マクロビオティックが楽しい♪」カテゴリーアーカイブ

磯貝昌寛先生の大森英櫻先生に関する記事のご紹介(3)

<磯貝昌寛先生の記事より>

「宿便を抜いた瞬間、人間は善人になる」
人間の本性は一体何であるか。中国の孟子が唱えた性善説か、それとも同じく中国の洵子が唱えた性悪説か。
性善説は人はもともと善であり、教育の間違いで悪人になるという説。また一方の性悪説は人はもともと悪であり、教育を施し善に仕上げるという説。性善説にしろ性悪説にしろ教育次第で善にも悪にもなるということですが、なぜ人間の本性に関する見解がこうも見事に二分するのでしょう。
教育が人間形成に大きな比重を占めていることは今も昔も変わりません。しかし、本性に関して性善説と性悪説に二分する考えが生まれたのは、間違った教育法が広まったか、教育法があまりにも難解なものになってしまったかです。教育は簡素でどんな人にでも理解できるものでなくてはなりません。普段の生活で体得でき、実用的で人を幸福にするものでなくてはなりません。お金や時間をかけなければ受けられない教育は教育ではなくお金儲けの狂育です。
本来の教育とは宇宙の秩序・宇宙の法則を生活の中で学ぶことです。教育と狂育の間違い(アベコベ)が人間の本性が善であるとか悪であるとかいう混乱をまねいたのです。大森先生の「宿便を抜いた瞬間、人間は善人になる」という宿便とは宇宙法則違反が凝り固まったものといえます。   2002年2月

 
 

<連続記事>
磯貝昌寛先生の大森英櫻先生に関する記事のご紹介(1)
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磯貝昌寛先生の大森英櫻先生に関する記事のご紹介(4)
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磯貝昌寛先生の大森英櫻先生に関する記事のご紹介(2)

<磯貝昌寛先生の記事より>

「歴史は戦争と平和の繰り返し、人生は排毒と平穏の繰り返し」
戦争の世紀といわれた二〇世紀が終わり、二一世紀こそ平和の世紀にしたい、しなければならないという気運は世界的にあったはずです。ところが二一世紀が到来してみると・・・。
昨年(2001年)の9月11日米国同時多発テロを機にアフガン戦争の勃発、イスラエルとアラブの闘いの激化、21世紀も戦争の世紀かと思わせるような出来事が続発しています。
「歴史は戦争と平和の繰り返し」、戦争(陽性)と平和(陰性)は交互に繰り返すものです。「陽性大きければ陰性もまた大きい」のとおり、大きく激しい戦争の後には平和が長く続くことは歴史が証明しています。
一方、人間の営みの縮図が歴史であれば、歴史の小さな断面が人生でもあるといえます。「人生は病気と健康の繰り返し」ともいえ、食養人にしてみれば「排毒と平穏の繰り返し」といえます。
肉食文明を演じている英米はピストルを持って闘い、セックスと映画とスポーツの快娯楽。魚を食した文明、室町時代・鎌倉時代をあげてみれば刀をもってチャンバラし、能楽などの娯楽。では、穀菜食を基本とするマクロビオティックのの文明はどうかというと・・・。これは未だ歴史上に登場していないが、スバラシイ平和の歴史が演じられることかどうか。これはこれからの私たちに委ねられているのでしょう。   2002年4月

 
 

<連続記事>
磯貝昌寛先生の大森英櫻先生に関する記事のご紹介(1)
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磯貝昌寛先生の大森英櫻先生に関する記事のご紹介(1)

2019年11月24日は私が無双原理の面白さを教えてもらった、大森英櫻先生の「生誕100年祭」が開催されました。
ご案内状をいただいた時、それはそれは出席したかったのですが、むそう塾の授業があって行かれませんでした。
「生誕100年祭」の後、ご出席された方々の記事がFacebookで載せられるようになりました。
それらの記事から当日の様子に思いを馳せているところです。

その中に、磯貝昌寛先生の記事があって、大森先生に関する過去の文章が掲載されています。
とても素晴らしい内容なので、こちらに転載させていただいて、多くの皆様にマクロビオティックの考え方や、大森先生や磯貝先生のことを知っていただけたらと思います。
連続記事でご紹介させていただきます。
(改行は原文のままです。)

*   *   *

<磯貝昌寛先生の記事より>

師の大森英桜先生と今生のお別れをして早いもので14年になります。大森英桜先生は1919年の生まれなので今年は生誕100年。誕生日の11月24日に宇宙法則研究会で生誕00年祭を開催できたことは、ひとつ大きな節目になりました。
私にとって英桜先生からの学びは一生の宝です。英桜先生なくして今の私は絶対に存在しません。英桜先生晩年の10年に学ばせてもらったことが私の基礎になって今の食養人生につながっています。
宇宙法則研究会で発行していた「宇宙研つうしん」に「大森英桜先生・言行録」と題したコラムを掲載していました。初期のころは石田英湾先生が担当し、後に私が担当して掲載していました。その中の一部、私が担当し解説したコラムを今回の「和道たより」とします。
今でも色褪せない英桜先生の言葉。次世代にこそ受け継ぎたい精神と実践があるように感じます。
「変わらないとは変化しているということ」
「変われば変わるほど変わらない」という諺がフランスにあります。時代が変わっても物事の本質は変わるものではない、という哲学的な言葉ですが、食養的、無双原理的に考えてもおもしろい。
マクロビオティックな生き方は、体と心にヨドミを作らないことにあります。胃腸などの臓器に負担をかけず、血液の流れを滞らせず、東洋医学で云われる「気血水」の流れをスムーズにする生活法がマクロビオティックです。
桜沢如一は健康の七大条件で「万事スマート」と云いましたが、体の中に滞りがあったら本当のスマートは実感できません。
心身ともにスマートであるということは、体の細胞の入れ替わりが順調で滞りないことを示しています。マクロビオティック実践者は年をとっても若々しい人が多いですが、体の中の細胞の変化がスムーズであるからでしょう。
年相応、あるいは年齢以上に老けて見えるのは、細胞の代謝がわるく、変わらない細胞が過剰に蓄積されているからです。フランスの諺とは逆に、「変わらないから変わってしまう」というのが老いの真相。人生は生老病死を免れることはできませんが、フランスの諺のように「変われば変わるほど変わらない」を実践するのがマクロビオティックといえます。
病気を治し、健康を増進し、平和を導くのは、根気のいることです。一朝一夕に成し遂げられるものではありません。むしろ、健康や平和は一生求め続けるものであるのかもしれません。求め続け、心身ともに変化に挑戦し続けていくことが人生の醍醐味です。病は体の中の革命です。心身の変化が病として表れているのだから、「変われば変わるほど変わらない」の序章が病です。
病に悲観することはありません。病はむしろ、健康と若さのプロローグです。この世の本態は変化です。変わらないものはありません。病は健康の入り口であるから、その入り口を閉ざすことなく、健康への道をただ黙々と歩んでいけばいいのです。    2002年10月

 
 

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人は周りの影響を受けながら生きているので、どんな人のそばで長時間を過ごすかはとても重要

今日は満足コースの授業がありました。
二種類の炊き込みご飯を作るので、炊きあがるまであれこれ話をしながら、比較的ゆったりした時間が流れました。
むそう塾はマクロビオティックの考え方をベースにした料理教室ですから、当然のことながらお料理の方法も陰陽をよ〜く考えながら組み立てられています。

枝豆を茹でるときにも、一般的な茹で方ではなく、陰陽の理に則った茹で方をします。
すると、あら不思議!
枝豆ってこんなに美味しかったんだ!という味が引き出されます。
食べ物はこうして陰陽が味に反映するので、とても陰陽が理解しやすいのです。

*   *   *

ところで、この陰陽は私たちの日常生活に大いに影響しています。
というか、私たちは陰陽の中で生きているのですが、具体的にピンと来ない人が多いのです。
たとえば、あなたの周りには陰気臭い人と陽気な人がいませんか?
あるいは、いつも愚痴をこぼす人となんだか幸せそうな人がいませんか?
あなたはそれらのうち、どんな人がお好きですか?

よく言われることですが、人は周りの影響(陰陽)を受けながら生きているので、どんな人のそばで長時間を過ごすかはとても重要なことなのです。
良い氣を発している人のそばで過ごす時間は、ほとんど心身の疲れを感じないほど楽しいものですが、反対に悪い氣を発している人のそばで過ごす時間は、とても長く感じるし心身の疲れは相当なものです。
場合によっては病気にもなってしまいます。

氣の良い場所で、笑顔で過ごせる時間が多くなるような環境は、あなたの人生を限りなく充実したものにするだけでなく、夢を現実にしてくれる力を生み出します。
また、同じような考え方や、共通の取り組みをしている仲間がいたら、その氣はもっともっと強さを増します。
つまり陽性のエネルギーが強くなるからですね。

*   *   *

よく、元気のなかった人がむそう塾に来られて、お帰りのときにはすっかりお元気になられて、笑顔で帰路につかれるのはよくあることです。
それは、場のエネルギー、食事のエネルギー、人のエネルギー、考え方のエネルギーなどが、ドドッとその人の中に入って行くので、刻々とお元気になられるのです。
陰陽で物事を考える多くの仲間に会って、そのことによってその人の陰陽バランスが良い方向に修正されていくからですね。

ですから、仲間の存在というのはとても良いエネルギー源なのです。
家でズルズルしていても、時間の浪費になるだけで、何かを変えるほどのエネルギーにはなりにくいのですが、仲間とともに何かを目指すと、案外達成できてしまうものなのです。
それが環境の陽性の力ですね。

一人より大勢の方が陽性さが増すので、自分が弱い人間だと思う人は、思い切って自分を成長させられる環境下に身を置くようにするといいです。
そして、環境の力を借りて、自分が変わって行けば良いのです。
なお、一人でも自分を変えられるのは、相当に意志の強い人ですから、そういう人は最初から陽性のタイプですね。

*   *   *

とまあ、こんなことを話しながらご飯の炊きあがりを待っていたのですが、お料理に追われる時間の使い方でなく、たまにはこんなふうに身近な陰陽の話をしながら授業を進めるのもいいなあと思った一日でした。
来年度から始まる「自由人(びと)コース」では、こんなゆったりした時間を設けていますよ。

 
 

(夕暮れの鴨川 2019.10.26撮影)

 
 

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人は食べ方に性格が表れます マクロビオティックの陰陽で考えると?

ただいま私のブログ記事のテスト中です。
最近You Tubeのリンクがうまく反映されなかったり、保守点検のあと改行がちょっと変だなと思うことがあったので、むそう塾のサイトを管理してくださっているエンジニアさんが、調べてくださっているところです。

14年間あまりもブログを書いていると、途中でのブログ引っ越しも含めて、色々なことがあるのですが、こうしてエンジニアさんのおかげでサイトが見やすく保たれています。
とても神経を使う細かな作業だと思うのですが、面倒なお願いをして申し訳ないなあと思っているところです。

*   *   *

ところで、先日「焼き松茸」をいただきました。
私が松茸の食べ方で一番好きな料理方法なのですが、これを知ったのは20代のときでした。
当時は横浜に住んでいて、食べたことのないものを食べるのが好きでした。
美味しいものはもちろんですが、ゲテモノも食べましたよ(笑)

それでね、人は食べ方に性格が表れるというのを知りました。
度胸のよい人、怖いもの知らずの人、臆病な人、慎重な人などなど。
多くは家庭環境にもよるのですが、その後の社会人としての経験や性格が影響するのは当然です。

後々マクロビオティックに出会って、陰陽の視点で食べ方を観察すると、これが見事に一致するではありませんか!
凄いなあと思いましたよ。

ですから、接待にお食事を、というときには、食べ方で相当判断出来るわけです。
さらに、スポーツをしているときにも性格が出るそうですね。
たとえばゴルフをしているときでも、性格がよく出るそうです。
(私はスポーツ音痴なので、この辺が頼りなくてすみません。)

ですから、ゴルフとお食事で接待をすると、もう相手への攻め方がかなり決まったと同じですね。
あ、大事なことが一つ。
お酒を呑んでもその人の本当の姿が出てきますよね。

食べる・呑む・スポーツなどには、開放感がともないます。
この開放感は、マクロビオティックでは陰性と分類されていて、そんなときにその人の本当の姿が垣間見れるというわけです。

*   *   *

反対に、自分を知られたくないという人は、必要以上に心を閉ざしますね。
会話も、服装も、ヘアスタイルも、閉じる方向、目立たない方向にウエイトが置かれています。

しかし、閉じることは悪いことではありません。
飛び立つ前には、閉じることでエネルギーを溜めておく必要もあるからです。
いつも開放的であっても、いざというときには腰砕けになるより、いつも何を考えているのか分からないような人でも、いざというときにとても頼りになることがあります。

人間は「ここ一番」というときに、どれだけ思い切った行動ができるか?
これで真の陰陽を判断するべきだと思うのです。
ある意味、命がかかった場面でこそ、その人の価値が問われるのです。
これは生き方における覚悟ですね。

*   *   *

とまあ、こんな感じでテスト記事が完成しました。
どうか、綺麗な画面が戻りますように。

 
 

(焼き松茸 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

焼き方にはコツがありますが、その一つを。
本当は炭火で焼くのが美味しいのですが、ご家庭ではそうも行きませんので、写真のようにアルミホイルを敷きます。(上にヒーターがある場合)

もう一つコツがあるのですが、秘伝コースの塾生さんは自力で考えてください。
すでに「焼き椎茸」のときに教えてありますが、それともちょっと違います。
しかし、きのこは洗わないという常識があります。
さあ、どうするか?

 
 

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