京都やマクロビオティックのことなど」カテゴリーアーカイブ

京都の節分と四方参り 立春発売の玄米蓬餅

埼玉から京都に毎週通うようになって丸10年。
京都に住むようになって3年目。
そんな私では京都のことはちっともわからないけれど、京都の行事はつくづく御所を中心に行われるものが多いんだなぁと思うこの頃です。

今日は節分で、京都のあちこちの神社仏閣では節分会が行われましたが、「四方参り(よもまいり)」というのがあって、そのお参りにも順序があるそうです。
私が昨日行った吉田神社は、その四方参りのスタートになるそうで、その後「八坂神社」→「壬生寺」→「北野天満宮」へと進むのだそう。
これは、御所から見ての方位が表鬼門の所からスタートするということですね。
詳しくはこちらのサイトから。

【北東表鬼門】吉田神社
   ↓
【南東】八坂神社(または伏見稲荷大社)
   ↓
【南西の裏鬼門】壬生寺
   ↓
【北西】北野天満宮

 
 

(画像はこちらのサイトからお借りしました。)

*   *   *

美しいですねぇ。
京都の節分会には、こういう美しさが加わるのがいいですねぇ。

 
 

(写真はこちらのサイトからお借りしました。)

*   *   *

節分は文字どおり季節を分けるわけですが、明日の立春からはお料理の世界でも、お献立や使ってよい食材などが変わって来ます。
私が毎年この立春に楽しみにしているお菓子があって、それが「本蓬餅」です。
摘みたての蓬の香りが最高に幸せなお菓子です。
しかも、これが100%玄米なのですから、マクロビオティックを知っている人はその美味しさに驚かれることでしょう。

 
 

(本蓬餅 京まくろび製 立春から発売)

 
 
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京都 吉田神社の節分会と山蔭神社

今日から吉田神社の節分祭が始まりましたので、中川さんとスタッフの麗可さんと一緒にお詣りしてきました。
この節分祭は2月4日まで続きます。
詳しくはこちらのサイトから。
なお、中川さんは節分会(せつぶんえ)と書き、賑やかなお祭りの文字は使いません。
祇園祭も同じく祇園会(ぎおんえ)と書きます。

【吉田神社内にある山蔭神社】

なぜこの吉田神社に詣でるかというと、ここには「料理飲食の神様」がいらっしゃるからです。
こちらに写真がはっきりしたサイトがありましたので、ご紹介します。
なお、吉田神社には「お菓子の神様」もいらっしゃいます。
「菓祖神社」といいます。
こちらのサイトをご紹介しておきましょう。
菓祖神社の境内では、お菓子とお茶が振る舞われていました。
前とはサービス方法が変わっていましたけど。

*   *   *

次は、山蔭神社の場所から見えた今日の京都です。(西山方面)

ピンクの矢印は、むそう塾生にはお馴染みの「ホテルオークラ」です。

赤い矢印は「京都大学」で、その辺り一帯も京大の建物です。

教室の壁に新しい稲穂を飾りました。
ちゃんと戌の絵馬になっているでしょ?

(初稲穂 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

全体はこんな感じです。
日本人にとっては大事な主食の稲穂です。
マクロビオティックをしている人なら、この殻の中にあの玄米が入っていることを、特別大切に思うことでしょう。

皆さんのお料理技術が上達しますように。

 
 
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京都 瓢亭から平安神宮へ そして琵琶湖疏水と京都市美術館

今日(1月29日)の京都は連日の冷え込みも和らいで、お天気も良かったため、息子と瓢亭さんにお昼ごはんを食べに行きました。
予約はしていないので、団体のお客様で満席かな〜と暖簾をくぐると、空いていてゆっくりお食事をすることが出来ました。

むそう塾生の皆さんには参考になることも多いので、今日の松花堂を載せておきましょう。
左手前の温物の中には百合根饅頭が入っていて、昨日秘伝コースで教えたばかりだなぁと思いました。

百合根饅頭の中は蓮根と蟹

参考までに 秘伝コースで揚げた百合根饅頭 
(料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

参考までに 秘伝コースの1月料理:「百合根饅頭銀餡掛山葵載」 
(料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

いつもの松花堂です。
右下にはふきのとうの天ぷらがあります。

まだ1月なので、お正月のメニューが残っています。
クワイの絵馬のうしろには黒豆が隠れていました。

右下にあるのは編笠柚子です。

あ、器の向きを見落としてシャッターを切ってしまった(汗)

鴨しんじょうの煮物椀(下の白いのは写り込んだ照明)

炊き込みご飯

ごちそうさまでした。

*   *   *

次は郵便局に行くためテコテコと歩きました。

こんなに小さな郵便局。
女性の局員さんが3人座っていました。

さあ、帰路へ。

*   *   *

琵琶湖疎水では今、川底の砂をさらう浚渫(しゅんせつ)工事をしています。
毎年この季節になると行われているのですが、川底が高くならないようにして、本来の流量を確保するのです。

これから桜の季節になると、十石舟が運行されるので、そのための作業でもあるのでしょう。
十石舟はこんな感じです。
(写真はこちらからお借りしました。)

橋の上から作業を見てみましょう。

おや? 浚渫船がやってきました。

あれ? 喧嘩しているのかな?

*   *   *

さあ、帰りましょう。
今、京都市美術館は再整備工事中です。

こんなふうになるらしいですよ。

ところで、昨年の12月末に平安神宮の右隣に新しい建物が出来ました。

名前は「京都・時代祭館 十二十二(トニトニ)」

まだ全館完成ではなく一部分のオープンですが、平日なのに結構な人が出入りしていました。
この建物のすぐ西隣は観光バスの駐車場なので、ゾロゾロ観光客が歩いているから当然でしょうか。
トニトニのサイトはこちら
工事は5月末まで続くようです。

この辺一帯は、今グングン変わりつつあります。
エネルギーが大きく動いているのを感じます。
京都市美術館は、31年から「京都市京セラ美術館」となって、新しくカフェの入る棟も新築されるようですね。
楽しみ♪

あ、そうそう。
今日歩いたあたりを地図でご紹介します。
赤い星印が瓢亭さんで、ピンクの星印がむそう塾の場所になります。
地図の真ん中あたりに鳥居のマークがありますね。そこが平安神宮の大鳥居です。
(地図はこちらからお借りしました。)
桜の季節にはぜひ琵琶湖疏水をご覧になられることをおすすめします。

 
 
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茸の美味しい季節 瓢亭さんの焼き松茸料理とむそう塾

茸の美味しい季節になりましたね。
むそう塾でも、茸料理を次々と教えていますが、高価なものからお手頃なものまで、色々なメニューがあります。
茸はマクロビオティックの陰陽で分類すると陰性な食材になりますが、その陰性さが必要な時にはどうぞたっぷりお召し上がりください。
茸の繊維質は、腸のためにもとても良い働きをしてくれます。
何しろ、繊維質は腸内細菌のエサになりますからね。

 
 

 
 

(瓢亭 京都)

上の写真は、先日いただいた瓢亭さんのお料理です。
手前に焼き松茸が堂々と盛り付けられていますね。
松茸はうっすらとお塩の味がします。陰陽ですねぇ。

このお料理をいただいて、常々中川さんがおっしゃっていることが実感出来ました。
松茸は小さく切らない!
お口の中に広がる松茸の噛みごたえは、とても幸せな気持ちにさせてくれるからです。

でも、日常的なお料理としては、松茸ではなく椎茸だったり舞茸だったり、その時の美味しい茸で組み合わせれば同じお料理が出来上がります。
それが昨日の満足コースで教えていた「茸と青菜の酢の物」です。

加減酢のお味は瓢亭さんのお料理も同じ方法なので、習った塾生さんはご自宅で瓢亭さんと同じお味が作れることになります。
中川さんが食材を変えて作ってくれただけです。
美味しかったですね〜(๑´ڡ`๑)
酢の物好きの私は、おかわりをしたいくらい美味しいお料理でした。

 
 

 
 

(茸と青菜の酢の物 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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空気やマクロビオティックのこと そして京都

昨日ご紹介した「真弓医師が語ってきたことまとめ(永久保存版)」の記事に、「食べ物よりも水が重要、それよりも空気が重要。」という部分がありました。
この部分に私も感じるところがあるので、ちょっと書いてみたいと思います。

2015年7月1日から、私は長い間宿泊先にしていた京都のホテルからマンションに移りました。
その時の気持ちはこちらの記事に書かれています。
私が利用していたホテルのお部屋は、窓が開けられるタイプだったのですが、それでも一方向の窓では空気の動きが限られているので、浴室のドアを開けっ放しにして換気扇を回し続けていました。

京都で借りたマンションは、「風の通り道は氣の通り道 京都東山のすぐそばの風」の記事にも書きましたが、とても空気の綺麗な場所に建っているので、京都駅からのタクシーを降りると空気の違いを一瞬で感じます。
ちょっとひやっとしていて、凛とした空気は実に気持ちよくて、いつも深呼吸してからお部屋に入ります。

そんな所に住んで2年3か月が経ちました。
授業のある日は鴨川のそばの教室にいますので、ここは川端通と仁王門通を通る車の影響があるため、最高の環境とはいえませんが、それは埼玉の自宅のマンションも同じような環境です。
こうして色々な空気の所を移動していると、どこで体が喜ぶかを体感出来て面白いです。

*   *   *

もう10年以上前になりますが、アトピーが治らなくてとても困った小学生のお嬢さんが、お母さんのご実家がある九州の田舎で1か月を過ごしたところ、綺麗に治ってしまいました。
たった1か月間でここまで寛解するのは驚異的なことで、精神的な面もあるでしょうが、空気の影響も大きかったと私は思っています。
田舎での空気の美味しさにとても感動していましたから、それが体に影響しないはずはありません。

そういえば昔からよく「転地療養」というのがあって、主に結核の人は空気の美味しい所で療養すると良くなると言われていましたね。
呼吸器の病気ならなおのこと空気の影響は大きいです。

今は乗り物も高層ビルもどんどん窓が開けられなくなってきましたし、自宅も高層マンションだったら、自然からどんどん遠ざかってしまいますね。
調整された環境の中で生きている不自然さ。
そんな不自然さを長い間続けていれば、それはどこかに影響があっても当然だと思えます。

ちょっとした便利さを優先するのではなく、ちょっとした不便さで自分を守ることが出来たら、その方がいいなと思う日々です。
マクロビオティックの考え方は、そんな生き方にピッタリで、私たちが忘れかけている本来の生き方に引き戻してくれる力があります。

季節感を大事にし、自然(宇宙)の中の一部として自分の立ち位置を決めると、心が安定して迷いも消えて行きます。
肚が座った生き方、それを可能にしてくれる考え方で、とても心地よいです。
私はマクロビオティックのおかげで、日々を穏やかな気持ちで暮らしています。

京都に住んで、マクロビオティックとともに暮らして、東山のそばの空気を吸っていると、何だか私は東山の樹木の1本のような気がしてきました(笑)

 
 

 
 

(真塗菊花裏蒔絵吸物椀 吉兆京都グランヴィア店にて)

<むそう塾生の皆さんへ>
実際には煮物椀として使っているのですが、中川さんの解説によると、「四つ椀の一番大きいものより小ぶりなので、ここは煮物椀とは書かずに吸物椀と書きます。」とのことでした。

ちなみに、裏蒔絵はこんな感じです。

 
 

表が菊の葉で、裏が菊の花。
華やかさを前面に出さずに奥に忍ばせる。
この奥ゆかしさが日本文化の基本なんですよね。
今は真逆の文化が日本文化を壊しつつありますが、人の心も発想も同じ壊れ方です。

 
 

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