京都やマクロビオティックのことなど」カテゴリーアーカイブ

京都のお月見団子

昨日は上級幸せコースで座学のみの一日でしたので、最後にお菓子をお出ししました。
昨年までは栗餅だったのですが、今年はまだ栗が遅れているとのことで、お月見団子になりました。

 
 

 
 

(お月見団子:仙太郎 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

お月見団子というと、関東に住んでいる私は丸くて白いお団子が印象にありますが、関西では細長いお団子にこし餡を塗るのだそうです。
細長いお団子は里芋に見立てているのだと中川さんが説明してくれました。

調べてみましたら、このような記事がありました。
写真もお借りします。

【東日本のお月見団子】

 
 

【西日本のお月見団子】

 
 

どうやら、白い部分が月に、あんこの部分が雲に見立ててあるらしい。
なるほど〜。
甘いもの耐性の弱い私は、あんこの部分をかなり残してしまいましたが・・・。

 
 
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9月の瓢亭 松花堂弁当

昨日は息子と久しぶりに瓢亭さんの松花堂を食べに行きました。
8月は大忙しの瓢亭さんでしたが、昨日はガラガラに空いていて、「寂しいぐらいです」とお店の人が話していました。

【瓢亭 松花堂弁当】

 
 

【天然鮎の塩焼き】

 
 

【ぐじ煮麺】

 
 

【豆ご飯】

 
 

お食事が終わってお店を出ると、遠くから14代当主の高橋英一さんが白衣姿で歩いて来られました。
コンビニの買い物袋を下げて。
高橋さんの方からご挨拶をされて、やはりお商売をされている方だなと思いました。
以前より頭も白さが増して、最近なにかと白髪のことが気になっている私は、「ああ、素敵な白さだな」と思ったのでした。

瓢亭さんから自宅までは歩いてすぐなので、トコトコと散歩しながら帰ります。
風も爽やかで、気持ちの良い時間でした。

 
 

 
 

琵琶湖疏水から西の空を眺めると、むそう塾が愛クラスの懇親会で利用する、ホテルオークラの建物が正面に見えます。
その向こうにはうっすらと西山も見えます。
落ち着きますね、京都って。

 
 
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焦げ目の恋しい季節 マクロビオティックの陰陽を

連日たくさんの講座のご案内記事を書いているうちに、すっかり涼しくなって来ました。
私は京都での滞在日数が増え、すっかり京都のお水と空気に癒やされています。

お水と言えば、京都には豊富な地下水があるため、井戸を掘っているところが多く、中川さんもお料理屋さんをするときに井戸を掘ったそうです。

その井戸水でむそう塾のお料理は作られているのですが、先日も秘伝コースの授業のときに、活きている天然鮎を朝から午後3時頃まで、ずっとむそう塾の井戸水で元気に泳がせていました。

蛇口を開きっぱなしにして、常に流水の状態にしておかないと鮎は死んでしまうんですね。
たまり水にしてしまうと、酸素が供給されないからです。

そんな鮎を見ていると、日々の暮らし方から余計なものは排除して、どんどん研ぎすませて行きたいなぁと思うのでした。

せめて考え方だけでもシンプルに。
そうすることで生き方がずいぶん楽になるのですが、マクロビオティックの陰陽の考え方は、まさにそれを実現してくれるものです。

2つの視点で考えると、今まで見えなかったことが見えるようになり、ググッと考え方が整理されます。
こういうことを義務教育で教えてくれたらいいのだけど、絶対教えないんでしょうね。

なぜなら、真実を見抜かれてしまうからです。

 
 

 
 

(かますの幽庵焼き 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

かますが美味しい季節になりました。
秋になると焦げ目が恋しくなりますね。
それは、体の中で陽性を求めているからです。
そんな体の声を大事にする食べ方をしましょう。
それを教えてくれるのがマクロビオティックの陰陽の考え方です。

 
 

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黒髪よさようなら 胡麻塩(白髪)さんこんにちは

私は39歳(数え40歳)の時に初めて出産して、授乳中に次々と白髪を発見して驚いた。
行きつけの美容院で、「赤ちゃんを産んでから白髪が出てきましたね」と言われ、出産がどれほど母体の体力を奪うものかを思い知った。
猫も出産をすると毛並みの美しさが半減するというし、やはり出産は母体に負担をかけるものだと思う。

そんな私でも若い時には、まだ若さという体力があったから、お産を終えて病院から帰ったらすぐ台所に立ったり家事をしてしまった。
でも、後になるとやはりそれはしない方が良かったなと思った。
人手がなかったので、動いてしまったけれど・・・。

息子が小学4年生のころ、ついに私は髪を染めた。
授業参観日に一人だけ白髪頭のお母さんは可哀想だと思って。
当時はヘアマニュキアで済んでいたけれど、何年か経って本染めに移行した。

染料は入手出来るものの中で最良のものを選んで来たけれど、それでも体にとって異物であることに変わりはない。
経皮毒の問題もある。

最近、ふと、もう白髪頭になってもいいかなと思うようになった。
しかし、周りの男性陣は「えーっ!」と言う(笑)
もうこんな歳なのに(苦笑)

真っ白になってしまうと、それはそれで美しいのだけど、その途中のごま塩状態を素敵に通過する自信がない。
でも、そろそろ体への負担も考えてやらないとね。

*   *   *

私が独身の頃観た映画で「男はつらいよ  寅次郎夕焼け小焼け」というのがあった。
その中で女優の岡田嘉子さんの白髪が美しくて、私もその年齢になったら白い頭でいようと思ったものだ。

 
 

(故 岡田嘉子さん)

しかし、白髪で素敵な人になるためには、黒髪のとき以上にその人の内面が問われる。
女優さんで白髪の人が増えて来たけれど、それは元々綺麗な人たちだし、生き方も私なんかとレベルが違うから、そういう人の頭を見て憧れてはいけない。
一歩間違うと、胡麻塩頭で生活に疲れたお婆さんになってしまうから危険だ。

マクロビオティックを知っていると、自然体で生きたいと強く思うようになる。
だから、農業を目指す人も多い。
私は縁あって、京都に部屋を借りて、京都滞在の時間が埼玉にいるより長くなった。
今も東山の方向から吹く風や虫の鳴き声に癒やされながら、どんどん自然志向が強まっている。

せっかくマクロビオティックに出会ったのだから、本当の髪の自分と暮らしたいなと思うようになってきた。
でも、息子は大反対をする。
いつまでも黒い髪でいてほしいらしい(笑)

でもね、望診のこともあるし、そろそろ私は自分を実験台にして腎臓や肝臓と向き合ってみたいと思うようになった。
白髪を染めるのをやめて、髪を切ってみようと思う。
いよいよ内面勝負だ。

さあ、新しい自分になろう!

 
 

 
 

黒髪姿の最後の記念に1枚残しておこう。
大好きな瓢亭さんの前で。

 
 

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食べ物の旬とマクロビオティック

むそう塾がいつもお世話になっている、京都上賀茂の京野菜農家さんが先日配達をしてくださったとき、「これで今年の胡瓜はおしまいです。トマトもこれから根を抜きます。」とおっしゃっていて、「ああ、夏が終わるんだなぁ」と思いました。

今は「大暑」ですから、暑さ真っ盛りですが、8月7日の「立秋」を境に、季節は秋に向かって行きます。
お盆の最中はまだまだ暑いですから、秋といってもピンと来ないのですが、自然界は人間より敏感に宇宙の秩序を感じて生きています。

ですから、自然相手の農家さんは、ちゃんと宇宙の秩序どおりにお野菜を栽培しているわけです。
トマトや胡瓜の後には、「すぐき菜」が育てられて冬の「すぐき漬け」に備えます。

一方、糠床は人間より繊細なセンサーを持っていて、ちゃんと樽の中で季節の変化を感じていますから、立秋を境に糠床の状態も秋仕様に変えて行きます。
春から夏の状態と同じではいけないことを知っておきましょう。
私達は季節の変化とともにお洋服を着替えますが、糠床はまるでデパートのお洋服売り場のように、季節を先取りして生きているのです。
中川式糠漬けを育てている新人さんは、これからが要注意です。

窓を開けていると、東山の方からたくさんのヒグラシの合唱が聞こえて来ます。
まるで、これから去りゆく夏を惜しむかのように。
昆虫もまた季節とともに生きていて、季節を忘れがちな人間が病気になるのも無理はないかなと思えてしまいました。

そんな人間はせめて、食べ物だけでも「旬」を大事にしたいですね。
マクロビオティックでも、「旬のお野菜」のエネルギーをいただくことによって、より健康になることを目指していますが、こうして農家さんと直接接していないと、旬を肌で感じられなくなってしまいます。
せめて食べ物の旬を意識したお料理をするようにしましょう。

旬の食べ物をいただくことによって、その季節に必要なエネルギーを補い、体調を調えますが、いただく人の体調によって、食材や料理方法を変えることをマクロビオティックでは陰陽で考えていきます。
旬とともに大切にしたい考え方であり、旬のエネルギーを最大限に活用する方法でもあります。

 
 

 
 

(京都上賀茂産のトマト 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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