マクロビオティックの指導現場からシリーズ」カテゴリーアーカイブ

2か月間ヴィーガン生活を経験した人の記事とマクロビオティックのこと

【ヴィーガン】

今朝、こういう記事を目にしました。
下記に引用させていただきます。
2ヶ月のヴィーガン生活が教えてくれたこと。私が歩む「0か100かではない選択肢」

 
 

<引用開始>

「みんながプラントベースの食生活(ベジタリアンやヴィーガン)になれば、地球の温室効果ガスを2/3削減できる」

環境問題に関心のある私が、様々な活動に参加する中で知ったこの記事をきっかけに、「ヴィーガン」という新しい食の選択肢と出会った。

ヴィーガンとは、肉や魚、卵など乳製品を含む動物性の食材を一切食べない完全菜食主義者のこと。ヴィーガンになる理由は宗教やアレルギーの問題、食への価値観など様々だが、家畜が地球環境に及ぼす影響を考慮してヴィーガンになる人も増えていると聞く。

“地球のために私も食生活を見直そう”

“生活を見直すことで地球環境に貢献できるなんてカッコいい”

そんな思いから、ヴィーガンになることを決意した私だったが、実は2ヶ月間実践して一旦やめてしまった。なぜそうした判断になったのか?地球環境と食をどう考えていけばいいか?

私が学んだことをシェアしたい。

 

ライフスタイルを変える、初めての試み

ヴィーガンになることを決意してから最初の“小さな挫折“は、家族の反応だった。いつも料理をしてくれる母親に「うちでもヴィーガン生活を取り入れてみよう」と提案したところ、栄養士の母親からは偏った食生活になってしまうことを心配され、あえなく却下されてしまったのだ。(今思えばこの時の母の反応が、あとから大きな気づきにつながるのだが…)

実家の食事を変えるのが難しそうならば、一人暮らしを始めるときに、新しいライフスタイルの一環としてヴィーガンに挑戦してみよう。私は、きたるべき日のために情報収集に励んだ。

学業の傍で海洋プラスチック問題に関する活動をしているため、周りには環境意識の高い人が多い。そういうわけで、ヴィーガンに関する情報を集めようと意識してみると、自分にとってヴィーガンやベジタリアンなどの情報が割と身近だったことに気づいた。

健康面などで様々な意見があるヴィーガンだが、ライフスタイルを自分の好みで選ぶように「食」についても自分の好みで選択していく時代なのでは? とますます感じるようになっていった。

私は生活に関する情報は主にInstagramから収集している。#ヴィーガン と検索をして、どんな食事をしている人がいるのか頻繁にチェックをしていた。そこにはミーハーな私の心を掴むオシャレでキラキラした食べ物たちが並んでいた。「自炊生活が始まったら、自分もこんなオシャレで身体にも地球にも優しい生活を始めるぞ」と胸を高鳴らせていた。

 

意外と早く叶った

ヴィーガンを知ってから約半年後、マルタ共和国に語学留学をすることになった。今までずっと実家暮らしだった私は、食事を自分でコントロールできるこのタイミングでついにヴィーガン生活スタートさせた。

買い物に行くとヴィーガン用の食べ物は日本より品揃えが良かった。例えばミルクのコーナーには、牛乳と同じように様々な種類のソイミルクがバラエティ豊富に並んであった。

よくヴィーガンというと「選択肢が絞られる」というネガティブな声を耳にすることがあるが、マルタ共和国では全くその様な感覚はなかった。宝探しをしている様に買うものを探し当て、買い物から帰ってくると、SNSで見ていたヴィーガンメニューを試す。“こだわっている“生活を楽しんでいた。(完全にヴィーガン食のみにするのではなく、友人からもらった食べ物など、時にはヴィーガン関係なく摂取することもありました。)

しかし、留学先の学校で授業が始まると、料理ばかりに時間を割いているわけにはいかなくなった。こうして朝はオートミールとフルーツ、昼と夜はビーガンフードのテイクアウトか簡単にアレンジしたサラダの繰り返しになってしまった。食以外の生活が充実していくにつれて、食生活がおざなりになっていった。

 

その時がきた

留学生活2ヶ月が経ち、友達と市場に遊びに行ってランチを楽しんでいた日のこと。その時がきた。

私はテラス席で突然意識を失ってしまったのだ。不幸中の幸い、市場に行き交う人々の中に看護師の方が何人かいて、私を助けてくれた。その中にいた日本人の看護師さんに、「きちんとタンパク質は摂ってる?肉や魚は食べてる?」と食生活の偏りを心配されてしまった。

どうやら、栄養素のバランスを考えた上でのヴィーガン生活ではなく、ただ単に今までの食生活から動物由来の食べ物を差し引いただけの食事だったために栄養が偏ってしまい、身体に異変が起きたようだった。

まずは取り急ぎ、体調回復に向けてお肉や魚を積極的に摂取するようにした。改めて栄養バランスの大切さを思い知らされた経験となった。

そして私は食に関する勉強をしっかりしないまま、SNSの情報を頼りにヴィーガン生活を始めてしまったことを反省。それと同時にヴィーガン生活をしている人の裏の努力を知り、更に興味が増した。

 

私一人が完璧じゃなくていい

ということで2ヶ月で一旦終わってしまった私のヴィーガンライフだが、大きな反省と今後につながる気づきが残ったと思う。

今回の反省点としては、食に関する明らかな知識不足だった。主にSNSからの情報収集に頼っていた点は見直しが必要だと思う。

例えばSNSでヴィーガンのメニューを投稿している人も、1日3食あるうちの、たまたま一回の食事を切り抜いて投稿しているだけかもしれない。背景にあるその人のライフスタイルまではわからない。SNSの情報だけに頼らず自分自身の食生活全体のバランスを俯瞰するべきだったのだ。これもやってみて気づいたのだから、凄く価値のある経験だったと今は言える。

そして、逆説的ではあるけれども、挫折したからこそ「完璧を目指さない大事さ」に気づけた。

私がヴィーガンを始めた理由は、少しでも環境に気遣ったライフスタイルを送りたかったからだ。その力は微力ながらも、全く何も気にしないよりは良いだろうと思った。しかし、軽い気持ちで始めたヴィーガン生活も、一度始めるとだんだん完璧を目指さなければいけない気がしてきた。環境問題に関する活動をしている立場として「どういう食生活をしているのか」といつ聞かれても、きちんと答えられるようにしなければと心のどこかで焦っていた。それが早すぎる失敗にもつながったのだと思う。

ヴィーガンになる理由は人それぞれだが、環境への配慮という切り口から考えてみると、私一人で完璧を目指すより、みんなで少しずつ取り組んだ方が影響力は大きいのではないか。今はそう思うようになった。

77億分の1人が一生の食生活を変えるのと、77億人が一食分を変えるのとでは、後者の方が持続可能なやり方で、実現の可能性が大きいのではないかと私は思っている。0か100かの話でなくて、ベストでなくてもベターな選択肢はある。

必要以上にお肉などを食べる必要はないし、お店でメニューを選ぶときにヴィーガンメニューを選ぶことなら簡単にできる。完璧なヴィーガンが難しくても、ベジタリアンやフレキシタリアンなどの多様な選択肢の中で、できることから始めようと思う。

当然、私たちの食生活が環境に与える影響の大きさは計り知れない。だから食と環境の関係性については目を背けず、これからも知ることを続けていこうと思う。自分の食生活の豊かさを保ちながらも、微力ながら社会のことを考えられるゆとりを自分の中に持っていたい。食は立派な自分の生活の一部で、せっかくならば誇りの持てるライフスタイルを取り入れたいと今の私は思っている。

食の選択を通して、自信の持てる生活を送れる人が増える社会になりますように。そして何か新しいことを始める時に肩の力を抜いて、堂々と一歩を踏み出せる人が増えるといいな、と願いながらこの記事を送りたい。

 
 

※編集部注)

この記事は、植物ベースの食生活の栄養リスクについて評価したり指摘したりすることを意図した記事ではありません。

植物ベースの食事と栄養に関する研究が世界中で進んでおり、例えば米国栄養士会は「適切に計画されたヴィーガンを含む菜食主義の食事は、健康的で栄養も十分であり、一定の病気の予防と治療に健康上の利益をもたらしうる」という立場を取っています。

ただし、米国栄養士会の声明はアメリカ国内での研究をもとにしたものであり、「日本人の食生活や食の選択肢にまつわる現状を鑑みたヴィーガンまたは菜食主義の評価ではないことに注意したい」という研究者からの指摘があることも補足いたします。

ハフポスト日本版では今後も、あらゆる価値観やライフスタイルを尊重しながら、地球環境や社会の持続可能性と食生活の関係について考えるきっかけになるようなコンテンツを発信していきます。

<引用終了>

 
 

【Instagram】

この記事を読んで考えさせられることがありました。
それは下記の文章に表れています。

私は生活に関する情報は主にInstagramから収集している。#ヴィーガン と検索をして、どんな食事をしている人がいるのか頻繁にチェックをしていた。そこにはミーハーな私の心を掴むオシャレでキラキラした食べ物たちが並んでいた。

今はこういう人が多いですね。
少し前にも、大学生から「Instagramって勉強になりますよね。情報がいっぱいあって。」と私のブログにコメントがありました。
その時私は「えっ?」と思ったのでした。

私もInstagramを利用していますが、気まぐれに写真をアップするだけで、重要な情報はブログで発信していましたから意外だったのです。
「そうなのかあ、今の大学生はInstagramに書かれてある内容で満足してしまうのかあ。」と思ったのですが、でも、そこから深追いしてくれていると思っていたのです。
でも、大学生だって忙しいから、そんなに深追いする時間がとれなければ、そのままで済ませてしまうことも多いでしょう。

でも、ご紹介した記事の中で、投稿者さんが次のように書かれていてホッとしました。

例えばSNSでヴィーガンのメニューを投稿している人も、1日3食あるうちの、たまたま一回の食事を切り抜いて投稿しているだけかもしれない。背景にあるその人のライフスタイルまではわからない。SNSの情報だけに頼らず自分自身の食生活全体のバランスを俯瞰するべきだったのだ。

 
 

【ヴィーガンとマクロビオティック】

マクロビオティックも似たようなものです。
私のブログには、ヴィーガンやマクロビオティックで困った人の記事がありますが、どうも極端に走る傾向が多いようです。
それを揺り戻して、中庸になってくれたら良いのですが。

そのような方々のために、前にご紹介して大反響だった記事をもう一度リンクしておきます。
マクロビオティックの人も要注意!「菜食はなぜ老けるか」 2015.3.20
こちらの記事も目を通していただけると参考になります。
マクロビオティックの人も要注意!「菜食はなぜ老けるか」 再掲載 2020.2.18

なお、マクロビオティックにはあるけれど、ヴィーガンにはない考え方があります。
それが陰陽の考え方ですね。 ← ココ大事

 
 

(車海老の具足煮 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

もう少しするとお正月です。
おせち料理には欠かせない「海老」ですが、これも動物性だからと言って召し上がらない人がいます。
アレルギーがある場合は仕方ありませんが、「縁起物」であるお料理は、みんなで笑顔で囲めたらいいなあと思います。
ちなみに、おせちに海老を入れるのは、「ともに腰が曲がるまで長生きできますように」といわれています。
また、「赤白」がおめでたい配色であることも関係していますね。

 
 
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やわらかい食べ物って必要なんですねぇ

単発講座のご案内記事が続いたので、また閑話休題ということで。

 
 

先日「第1回 京料理人中川善博の料理試食会」にいらしてくださった方(以下Aさんと呼ぶ)のこと。
こちらの記事にも少し書いたのですが、他のマクロビオティック教室に通われていて、食養指導も受けておられるそうなのです。

しかし、「指導されたお料理の出来上がりがこれでいいのか分からなくて・・・」と話しておられました。
そうですよね。
食養指導はお料理名だけなので、出来上がりは個人差がとても大きいのです。

前は私が習った先生が「食養料理」の講座をされていましたが、各人の出来上がりを細かくチェックすることはありませんでした。
つまり、教えっぱなしなんですね。
そうすると、人それぞれの仕上がりになって、陰陽差が生じてしまうのです。

ですからむそう塾では、お教えしたお料理をご自宅で再現して、それをチェックする方法を二重にも三重にも用意しています。
人間というのは、結構勘違いがあったり、思い込みをしていたりするものなので、確認作業は大事ですね。

*   *   *

ところで、そのAさんは、試食会のお食事を召し上がっている途中で、お顔がとてもよい表情になってきました。
そばに行って少しお話をしてみると、「やわらかい食べ物って必要なんですねぇ」とのこと。

なるほど。
Aさんは「中川式出汁巻き玉子」や、「高野豆腐の白煮」のやわらかさに癒やされたようです。
そうなんです。Aさんには「やわらかい」という陰性が足りなかったのですね。
だから、とても体が喜んだのだと思います。

あなたもありませんか?
なんとなくホワホワしたものが食べたいと思ったり、やわらかいものに触れて幸せな気持ちになったりすることが。

それを、「やわらかいものは陰性だからダメ」と排除してしまうと、かえって疲れが溜まってしまうことがあります。
いつもフワフワのものばかりを食べているのは考えものですが、もしそれが体からの声なら、ちゃんと対応してあげましょう。

きっと陽性になりすぎているか、ストレスがいっぱいなのでしょう。
肉体的もお疲れがたまっていることが考えられます。

え? 陽性になっているのに、陽性の玉子?
いえいえ、料理方法の陰陽を考えてみましょう。
陰陽は奥が深いですよ〜。

こんなところにも、心身の病気を未然に防ぐ力があるんですよ。

 
 


(中川式出汁巻き玉子 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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かかとつるつるしてますか? 動物性の多い食事は毒消しを!

コロナ禍で明け暮れた2020〜2021年ですが、京都は少しずつ修学旅行生が戻ってきて、昨日は家の近くの平安神宮にもたくさんの人が訪れていました。
このままコロナが静かになってくれることを祈るばかりです。

さて、季節は11月7日には立冬を迎えます。
まだ比較的暖かな日が続いているので、寒さへの備えがピンと来ていないかもしれません。
しかし、急に北風が強くなって冷えてくると要注意です。

夏のクーラーも体調への影響は大きいのですが、やはり冬はかなり気をつけないと長い不調を招くことにつながります。
絶対に冷やさないようにしましょう。

特に女性は冷やして良いことは何もありません。
着るもの、食べるもの、住まい方、すべてにおいて冷えにつながらないように、もう一度見直しましょう。

 
 

【かかとは生殖器の状態を知る】

ところで、ネットでこんなものを見つけました。
「かかとソックス」
写真のように保湿対策として使ったり、サンダルの靴ずれ防止として使ったりするのが目的だそうです。



ほほう。
これはなかなかいいねぇ。
でも、もうちょっと長くして、三陰交(さんいんこう)が隠れるくらいだったらもっとよいのに。
(でも、それではファッション的にバランスが悪いのよね)

 
 

【かかとの状態で食べ物と体調がわかる】

足の裏にはたくさんのツボがありますが、特にかかとには生殖器のツボが集まっているので、ここを冷やさないのはとても大事なことなのです。
(三陰交を含めて)

しかし、私はこのソックスをお奨めしているわけではありません(笑)
(必要な人はこのソックスの力を借りれば良いと思いますが)
この商品が売れるということは、保湿目的であれば少し悲しいかなと思ったのです。
そもそもかかとというのは、体内に十分な水分があって、内臓もちゃんと機能していたなら、そんなに荒れません。

わざわざ保湿目的でクリームをつけたり、保湿を強化した靴下をはかなくても、自然に保湿が行き届くのが健康な体です。
(赤ちゃんの足を見よ!)
でも、そうではない人が多いから、こういう商品が売れるのかなと思いました。

北風が吹き始めると、空気が乾燥して、肌も乾燥する人が増えるのは当然ですが、お食事内容で乾燥を防ぐことができます。
ですから、お食事内容がかかとの状態に反映しているのだと知って、かかとを美しく保つようにしてみましょう。

ちなみに、私は現在73歳ですが、真冬でもかかとになにも塗りません。
顔も、手も、かかともすっぴんです(笑)
食べ方次第ですから、皆さんも頑張ってみてください!

あ、そうそう。
動物性の摂取が多い人は、かかとがガサガサする傾向にあります。
いや、私はそんなにたくさん食べていないという方は、毒消しがちゃんと出来ていないはずです。
過去に摂取した動物性の排毒が済んでいない人も同様です。

私もマクロビオティックを知る前は、かかとがガサガサしていました。
今よりずーーーっと若かったのに(泣)
でも、マクロビオティックを始めたら、あら不思議!
かかとだけでなく、お肌がスベスベしてきました。
そのまま今に至ります。

 
 

過去記事もたくさんありますので、ご紹介しておきましょう。

「玄米でかかとつるつる」にいただいたコメントが嬉しかった 2020.12.11
マクロビオティックの指導現場からシリーズ 玄米でかかとつるつる 2020.12.11
かかとがザラザラしている人には玄米を試してみてほしいなあと思います 2019.5.23
「かかとは綺麗ですか?」にいただいたコメント 2013.5.22
お肌が荒れたときのお手入れと界面活性剤の問題 2013.4.23
かかとは綺麗ですか? 2010.8.5 必読!

 
 
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マクロビオティックをしたいけど家族が動物性を食べたがる場合

マクロビオティック、玄米菜食、玄米食、穀菜食、呼び方は何でもよいのですが、世間一般の食生活とは異なる食べ方を選択する場合は、ポイントがいくつかあります。

(1)家族、もしくは同居する人と考え方が一致するか?
(2)観念だけで家族を説得しようとしていないか?
(3)動物性を食べたい家族のお料理を、外食任せにしていないか?

 
 

一つずつ見ていきましょう。
(1)はとても大事で、生まれたときからの食生活を第三者が変えるのは、考え方が一致しないとうまくいきません。
相当上手に、時間をかけて、丁寧に接しないと、良い結果にはなりません。

(2)の観念だけで家族を説得する場合も、相手の価値観を変える行為を伴うので難しいのですが、時間とともに納得してくれる場合があります。
下手をすると、新興宗教と勘違いされるので、相当勉強しておかないと論破されます。

(3)仮に(1)と(2)に目をつむっていても、動物性を食べたい家族への対応を間違うと、家族でありながら心が離れていくようになります。

割と多いのが、家では菜食料理なので、動物性を食べたい家族は外で済ませてくださいというもの。
こうすると、家でお料理を作る人は満足でしょうが、動物性を食べたい人の健康には赤信号が灯ります。

なぜなら、外食は採算が取れるように食材を選んでいますから、よほどのお値段がするものでないと、なかなか良い食材を使っているお店が少ないからです。

そしてもう一つ。
外ではどうしても動物性の量に対して植物性の量が少ないのと、油の質が悪い場合が多いのです。

 
 

つまり、外食の場合は食材の質と量に問題のある場合が多いので、私は動物性こそご自宅で健康的な食べ方をしてもらうべきだと思っています。

「え〜、私、動物性のお料理苦手なの・・・」とおっしゃる方は、腕を上げましょう。
「同じ釜の飯を食う」ということは、心が通じ合うことにつながります。
笑顔で食卓を囲むお料理こそ、人を幸せにするものはありませんし、活力もみなぎります。

そして、あなたが作ったお料理を「美味しい!美味しい!」と召し上がってくれたら、こんな嬉しいことはありません。
実は、「美味しいねぇ」って魔法の言葉なんですよ。

むそう塾は、そんな魔法の言葉をもらえるお料理を教えています。

 
 

下の写真は、むそう塾生の“好”さんが作ったビビンバのお弁当です。
美味しそうでしょう?

 
 

次の写真は、好さんにお料理を教えた京料理人中川善博のお料理です。
むそう塾の塾長です。
粟麩の煮物です。

 
 

次も塾長のお料理で、唐揚げです。
これが大人気で、男子の胃袋をつかみまくります。

 
 

この唐揚げは、「第2回 京料理人中川善博の料理試食会」で召し上がれます。

 
 
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鱧納め 塾生さんの投稿より マクロビオティックの指導現場から

紅葉の季節になると、景色だけでなく、食べ物のお味も深みを増して美味しくなります。
その頃になると、鱧特訓をされていた塾生さんの鱧が入手しにくくなって、「鱧納め」をする人が出てきます。

今年も「鱧納め」の第1号投稿がありましたが、その投稿文がとても感動する内容でした。
こちらのブログでも記事を共有して、記念に残しておきます。

 
 

<Ryokoさんの投稿より>

中川さん、こんばんは。
Ta(113-2)です。

ついに!
両親と彼と4人で「鱧しゃぶ」をすることができました。
大成功でした!!

中川さんにおそわったように盛付したお皿は美しく華やかで
食べる前から「うわぁ~」って盛り上がりました。
食べ方をみんなにかるく説明をして~
いざ!鱧しゃぶ! ちゃんと華も咲きました!◝(⁰▿⁰)◜
(10枚落しにしたのですが、12枚・14枚くらいの方が豪華でよかったかなと思いました。)

私以外は、はじめての鱧しゃぶ!
食材のこと、お料理の事、京都の事、いろいろ話ながら~
ワイワイ楽しませていただきました♪

両親も彼も、とにかく「美味しい!」しか言わないのですが。。。。苦笑
食べっぷりをみてほんとに美味しく食べてくれてるんだな~って思いました。

鱧しゃぶを楽しんでもらっているうちに
管牛蒡巻揚げ、鱧天ぷらも準備しました。(バタバタして写真撮り忘れました。涙)
「お腹いっぱいで食べれないよ~」と言いながら、
気付いたらお皿からっぽになってて、ビックリしました。
こちらも大好評で準備してよかったです。

両親は、最近は食が細くなり食べる量が減ってきているのですが、
この日は、おかわりしてお腹いっぱい食べている様子がみれて、
とても嬉しかったし、ホッとしました。

近くのお店で手に入らない食材も沢山ありましたので、
当日に合わせて食材を準備するのは緊張しました。
食事の時間に合わせて、料理するのも緊張感がありました。

普段は、彼と2人で気楽に食事をすることがほとんどで、
家に招いておもてなしをする経験は、とてもいい勉強になりました。

そして自分の手で、美味しいお料理が作れるって、
本当に財産になるんだなぁ~って強く強く感じた日でもありました。

鱧の骨切りは、今までで一番薄くできたように思います。
その分、ミンチが飛びまくりで課題はまだまだ残っているのですが、
今、出せる最高の骨切りで鱧しゃぶできたと思います。
(ミンチの原因は角度の精度の問題でしょうか?)

*鱧はたくやさんにお願いしました。
 朝受取り、すぐにおろし・骨切しました。 
 朝受取でしたので、前回より鮮度よかったです。
 鱧しゃぶするまでは、 発砲スチロールの箱に保冷剤をいれ
 冷えすぎないよう温度管理しました。

7月から練習してきた鱧の骨切り。
今年の練習は、本日で納めたいと思います。

はじめは、おろすのに必死で、ボロボロの鱧を前に、途方に暮れる日々でした。
私の性格上、練習のたび、落ち込む事の方が多かったのですが、
中川さんからご指導いただく度、いいところ、成長したところを示してくださり、
また、改善すべき点を的確にご指摘していただき、
「はやく練習したい!」と言う気持ちにさせてもらいました。

練習のたび投稿させいただき、ご指導していただいたおかげで、
練習を続けてこれたと思います。

骨切包丁を買い、まな板を買い、グリラーを買い、鱧を買い、
練習に沢山の時間を費やし、 私はどこに向かっているのだろう。。。。。
と、疑問に感じる事もありました。

でも、やると決めた事。せっかくやるんだったら、
集中してとにかく中川さんを、そして自分を信じてやってみよう!と突き進んできました。

今までの人生、いつのころからか負け癖、諦め癖がついていて
自分の限界を低いところで決めつけてきました。
そんな自分を変えたい思いもあり、
桂剥き投稿の時から真剣に練習に取り組んできたように思います。

鱧修行も、想像以上の大変さでしたが、ちゃんと向き合う事で
諦め癖を少しは解消できたかなっとすっきりした気持ちです。

ご指導していただける環境、一緒にかんばっている仲間、
応援してくれる彼、鮮度のいい鱧を準備してくれるお魚屋さん、
全ての条件が整ってこうして練習を続ける事ができました。
感謝の気持ちでいっぱいです。 

美味しい鱧料理も沢山おぼえる事ができましたし、
鱧しゃぶも最高でしたし、今思えば楽しい楽しい鱧修行でした。
3ヶ月間、本当に本当にありがとうございました。

たくさんの思いがあって長文になってしまいすみません。
本日も、ご指導宜しくお願いいたします。

 
 

<マクロ美風より>

Ryokoちゃん、鱧修業お疲れさまでした。
よく頑張りました! 本当にお見事です。
初めて教室で鱧を習ったときには、「自分にできるとは思えない・・・」と首をひねりながら帰られました。

そして、指も切りました。
でも、めげずに7月13日から3か月あまりで、81本の鱧を練習されました。
1本1本大切に練習されて、きちんと投稿されていた姿が目に焼き付いています。

あなたの投稿文からは、あなたの真剣な生き方がいっぱい伝わってきます。
前向きに、確かな一歩を踏みしめていくあなたの生き方に、とても共感できます。
過去の記事にもそれらが溢れているので、こちらにもリンクしておきますね。

1か月間の甘いもの断ちをしてゲットした桂剥き美人のまな板 マクロビオティックの指導現場から 2018.7.18
甘いものをやめるまでの1か月の変化 マクロビオティックの指導現場から 2018.7.19

 
 


(鱧しゃぶ 料理:マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生のRyokoさん)

 
 
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