『免疫力を上げる一生モノの「食べ物・食べ方」』(田中愛子先生の本)

田中愛子先生といえばマクロビオティックの創始者である桜沢如一先生の直弟子で有名です。
私もリマ・クッキングスクールの師範科で習いました。
私にとっては忘れえぬこんな思い出のある先生です。
最近では昨年の4月1日にリマ新宿校のオープニングレセプションで久しぶりにお目にかかりました。
その愛子先生の本が出版されました。
写真もイラストも一切ない文章だけの本ですから、ちょっと華やかさはありませんが、その分文字の持つ重みを感じます。
たった一行であっても、その理由はなぜだろうと考えさせられる部分があってレベルが高いです。
愛子先生らしい優しい文章で、マクロビオティックのことをもう少し知るためには良い本だと思います。
書名:免疫力を上げる一生モノの「食べ物・食べ方」
著者:田中愛子
出版社:三笠書房
こちらには編集者の言葉が書かれていますので参考までにご紹介します。


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甘いものの怖さとマクロビオティック

甘いものの何が怖いかって、その陰性さが怖いんですよね。
陰性の怖さを一度知ってしまうと、そう簡単に甘いものに手が伸びなくなります。
甘いものに打ち勝てる体力のある人は食べてもよいのですが、そうでない人は控えめにするのが賢明です。
そうは言っても陰性の怖さを知らない人がほとんどだと思うのです。
慢性的になっているから判らないのですね。
おそらく生まれてからずっと慢性的な人がほとんどかと思います。
もっと言うならお母さんのお腹の中にいた時まで遡れるでしょう。
私が教わった山村慎一郎先生は大の甘党で、その昔、中学生の頃にはおめざと称して朝からチョコレートを食べていたと語っていました。
一日中頭がボーッとしていて雲がかかった状態なのですが、そんなものだと思っていたとか。
それが大学生になってマクロビオティックを始めた途端、スッキリ快晴に!
箱で購入していたコカコーラは20代なのに歯をボロボロにし、菓子パン・チョコレートはやる気のなさを生み出したと話してくれたものです。
私はもともと大量に甘いものを食べる生活はしていなかったのですが、マクロビオティックを知ってから徹底的に甘いモノを制限してある日1杯のココアを飲んだら、たちどころに体がだる?くて真っ直ぐ立っていられないのです。
つまり姿勢が悪くなるんですね。
その時に実感しました。
あ?、陰性ってこのことなんだなと。
ところがそこに食養仕立ての味の濃いきんぴらごぼうを口にすると、あら不思議?
20分も立たないうちにシャキッとするではありませんか!
はは?ん、これが陰陽かとひどく納得したことがありました。
これは意識して実験したのではなく、偶然体の欲求に従って口にしたまでです。
それもマクロビオティックの大先生の面前で。
その時に先生は何も言わずにニコニコと私のすることを見ていました。
その日の終わりに先生にココアときんぴらの感想をご報告すると、先生はニコニコしながら「良かったね?、体験できて」とおっしゃったのです。
その時の先生の胸の内を察して、私は指導者の姿勢を学ばせていただきました。
口で百回言うのではなく、耳で百回聞くのではなく、本を百回読むのではなく、たった一度体験すれば判ることがこの陰陽だったのです。
マクロビオティックは実践哲学と言われる所以もここにあります。
どんな小さなことでもいいから、まずやってみる。
体で感じてみる。
それなくしてマクロビオティックを語る者は、論語読みの論語知らずと同じだと私は思っています。
いたずらに失敗を怖がる世代の多い現代にあっては、体験を基本に据えるマクロビオティックを心底理解するのは大変かもしれません。
しかし、そんな世代だからこそ、体験を一つして自信をつけることを繰り返して欲しいと思います。
失敗を怖れる=陰性。
自信をつける=陽性。
こんな一歩から前向きな人生に舵を切ってみませんか?


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素敵な人

素敵な人を見かけるといつも思う
あ、素敵なお相手がいるんだなって
悲しそうな人を見かけるといつも思う
あ、お相手に恵まれないのねって
人間って自分ひとりの力は小さいけれど
相手によって大きくも小さくもなれる
幸せそうな男性を見かけると
きっと素敵な女性そばにがいらっしゃるのだろうと想像する
幸せそうな女性を見かけると
きっと素敵な男性がそばにいらっしゃるのだろうと想像する
何歳になっても
どんな形であっても
異性の存在は大切だ
輝ける自分であるために
まずは自分のまわりの人を輝かせてあげよう
きっと気がついたら自分も輝いているはず
そんな関係になれないなら
それは相性が悪い
そんなことも人間関係にはあるんだよね
そんな時には
泣かないで
迷わないで
新しい一歩を踏み出すのもいいね
だって
陰陽の関係は限りなくあるから
輝ける関係を築こうよ


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第103次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します!

一つの記事がきっかけで勇気を出していただきました。
こちらのパスポート発表記事を見るまでは、Teさんは上手になってから玄米投稿をしようと思っておられました。
よくあるパターンです。
しかし聡明なTeさんはこの記事を読んで考えを変えました。
こちらの記事も背中を押したでしょうか?
立派で責任のあるお仕事もあるし、お子さんもいらっしゃってお忙しいのに、Teさんは頑張って連続炊飯をしてくれました。
その結果、1週間目にパスポート取得となりました。
ご自分で上手になってからと仰っていたら、今頃きっと苦しみの真っ只中だったことでしょう。
Teさんのご決断に拍手を送りたいと思います。
このパスポート品質の玄米ご飯を召し上がって、ご病気が快復の方向に行ってくれることを願っております。
また「モバみそ講座」で再会しましょう♪
では、パスポート習得者を発表させていただきます。

<むそう塾 パスポート取得者>

 


Teさん(53−1)
 

<寸評> 中川善博より

投稿の間隔を短く詰めて「ギューッ」と集中されたあなたの進化は速かったですね。

素晴らしいです。

この炊き上がりを忘れないように。

頭で理屈で解決しようと思わないで体感で判断するようにしてください。

毎朝のお通じチェックが教えてくれます。

?な時は私にメールを。

おめでとうございます。

 

*   *   *

(1)絶対美味しい玄米ご飯の炊き方をマスターしていただきたい。
(2)その玄米ご飯を炊く行為を通じて、自分を見つめ気づきを得て、幸せに繋げてほしい。
(3)まわりの人と一緒に幸せになろうとする意識を持ってほしい。
これが「むそう塾」の願いなので、この(1)?(3)をおおむね理解され、なおかつ実践出来ていると思われる方に、パスポートを発行させていただきました。
これからは、ご自身と向き合いながら、日々の心の持ち方を大切にして、中川さんに言われたことを思い出しながら、人間性をより高めて幸せな日々をお過ごし下さることを願っております。
パスポートを手にされても気を緩めないように、引き続き真剣に玄米と向き合ってください。
パスポートは出発点であり、到達点ではありません。
従ってこれは、第三者に教える力を認めたものではありません。
「中川式玄米ご飯の炊き方」は、中川善博本人のみが口伝の形でお伝えしております。
なぜなら、「中川式玄米ご飯の炊き方」はオーダーメイドの炊き方だからです。
パスポートを取得されましたTeさんは、これで玄米投稿の目的は達成されましたので、お写真を中川さんに送らなくても結構です。
パスポートの発行は、この記事をもって公表するとともに、個人宛へのメールでお知らせいたします。
このメールにはパスポートナンバーが記載されていますので、もし、届かなかった場合はご連絡ください。

過去のパスポート発表記事集 1
<過去のパスポート発表記事集 2>

 


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インターネットの情報

インターネットって恐ろしく便利なツールですね。
座っていても世界中の多くのことがたちどころに映像も含めて知ることができます。
情報の収集能力としては驚異的であり、想像を絶するものです。
光回線の普及と共に、動画も本のページをめくる感覚とスピードで読み込むことが出来ます。
しかし、情報過多が招く弊害もあります。
何と言っても一番多いのは「不安」です。
絶対と言っても良いほど、いつも安心しきれない面があるのです。
世の中には知らない方が幸せってこともあります。
なんでもかんでも知ってしまって希望が持てなくなるより、知らないままでもそこそこの一生を終えられることも多いです。
知りすぎる不幸っていうのもあるんですよね。
ふと思います。
紙の情報って、新聞でも雑誌でも辞書でも、めくるついでに自分の興味のないページも目に入りますね。
それは無駄なように思えるかもしれないけれど、その無駄が均衡を保ってくれるんですね。
つまり、自分が目的としていた情報以外の情報も目にする機会に触れることがバランスを保つ側面があるんです。
バランスを保つって安心につながるんです。
それに対してインターネットだと、ピンポイントであることのみを深く多く知ることになり、そのことが消化不良につながりやすいです。
本を読んでいても難しい記述に出会うと理解できなくて、何となく消化不良になることってありますよね。
この感覚は嫌なものです。
それより情報は少なくても良いからいつもスッキリしていられる方が良い気もしませんか?
その少ない情報から自分で考えるのです。
あ?、そうでした。
インターネットの情報って、つい受け身になってしまうのです。
テレビが登場したとき「一億総白痴化」なんて言われたものです。
それはただ受け身になるだけで自分で考えようとしないからです。
実際にテレビを観ている時・ゲームをしている時・将棋をしている時で脳の働きを調べた川島教授のデータがありましたね。
確かに受け身の状態では脳の働きは少なかったです。
*   *   *
マクロビオティックの世界でも情報過多になって不安に浸っている人がいっぱいいます。
いわゆる混乱状態ですね。
むそう塾に初めて来られる人達にはそのような人が大勢いますので、一つひとつ交通整理をして道筋を示してあげます。
それでも回数多くインプットしてしまった情報は、後々までその人の思考に大きく影響していて可哀想なほどです。
つまり刷り込みの怖さですね。
コマーシャルと同じです。
インターネットの世界はよく玉石混淆と言われますが、圧倒的に石の方が多いですね。
たま?に玉があって、それも玉の一部分しか覗けないと思った方が良いかも知れません。
本当の磨かれた部分は深いところに隠れているように感じます。
ですから、やっぱり確かな情報はこの手や足を使ってアナログに収集するのが間違いないと思います。
収集する途中で見えてくるもの。
それが人生を間違いない方向に導き、安心を与え、自信につながります。
私もインターネットを利用して情報を発信していますが、一文字でも無責任なことは書かない姿勢を貫き続けています。
情報を見分ける真贋力がこれまで以上に大切になる社会にあって、今一度原点に立ち戻って、確実な情報で構築した思考を保ち続けたいものです。


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