから、精神的な面を変えない限り、玄米ご飯は美味しくならないと思います。
玄米投稿がそうでしたでしょ?
玄米ご飯は氣で炊く。
これを思い出してくださいね。


私の予想では、Oさん一人が玄米ご飯を食べたいのであり、ご主人は食べたくなかったのに、無理に一緒に食べさせていたのでしょう。
だから、もう嫌だと言っているのだと思います。
こんな場合は先にご主人の問題を解決するしかありません。
玄米ご飯が炊ければ解決する話ではありません。


さて、あなたの過食の原因は完全にストレスです。
理由は色々あるでしょうが、ご主人の問題もかなり大きいです。
その問題が解決されない限り、仮に新しいお鍋を買っても、愛クラスにいらしても、また壁にぶつかってしまうでしょう。


しっかりとご主人に向き合ってください。
そしてきちんと気持ちの通じ合うご夫婦になってください。
それが一番大事なことです。
あなたの希望はそれからです。


その上で愛クラスに来られることが出来たら最高ですね。
愛クラスは進化しています。
フィスラーに比べてTプラスの玄米ご飯はとても消化吸収力が良いです。
これが体調が大きく変わる要因なんです。
もしご主人の理解が得られるようになったら、愛クラスにいらしてください。
新しい愛クラスであなたの玄米ご飯も進化して、美味しい玄米ご飯で本当の幸せを手にしてください。


とにかく甘いものは絶対に買わないでください。
食べないでください。
そうすると自然にご飯が食べたくなって来ます。
甘いものを食べるからご飯が入らなくなってしまうのです。
この悪循環の連鎖を断ち切らなければダメです。
何としても断ち切ってください。


そのうえでご主人と一緒に笑顔で白いご飯を召し上がってください。
自分の希望を通すことが先ではなく、まず相手の希望を受け入れてあげる。
順番はご主人が先です。
このことがきちんと出来ていますか?
今は混乱しているようですが、物事には必ず流れがあります。
その流れが滞らないように整理して物事を考えましょう。
順序良く一つひとつ解決していきましょう。


Oさんご夫妻のお幸せを心からお祈りしております。


マクロ美風


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ぴのきちさんへ

ぴのきちさんへ。
Twitterが開けられないとのことでした。

コメント欄にURLを入れると不正なアクセスだと判定されますので、記事でお答えします。
この部分をクリックしてください。
開いたページをお気に入りに登録しておきます。
ただし、Twitter側の問題で、容量オーバーで開かないことは時々あります。


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「むそう塾 幸せコース」Cクラスの皆さんへ

お忘れになるといけませんので再度お知らせします。
「むそう塾 幸せコース」の11月は、煮物を作ります。
3種類の煮物をお一人ずつ作っていただきます。
したがって、お持ち帰り用の密閉容器をご持参くださいませ。
お汁がこぼれないように、完全に密閉出来るものをお願いします。
容器の大きさは、次のとおりです。
・1000cc 1個
・ 500cc 1個
・ 300cc 1個
・ 200cc 1個
この他に中川さんが作った煮物をお持ち帰り出来るチャンスもあります。
小さい容器が2個ほど余分にあるとラッキーかも^^
なお、その他の月でも残った物をお持ち帰りする場合がありますので、2,3個の容器は常にご持参なさってください。
入れ子式にして持参されるとかさばりません。


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パスポート取得までのこと

むそう塾の愛クラスでは、中川式炊飯法を身につけてくれるまで玄米投稿が続きます。
ところが、この玄米投稿中に脱落してしまう人が少なからずいらっしゃいます。
要因は色々ありますが、中川さんの発する言葉で落ち込む人もいます。
中川さんは相当気を遣いながら言葉を選んで記事を書いているのですが、それでも傷つく人がいます。
つまり、打たれ弱いんですね。
大人になってしまうと、相手の欠点はなかなか面と向かって言ってもらえなくなります。
親兄弟であってもその要素はあります。
ですから、他人からそのような言葉を言われると、相当ダメージになることは想像に難くありません。
でも、むそう塾ではそこを突きます。
なぜなら、それが原因でその人の日々が停滞しているからです。
その停滞を突破しなければ中川式玄米ご飯に辿り着けないからこそ、相手が嫌う言葉であっても中川さんは投げかけます。
そのプロセスが人によっては受け入れられない場合があるんですよね。
その人の業が顔を出して来るとかなり厄介ですが、諦めずに取り組んでくださった人は皆さんがパスポートを手にされています。
自分で自分を乗り越える勇気があるかどうか。
これがパスポート取得の分かれ目ですね。
パスポートさえ取得していただければ、むそう塾では楽しい講座が目白押しです。
なぜなら、玄米炊きが一番難しいから、その後は楽しいことばかりなのです。
一番難しいことを最初に教える。
このことがご理解いただけたらありがたいのですが・・・・。
玄米投稿中の皆さん、そして諦めてしまった皆さん、愛クラスに申し込んだ最初の気持ちを思い出して、もう一度玄米投稿に挑んでください。
あなたの人生を変えるだけのことが、中川式玄米炊飯と玄米投稿にはあります。
今年も残り少なくなりました。
新しい自分になって新しい年を迎えましょう。
輝く未来のために。

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玄米ご飯を飲み込むまで

寒くなって来ました。
糠床も玄米ご飯も、漫然と向き合っていると美味しさから遠のく時期です。
それらは生き物ですから、ちゃんと季節の移り変わりを反映してあげなければなりません。
幸せコースの放課後に繰り広げられるお味見シーンは、ある意味熱心なように見えますが、「そんなことちょっと考えたら解るでしょ?」という内容もあります。
時には脱力することもしばしば。。。
そんな時にはつくづく伝えることの難しさを痛感します。
Twitterでお弁当のことが話題になっていました。
家では温かいご飯を食べているのに、お弁当は冷たいご飯を食べている人がまだいらっしゃるようです。
これはある意味先入観だと思います。
むそう塾では口に入れるものはすべて消化吸収を考えてご指導しています。
なぜなら、食べたものが血を作るからです。
その血が健康を左右するからです。
温かい玄米ご飯はほかほかして美味しいものです。
澱粉質もα(アルファ)化して消化も良い状態です。
しかし、お弁当に持って行くと当然のことながら澱粉質はβ(ベータ)化して、消化吸収力が落ちます。
よく中川式玄米ご飯は冷めても美味しい、あるいは冷めたご飯が好きと言う人もいます。
胃腸の丈夫な人はこれでも良いのですが、胃腸の弱い人や体調がイマイチの人は、ぜひ温かい玄米ご飯を召し上がってください。
それからもう一つ。
いつもお弁当におにぎりを持参する、あるいはさせる人がいます。
これもNGです。
おにぎりはたまには良いのですが、毎日となるとやはり消化と陽性の問題で体調に変化が出て来る場合があります。
ま、何でもそうですが、続けることは良い方にも悪い方にも変化するということです。
美味しくても続けない。
これが健康であるための鉄則です。
食べるものは口に放り込んだらおしまいなのではなく、咀嚼して飲み込むところまでが最後に私達が出来る体への労りなのです。
薬に頼る前に、飲み込むまでのプロセスを丁寧にするだけで、驚くほど体調は変化します。
特に胃腸の弱い人はお通じが激変します。
どんなに中川式玄米ご飯をパーフェクトに炊けたとしても、食べ方が間違っていたら効果は半減します。
呑み込む食べ方ではなく、丁寧に作ったものを丁寧に胃へ送り込んであげましょう。
玄米ご飯は飲み込むまで氣をかけてください。
そこにかけた氣は必ずあなたの体調となってお返ししてくれます。


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