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癌とマクロビオティックそして玄米ご飯
私が玄米ご飯をおすすめする理由は、マクロビオティックにかぶれているからではなく、単に体調が良くなるからです。
生き物はすべて個体差があるので、人間だって同じく体調の個人差もあるわけです。
それでも、誰でも体調が良い方が嬉しいし、仕事や勉強もはかどる経験はおありだろうと思います。
私はどちらかというと陰性体質に産まれたのですが、両親が陽性だったために少しは陽性ももらって来ました。
それは骨格や鼻や指の形などにもよく表れています。
私の血縁家族6人のうち、両親はともにガン(乳がんと直腸がん)で他界し(父母ともに95歳没)、次女と長男もガン経験者ですが二人とも生きています。
次女は39歳の時に乳がんを手術したのですが、76歳になる今も元気に暮らしています。
長男は60代のとき直腸がんで人工肛門になりましたが、73歳になる今も仕事をしています。
ということで、ガンになっていないのは長女と私だけです。
私(67歳)だっていつガンになるのか、あるいは体のどこかですでにガンが進行中なのか判りませんが、今は不都合なく元気に仕事をしています。
先日の愛クラス(玄米の炊き方講座)に、子宮がんと診断されている方が来られました。
不正出血をされているようなので、素人判断ではなく信頼できる専門家(医師)を紹介して、きちんと対応するようにアドバイスをしました。
むそう塾で出来ることはお食事面からのサポートですが、玄米ご飯を中心にして陰陽を踏まえた食べ方をされると、希望がもてると思っています。
それはやはり、白米を食べた時の体力と、玄米を食べたときの体力に差を感じるからです。
体調や体力には個人差があるので、絶対といえることは何もないのですが、少なくても私や私の周りにいる人達は、玄米ご飯の力を実感しています。
マクロビオティックを知って陰陽の考え方を学んだことと、毎日食べても飽きない美味しい玄米ご飯の炊き方を知ったことは、間違いなく私のガンの発症を遅らせているのではないかと思います。
マクロビオティックを知らなかったら、私は平気でお菓子を食べ続けていたと思えるからです。
きっと私は一生玄米ご飯を食べ続けるでしょう。
だって、美味しいから。
白米には物足りなさを感じるから。

昨日の午前中に、中川さんのところでいただいたお食事です。
さっきまで畑にあったえんどう豆を、上賀茂の農家さんが届けてくれたといって、サササッと作ってくれたお料理です。
烏賊の旨味が出ていてお汁がとっても美味しくて、お代わりして飲み干しました。
玄米ご飯とたっぷりの糠漬け。
これがあるから長時間立っていても平気なんです。
きょうもお弁当講座を頑張ります!
カテゴリー: 玄米の炊き方講座, 京都やマクロビオティックのことなど, 食べ物あれこれ
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お料理の習い方7か条 最強の方法
【お料理の習い方7か条 最強の方法】
1.メモをしない
2.ガン見する
3.味見をする
4.匂いと香りを記憶する
5.音を記憶する
6.すぐ復習する
7.完全コピーの復習をする
むそう塾は撮影・メモ禁止のお料理教室です。
メモをした途端に「美味しい」から遠のくからです。
これは実体験に基づいて確認されている方法です。

(コーンのかき揚げ 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
カテゴリー: 講座のご案内・連絡事項, むそう塾スタイル, マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 食べ物あれこれ
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地震直後、避難所での厳しい状況 74歳女性のとった行動は
すでにTwitterでご紹介したのですが、多くの人にご紹介したい記事があります。
「地震直後、避難所での厳しい状況 74歳女性のとった行動は」
この記事を読んで真っ先に思ったことは、仕事柄、食べることの重要性です。
誰しも非常事態のときには不安になりますが、その時に食べるものがその不安を和らげてくれるのか、より一層不安にさせるのか、食べ物の影響が如実に表れます。
食べ物の温度だけでも不安を和らげることができます。
大きな不安の中で食べ物の力は小さいと思われるでしょうが、一時でも良いのでホッとできる瞬間が必要なのです。
先の記事でご紹介したむそう塾生も、東日本大震災の時には温かい玄米ご飯とお味噌汁にどれほど救われたかしれません。
暗闇であっても、温かい食べ物を口に出来たことで、人は一瞬であっても精神的に平常を取り戻せるのです。
たとえ1杯の温かい飲み物でも。
ここに登場する木下さんは、避難所で感じた「小学校の床って硬いでしょ。毛布だけじゃ硬いまま。あれは年寄りにはきついって」と言っておられますが、それは本当にそのとおりだと思います。
痩せていて弾力のない体には硬い床はとても堪えます。
でも、多くの人がそれを余儀なくされているのですから、一日も早い地震の収束を願ってやみません。

(熊本市に住む74歳の木下真由美さん)
京筍と地鶏の焚き合わせ 焼き菜の花添え 料理方法の陰陽

(京筍と地鶏の焚合 焼菜の花添え 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
先日の夕食に中川さんがササッと作ってくれた焚き合わせがとても美味しかった。
旬の京都塚原の筍が口の中でホロッと崩れるやわらかさで、そこに添えられた焼き菜の花の美味しいこと、美味しいこと。
茹でた菜の花が一般的だけれど、焼いた菜の花はこんなにも美味しいものだったのか!というくらい美味しかった。
筍はマクロビオティックでは言わずと知れた陰性な食材である。
しかしそこに地鶏という陽性な食材を組み合わせ、さらに菜の花を「焼く」という陽性な料理法でまとめたこの一品は、見事に陰陽バランスが取れていて素晴らしかった。
菜の花から立ちのぼってくる焼いた香りが何とも野趣あふれたダイナミックさがあって、野の息吹をそのまま体に取り込んでいる感じがして、まさに命をいただいている躍動感があった。
旬の持つエネルギーは凄いものだ。
マクロビオティックでは食材の陰陽表を手にして、あれダメこれダメという姿が多く見られるが、肝心なのは「口に入る時の陰陽はどうなのか?」ということである。
もっというなら、それを食べた結果、体の中でどんな陰陽の働きをするのかということが大事である。
そこに思いが至らず、食材の段階で陰だ陽だといってもそれは不完全である。
料理方法の陰陽はとても大きく心身に影響し、同じ食材でも食べる人の体調を左右する。
巷では食材の良し悪しに関心が集まっているが、私はその食材をどのように料理するかもとても重要だと思っている。
それはむそう塾をしていて、まさに「人は食べたもののようになる」現実を毎日見ているからである。
揚げ物の多い人、炒め物の多い人、茹でた物の多い人などなど、それぞれの特徴が外見からも透けて見えて来る。
一番少ないのは、煮物の多い人である。
煮物は料理方法の陰陽でいうなら、中庸ゾーンに属するものが多いので、それを食べるとお箸を置いた時の表情が違う。
実に落ち着いた良い表情をする。
それは煮物にあるあの煮汁が一つの役目を果たしている。
体の中の水分と煮物の水分が同期するかのようにしっくりと融け合って、心の渇きを補ってくれるのである。
そのことを10年以上前に、陽性すぎて悩んでいる人に試したところ、見事な結果が出て納得した。
いかに料理方法が人の心のありように影響するのかを知った私は、料理方法の陰陽をもっと前面に出した講座をしたいと常々思っていた。
昨年の秋から始めた「煮物講座」は、塾生すら最初は地味な印象だったと思うのだが、それを召し上がってくださったご家族様からは、絶大なる感動の嵐が巻き起こった。
それもそのはず、むそう塾で料理を教える中川善博は、超一流の料亭料理を作る人間だから、美味しくするノウハウを沢山持っているのである。
そこにマクロビオティックの陰陽を添わせて料理をすると、驚くほどの美味しさになるから不思議だ。
いや、それが宇宙の法則どおりの美味しさなのかもしれない。
本当に体に必要な美味しさは中庸であって、陰性や陽性に偏ったものが美味しいと思うときは、心身も偏っていると思っても良いだろう。
ふだん口にする食べ物であなたの健康も病気も作られていくのだから、まずはお料理が出来る人になってはいかがだろうか。
そして、最終的には心を潤わせる食べ物で命を紡いでいけたら理想的だと思う。
最後に、写真のお料理は煮汁がとても美味しくて、煮汁のおかわりをして飲み干したほどだ。
余談だが、このお料理は「京筍と地鶏の焚合 焼菜花添」と料理人は書くのだそうだ。
そんなの今の人には通じないよ〜と言って、私が勝手に送り仮名を加えたのだが・・・。
カテゴリー: 料理人 中川善博の陰陽料理, 食べ物あれこれ, マクロ美風の陰陽落としこみ講座
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鯛と烏賊と鮪のあられ作り

(鯛と烏賊と鮪のあられ作り 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
中川さんがサササッと丼ご飯を作ってくれた。
ふっくら炊いた中川式玄米ご飯の上に、写真の材料を山葵醤油でサクッと和えて載せる。
もう一気食いしたくなる美味しさだ。
こんな時には陰性のお吸い物がよく合う。
菜の花や筍の煮物があると言うことなし!
お魚を使うときには良質のものを選ぶこと。
養殖物には手を出さない。
山葵も生の山葵をおろして使うこと。










