久しぶりに埼玉の自宅に帰ると、夫に会うのも新鮮な感じがする。
夫からは色々な人の近況を聞いたり、世の中の出来事に対する考え方を話したりするのだけど、ある意味で私の対局にいる感じ(笑)
彼は歴史が好きなので、本があれば退屈しない。
新聞もテレビもお友達なので、情報源は私と大きく異なる。
大晦日にはずっとボクシングを観ていたし、あとはゴルフ番組が流れていた。
ふと夫がロータリークラブで仲良しだった人の話をする。
もうその人は息子さんに事業を引き継いで、悠々自適の生活をされているのだけど、一つだけ不満があるという。
奥さんがなんでも一緒を求めるのだという。
TV番組も一緒に並んで同じものを観て、その感想を話したがるのだそうな。
出かけるのも一緒。
だから、ご主人は、私たち夫婦の距離感を「理想的じゃあないか」と羨ましがるのだとか。
夫に「理想的だと思う?」と聞いてみたら、「まあまあいいかも知れないね」と言うので、「私みたいのがずっと家にいたら、片付けにうるさくていやになるかもね」と言ってみた。
すると夫は、「それはあるだろうね」とすんなり(笑)
だから、埼玉に帰宅したら、あっちこっち散らかっているけど、何も言わないことにしている。
話の中で夫はこんなことを言っていた。
「僕がお母さんと結婚を決めたのは、明るくてお料理が上手だったから」とか、「ああ、この人だったら一生美味しいものを食べられるなあ」と思ったとか、「でも、途中からあらららってなってるけど(笑)」なんて言葉もあった。
(へ〜、そんなの初耳)
(途中からあらららはゴメン)
私がむそう塾を始めてから不在の日が増えてしまったことを謝ると、「いや、いいのさ、豪華な宝石も毛皮もタンスも買ってやれないから、せめて自由にさせてあげてるだけ」と言う。
私は別に豪華な宝石や毛皮がほしいわけではなく、一度もそんなものをおねだりしたことはないのに、夫の口からはそんな言葉が出てくる。
きっとそれらを買うことが男の甲斐性だとでも思っているのだろう。
彼はきっと「男」として筋を通したいのだと思う。
だから私は感謝して、彼の好意に甘んじている。
今日は今年初めてのゴルフに出かけた。
一緒に資格試験を勉強した友達と一緒に。
今月中には、伊豆の川奈に泊りがけで行くゴルフの予定がカレンダーに書いてあった。
このホテルはお料理が美味しいし、景色もいいので、いつか私を連れて行ってあげたいと言っていたっけ(笑)
富士山を眺めながらするゴルフが最高に気持ちが良いそうな。
夫は今年歳男。
猪突猛進のイノシシとは似ても似つかぬ羊のような人。
丑年の私の方が強情かもね(汗)
でも、何よりも嬉しいのは、マクロビオティックに深い理解を示してくれることだ。
マクロビオティックの本を買って積んでおくと、夫の方が先に読んでしまうこともしょっちゅうだった。
膨大な量の本なのに。
お料理よりも考え方に興味を持ったようで、日本CI協会の単発講座もいくつか自発的に受けてくれた。
当時は大森先生もご存命だったので、大森先生に惹かれたらしい。
だから、私がどんなに遠くまで受講に行っても文句は言わなかった。
むしろ、講座の話をしてあげると面白そうに聞いてくれた。
実は、学んで来たことをこうしてアウトプットできるのは、力をつける上ではとても有効で、私がマクロビオティックの学びを深める上でも夫は貢献してくれたと思う。
私が「マクロビ井戸端会議」や「美風ゼミ」で全国を飛び回っても、文句一つ言わないで気持ちよく送り出してくれた。
今は「むそう塾」のために京都滞在が長くなっても、先ほどの「自由」の認識でいてくれる。
ありがたいことだ。
このまま健康をキープして、好きなゴルフに行けるよう応援してあげたい。
ちなみに、夫は玄米ご飯が大好きな人だ。
今では動物性のものもいただくけど、3週間玄米ご飯とごま塩とお味噌汁で過ごした時が、今までで一番体調が良かったそうな。
納得。
(ねじり梅 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
中川さんが舞扇の見本として並べました。
横用です。
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