4日間連続唐揚げを食べて感じたこと

塾生さんからのメールで嬉しいことがありました。
静かに着実に変化しているHさんの日々の努力が、何気ない文章から伝わって来ます。
彼女はアトピーがあるので、油物の復習には内心ハラハラしていた私です。
でも、体でその影響を確かめながら食材と向き合うことを体験して欲しかったので、私は何も言わないでおきました。
でもHさんは自らの体験を報告してくれました。
嬉しかったです。
動物性が体に及ぼす影響、もし動物性を摂るならどんな質のものを入手したら良いのか、そしてなぜマクロビオティックが動物性を控えめにするように伝えているのか。
アトピーと動物性、そして油との関係など、この文章からはいっぱい学びがあります。
時には自分の体を犠牲にしてでも体で確かめることの重要性も教えてくれます。
日頃むそう塾でお伝えしていることを、きちんとご自分のものにしてくださったことが嬉しかったです。
Hさん、ありがとうね。
<Hさんからのメール>

美風さん、こんばんは。
いつも大変お世話になっております。


唐揚げの鶏の質で体調が大きく変わることを

実感して、驚いています。

日曜日の帰り京都の伊勢丹で丹波の地鶏を買いました。

自分で買った中では、

これが一番新鮮で柔らかかったです。


月曜日に阿波尾鶏を買いました。

こちらはしこしこ、という感じの

肉でした。

火曜日にスーパーでハーブ鶏を買いました。

これは前に一度食べて、イマイチだったのですが、

唐揚げだったら食べられるかな?

と実験のつもりで買いました。


しかし生の状態から全然違ってました。

パックなのできっと、発色剤かなにか

薬をかけてある感じでした。

唐揚げにしてもなぜか衣の感じも違いました。

そして一番大きかったのは

食後の後味でした。

口の中になにか合成的な

添加物のような、石油のような味がずっと出てきました。 

今もです。

顔もちょっとカサカサとなりました。


また、最初の二日は唐揚げ効果で

とっても元気になって

仕事も快調で、声を出すのが楽しかったのですが、

今回はそれがなかったです。


後で中川さんに聞いたら、

これはブロイラーでした。

国産だから、と買いましたが。。


いつもおっしゃってることですが、

食べたものの、ようになる。

実感しました。


中川さんが、おいしいものしか作らない、

と、おっしゃってることを、思い出しました。

まずいものは、食べてはいけないんですね。

身体のために、自分のために。


マクロだから、という問題は別として、

上質なものを食べて上質に生きたい。

と、思いました。

そして必要のないものは食べなくても

どうにでもなるんだと、感じました。

唐揚げは本来はたまーに、作るものですし、

実際、これまで全く作ってませんでした。


動物性はとくに、

食べると波動をそのまま受けてしまうなぁ、

と感じました。


小松菜も、教室で使ったような

生きのいいのは近くに売ってなくて、

エネルギーの差を感じてます。

それはそれで、仕方ない、と、思ってます。


当たり前のこと、今更すみません。


もともとは、アトピーに肉も油もあまり

よくないと思うので、

氣をつけます。


切り干し大根とお揚げのたいたんは

シンプルだからこそ、

お出汁や火加減、人柄が大きく仕上がりを

左右するなぁ、と、感じてます。



毎日大変お忙しい中、おそれいります。


 


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 8件のコメント

出汁巻き玉子講座に空席が出ました

出汁巻き玉子講座にキャンセルが出ました。
ご希望の方はこちらのフォームからお申し込みくださいませ。
なお、受講資格はパスポート取得者に限ります。
・2月26日(日) 1名
・3月25日(日) 1名 (満席になりました 1/18 21:02追記)


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | コメントする

「第59回 むそう塾 愛クラス」は満席になりました

ただいまをもちまして「第59回 むそう塾 愛クラス」は満席になりました。
お申し込みをいただきました皆様、ありがとうございました。


・当日まで玄米投稿記事を参考に、しっかりと予習なさってください。

・予めお鍋を用意して炊飯の練習をされておくと、驚くほど上達が早くなります。

・お鍋の購入については、こちらの記事をご覧になってください。

・お鍋の選び方買い方などでお分かりにならない場合は、こちらのフォームからご相談下さい。

(中川善博本人から直接アドバイスをさせていただきます。)

・写真やパソコンが苦手な人は、十分に練習しておきましょう。

(玄米投稿で苦労しなくてもすみます。)

・携帯よりデジカメ・パソコンのメールの方が玄米投稿には適しています。


では2月19日にお会いできることを楽しみにしています。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | コメントする

陰陽五行と黒の服

寒い日が続きますね。
今が一年で一番寒い時で、今日は冬の土用入り、21日が大寒、2月4日が立春になります。
立春が近づいて来ると心も開放的になります。
別に暦に支配されているわけではなくても、自然が季節を教えてくれて、その季節に合わせた生き方が一番体が喜ぶので、私は旧暦を大事にしています。
季節の変化を感じることの一つとして光があります。
まだ風が冷たくても、降り注ぐ太陽の陽射しが確実に春近しを感じさせるようになると、もう冬物のコートが重く感じられます。
「春は光から」の言葉どおりですね。
そんな時期は黒いコートより明るい色のコートの方がお洒落に感じませんか?
その点和服の世界は素晴らしいなぁと思います。
着物や帯の柄で季節を楽しみ、小物でセンスを光らせることができるからです。
それは着物の形が同じなため、色で表現するしかないから、色に細かなお洒落が出来るような繊細さが発達したのでしょう。
しかし現代は洋服を着るようになって、形が優先されてしまいました。
そこから色使いの楽しさが変わったと思います。
肌を露出することで自己主張をするのではなく、色使いで自己主張出来たら一流の大人でしょうね。
そしてマクロビオティックをしている者なら、その色が持つエネルギーも考慮出来たらなお望ましいですね。
色はそれぞれに波長を持っています。
自然界でも色々な色が織りなして風景のバランスを保っています。
色は陰陽五行の中でも重要な要素です。
青・赤・黄・白・黒の五色を敏感に読み取りながら生活をすると、物事との関連が理解できて深い生き方が出来るように思います。
むそう塾でお会いする人達には、私が時々色のアドバイスをすることがあります。
本人は気づかないのでしょうが、私から見るととっても損をしている人がいるからです。
でも、ご本人なりの拘りがあって、なかなかアドバイスは受け入れてもらえないこともあります。
それもその人の陰陽なので別に私は構わないのですが、もったいないなぁとは思います。
髪型もそうですが、衣服は誰かから見られることを想定して着ているものですから、どのように見られているかの意見は大事にすべきだと私は思うのです。
遠くから見かけても素敵だなぁと思える人の第一印象は、歩き方とお召し物です。
お顔はそれからかな?
それほど第三者に与える姿勢とファッションはインパクトとして大きいです。
*   *   *
ところで、これからの季節に黒はマイナス要素が大きいです。
黒は陰陽五行でも冬の色なので、その意味がお判りかと思います。
黒を日常に着る習慣は洋服になってからではないでしょうかね。
和服の世界、つまり東洋、それも日本の色の世界では黒は特別な色です。
色の波長や陰陽を知っている人なら、それはなかなか興味深い見方をしてしまう色です。
黒は演出の色でもあります。
ですから、接客業では黒の制服が多いですね。
黒衣に徹する生き方をしたいのならともかく、もっと躍動感のある生き方をしたいのなら、これからの季節は黒でない色の方が生きやすかったりすると思いますよ。
それから自己主張をしたい人も黒を好みますね。
こちらはパッと想像しただけで自己主張する人をたくさん思い浮かべられるでしょう?
黒だけでも書くことがいっぱいあります。
きりがないけれどもう一つ。
黒という色は水に関係します。
水は腎臓や泌尿器・生殖器にも関係します。
ですから賢明な人は黒を上手に着こなしてほしいですね。
黒は女性を美しく見せる色でもありますから、その魅力に勝てない人も多いでしょうが・・・。
あ、そうそう。
もし黒をお召しになるのなら、「黒は質で着る」ものということをお忘れなく。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 6件のコメント

内部被曝の恐怖― “最後の被爆医師”が語る人体に与える内部被曝の脅威 ―

原発問題では色々な見解がありますし、不安度もまちまちです。
しかし、私達が現実的に出来ることと、マクロビオティックの考え方からしても間違っていないのは、自分が持つ免疫力をいかに高めておくかということです。
元々持っている免疫力を減らさないで高める生き方をコツコツとする。
そんなことをむそう塾でもお伝えしてきましたが、日刊SPAに同じ見解の記事があってホッとした気持ちになりました。
転載させていただきますので、ご参考になさってください。
(3回分をまとめて転載します) 

― “最後の被爆医師が語る人体に与える内部被曝の脅威 ―

 

【解説:内部被曝と外部被曝】

内部被曝と外部被曝では、被曝の仕方が全く異なる。内部被曝では、透過性の低いアルファ線、ベータ線のエネルギーがほとんど体外に逃げることなく、人体に影響を与える。これに対して、外部被曝では透過性の低い放射線は届かず、主に透過性の高いガンマ線で被曝する。体内に摂取した際に危険なのはアルファ線、ベータ線を出す核種である。

「年間何ミリシーベルト以下だから大丈夫です」というのは大きなウソ

 

 放射線というのは、人間には見えません。色も臭いもない。見た目には認識できません。

 

 私はこれまでずっと広島・長崎で被爆した患者を診続けてきました。原爆のときは、火傷をしたり全身の粘膜から血が噴き出したり、頭髪が抜けるなどの急性症状がありましたが、今回の福島原発の場合は、長期的な「内部被曝」の影響が心配されます。

 

 よく年間何ミリシーベルトだとか、毎時何マイクロシーベルトまでなら大丈夫だとか言われていますが、これは外部被曝の場合のことです。内部被曝というのは外部被曝と違って、放射性物質を体内に取り込んでしまい、124時間ずっと被曝し続けるというものです。

 

 その影響は、その人の年齢や健康状態、生活態度、免疫の状態にもよりますし、その症状がいつでてくるかも、誰にもわからないことだからです。医者である私にだってわかりません。個人差があるので「必ず危険」だとも限りませんが、その人が病気になったり死んだりする可能性をアップすることだけは確かです。

 

 日本の政府や学者がついているいちばん大きなウソは、「(外部被曝線量が)年間何ミリシーベルトなら大丈夫です」ということ。内部被曝のことを全く考慮していません。体内に入る放射性物質は「それ以下なら大丈夫」ということはない。少しでも体内に入ったら、長期的に被曝し続ける。微量な被曝であれば大丈夫というのは間違いです。

 

 専門家というのは、政府の責任を隠したり、業界の利益を守ったりするために、ときに意識的にウソをつくことがあります。中には知らなくて言っている人もいますが。正確には、「今は大丈夫です。でも先々は病気になる可能性もありますし、何とも言えません」と言うべきでしょう。

 

 福島原発事故後の例で私が実際に報告を受けたもので言えば、多くは放射線に敏感な子どもに初期の被曝症状が現れています。

 

 下痢が続いて止まらない、しばらくしたら口内炎が出るとか、のどが腫れて痛いとか。多くの母親が心配していたのは子どもの鼻血です。鼻血がずっと続いて止まらない。そのうちに、両親にもそんな症状が出てくる。これは福島に限りません。私のところには、東京や神奈川、静岡などからもこういった相談が寄せられました。

 

 広島・長崎でも、爆心地近くにいて大量の放射線を浴びたわけではないのに、時間がたつにつれて被曝の症状が現れてくる人が数多くいました。こうした長期被曝患者に特徴的だったのは、猛烈な倦怠感があって動けなくなり、働けなくなるという症状を訴える人が多かったことです。集中力がなくなったり下痢が続いたり。本人もどうすればいいのかわからない。勤め先や家族の中でも信用されなくなり、社会的な存在価値を失ってしまう。医学的にはどこも悪くないので、医者にかかると「ノイローゼ」(当時は神経衰弱)と診断されてしまいます。私たちはこれを「原爆ぶらぶら病」と呼んでいますが、この人たちは生きていくのが本当につらかっただろうと思います。

 

 被曝をできるだけ少なくするために、「原発からとにかく遠く逃げろ」とか「汚染されてない食べ物を食べろ」などと言われています。でも、そんなことは誰にでもできるわけではない。

 

 家も仕事も地元の人間関係も放り投げて逃げられる人が、どれだけいるでしょうか。事故がおきて9か月以上経っています。これまで13食として800食以上、まったく汚染されていない食べ物を食べ続けている人は少ないでしょう。

 

 遠くに逃げても生活できて、汚染されていない食べ物を調達できるというのはごく一部の人々です。ほとんどの人々は、放射能汚染されたこの日本で生きざるをえない状況になっています。
△△△

内部被曝の恐怖【中編】「放射線に対抗する唯一の方法は?」

 

「被曝をできるだけ少なくするために、『原発からとにかく遠く逃げろ』とか『汚染されてない食べ物を食べろ』などと言われています。でも、遠くに逃げても生活できて、汚染されていない食べ物を調達できるというのはごく一部の人々です。ほとんどの人々は、放射能汚染されたこの日本で生きざるをえない状況になっています」と語るのは、広島市への原爆投下により自身も被爆した医師・肥田舜太郎氏。それでは、今後どうやって放射能から身を守ればよいのだろうか? 肥田氏に聞いた。

 

*  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

 

放射線に対抗する唯一の方法は、生まれつき持っている免疫力を弱めないこと

 

 私は、「自分で自分の身体を守るしかない」とはっきり言います。特別な方法はありません。「放射線に対する免疫力を弱めないように、健康に生きる」という、この一点につきます。

 

 人間の祖先は40億年前にこの地球上に現れてから、紫外線と放射線でどんどん死んでいきました。奇形もどんどん生まれていった。しかし、長い年月を経て進化を続け、放射線に抵抗できる免疫をつくってきました。その結果、いま紫外線や放射線の影響を受けても、地球上で毎年生まれれる新生児10万人のうち、1人くらいの奇形が生まれるレベルにまで免疫を高められたんです。

 

 ですから、放射線に対抗する手段は、これまでの「動物としての人間の生き方」に学ぶしかない。夜更かしして夜遅くまで遊び回るなんて、せいぜいここ数十年のもの。その前は太陽とともに寝起きしていました。いちばん大事なのは「早寝早起き」です。そうしないと、先祖から引き継いできた免疫力が低下してしまいます。

 

 それから、食べ物の食べ方。日本人の主食はコメですが、よく噛まない人はその8割9割を便として排出してしまっています。これは、口の中で唾液中の酵素ジアスターゼとコメが十分交わらずに腸がうまく吸収できないためです。ですから「食事のときによく噛め」というのは、人間の免疫力を保持するための鉄則なんです。免疫という意味で言えば、味噌や梅干しなど、日本の伝統食品である発酵食品が放射線から守ってくれるというのも頷ける話です。

 

 人間は6つのことしかできません。睡眠、食事、排泄、働く、遊ぶ、セックスです。この一つ一つに、健康に生きていくための法則がある。これは広島・長崎の被爆者を長生きさせるために、被爆者と一緒に研究し、実践してきたことで得た教訓です。誰にどんな影響がでるかわからないからこそ、免疫力を保持し、健康を守って生きるしかないのです。

 

 多くの学者はそのことを言わない。「年間何ミリシーベルトまでなら安全です」と言うだけです。内部被曝を受けていれば、先々は安全かどうかなんて誰にもわからない。彼らは「わからない」ということを認めたくないのです。

△△△

内部被曝の恐怖【後編】「日本の医学界が被曝の影響を無視してきた理由」
広島市への原爆投下により、自身も被爆した医師・肥田舜太郎氏。

原爆を投下された日本で、放射線被曝の研究が進まなかった理由をこう語った。

 

*  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

 

原爆の長期的な影響は、米国の「軍事機密」として隠されてきた

 

 日本の医学界は、放射線被爆の長期的な影響をずっと無視してきました。なぜそうなったかと言えば、広島・長崎に原爆が落ちてすぐ、日本が降伏して米国の軍隊が占領し、総司令官が統治を始めました。そして「米国の軍事機密」だとして、原爆の影響について研究したり論文を書いた

り、学会で論議したりすることを禁じたからです。

 

 その後、日米安保条約が結ばれ、米国の「核の傘」に守ってもらうために「被爆の実態は軍事機密」としておかなければならない時代がずっと続きました。ですから、日本人は広島・長崎の原爆による影響として、どんな症状が出て、何人死んだのかという長期的なデータを持たずにきたのです。

 

 日本政府は米国が「してはいけない」と命令したから、何もしなかった。被爆者が苦しんでいるのに、政府はまったくおかまいなしでした。そして占領軍が帰って5年後の1950年に、原子爆弾被爆者の医療に関する法律をつくり、本人が申し出た場合だけ「被爆者手帳」を発行するようになりました。

 

 でもこれは、年に1回無料の健康診断をするというだけのものでした。多くの人にとっては、結婚とか就職とか生命保険に入るときとか、いろいろな場面で被爆者として差別されるようになってしまった。長期被曝の影響を受けたと思われる人が、名乗り出づらい風潮ができてしまったのです。そのうち、日本人は誰も原爆の問題で騒がなくなりました。

 

 ソ連でも、チェルノブイリの患者を精密に調べた医師(バンダジェフスキー博士)が、「放射線の影響で心筋梗塞になりやすい」ということを論文に出しました。すると、政府の「放射線は無害」という方針に反したとして、別の冤罪で捕まって逮捕されるというような時代がありました。ソ連も核兵器を持ち続ける必要があったからです。

 

 福島原発の事故でも、長期的な被曝の影響が心配されます。私が広島・長崎で診てきた症状が、先々に出てくる恐れがあります。

 

 きちんと治療と補償が行われるためにも、「軍事機密」として調査を行わなかったかつての過ちを繰り返してはならない。私たちは政府や東電に徹底した情報公開を求めたうえで、正しい知識と効果的な対処法を身につけていかなければならないと思います。

 

【肥田舜太郎】

’17年広島生まれ。医師。広島市への原爆投下により自身が被爆、その後被爆者の救援・治療にあたる。臨床体験をふまえて「原爆ぶらぶら病」と呼ばれる症状や、内部被曝、低線量被曝の影響に関する研究にも携わった。
撮影/大西史恵 取材・文/北村土龍


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 23件のコメント