私は昔から物にこだわるタイプでした。
納得して気に入った物だけ買う。
少々高くても惚れ込んだ物なら買う。
そんな私が感じたことがあります。
それは20代の初めでした。
お誕生日のお祝いにお財布を買ってもらいました。
買ってくれた人はそんなに親しい人ではなかったのですが(笑)、伊勢佐木町の老舗に行ってショーウィンドウを覗き、「これがいいね」と言ってサッサとお会計をしました。
その後喫茶店に行ってお財布の話をしてくれました。
それまでの私は二つ折りのお財布だったのですが、Aさんが選んだのはヨーロッパ製の長財布でした。
「お財布ってね?」と笑顔で話すAさんの顔は本当に楽しそうです。
ある日中華街で一緒に食事をした時、外れのお料理があって私はまずく感じたのです。
ところがAさんはニコニコと美味しそうに食べています。
お店を出てから「美味しかったの?」と聞くと「いや、まずかったよー、あれはダメだったね」と言うではありませんか!
???
Aさんの特技はまずい料理を美味しそうに食べられることだと感じたほどでした。
その時思いました。
笑顔って本当に大事だなぁと。
で、そのまずい料理を口にしながらAさんが言ったのは、「お金の気持ちになったことがあるか?」ということでした。
お金の気持ちになってお金が喜ぶようなお財布を買うことと、お金にご挨拶を忘れないことは人生にとって不可欠なんだよと教えてくれました。
お金にご挨拶って私は考えていなかったので凄く新鮮でした。
お財布からお金が出ていく時と、お金が入って来る時にご挨拶をするんですね。
これは以前、岡部賢二先生も話されていました。
「行ってらっしゃ?い」「お帰りなさい」に加えて、岡部先生は「お友達を連れてきてね?」と言うのだとか(笑)
岡部先生らしい。。。
Aさんは当時私が働いていたお店のお客さんだったのですが、何故か私に興味を持ってくれて、幾つかの大事なことを教えてくれました。
今でも感謝しています。
Aさんに買ってもらった長財布は実にお金がたくさん入って、50万円はいつもスイスイ泳いでいる感じでした。
とにかく気持ちがよくて、それから私はずいぶんお金が入って来ました。
長い人生とお財布の変遷を書けば面白い物語になるくらい、様々なエピソードがあります。
これもいつか機会があったらお話ししましょうね。
そうね?、ふんわり会あたりがいいかな?。
そうそう、あることをご紹介しようと思ったら、こんな本が出版されていました。
もうお読みになった方もいらっしゃるでしょうね。
経験上、すご?く納得できるのでそちらもご紹介してみます。
「稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?」
亀田潤一郎 著
サンマーク出版
電子書籍でも出版されています。













