脱力できない人

先日「脱力」という記事を書きました。
時間がなくて途中だったのでその続きです。
脱力出来ない人の多くは目で見えるものを評価しやすく、生き方もその延長線上で繰り広げられているように感じます。
しかしそこは陽性な世界なので、そればかりが続くといつかは氣の乱れがきます。
そしてそれが疲れとなって、精神的にも肉体的にも不安定さが目立つようになります。
しかし目に見えないこと(陰性)にも氣を向けていると、ほどよいバランスが保たれて安定してきます。
それは心地よくて穏やかで平和です。
現在の社会は目に見えることで人間を評価しがちですから、目に見えないことを要求すると途端にきょとんとして自信をなくしてしまう人が続出します。
これがむそう塾で日々痛感している現象です。
しかしそのような人でもその視点に気づいて練習をしてくだされば、すぐ気づけるようになります。
だって本来私たちに備わっている能力ですからね。
でも、ときどきその能力が著しく後退している人がいます。
これは過度な操作を教育か先入観で植えつけられた人が多いですね。
時には自分でそのようにして、見えないふりをしている人もいます。
一種の逃避です。
こういう人たちは大体脱力が苦手です。
人間本来が持っているバランスを崩しているので、当然の結果だと思います。
ではどうしたらバランスの崩れを直せるのか?
それは整ったものに接することです。
整ったものというのはバランスがとれています。
そのバランスの良さを見たり、感じたり、味わったり、触れたりしているうちに、徐々に自分の中で育ってきます。
あとはそのアンテナを錆びつかせないように、日々磨いておくだけです。
少し抽象的に書きましたが、個々人のケースにあてはめてお考えになると、具体的な答えが出ると思います。


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春の富士山



春の昼間なのに珍しく富士山がくっきり見えた。
大急ぎでiPhoneからパシャ!
あちこちでパシャパシャと音がする。
東京駅に着いたら風が強かった。
ああ、これで富士山が見えたのね。
やはり春の富士山はやわらかい。

初冬の富士山とは違う。


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陰性なカーテン「家事アドバイス講座44」

【Sa(56−1)さん】
早速実行してくださいましたね。
明るくなったでしょう?
暗いお部屋にいた時と明るいお部屋になった時のあなたの気持ちの変化を感じ取ってみてくださいね。
椅子の滑りはラグの素材によります。
一番滑りが良いのはフローリングで、カーペットは滑りが悪くなります。
カーペットの素材や模様の入り方でも変わります。
それから椅子の脚先の形や素材も影響します。
私はすごくうす?いタイプのものを使っていますが、これが一番はがれにくくて滑りが良いです。
扉を取り外すと見違えるように広く感じるでしょう?
夏は今までより涼しく感じるはずですよ。
冬は台所が今までより暖かくなります。
あのドアは本来は開き方が逆ですね。
だから使いにくかったのです。
取り外したドアは、地震があっても倒れないように、万が一倒れても他の場所に傷がつかないようにしておきましょう。
ベランダに出すのが大変だったら、とりあえずシーツのような物でくるんで横にしておきましょう。
そしてカーペットを買ったら、今使っているラグでくるむのが良いと思います。
ベッドが届いたらベッドと壁の間に置いてもいいですよ。
ダンボールの件ですが、お部屋の中にむき出しになったダンボールを置くのは良くないと申し上げました。
クローゼットの中で空間があるのなら、商品を購入した時の箱を置いておくのは構いません。
お引っ越しをされる時に使えるのでね。
あとはカーテンを替えるともっと居心地の良いお部屋になるはずです。
今のカーテンの方が落ち着くとすれば、それは心の問題ですね。
そのような色を求める自分がいるからです。
これは実に面白い心理判断になります。
お洋服の色を変えるとお顔の雰囲気が違って見えるように、お部屋の雰囲気にカーテンは大きな影響を与えます。
今のカーテンは陰性すぎるので、もう少しだけ陽性の明るさがほしいです。
そしてホッとできる空間を楽しみましょう♪
なお、カーテンの色と寝具の色は調和のとれる色が理想的です。
分からなくなったら同系色が無難です。
 


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出し巻き玉子の箸使い


出汁巻き玉子を巻くときの中川さんの箸使いをごらんください。
静かだけれど確実で無駄のない動きには美しさがあります。
 


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脱力

むそう塾での一連の講座をとおして感じることは、現代人は「脱力」が苦手なんだなぁということです。
小さい時から全速力で走って来たのでしょうか?
心のどこかに「脱力=怠ける」のような構図があるのでしょうか?
とにかく体に力が入っているのです。
傾向として学校の成績が良かったり、しっかりした職業に就いている人ほど力の入った人が多いです。
どこかに「他人の目」を意識しながら生きて来られたのでしょうね。
これは私の想像ですが、体験の少なさが一つの要因であることは間違いないと思うのです。
誰でも慣れたことには案外自然体で取り組めるものですが、初めてのことには緊張感が伴います。
この緊張感は少なければ少ないほど良いわけで、ゼロにはならないでしょうが、限りなくゼロ近くまで減らすことはできます。
それには「捨てる」行為が必要です。
試しに息を極限まで吸ってごらんなさい。
どんどん肩が上がってくるでしょう?そこから息を吐ききってごらんなさい。
途端に肩が下がってくるでしょう?
つまり現代人は肩が上がった生活ばかりしているんですね。
買う・集める・所有する・食べる・飲む。
全部陽性な行為です。
次から次と物を買ったり、いくらでも食べたり、すぐ所有したがる思考は、呼吸でいうなら吸うことの連続なのです。
お掃除も掃除機で吸い込みます。
陽性ですね。
箒で掃く行為は掃除機に比べて陰性です。
そもそも掃除って掃いて拭いて塵を取り除く陰性な行為ですから、気持ちもリラックスさせるのです。
試しに今まで掃除機一辺倒だった人は、箒と雑巾でお掃除してみるとそのテンポの違いに気づくはずです。
昔はこんなテンポで暮らしていたんですね。
でも今はインターネットもつながって、すぐ返事を求められる時代です。
決断の素早さが勝負を分ける日々の中で、脱力が苦手な人が多いのでしょう。
でもね、これは限界を知ることでかなり脱力できます。
つまり極限を少しでも覗いた者は覚悟が出来るから、よけいな力を抜くことができます。
腹をくくる。
(それは場合によって覚悟を伴う)
こうすると力は丹田付近に集まり、上半身は力が抜けて来ます。
一番抜けるのは頭でしょう。
つまり思考も変わってくるのです。
上半身で生きている人はまだまだ陰性です。
下半身で生きられたらかなり陽性です。
もっと書きたいけれど、時間がないのでこの辺で。


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