統合医療への流れ~自分で感じよう自分の身体~

きのうは四国の高松にある歯医者さんに定期検診に行って来ました。
忙しくてなかなか時間がとれず、久しぶりの検診でした。
私は体の定期検診はまったく受けていないのですが、歯の検診だけは受けています。
マクロビオティックではよく噛んでご飯を食べましょうと言いますが、歯が噛める状態になっていないとお話になりません。
噛めなくなると人間は途端に体調に影響が出ますから、歯の管理だけはきちんとしておきたいものです。
私が通っている歯医者さんは、歯だけでなく体をトータルで診てくださるのですが、行くたびに新しい試みをされていて研究熱心だなぁと思います。
最近の医学界では、新しいお医者さんたちが西洋医学だけでなく統合医療に向けて大きく動き出しています。
私も10年ほど前からそのようなお医者さんたちに接触してきましたが、お医者さんや看護士さんが一緒になって勉強会を続けています。
むしろ遅れているのは患者の方で、自分の体なのに他人任せなのです。
生き物は自分の体は自分で管理できるはずです。
それなのに人間だけがすぐお医者さんに行ってしまいます。
でも、お医者さんに行く前に自分で気づくことができるよ、そして人間はかなりの部分が自分で快復させる力を持っているんだよという考えが一番啓蒙したいことです。
私が通う歯医者さんではその視点に立って治療にあたってくれます。
先生が書かれた文章を下記に掲載させていただきますが、大事なことは「ご自身の体調が心身共に健康か不調かは、お医者様にご裁断頂くことではなくご自身で感じる事が大切です。」の文章に集約されるでしょう。
お口から全身の健康をチェックして、生き生きとした人生を過ごしたいものです。

*   *   *
<統合医療 当院が目指すもの>:歯科医師 松見哲雄

今医療の弊害が大きくなっています。人間を臓器別に切り分けパーツ医療全盛です。年々小さく細分化されています。医者が自分の専門領域以外に無関心なため、たった一人の患者さんの患っている不調(病気)が多くの領域に分けられ、別々に病名が付き、多くの治療や投薬を受けるようになりました。実際、当院でも多剤投与の弊害を多く経験します。また悪い所は簡単に切りとったり、(回復不可能になる)対症療法に終始する為、症状の固定化、薬漬け、長期にわたる緩やかな悪化がおきます。現代医療は急性疾患に対する緊急救命医療は優れていますが慢性病には無力ですし有害です。
また癌死は年間35万人近くになり年々益々増加しています。ところがアメリカの癌死は1992年にピークを打ち年々減少しています。交通事故死を例にとると、以前は年間1万人を超えていたが近頃は4千人程度です。これはエアーバックや種々の対策が効果的だったのです。日本の医療関係者は癌の治療は進歩し効果が出ていると高言していますが、治療器具や検査方法が多くなっただけで結果が全く伴っていません。この事はアメリカの癌死は減少しており日本の癌死は依然増え続けている事実が示しています。
私が信頼する高名な医者・医学者達(新潟大・安保徹教授、森下敬一博士、真弓定夫医師、慶大医・近藤誠医師)癌検診を受けるな、病院に近づくなとまで言います。検診を受けるほど癌になり、癌死が増え、早死にするとチェコリポートが報告しています。医療のアリ地獄です。しかし現実には体調不良を訴える人は増えています。どうしましょう?
松見歯科は虫歯・歯周病の治療・予防を切り口に、患者様やご家族の全身の健康創造を目的にしています。食事改善やお手当、種々の技法で統合的に心と身体を拝見します。当院に通院が始まると患者様ご自身やご家族の様々な病気、心身の不調が改善したとの報告が必ずあります。また当院の古くからの患者様で高齢者は歯を失わない、病気をしない、ボケない、寝たきりにならない方が非常に多いです。
虫歯の予防や歯の周りの歯肉・骨の維持管理、ユニークで害のない検査が病気からの回復、健康維持・増進に必ず役立つと確信しています。当院の持っている情報がうまく届くようにしっかり発信します。患者様も歯科領域という固定概念を取り払い、私達から情報を上手にお受け頂きたいと思います。ご自身の体調が心身共に健康か不調かは、お医者様にご裁断頂くことではなくご自身で感じる事が大切です。小さい不調を放置しないで解決しましょう。当院がお手伝いします。
松見歯科診療所 松見哲雄


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瀬戸内海








きょうは高松に行って来ました。
岡山から四国に向けて瀬戸内海を渡るわけですが、島が点在する海の上を渡るのは気持ちの良いものです。
何回渡っても穏やかな海の表情は、心までも凪の状態にしてくれます。
岡山側からスタートして高松までをiPhoneで写しました。
動いている電車の車内から写しているので鮮明ではありませんがお許しを。 
 


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本来のマクロビオティック


私は酢の物が大好物だった。
小さい時から好きだったらしく、母が作ってくれる酢の物の汁を一滴残らず飲み干していた。
でも、マクロビオティックを知ってからは、お酢は陰性だから、白砂糖が入っているからの理由で食卓から消えた。
結果としては消さなくても良かったのだけれど、当時の私のマクロビオティック知識は、陽性信仰が強かったからそのようになった。
ずっと愛用していた千鳥酢の代わりに梅酢が登場して、不思議な酸味を味わうことになった。
今はこうして外食の際に酢の物を頼めるようになったけれど、ここまでの道のりは長かった。
マクロビオティックに対する私の考え方は、体験をとおして刻々と変化し、マクロビオティックの指導者が伝えたかったこと、桜沢如一先生が言わんとしたことなどが、今はいっぱい私の中で整理されつつある。
もう少ししたら、その一部を皆さんにお伝え出来る日が来ることと思うが、マクロビオティックはやはり進化する必要があると思う。
受け売りの杓子定規のマクロビオティックではなく、あくまでも目の前にいる生きた人間に照準を合わせたマクロビオティック。
その照準を合わせるために陰陽のバランスをとることが本来のマクロビオティックであることを、今までもこれからも強く発信していきたい。
 


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「忖度(そんたく)」する人たち

きょう午前11時からジャーナリストの岩上安身氏による鳩山元総理に対するインタビューがあった。
岩上安身氏のIWJ(インディペンデント・ウェブ・ジャーナルの略称 )は、一般のテレビ放送と違って一切の編集がなされずに、生のままライブで視聴できるので、情報の正確性があって気に入っている。
きょうは鳩山元総理が岩上氏の質問に丁寧に答えておられた。
特に総理時代のことや小沢氏の件についての発言が、内田樹氏の記事と同じだった。
この記事が頭にあって鳩山元総理のお話を聴いていると誠に腑に落ちる。 
<内田樹の研究室>「忖度」する人たち

 


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桂剥き美人を発表します!

今年も熱い桂剥き投稿が終わりました。
投稿して下さった皆様、お疲れさまでした。

中川さんのブログではすでに桂剥き投稿のbefore afterが発表されておりますが、こちらでも記録記事としてそれぞれの方への寸評を加えて、皆さんの頑張りにお応えしたいと思います。
毎年思うのですが、中川さんの「練習は嘘をつかない」という言葉は、苦しいとき、挫折しそうなとき、進歩が感じられないとき、様々なときに心の支えになりますね。
ほんらい台所仕事は孤独な作業です。
ましてや桂剥きはもっと孤独です。
でも、同じ目標を持って一定期間を共有できるこの桂剥き投稿は画期的な練習方法であり、孤独を感じないで進歩することが出来ます。
それを上手に活かして上達してくださった皆さんが今回の桂剥き美人さんたちです。
桂剥き美人に選ばれてもこれで安心することなく、まだまだ上があることを認識し直して、もっと上を目指して頑張ってください。
惜しくもここに該当しなかった方々がたくさんおられますが、本当に僅差ですので、ここでストップしないで通過点と受けとめて練習を続けてください。
必ず「練習は嘘をつかない」を感じられるはずです。

<寸評>  中川善博より

< 2012年2月25日開催の包丁研ぎ講座受講者より>
・Ar(28−4)さん
きれいな指使いでみんなのお手本になってくださってありがとうございました。
桂剥きも包丁砥ぎも力ずくから繊細に変化されました。
ここからさきは一般家庭には不必要なレベルですが、子育てが落ち着いたらチャレンジしてみるのも良いでしょう。
いつでもアドバイスしますのでヤル気が出たらお知らせ下さい。
おめでとうございます。

<2012年3月20日開催の包丁研ぎ講座受講者より>
・Su(8−4)さん
手を切ってスタートが遅れたあなたは、このストリームから離脱されかかっていましたね。
止めそうなあなたのお尻を叩いて叩いて諦めないことを学んで頂きました。
やり続けるには体力が必要です。
それも学んでいただけたと思います。
きっと今でもまだ練習は続けてくださってると信じています。
だってこれからは自分で自分のお尻を叩きます。って約束してくださいましたものね。
おめでとうございます。

・Ki(14−1)さん
いままでの「自分」という殻を破ることになった一ヶ月でしたね。
怖かったでしょうが頑張りました。
途中で私を本当に信頼して「なんでもやってみる」という態度に変化されてからグングン進化されました。
素晴らしかったです。
まだまだ伸びしろがありますから練習を続けて下さい。
おめでとうございます。

・Ka(36−6)さん
多くの練習生のあこがれの的だったKaさんの作品でしたが、私とあなただけにしか判らない「未達点」がありますよね。
それにむけての練習の一ヶ月でした。
私はかなり未達に近づけたのではないかと思っています。
赤ちゃんがはいはいから初めてつかまり立ちするような大幅な見た目の進化はもう無いでしょうが、コンマ何秒かを削りだすような五輪の世界に例える事ができるでしょう。
おめでとうございます。

<2012年3月24日開催の包丁研ぎ講座受講者より>
・Fu(24−6)さん
桂剥きに憧れて、やっと幸せコースに通い始めたあなたは活き活きと剥き始められましたが、思いと現実の差に愕然とされていました。
自分が判ってからの進化が素晴らしかったですね。
自分が思っているほど実は自分はそれほどできないんだ。という事が判ってから本当の進化がはじまります。
これはあなたの財産になるでしょう。
おめでとうございます。

・Ya(3−4)さん
どうしてこんなに力むのでしょう? というくらい力んでおられたあなたからなんとか柔らかさを引き出そうと必死だった一ヶ月でした。
いろいろ試して生卵も使いましたね。
絶対に上達するんだという強い意思でここまで進化されたあなたは立派な桂剥き美人です。
まだまだもっともっと柔らかく剥くことは可能です。
練習を続けてくださいね。
おめでとうございます。

<2012年度 第4期幸せコース受講者より>
【Aクラス】
・Ta(34−9)さん
普段、ほとんど包丁を使ったことがなかったお嬢さんがたった一ヶ月でここまで進化されたのですから驚きです。
高効率というのはこの事でしょう。
素晴らしい進化を見せて頂きました。
ご自分でもすでに分析済みでお気づきの改善点がありますね。
それを一つずつ確実になくしていって下さい。
一ヶ月で覚えた技術は練習をやめると10日間で忘れます。
練習は続けてくださいね。
おめでとうございます。

・Ha(31−7)さん
最初から上手に剥けているようですが、春の単発講座からの進化を見ると眼を見張る進化がありますね。
よく頑張りました。
あなたの中では「もう少しこうしておけば良かった」点があるでしょう。
あったほうが良いのです。
まだまだ伸びしろの塊です。
心身ともにこれからも上達して下さい。
一定を続けるというのはこれほど難しいことなのか。ということが判ったのは財産ですね。
おめでとうございます。

・Ho(3−3)さん
あなたほど動画投稿の恩恵を受けた方はいないでしょう。
iPhone、iPadが無ければ一ヶ月でここまで延びることは難しかったでしょう。
あなたとNaさんのお陰でむそう塾の桂剥き指導スキルも上達できました。
お礼をいわねばなりません。
朝に夕に深夜に、練習を重ねてこられた事は絶対にあなたの財産になります。
逃げないあなたは強くなりました。
素敵ですよ。
おめでとうございます。

【Bクラス】
・Ka(36−3)さん
桂剥きをみんなで切磋琢磨したくて幸せコースに参加してくださったあなたが、現実の厳しさを嫌というほど感じた一ヶ月でしたね。
でも逃げずに良く頑張りぬきました。
ご自分では遅々として進化しない自分に苛立ちさえ感じて居られたでしょうが、全体を見ている私からすれば奇跡の進化です。
むそう塾の指導法にまちがいなしと確信できました。
ありがとうございました。
おめでとうございます。

【Cクラス】
・Mo(7−14)さん
こんなはずじゃ無い、私はもっと出来るはずだ、という思いと現実の差に打ちのめされた初期でしたがその思いを一掃できたあなたは強かったですね。
よく自分で分析してアドバイスを無駄にしないように研究されていました。
私はあなたのケレン味の無い真っ直ぐな芯が好きでした。
もっともっと上手になれますから練習は止めないで下さい。
おめでとうございます。

・Ku(49−1)さん
初日のあなたの剥き方を見ていて、ここまで進化されるのは想像できませんでした。
小さなお子様の子育てもあり、刃物を使う練習時間は限られている中でよく工夫して無駄なく進化されました。
たいしたもんです。
投稿回数は少なかったのに、投稿する度に大きなストライドで前進されてました。
気持ちよかったですね。
これからも工夫と練習を絶やさぬように頑張りましょう。
おめでとうございます。

【Dクラス】
・Na(2−1)さん
難儀しましたねぇ。
はっきり言って本当に手こずりました。
でも私には試練だと思って真剣に「どうしたらこの人を上達させられるか」を考えました。
動画投稿があったからこの短期間で引き出せたのだと思っています。
私の中ではあなたとHoさんを一人前にできたら私がやっと一人前になれるのだと目標に掲げておりました。
あなたの止めない練習が実を結びましたね。
まだまだ脱力できますので頑張りましょう。
おめでとうございます。

<マクロ美風より>
 中川さんの寸評を読んでいると、私は涙がこぼれました。
決して手抜きせず、じっくり真剣に導いてきた愛情を感じるからです。
教える側と教わる側の信頼関係の上に成り立ったこの桂剥き投稿。
そして必死に練習してくださった塾生さん。
教える中川さんは体力的にとてもしんどい指導法ですが、毎年ドラマがあって、私は桂剥き投稿が好きです。
中川さんの「一ヶ月で覚えた技術は練習をやめると10日間で忘れます。」という言葉を肝に銘じて、今のレベルをほんまもんの技術まで高めてくださることを願っております。
なお、桂剥き美人さんには、後日「檜のまな板」を発送させていただきます。
楽しみにお待ちくださいませ。


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