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冷えの仕組みと靴下の重ね履きを考えてみる
前回の記事から時間が経ってしまいましたが、靴下の重ね履きについて考えてみたいと思います。
そもそも靴下を重ねて履きたくなるのは、冷えを感じているからです。
では、冷えはどうして感じるのでしょうか?
それは単純にいうとその部分の代謝が悪くなっているからですね。
では、なぜ代謝が悪くなったのでしょうか?
それにはまず人間の歴史から考えてみなければなりません。
そもそも人間の先祖は4本足で歩いていて、長い間の進化で2本足歩行をするようになりました。
二足歩行をするようになると、全体重を2本足で支えなければならず、その足が心臓から最も遠くなってしまったことが問題なのです。
心臓はギュッと収縮したときに動脈を通して細胞の先端(毛細血管)まで酸素と栄養を届け、今度は弛緩したときに細胞の先端で静脈の毛細血管と連携してガス交換をして、代謝すべき残留物(老廃物)を心臓に送り返すためのポンプの役目をしています。
血液が再び心臓に帰ってくる間には、あらゆる器官や臓器が働いて血液を綺麗にし、栄養を蓄えます。
しかし、心臓から一番遠くになってしまった足には老廃物が溜まりやすく、いわゆる老化した足になってしまうのです。
では、老化した足というのはどんな足をいうのでしょうか?
代謝残留物(つまり汚れ)が溜まった足は、化合物なので「固く」なります。
次に、固くなった老廃物は血管やリンパや神経を圧迫します。
それぞれの循環や経絡(連絡通路)を阻害します。
特に血液の循環を阻害されると、血液は体温も同時に運んでいますから、「冷たく」なります。
ということで、老化した足というのは「固い」「冷たい」状態をいうのです。
* * *
赤ちゃんの足はつるつるして柔らかいですよね。
寒い真冬でも冷たい床をハイハイする赤ちゃんは、冷えとは無縁の世界にいます。
赤ちゃんはまだ老廃物とは無縁なので冷え知らずなのです。
ですから、老廃物だらけのお爺ちゃんやお婆ちゃんがお孫さんに厚着をさせたり、熱いお風呂に首までつからせようとするのは、赤ちゃんにとっては拷問みたいなものなのです。
マクロビオティックで陰陽を知ると、そのへんのことが良く理解できますから、赤ちゃんを無駄に不機嫌にしなくて済むようになって、子育ても楽になります。
冷えの仕組みが分かったら、あとは老廃物を除去出来るようにすれば良いのですが、その方法はいろいろあります。
食べ物の陰陽を考えながらお食事内容を改善することも必要ですが、それだけで十分とは思いません。
もっと身体を動かすことも必要ですし、こわばった精神面を解きほぐすことも必要です。
温泉やお風呂で体を温めることも効果的ですし、デトックスで積極的に毒出しのお手伝いをすることも良い方法です。
靴下の重ね履きで冷え症から脱出した人もいますので、この方法が合う人もいるのは事実ですが、私はあまりおすすめしません。
それは先の記事に書いたように、氣の問題とも関連して考えると不自然な感じがするからです。
外側から何重にも重ねるのではなく、内側から老廃物を除去出来るように誘導した方がスッキリすると思います。
身体には反射区というのがあって、下のような反射区図表をご覧になったことのある人も多いと思います。
この反射区の概念は、2500年以上前の中国で原型が作られたとされ、時代を経て各地に広まり、ヨーロッパでは「フット・リフレクソロジー」として20世紀に広まっていました。

足の冷えはまず指先から始まり、足の裏、甲部、踝(くるぶし)、ふくらはぎ、膝、太股、股関節というように、徐々に上部に向かって固く冷たくなります。
この状態が踝まで来ると下の血圧が高くなり、膝まで来ると上の血圧が高くなって、高血圧の人は膝の裏に固いしこり(卵のような塊)があり、そこをもみほぐすととても痛がる傾向にあります。
膝まで詰まった状態の血液循環の阻害は、心臓からの圧力を強くしないと下方まで下がりませんので、それが高血圧だとも解釈できますね。
怖いのは、こうして循環を阻害された血液がどこに行くかということです。
結論として、下半身が詰まると、行き場のない余分な血液はどんどん上半身に突き上げてきますので、各臓器に次のような影響が出ます。
【腎臓】濾過が間に合わずに、汚れを他の臓器に回す。
【脾臓】血液の成分とそうでない成分を分けるのが間に合わなくなる。→再生不良の血液を他の臓器に回す。
【肝臓】解毒が十分にできない。
【小腸】栄養が吸収できない。
【大腸】水分を身体に回せない。
【心臓】東洋医学で瘀血(おけつ)、西洋医学で高コレステロールの高い血液が心臓を弱らせる。
【頭部】毛細血管を詰まらせたり破ったりする。
【肺】空気中の酸素を充分に取り入れられなくなる。
【脳細胞】酸素の足りない血液によって、脳細胞が死滅する。
こんなふうになったらイヤですね。
ですから、重ね履きだけで寒さを凌ぐのではなく、ぜひ根本的なところから改善するようにして欲しいと思います。
それが出来たら、血液の循環が良くなることで、各臓器に負担がかからなくなります。
そして、細胞に酸素と栄養が届くようになって、弱った細胞を健康な状態に戻すことが可能になります。
また、足(正確には脚部)をもむことで、静脈のそばを走っているリンパ腺のマッサージができ、身体に抵抗力がついてきます。
台湾の官有謀先生は、戦争で例えるなら「血液が食糧、リンパが兵隊、神経が通信部隊」といっています。
これら3つがすべて揃っていないと、病原菌に負けてしまい、健康な状態を維持できなくなり、病気で悩んだり、痛みで苦しんだりすることになると。
反射区というのは素人には難しく感じられますが、そんなときには足の裏とふくらはぎを揉むだけでも違いますし、足湯をするだけでも違います。
とにかく下半身は冷やさないこと、ただし締め付けて血流を阻害するような服装はしないこと。
そんなことを考慮しながら、下半身をたくましく弾力ある状態にしましょう。
下半身が強ければ生命力に溢れます。
それが一番自然で無理のない健康法につながると思います。
なお、マクロビオティックでは同じ冷えでも、陽性の冷えと陰性の冷えがあると考えていますが、それについては別の記事で書きたいと思います。
マクロビオティック料理とおせち 完全ベジ仕様でなくても良いのでは?
慌ただしくしていた2日間。
無事におせちの授業が終わってヤレヤレです。
朝の9時に教室を開けてから夜の10時頃まで、延々12時間以上も立ちっぱなしですから、こんなハードな授業はきっと中川さんも私も体力があるうちでないとやれないと思います。
中川さんや麗可ちゃんの場合は、教室の他に皆さんのお食事の準備もしているのですから、その時間帯も立っているわけで、下半身がしっかりしていないと頑張れないですね。
下半身がしっかりした陽性って、これはね一つの財産なんです。
マクロビオティックでは陽性って言葉で説明しますが、一般的な考え方でもお尻まわりの充実はその人のエネルギーに強さがあると判断します。
動物でもお尻に張りがなくなったり、艶がなくなってくると黄色信号になります。
ですから、たとえば球団が野球選手を選ぶときにも、その選手のお尻をちゃんと観察しているそうですよ。
下半身にはエネルギーの中心である丹田がありますし、筋肉量の多い大腿部もあります。
筋肉は熱を生み出しますので、それだけ基礎体力も上がって、そんな意味でも下半身がしっかりしていると陽性といえるのです。
あなたの下半身は大丈夫?
下半身が貧弱な人は陽性な食べ物を摂ることも大事ですが、動く(陽性)ことなくして下半身を強くすることはできません。
ぜひ動きましょう。歩くことでもOKです。
体を動かしていると陰性な考え方に終始する時間が減りますので、自然に前向きで陽性な考え方に向かえるようになります。
下肢には全身の筋肉量の40〜50%が集まっていますので、特に太ももの後方とふくらはぎをやわらかくして、第2の心臓をいつまでも活用できるようにしましょう。
そういえば、おせち料理のメニューには陽性になれるお料理がたくさん入っています。
子孫繁栄を願うために選ばれたお料理たちは、先人の体験がぎっしり詰まったものです。
マクロビオティックの陰陽で考えても納得できるものがゴロゴロあります。
ですから、おせちを無理に完全ベジで作らなくても良いので、お正月くらいは先人の残してくれた文化も理解しながら、伝統というものを噛みしめるのも良いと思うのです。
マクロビオティックを知って(誤解して)しまったために、ご家族と食べ物のことで言い争うことのないよう、心からお願いしたいと思います。
マクロビオティックは動物性を取らないことではありません。
何を食べても平気でいられる身体を作るための考え方であり、その身体でどんな生き方をするかということが本題です。
つまり普遍的なことを気づかせてくれる考え方ですね。
これからはそんなことを意識しながら暮らしてみましょう。
きっとあなたの生活に変化が出てくることでしょう。
むそう塾スタイルのマクロビオティックは、自由でノビノビとしています。

(金柑 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
カテゴリー: マクロビオティックの指導現場からシリーズ, むそう塾スタイル
2件のコメント
秘伝コースのおせち授業が終わりました
秘伝コースの二日間の授業が終わりました。
この日のために中川さんもスタッフの麗可ちゃんも全力で取り組んでくれました。
最初は塾生さんからおせちの盛り込みを教えてほしいという希望がありました。
それに対して中川さんのお返事は、「そんなの毎朝のOBENTERS(お弁当投稿のこと)で教えてるじゃないか」というものでした。
「でも、でも、おせちになると何をどうやって詰めたらいいのか分からなくなってしまうんです」という塾生さん。
そこであれこれ話し合って、では、おせちの盛り込み方を教えようということになったのです。
しかし、そのおせちというのが大問題で、結局は実際にお料理を作ってから盛り込むということになりました。
皆さんもご存知のように、おせちというのは全種類を作るには何日もかかるものですが、まさか3日間ほど泊まり込みでお料理を作ってもらうわけにも行きません。
ということで、中川さんが全品の一部を事前に仕込んでおいて、当日の朝から残りのお料理を作り続けて、それを盛り込むことになりました。
9時集合9時半お料理開始です。
9時半から16時半まで7時間もお料理をし続け、冷ましてから一気に詰めて行くのですが、そのすべてが手速くて見惚れる動きでした。
お料理を始めてしまえば、毎日おせちを作っているかのような手慣れた作り方をしているのですが、実は材料の準備段階から相当中川さんはいつもと違う神経の使いようでした。
何しろ37種類のお料理の食材の手配と購入の大変さは、実際に作ったことのある人でなければ理解しにくいかもしれません。
暮れのお店が混むときに、たくさんの買い物をしてお料理をするのは、本当に一大仕事ですが、作り終えた時の達成感はなんとも言えないものがあります。
毎日作り続けたお料理とは別に、1年間の締めくくりとして作るお料理には、特別の感謝と新しい年への期待感を込めて、心が整理されて行きます。
大変ではあるけれど、おせち料理にはそんなスケールの大きな心の躍動感が伴います。
ところで、中川さんにおせちの授業が始まる前に「大変なことをお願いしてすみません。相当な負担でしょう?」と話したところ、「いえ、楽勝です!」というお返事が帰ってきました。
一瞬強がりかなと思ったのですが、「萬亀楼時代には毎年1000個のおせちを作っていましたし、自分のお店でも毎年100個のおせちを作っていましたから、こんな数は楽勝なんです。」とのこと。
ああ、そうだった。野暮なことを口にしてしまったと思ったのでした。
毎年の1000個のおせち経験とともに、そのお味と注意点もしっかり秘伝コースの人たちにお伝えしました。
あとは皆さんが作る番です。
習ってみてお分かりのように、毎朝のOBENTERSで指導されている内容がそのまま量が増えただけでしたね。
(逆に考えると、OBENTERSって何て質の高いことを教えてもらっているのでしょう!)
「詰めるってあんなに!」というビックリな場面がありましたが、「重詰め」ってそういうことだったのかとはっきり理解できましたね。
あとは皆さんの31日のお写真を楽しみにお待ちしています。
なお、おせちの写真は12月31日にブログに掲載します。
秘伝コースの方には、12月21日にメールで写真をお送りします。
* * *
朝から一気にお料理に突入して、いつお食事が出来るかわからないこの日のために、スタッフの麗可ちゃんは2日間とも全員のために次のようなお料理を用意してくれました。
ご自分の判断で作ってきてくれたのです。
他にお魚屋さんから受け取った荷物もあるというのに、大阪からいっぱい荷物を抱えて通ってくれました。
麗可ちゃんの好意に甘えていただいたお稲荷さんとサンドイッチは、お世辞抜きで本当に美味しかったです。
麗可ちゃん、ありがとうございました。
(なお、麗可ちゃんは2日間で3時間くらいしか寝ていません。)

(海老フライサンドイッチ マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生作品 麗可さん)

(玄米稲荷寿司 マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生作品 麗可さん)

(玉子サンドイッチ マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生作品 麗可さん)

(玄米稲荷寿司 マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生作品 麗可さん)
みんなで頑張った2日間は、今年最後のコース授業でした。
あとは23日の愛クラス(単発講座)を残すのみです。
むそう塾の原点である玄米の炊き方で今年の授業を終えるのは、いかにもむそう塾らしい終わり方ですね。
最後まで心を込めて、皆さんの健康に貢献出来る授業をしたいと思います。
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中川善博の数の子料理は絶品なり!
12月19・20日は秘伝コースのおせちの授業です。
中川善博のおせち初公開は12月31日にブログに載せますが、それまではお写真の公開はしません。

(数の子 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
美味しかった!
実に美味しかった!
美味しいものしか入れないという基準で選んだお料理は全部で37品。
しかし、どうしても36品しか入りませんでした。
この中で私が一番美味しいと感じたのは「数の子」でした。
こんなに美味しい数の子は食べたことがありません。
絶対作るべし!
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「いのちのエール」田口ランディ著 佐藤初女さんと糠漬け

(いのちのエール 田口ランディ著)

(いのちのエール 田口ランディ著)
田口ランディさんが書かれた「いのちのエール 初女おかあさんから娘たちへ」という本が素敵です。
この中に次のような文章があります。
P179
できるとか、できないとかではなく、そう「する」と決めて、「する」だけのこと。できる、できないは頭が決めること。
できても、できなくても、まったく問題ではない。
いま「する」こと。
つまり、行動力の問題ですね。
多くの人は先に「出来るか出来ないか」ということを考え、「失敗したらどうしよう」と思って、行動に移せないことがいっぱいあると思います。
そして、その消極的な考えが次の不安を生んで、もうどうしてよいのか分からなくなってしまいます。
それは行動しないから湧いてくる不安なんですよね。
ですから私はとにかく行動することをおすすめするのです。
そこがあらゆることの突破口になります。
* * *
ところで、この本の中に糠漬けのことが出てきます。

後ろから6行の文章が佐藤初女さんの言葉ですが、これは糠床のことをよく観察しておられるからこそ出てくる言葉ですね。
糠床の中に宇宙を感じ、人間の生き方を投影し、あるがままでいいのだと思わせてくれる深さがあります。
中川式糠床を維持している皆さんも、糠床に宇宙を感じるようになったら、俄然糠床が美味しくなるはずです。
菌のコントロールが上手くなるからです。
ところで、過去に佐藤初女さんのことに触れた記事があります。
お料理を大切にされながら、凛とした生き方をされているので、ファンも多いのですが、改めて初女さんの生き方を参考にされるといいなと思います。
きっとご自分の中に目指すべき方向が見えて来ると思います。
正食はイヤ! マクロビオティックをやりたいの! 2007.10.27
お料理以前(3)お料理は心で作るもの 2008.11.28
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