内部被曝の恐怖― “最後の被爆医師”が語る人体に与える内部被曝の脅威 ―

原発問題では色々な見解がありますし、不安度もまちまちです。
しかし、私達が現実的に出来ることと、マクロビオティックの考え方からしても間違っていないのは、自分が持つ免疫力をいかに高めておくかということです。
元々持っている免疫力を減らさないで高める生き方をコツコツとする。
そんなことをむそう塾でもお伝えしてきましたが、日刊SPAに同じ見解の記事があってホッとした気持ちになりました。
転載させていただきますので、ご参考になさってください。
(3回分をまとめて転載します) 

― “最後の被爆医師が語る人体に与える内部被曝の脅威 ―

 

【解説:内部被曝と外部被曝】

内部被曝と外部被曝では、被曝の仕方が全く異なる。内部被曝では、透過性の低いアルファ線、ベータ線のエネルギーがほとんど体外に逃げることなく、人体に影響を与える。これに対して、外部被曝では透過性の低い放射線は届かず、主に透過性の高いガンマ線で被曝する。体内に摂取した際に危険なのはアルファ線、ベータ線を出す核種である。

「年間何ミリシーベルト以下だから大丈夫です」というのは大きなウソ

 

 放射線というのは、人間には見えません。色も臭いもない。見た目には認識できません。

 

 私はこれまでずっと広島・長崎で被爆した患者を診続けてきました。原爆のときは、火傷をしたり全身の粘膜から血が噴き出したり、頭髪が抜けるなどの急性症状がありましたが、今回の福島原発の場合は、長期的な「内部被曝」の影響が心配されます。

 

 よく年間何ミリシーベルトだとか、毎時何マイクロシーベルトまでなら大丈夫だとか言われていますが、これは外部被曝の場合のことです。内部被曝というのは外部被曝と違って、放射性物質を体内に取り込んでしまい、124時間ずっと被曝し続けるというものです。

 

 その影響は、その人の年齢や健康状態、生活態度、免疫の状態にもよりますし、その症状がいつでてくるかも、誰にもわからないことだからです。医者である私にだってわかりません。個人差があるので「必ず危険」だとも限りませんが、その人が病気になったり死んだりする可能性をアップすることだけは確かです。

 

 日本の政府や学者がついているいちばん大きなウソは、「(外部被曝線量が)年間何ミリシーベルトなら大丈夫です」ということ。内部被曝のことを全く考慮していません。体内に入る放射性物質は「それ以下なら大丈夫」ということはない。少しでも体内に入ったら、長期的に被曝し続ける。微量な被曝であれば大丈夫というのは間違いです。

 

 専門家というのは、政府の責任を隠したり、業界の利益を守ったりするために、ときに意識的にウソをつくことがあります。中には知らなくて言っている人もいますが。正確には、「今は大丈夫です。でも先々は病気になる可能性もありますし、何とも言えません」と言うべきでしょう。

 

 福島原発事故後の例で私が実際に報告を受けたもので言えば、多くは放射線に敏感な子どもに初期の被曝症状が現れています。

 

 下痢が続いて止まらない、しばらくしたら口内炎が出るとか、のどが腫れて痛いとか。多くの母親が心配していたのは子どもの鼻血です。鼻血がずっと続いて止まらない。そのうちに、両親にもそんな症状が出てくる。これは福島に限りません。私のところには、東京や神奈川、静岡などからもこういった相談が寄せられました。

 

 広島・長崎でも、爆心地近くにいて大量の放射線を浴びたわけではないのに、時間がたつにつれて被曝の症状が現れてくる人が数多くいました。こうした長期被曝患者に特徴的だったのは、猛烈な倦怠感があって動けなくなり、働けなくなるという症状を訴える人が多かったことです。集中力がなくなったり下痢が続いたり。本人もどうすればいいのかわからない。勤め先や家族の中でも信用されなくなり、社会的な存在価値を失ってしまう。医学的にはどこも悪くないので、医者にかかると「ノイローゼ」(当時は神経衰弱)と診断されてしまいます。私たちはこれを「原爆ぶらぶら病」と呼んでいますが、この人たちは生きていくのが本当につらかっただろうと思います。

 

 被曝をできるだけ少なくするために、「原発からとにかく遠く逃げろ」とか「汚染されてない食べ物を食べろ」などと言われています。でも、そんなことは誰にでもできるわけではない。

 

 家も仕事も地元の人間関係も放り投げて逃げられる人が、どれだけいるでしょうか。事故がおきて9か月以上経っています。これまで13食として800食以上、まったく汚染されていない食べ物を食べ続けている人は少ないでしょう。

 

 遠くに逃げても生活できて、汚染されていない食べ物を調達できるというのはごく一部の人々です。ほとんどの人々は、放射能汚染されたこの日本で生きざるをえない状況になっています。
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内部被曝の恐怖【中編】「放射線に対抗する唯一の方法は?」

 

「被曝をできるだけ少なくするために、『原発からとにかく遠く逃げろ』とか『汚染されてない食べ物を食べろ』などと言われています。でも、遠くに逃げても生活できて、汚染されていない食べ物を調達できるというのはごく一部の人々です。ほとんどの人々は、放射能汚染されたこの日本で生きざるをえない状況になっています」と語るのは、広島市への原爆投下により自身も被爆した医師・肥田舜太郎氏。それでは、今後どうやって放射能から身を守ればよいのだろうか? 肥田氏に聞いた。

 

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放射線に対抗する唯一の方法は、生まれつき持っている免疫力を弱めないこと

 

 私は、「自分で自分の身体を守るしかない」とはっきり言います。特別な方法はありません。「放射線に対する免疫力を弱めないように、健康に生きる」という、この一点につきます。

 

 人間の祖先は40億年前にこの地球上に現れてから、紫外線と放射線でどんどん死んでいきました。奇形もどんどん生まれていった。しかし、長い年月を経て進化を続け、放射線に抵抗できる免疫をつくってきました。その結果、いま紫外線や放射線の影響を受けても、地球上で毎年生まれれる新生児10万人のうち、1人くらいの奇形が生まれるレベルにまで免疫を高められたんです。

 

 ですから、放射線に対抗する手段は、これまでの「動物としての人間の生き方」に学ぶしかない。夜更かしして夜遅くまで遊び回るなんて、せいぜいここ数十年のもの。その前は太陽とともに寝起きしていました。いちばん大事なのは「早寝早起き」です。そうしないと、先祖から引き継いできた免疫力が低下してしまいます。

 

 それから、食べ物の食べ方。日本人の主食はコメですが、よく噛まない人はその8割9割を便として排出してしまっています。これは、口の中で唾液中の酵素ジアスターゼとコメが十分交わらずに腸がうまく吸収できないためです。ですから「食事のときによく噛め」というのは、人間の免疫力を保持するための鉄則なんです。免疫という意味で言えば、味噌や梅干しなど、日本の伝統食品である発酵食品が放射線から守ってくれるというのも頷ける話です。

 

 人間は6つのことしかできません。睡眠、食事、排泄、働く、遊ぶ、セックスです。この一つ一つに、健康に生きていくための法則がある。これは広島・長崎の被爆者を長生きさせるために、被爆者と一緒に研究し、実践してきたことで得た教訓です。誰にどんな影響がでるかわからないからこそ、免疫力を保持し、健康を守って生きるしかないのです。

 

 多くの学者はそのことを言わない。「年間何ミリシーベルトまでなら安全です」と言うだけです。内部被曝を受けていれば、先々は安全かどうかなんて誰にもわからない。彼らは「わからない」ということを認めたくないのです。

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内部被曝の恐怖【後編】「日本の医学界が被曝の影響を無視してきた理由」
広島市への原爆投下により、自身も被爆した医師・肥田舜太郎氏。

原爆を投下された日本で、放射線被曝の研究が進まなかった理由をこう語った。

 

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原爆の長期的な影響は、米国の「軍事機密」として隠されてきた

 

 日本の医学界は、放射線被爆の長期的な影響をずっと無視してきました。なぜそうなったかと言えば、広島・長崎に原爆が落ちてすぐ、日本が降伏して米国の軍隊が占領し、総司令官が統治を始めました。そして「米国の軍事機密」だとして、原爆の影響について研究したり論文を書いた

り、学会で論議したりすることを禁じたからです。

 

 その後、日米安保条約が結ばれ、米国の「核の傘」に守ってもらうために「被爆の実態は軍事機密」としておかなければならない時代がずっと続きました。ですから、日本人は広島・長崎の原爆による影響として、どんな症状が出て、何人死んだのかという長期的なデータを持たずにきたのです。

 

 日本政府は米国が「してはいけない」と命令したから、何もしなかった。被爆者が苦しんでいるのに、政府はまったくおかまいなしでした。そして占領軍が帰って5年後の1950年に、原子爆弾被爆者の医療に関する法律をつくり、本人が申し出た場合だけ「被爆者手帳」を発行するようになりました。

 

 でもこれは、年に1回無料の健康診断をするというだけのものでした。多くの人にとっては、結婚とか就職とか生命保険に入るときとか、いろいろな場面で被爆者として差別されるようになってしまった。長期被曝の影響を受けたと思われる人が、名乗り出づらい風潮ができてしまったのです。そのうち、日本人は誰も原爆の問題で騒がなくなりました。

 

 ソ連でも、チェルノブイリの患者を精密に調べた医師(バンダジェフスキー博士)が、「放射線の影響で心筋梗塞になりやすい」ということを論文に出しました。すると、政府の「放射線は無害」という方針に反したとして、別の冤罪で捕まって逮捕されるというような時代がありました。ソ連も核兵器を持ち続ける必要があったからです。

 

 福島原発の事故でも、長期的な被曝の影響が心配されます。私が広島・長崎で診てきた症状が、先々に出てくる恐れがあります。

 

 きちんと治療と補償が行われるためにも、「軍事機密」として調査を行わなかったかつての過ちを繰り返してはならない。私たちは政府や東電に徹底した情報公開を求めたうえで、正しい知識と効果的な対処法を身につけていかなければならないと思います。

 

【肥田舜太郎】

’17年広島生まれ。医師。広島市への原爆投下により自身が被爆、その後被爆者の救援・治療にあたる。臨床体験をふまえて「原爆ぶらぶら病」と呼ばれる症状や、内部被曝、低線量被曝の影響に関する研究にも携わった。
撮影/大西史恵 取材・文/北村土龍


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キャベツの千切り


キャベツの千切りにもやはり幸せコースで伝えた切り方の基本が登場する。
マクロビオティックでは動物性を食べないから桂剥きなんて不要と思っていた人は多い。
そうすると栗や里芋の皮むきで難儀する。
マクロビオティックは一物全体で皮もいただくから皮むきが出来なくてもいいのよと豪語したマクロビオティックの先生もいる。
昔はキャベツの千切りは細く切れと言われたけれど、今は少し太めの方が美味しいのだという自称料理人もいる。
確かなことがある。
太めのキャベツの千切りと細めのキャベツの千切りを食べ比べたら良い。
食感や主菜との相性を感じたら良い。
舌はどちらを喜ぶか。
太さ細さが味に与える影響も感じ取れたら自ずと答えは出る。
桂剥き投稿で熱い火花を散らした人達のキャベツの千切りの腕前はいかに?
桂剥き投稿が終わったら、日ごとにレベルダウンしているのではないだろうか?
紙一枚の進歩。
あのとき中川さんはそうおっしゃった。
その気持ちをキープすることの難しさを味わってくれただろう。
たかが千切り、されど千切り。
教わることは多い。


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色の陰陽

きのうエレベーターに乗っていたら、見知らぬご婦人が「きれいな色ね〜」と私のコートを見ておっしゃいました。
そういえばコートの色を褒められることが良くあるなぁと思いました。
独身の頃からお洋服やハンドバッグの色を褒められることが多かったので、そんなにビックリすることではないのですが、男性に言われる時にはちょっとドキッとしたりします(ノ´∀`*)

新幹線の中で言われることも多いです。
信号待ちをしている時も多いです。
デパートの入口で見知らぬ人が追いかけてきて、ハァハァーしながらコートの色を褒められた時には、ちょっと不思議な気がしました。

きっと共通しているのは、自分が着たいと思っている色なんじゃないかなということです。
自分が好きな色を見つけると、スーッと引き寄せられますから、それと同じ感覚なのだと思います。
本当は好きだけど派手かなと思って手を出さない色。
それをたまたま私が着ていた。
そんなことなんだと思います。
私は派手な色も平気で着ます。
理由は楽しいから。

シックな色も好きだけれど、綺麗な色は何となくエネルギーをくれる気が昔からしていたのです。
着た色のように心が変化して、面白いなぁと思っていました。
色の波動を強く感じるタイプだったのかも知れません。
12月には赤いコートが楽しいのですが、1月になると赤いコートは何とも落ち着きません。
昨日は紫のコートを着ていました。
紫には心を落ち着かせる波動がありますね。
精神性の世界に通じる色です。

もう少しすると立春がやって来ます。
そうするとお洋服にも黄色が似合うようになります。
水仙・蝋梅・菜の花と自然界にも黄色が溢れて来ます。
春といえばピンクを思い浮かべますが、秋にピンクは連想しませんね。
やはり秋にはワイン色でしょうか。

そんなことを考えながらお洋服や小物を選ぶのは楽しいものです。
そうそう、冬に白ってお洒落なんですよね。
真っ白いコートに真っ白いブーツ。
ベージュのワンピースで街を歩いていた時、中年の男性に声をかけられ、何となくその時の気持ちでお食事をご一緒したことがあります。

きちんとした紳士で話すことも興味深く、私の着ていた白をとても褒めてくれました。
特に白のブーツに関心をもっていらしたので、お洒落は靴の裏で決まると思うと話したところ、それをたいそう気に入ってくれました。
娘にそのことを伝えてやりたいとおっしゃっていました。
って、これは私が20代の終わりごろの古いお話です^^;

着ているお洋服の色、ハンドバッグ、口紅の色。
今ならマフラーやスカーフの色。
そこから波動をもらい、身につけている人の波動を誰かが感じて、そこから人と人の繋がりも発展して行くので、家庭にいても色に気にしてみてはいかがでしょうか。
1枚のセーターでもいいから、今まで着なかった色に挑戦してみるのも楽しいですよ。

新しい自分を新しい色から♪♪
色の陰陽とその人の陰陽を観察していると、とても面白いですね〜。
私がアドバイスをする時には、お召し物や小物の色も当然頭に入れています。
その上でその人の内面をみます。
的中率高しです。


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玄米赤ちゃん


しっかりマクロビオティックをお勉強されたママが綺麗な血液で産んで、育ててくれたらこんなに綺麗な赤ちゃんになりました。
ママも美しいけれど、赤ちゃんも美しい!
男の子だけれど女の子といっても納得してしまう美しさです。


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第112次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します!

んびりし過ぎて、あまりにもマイペース過ぎて、やきもきしてしまう気持ちをぐっと堪えながら中川さんは待ちました。
本人が納得できるまで何度も何度も説明し直して、ただただ待ちました。
少しその気持ちが伝わったかも知れません。
諦めずに頑張ってくださったHiさん、これからは甘いものを減らして玄米ご飯の甘みを楽しんでください。
では、パスポート取得者を発表させていただきます。
              


<むそう塾 パスポート取得者>

Hiさん(57−4)

 

<寸評> 中川善博より

よく私の言うことを理解して下さいました。
すこし時間がかかったのはご愛嬌ですね。
これから一生食べていける飯の炊き方を会得したのですから平気でしょう。
ふうわりしていて、こおばしい焦げのある玄米ご飯を食べ続けることでゆっくり確実にあなたの陰性さは消えて行きます。
ブレたり迷ったらすぐにメールです。
おめでとうございます。


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1)絶対美味しい玄米ご飯の炊き方をマスターしていただきたい。

2)その玄米ご飯を炊く行為を通じて、自分を見つめ気づきを得て、幸せに繋げてほしい。

3)まわりの人と一緒に幸せになろうとする意識を持ってほしい。

これが「むそう塾」の願いなので、この(1)?(3)をおおむね理解され、なおかつ実践出来ていると思われる方に、パスポートを発行させていただきました。

これからは、ご自身と向き合いながら、日々の心の持ち方を大切にして、中川さんに言われたことを思い出しながら、人間性をより高めて幸せな日々をお過ごし下さることを願っております。

パスポートを手にされても気を緩めないように、引き続き真剣に玄米と向き合ってください。


パスポートは出発点であり、到達点ではありません。

従ってこれは、第三者に教える力を認めたものではありません。

「中川式玄米ご飯の炊き方」は、中川善博本人のみが口伝の形でお伝えしております。

なぜなら、「中川式玄米ご飯の炊き方」はオーダーメイドの炊き方だからです。

パスポートを取得されましたHiさんは、これで玄米投稿の目的は達成されましたので、お写真を中川さんに送らなくても結構です。

パスポートの発行は、この記事をもって公表するとともに、個人宛へのメールでお知らせいたします。

このメールにはパスポートナンバーが記載されていますので、もし、届かなかった場合はご連絡ください。

過去のパスポート発表記事集 1
過去のパスポート発表記事集 2

 


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